RK-3はきだめスタジオブログ

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睨んで睨んで〜2026明治安田J1百年構想リーグWEST第16節 ガンバ大阪 vs サンフレッチェ広島 マッチレビュー&試合考察〜

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アメリカ館のあいつ!?

 

どーもこんばんは

 

 

さてさて、本日のマッチレビューは2026明治安田J1百年構想リーグWEST第16節、ガンバ大阪 vs サンフレッチェ広島の一戦です!

 

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迸る熱の下、ゴールデンウィークも終わり、いよいよ汗ばむ季節。そんな中、連休こそ働く立場の職種で凄まじい戦いを繰り広げているのが今のガンバです。

4月4日から始まったなか2〜3日の11連戦。ガンバは初戦となる京都戦ACL準決勝こそ勝利しましたが、その後は90分での勝利にはなかなか辿り着いていません。しかし宇佐美や中野といったこれまで怪我で出場していなかった選手が帰ってきて、なんとか勝点1だけはどの試合でも死守している。その粘り強さは今のチームが持ち合わせたものでしょう。その結実が前々節神戸戦での5-0勝利だったと思います。

前節名古屋戦では直接対決に敗れて、百年構想リーグの優勝は難しい立場になってしまった部分は実情としてあります。しかしながら、ガンバには目指さなければならない目標がある。この広島戦は今シーズンを似た立場で迎えた相手にして、ガンバにとっては11連戦最後の試合であり、アジアへの挑戦の合法。自信、後押し…それらを勝ち取る偉大なる勝点3に期待しています。

両チームスタメンです。

 

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試合前の報道ではターンオーバーも示唆したヴィッシング監督ですが、実際に前節名古屋戦からはスタメンを6人変更。ボランチには鈴木徳真と初先発となる山本天翔を抜擢し、トップ下にはジェバリでも宇佐美でもなく食野亮太郎をスタート位置としては初めて使ってきました。イッサム・ジェバリと安部柊斗はベンチから外れています。

広島はPK戦で敗れた前節神戸戦からのメンバー変更は1人のみ。ボランチを中島洋太朗から普段はWB起用がメインの新井直人をボランチとして先発させてきました。W杯メンバー入りの可能性を持つGK大迫敬介にとってはメンバー発表前最後の公式戦という大事なシチュエーションです。

 

 

 

本日の会場は大阪府吹田市、パナソニックスタジアム吹田です。

 

 

この試合では「アメリカスタグルフェス」と銘打ち、一部店舗でアメリカン仕様の特別メニューが展開される他、昨年行われた大阪・関西万博のアメリカ館キャラクターのスパークが来場し、パビリオンをモニター映像で擬似体験できるイベントを実施。またGAMBA BEERSTREAMも3周年イベントを開催し、特別セットの販売やプレゼントも配られるとの事。

ガンバにとってこの試合はACL2決勝前最後の試合となる為、試合後には壮行会として全選手、全コーチングスタッフが登壇してセレモニーを実施。キャプテン中谷進之介の挨拶も行われます。"その刻"が迫ってきましたね。

 

 

 

 

立ち上がりからチャンスを作ったのはガンバでした。名古屋戦では立ち上がりから名古屋の設定を構築されてしまった状況を踏まえ、この日は前線から積極的にアクションを起こす形を取ると3分には中谷、山下と縦パスを2本通して抜け出したヒュメットがネットを揺らしますがオフサイド判定。6分にも左サイドからのマイナスの折り返しに鈴木が走り込みますがわずかに枠を捉えられず。

とはいえガンバは8分には新井直人にシュートを打たれるピンチを迎えるも、基本的には立ち上がりから前に出る構図を作れたこともあり、広島からすれば低い位置でのビルドアップから大回り的に攻めなければならない状態になるような形で試合を進めることができていました。

 

 

 

その後は目立ったチャンスこそさほど多い展開ではなかったものの、基本的にガンバの方がミドルゾーンで上手く立ち位置を取ってボールを動かしながら安定した保持の状態をキープしており、逆に広島の方が前線にアクセスする方法を探しながら、データ上では前めのポジションを維持しながらも全体的に大回りな傾向になっていました。

全体的にスローペースな試合ではありつつも、ガンバもヒュメットとセンターで起用された食野のところで上手く制限しつつリズムを構築しようと伺っていきます。

 

 

 

39分には右サイドから山下のポケットへのスルーパスを受けたヒュメットが右脚を振り抜きますが、ここはW杯メンバー発表を控える大迫敬介がファインセーブ。

ただ広島は広島でしっかりと要所要所のところは潰しながら、彼らにとっても望み通りの展開ではなくてもチームとしてのエラーも犯さず、両チームともに狙うところと割り切るところのメリハリを付けながら睨み合うように前半終了。0-0で後半へ。

 

 

 

ガンバは後半から奥抜を下げて南野遥海を投入。食野を左に戻し、南野とヒュメットの2トップ状の形に。

ガンバも前半のような中央でのショートカウンターというよりもサイドにポイントを作るような形に変更してきたことで、前半と比べても両チームともにサイドでの応酬という趣が強くなっていきました。後半もお互いにとって決定機になかなか結びつけられない展開が続き、59分には山下が抜け出してあわや決定機という場面に持ち込むもシュートには至らず。

 

 

 

広島は56分に加藤と直前に脚を痛めた木下を下げてジャーメイン良とガンバの下部組織出身でもある鈴木章斗、ガンバは65分にヒュメットを下げて宇佐美貴史を投入し、南野と宇佐美が縦関係になる形に戻します。

しかし68分、その瞬間は唐突に訪れました。右サイドからジャーメイン良が入れたスルーパスに鈴木章斗が反応しましたが三浦弦太が身体を入れて対応。GK荒木琉偉に処理させるつもりで三浦、荒木の2人とも対応しましたが、隙間から脚を伸ばした鈴木がどうにか折り返すと走り込んでいた東俊希が無人のゴールに流し込む形になってゴール。お互いにエラーの少ない試合でしたが、均衡は予想外の形で生まれることに。

 

 

ガンバには更にアクシデント発生。72分には山本が負傷交代となり、ガンバは逆に負傷から復帰したウェルトンを投入。食野を守備時はボランチ、攻撃時は鈴木をアンカーにして宇佐美と食野が2シャドー的な形になるように変更すると、同じタイミングで中野を下げて初瀬亮も投入。更に79分には食野を下げて倉田秋も送り込みます。

83分、岸本のグラウンダーのクロスに対して南野とGK大迫が交錯。南野が粘ってボールを落とすと、走り込んだ宇佐美は無人のゴールに流し込むのみかと思われましたが…横からカバーに出てきた塩谷がブロック…。ガンバはこの日最大の好機を相手DFのスーパークリアに阻まれる格好に。

 

 

アディショナルタイムには独力の突破から決定機に持ち込んだ岸本も阻まれ、なんとか宇佐美を中継点に左右に揺さぶってワンチャンスを目論むガンバでしたが、最後まで最後の一本が入らずに試合終了。広島は4試合ぶりの白星となり、ガンバは百年構想リーグ優勝に向けて痛い一敗となり、ACL2決勝前最後の試合を勝利で飾る事はできませんでした。

 

 

 

ある意味では自然なゲームだったと思います。

立ち上がりは割りかしガンバが自分達の望むゾーンでのゲームができるような状況に持っていけたようには見えたんですよね。早い段階で敵陣でプレーできる状況を作りつつ、そういう陣形を確立する。そこから保持のフェーズに持っていく…と。特に名古屋戦は序盤からそういう状況を名古屋に作られてなす術なくなった感があったので、この試合では特に先にアクションを起こせるような状況の構築を目指している感はありました。

しかし広島はそこでちゃんとブロックを組んでガンバに対してスペースを与えなかった。試合中の記述では「広島も大回り的な攻撃に終始した」とネガティブ寄りの書き方をしましたけど、実際に広島の攻撃もガンバにとってそこまでの脅威となるようなシーンは多く無かったものの、裏返せば広島もそこでリスクを取って無理に仕掛けなかった事でガンバが目論むドツボをかわすような振る舞いを見せてきた。ガンバはガンバで、そこで攻め急ぐようなことも無かった。お互いにそこのブロックの維持、均衡の維持は両チームとも集中して保っていたと思います。マイナスな意味ではなく、両チームともある程度攻撃は攻撃陣に任せようとしている印象はありましたね。その結果としては、リスクをケアしながら攻めていく手立てがガンバにとってはインサイド、レーンのコースを取りながらの速攻でしたし、広島は大外から回っていく形の攻撃だったと思います。

 

 

 

そういう意味では、この試合は両チームにとって務めてエラーの少ない展開になりましたし、逆に言えばある意味でエラー待ちの展開、相手がエラーを起こしたタイミングで畳み掛けていくような睨み合いでした。お互いに最後までチームとしてのエラーは起こさなかったと思いますし、その決着がついたシーンが個人間でのエラーのようなシーンだった事は、ある種この試合の勝敗を分ける上では自然な結末だったのかなと。個人的にあのシーンは三浦も荒木も間違った判断では無かったと思うので、エラーというよりは鈴木がよく足を伸ばしたと讃える方が正しいようには思いますが、お互いにああいう一瞬を待っていたような試合で、それを広島が掴んだ…という意味では、試合内容に辻褄の合う結果だったな…という印象はありましたね。

そういう意味ではこの日のガンバは良い評価はそこまでできないけど悪い評価もそんなにできないというところが素直なところで、逆に言えばチームとしての規律はちゃんと守っていたと評される展開だったと思います。ただそれが出来ていたのは広島も同じでしたから、その為には相手がエラーを起こすか、個人でなんとか剥がしていくしかなかった。その点では両チームの守備陣がしっかり仕事をした結果ですし、ボランチのところでコントロールが効いていたゲームと言えるでしょう。

 

 

さて、次にガンバ大阪がピッチに姿を現す舞台はサウジアラビア、ACL2決勝です。

アルナスルがどこまでガンバを分析して、どこまでガンバ対策的なやり方をしてくるかはわかりませんが…ガンバにとって重要なのは、この試合のように「エラー待ち」の展開になった時に耐久戦を耐えれるだけ胆力を持てるかどうか、京都戦や名古屋戦のようにトップ下の起点のところを徹底的に潰された時に第2の方策をどう持ち合わせるか、そこがガンバの懸念材料というか、クリアしなければならない部分だと思います。町田vsアルアハリのACLE決勝を見てもわかるように、少なくとも個人のパワーでは世界のトップタレントをかき集めてきた彼らに分がある。とはいえガンバも一定以上のクオリティは持っている訳ですから、パワーに対してどうやって柔・剛を使い分けていけるか。そこに期待していきたいところです。

いずれにしても、この大舞台には色々なものがかかっています。今いる人間の夢、キャリア、想いがこのチームに乗っかっている。ダニエル・ポヤトスを筆頭にこの舞台にチームを連れてきた人達がいて、共にグループステージを戦いながらチームを離れた人もいる。なによりも、9個目の星を獲得し、新スタジアムを迎えて「その日はそう遠くはない」と信じながら悔しい時間を過ごした10年分の想いが詰まっている。その星が鎮座するフィールドに立つ資格を得たその時点で、未来はもうガンバの手の中に握っています。困難なアウェイゲーム、困難な対戦相手。しかし決勝は最も高いハードルであるべき舞台ですから、対戦相手としてこれ以上のシチュエーションもないでしょう。

王者になるには、王者のような者達を倒さなければならない。ガンバが挑むこの舞台。全ての期待を背負う彼らの奮闘と良き結末を祈っています。

 

 

 

【うれしはずかしじゅんいひょうのコーナー】

2026明治安田J1百年構想リーグ第16節

 

《EAST》

水戸ホーリーホック1-4浦和レッズ

横浜F・マリノス1-1(4PK5)鹿島アントラーズ

FC東京2-1東京ヴェルディ

柏レイソル1-0川崎フロンターレ

ジェフユナイテッド千葉0-2FC町田ゼルビア

 

1位 鹿島アントラーズ(39)

2位 FC東京(35)

3位 FC町田ゼルビア(31)※1

4位 浦和レッズ(24)

5位 東京ヴェルディ(24)※1

6位 川崎フロンターレ(23)

7位 水戸ホーリーホック(18)

8位 横浜F・マリノス(17)

9位 柏レイソル(14)

10位 ジェフユナイテッド千葉(12)

※1 15試合消化

 

今節にもEAST優勝が決まる可能性があった鹿島ですが、横浜FMに先制される展開でアディショナルタイムにレオ・セアラの得点でPK戦に持ち込み、W杯メンバー発表前最後の試合で早川友基がPKストップを見せて勝利し勝点2を確保。一方、自分達が負けて鹿島が勝った場合は鹿島優勝が決まる状況で東京ダービーに挑んだ2位FC東京も、1-1で迎えたアディショナルタイムに長倉幹樹が逆転弾を決めて劇的勝利し優勝の可能性を繋ぎ止めました。EASTは3位町田まで優勝の可能性が残っていますが、FC東京及び町田は残り試合をPK戦を含めて全勝が最低条件。鹿島は勝点3を積めばFC東京と町田の結果を待たずに優勝が決まります。

下位では7連敗で監督交代に踏み切った浦和が田中達也暫定監督の就任から4連勝を記録し、東京Vの試合数が少ないため暫定ながらも順位を4位までジャンプアップ。また、ここまで6連敗で前節には最下位に転落するなど苦しい時間が続いていた柏が後半の細谷真大のゴールでようやく勝利して連敗脱出。千葉が町田に敗れた為、なんとか1試合で最下位脱出に成功しました。

 

《WEST》

セレッソ大阪3-2V・ファーレン長崎

清水エスパルス1-1(4PK3)アビスパ福岡

ヴィッセル神戸0-3ファジアーノ岡山

ガンバ大阪0-1サンフレッチェ広島

名古屋グランパス3-0京都サンガFC

 

 

1位 名古屋グランパス(31)

2位 ヴィッセル神戸(28)※2

3位 ガンバ大阪(25)※3

4位 セレッソ大阪(25)

5位 サンフレッチェ広島(24)

6位 清水エスパルス(24)

7位 ファジアーノ岡山(23)

8位 アビスパ福岡(21)※3

9位 京都サンガFC(20)※2

10位 V・ファーレン長崎(19)

※2 15試合消化

※3 17試合消化

 

前節はG大阪との直接対決を制して暫定ながらも首位に立った名古屋は今節も京都に3-0で快勝し首位をキープ。一方、ACLEのサウジアラビア遠征から帰国してから振るわない神戸はホームで岡山に0-3で敗れており、これでACLEから帰国してから4試合で90分勝利がない状況になっています。また、上位陣ではACL2決勝前最後の試合となったG大阪が広島に敗れた一方、C大阪が終了間際の香川真司の決勝点で長崎に勝利。この結果、試合数の関係で3位G大阪の優勝は消滅したものの、4位C大阪には優勝の可能性が残っている状況となりました。名古屋は水曜日に行われる神戸の未消化分の試合の結果次第では次節で優勝を決められるチャンスを有します。

下位では4月半ばまでは優勝争いのグループにいた京都がGWの連戦でPK戦の1勝しか果たせず大失策。試合数が少ない立場ながら9位まで順位を落とす事態に陥っています。

 

 

リヤドシーズンになんてさせねえ

ではでは(´∀`)