
この前せっかく名古屋行ったのにほぼ何もできずに帰ってしまった
どーもこんばんは
せっかく名古屋行ったのに、せいぜい名古屋駅で飯食う以外なにもできずに終わった pic.twitter.com/q0l7jcTpAx
— RK-3 (@RK3_gsgb) 2026年4月22日
さてさて、本日のマッチレビューは2026明治安田J1百年構想リーグWEST第15節、名古屋グランパス vs ガンバ大阪の一戦です!
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百年構想リーグも残り4試合。ACL2の関係で1試合前倒ししているガンバにとっては残り3試合となりました。…え、もう3試合しかないとな!?
ガンバにとって、この短期決戦はまさしく二兎を追い続ける戦いでした。セントラル集中開催のACLEとも異なり、常にミッドウィークにACL2やそれに伴い変更された日程が入り込む毎日。その日常は想像以上に良い方向性に向かっていたとはいえ、90分勝ちが極端に少ない状況が示す通り、どこか行ききれない時期が続いていました。
そんな中、首位を走る神戸を相手に見せたあの圧勝………。長年苦杯を嘗めさせらた彼らに突きつけた衝撃は、このチームにとって最初で最後の特別大会の可能性を蘇らせた。妥当神戸…首位を神戸を追う2位名古屋、3位ガンバの直接対決です。長年鎬を削ってきた老将が織りなすアタッキングフットボールを前に、ガンバはブレイクスルーのタイミングを見せつけることができるでしょうか。シーズンの大一番です!
両チームスタメンです。


ガンバは5-0で勝利した前節神戸戦からのスタメン変更は2人。食野亮太郎と奥抜侃志の交代はウェルトンも含めてよく行うローテーションですが、今日は右SBとしてここまではCB起用がメインだった池谷銀姿郎を選出。前節は負傷交代となった岸本武流、一時的に負傷離脱していたイッサム・ジェバリはベンチに戻ってきています。
前節は長崎に逆転勝利を収めた名古屋ですが、そもそも長崎戦が前々節岡山戦からスタメン全員変更、尚且つ岡山戦で先発した選手は木村勇大以外全員ベンチ外にする大胆なターンオーバーを敢行していた事もあり、この試合も長崎戦からは徳元悠平のみ残してスタメンを10人入れ替えてきました。ただし森島司がベンチ外になっており、この日は高嶺朋樹を一列上げて稲垣祥とWボランチを組ませています。
本日の会場は愛知県豊田市、豊田スタジアムです。
https://x.com/GAMBA_OFFICIAL/status/2051883195373891730/video/1?s=46
豊スタでのアウェイ名古屋戦は何気に4シーズン連続で5月なんですね。埼玉スタジアムに次ぐ日本代表の準本拠地としてパナスタと共に重宝されているこのスタジアムも開場25周年となりました。今年はアジア競技大会が名古屋で開催され、サッカー競技の決勝戦会場として使用される事も内定しています。試合前にはACL2決勝を控えるガンバに対して激励のメッセージも。
名古屋は第11節福岡戦より改修工事を終えたパロマ瑞穂スタジアムの使用を再開しており、本拠地二頭体制が再び復活。マリノスの三ツ沢や首都圏クラブの国立競技場のように年に数試合を行う準本拠地を持っているクラブはいくつかありますが、使用割合が5:5に近い本拠地を2つ持っているのはJリーグではグランパスのみ。新たな瑞穂が誕生して、運用がどうなるかも気になるところです。
立ち上がりはややガンバ方がボールを保持する展開で比較的スローペースに試合が進んでいました。しかし名古屋はWBが積極的にサイドを狙いながら活路を見出そうとすると8分、名古屋は左サイドを中山克広がドリブルで深みを取ってからマイナスにパスを送ると、走り込んだ稲垣祥が十八番のようなミドルを決め切って名古屋先制。
https://x.com/J_League/status/2051921397694525800/video/1?s=46
ガンバの試練は続きます。名古屋はWBで幅を取りながらSBのプレスを誘い出し、ガンバは選手間の距離感を拡げられてしまう形でプレスがうまくハマらず、さらに17分には安部柊斗が負傷退場となり山本天翔との早期交代を余儀なくされる形に。
ガンバもなんとか長めに繋いで宇佐美に入れるまではできたものの、基本的にマンツーマン守備を基調するとする名古屋は前々節京都戦とガンバの同様にトップ下に徹底的にチェックしてきており、なかなかガンバは攻撃の展開ができないまま名古屋のプレスに絡め取られる時間が続きます。
対する名古屋はハイラインを取ろうとするガンバのssBの背後、それに対してスライドの動きを強いられるガンバのCB…上下左右に対して激しいアップダウンとポジションチェンジを強いられたガンバに対し、サイドエリアやポケットのところを深く取って折り返す攻撃を連発。
33分、ポケットでボールを溜めた浅野雄也の落としから原輝綺がクロスを入れると木村勇大が合わせて2-0…。
https://x.com/J_League/status/2051907809298743599/video/1?s=46
ガンバにとって最初の大きなチャンスは37分。中央でパスを受けて持ち運んだ奥抜のスルーパスに左に流れた宇佐美が反応。しかしシュートはGKシュミット・ダニエルが好セーブで阻止。
前半の間は最後まで名古屋のペースの中でのゲーム展開を余儀なくされ、ガンバのチャンスと呼ばれるシーンも前述の宇佐美のシュートくらい。逆に名古屋のプレスに捕まり、ガンバの方がかなり走らせる形になって0-2で前半を終えます。
選手交代なしで挑んだ後半も展開は大きくは変わらずに進みました。
50分過ぎには少しガンバも前線でボールを持てる時間が続いたものの、そうすると今度は名古屋に奪われた後のプレスが噛み合わず61分にはカウンターで左サイドを抜け出した浅野のクロスに木村が合わせたヘッドがポスト直撃。62分にも徳元の折り返しから中山に合わせられる決定機を迎え、これも枠は外れたものの決定的なピンチを多く作られている状況でした。
ガンバは62分に南野、宇佐美、奥抜を下げてヒュメット、食野亮太郎、中野伸哉を投入。食野はトップ下、中野は左WGといつもと異なる位置で反撃を狙います。名古屋もさすがに前半ほどのテンションで攻撃を仕掛けてくる訳ではありませんでしたが、ガンバの選手がサイドにボールを運んだところで2〜3人で囲いながら奪いにくる守備を徹底して継続。ガンバはボールを持てる時間は増えたものの、どうしてもそれぎチャンスに繋がりません。
81分には最後のカードとして山下を下げて中村仁郎を投入。82分には食野のクロスに美藤が合わせますがGKシュミットがファインセーブ。
アディショナルタイムに入ると、右サイドでボールを持った途中出場の中村仁郎がドリブルで持ち運び食野にパス。食野のシュートはGKシュミットに弾かれるも、こぼれ球を美藤が押し込んで1点を返します……が、反撃には遅く試合終了。
2-1というスコア以上に内容で差をつけられる形で上位直接対決を落とす結果となりました。なお神戸がPK戦までもつれこんだ事で名古屋は暫定ながら首位に立っています。
https://x.com/GAMBA_OFFICIAL/status/2051927629666906124/video/1?s=46
厳しい試合でしたね。
印象としては、早い時間帯から名古屋に試合の外枠みたいなところを固められてしまったかなと。
名古屋に完全にゲームの外枠を作られてしまったようなゲームだったなあと…。
— RK-3 (@RK3_gsgb) 2026年5月6日
ある意味で、あとはなるようにしかならないような形になってしまったというか…。
ミシャのチームらしいと言えばらしいですが、名古屋はWBにSBではなくアタッカータイプの中山と浅野を並べてきました(試合によってはSB系の野上にする事もあるけど)。なので攻撃時の名古屋のビルドアップはなるべくワイドな形になっていって、5レーンとの出し入れのところで、インサイドのレーンで後方支援として左右のCB、ポケットの攻略にシャドーが走るような形で回る攻撃を構築してきた。2点目なんかは深くまで侵入した浅野からフォローに入った原のクロスから生まれた得点でしたし、そういうリスキーなまでの攻撃のボリューム感を出していくサッカーは彼らの理想とするところでしょう。
当然ながらそれは名古屋にとって大きなリスクにもなる訳ですけど、まず名古屋はWBが確保する幅を起点とした試合の外枠設定を早い時間でうまく構築出来たんですよね。それによって、基本的にはマンツーマンで行きたいガンバとしてはプレスに要する時間と距離が増えてしまい、気が付いた時にはSBが名古屋のWBとシャドーかCBに対して2対1を作られている状況になってしまった。例えばガンバの左サイドなら浅野が持った時に初瀬が行くとフォローに入った原と2対1を作られている。そこで中谷がスライドしてくれば中央の木村が空き、中谷がステイすればポケットに和泉が走り込む…という状況がスパイラルのように繰り返し起こっていましたし、ただでさえガンバは連戦だった訳で、そういう殴られ方をずっとすると跳ね返すだけのパワーを出しにくくなるんですよね。
加えて、ガンバがボールを奪えても基本的にはガンバ陣内でしたし、名古屋はマンツーマンプラスでサイドに追い出してからシャドー・WB・ボランチがサイドに流れたSBやWGを囲うように守ってきた。それだけでガンバの前進が相当困難になってしまったところはあったと思います。
同時に…これは前々節京都戦、前節神戸戦のマッチレビューで書いたことそのままなんですけど、基本的に今年のガンバはトップ下を攻撃の中継基地として、交通整理やチャンスメイクをトップ下に一任している設計になっているんですよね。だからこそジェバリや宇佐美のように、機動力よりもキープ力、展開力、ラストパスの選手、相手が寄せてこない時にミドルを打てる能力が必要になってくるという特殊ポジションみたいな運用をしているんですが(それゆえに満田が出場機会を失った)、ジェバリがプレーした第9節京都戦、宇佐美がプレーした前節神戸戦はミドルゾーンゆえにややゾーンで囲うように相手が守ってくれたので、トップ下が創造性を存分に発揮できた。逆に宇佐美がプレーした前々節京都戦とこの試合では、相手はトップ下へのマンツーマン守備を徹底して行なってきたんですよね。名古屋も稲垣と高嶺のWボランチに加えて、守備時には和泉も加勢した3センター気味にトップ下を消しに来た。現状、ちょっとガンバはここを消されてしまうと……。アディショナルタイムの得点シーンみたいにサイド突破に振り切るしかなくなってしまう部分がある。京都戦もそうでしたけど、そこは良くも悪くもジェバリでも宇佐美でもあまり変わらないポイントではあるんですよね。
いずれにせよ、名古屋はガンバのプレスを瓦解する為のポジショニングとビルドアップの設定を構築し、トップ下以外には外に追い出す為の、外に追い込んだ後の選手とトップ下には徹底的に潰す為のマンツーマンプレスをうまく使い分けていた。そういう試合の外枠を早い段階から固めてしまったことで、後はガンバを蟻地獄的に同じところを回っているような状態に追い込めたのかなと。連戦という状況はチームの消耗もそうですし、オプション的なパターンを仕込めるだけの時間がないという事でもあるのでどうしようもない部分があるのは確かですが、そういう試合の設定を固められた時にひっくり返せるだけのパワーが残っていなかった…というのはこの試合の全てだったように思います。ヴィッシング監督も試合後のコメントがそういうものでしたけど、単純にこの日の名古屋がほぼ完璧なゲームをしてきたのは確かで、言ってしまえばそれが全てだったようなゲーム…という側面はあったんで。
【うれしはずかしじゅんいひょうのコーナー】
2026明治安田J1百年構想リーグ第15節
《EAST》
FC東京0-3ジェフユナイテッド千葉
鹿島アントラーズ3-0水戸ホーリーホック
FC町田ゼルビア2-0横浜F・マリノス
川崎フロンターレ1-0東京ヴェルディ
柏レイソル0-1浦和レッズ
1位 鹿島アントラーズ(37)
2位 FC東京(32)
3位 FC町田ゼルビア(28)※1
4位 東京ヴェルディ(24)※1
5位 川崎フロンターレ(23)
6位 浦和レッズ(21)
7位 水戸ホーリーホック(18)
8位 横浜F・マリノス(16)
9位 ジェフユナイテッド千葉(12)
10位 柏レイソル(11)
※1 14試合消化
鹿島独走状態とも思われたタイトルレースは、鹿島が直近2試合で勝点2だったのに対し、FC東京が2連勝で一時的に首位に立った瞬間があった事からマッチレースに持ち込む可能性を繋ぎましたが、鹿島が茨城ダービーで水戸を3-0で下した一方、FC東京はホームで最下位千葉に0-3で敗北。4連勝中だったFC東京は90分負けとしては第4節柏戦以来となり、鹿島は次節にもEAST優勝決定の可能性が出てきました。
下位争いでは前述の通り、最下位だった千葉が2位FC東京を相手に敵地で圧勝して最下位脱出。逆に前節同様に0-1で敗れて6連敗となった柏が最下位に転落しました。一方、柏に勝利した浦和は7連敗の後、田中達也暫定監督体制で3連勝かつ3戦連続の完封勝利を収めています。
《WEST》
清水エスパルス1-1(5PK3)セレッソ大阪
V・ファーレン長崎2-1ファジアーノ岡山
名古屋グランパス2-1ガンバ大阪
サンフレッチェ広島1-1(4PK5)ヴィッセル神戸
1位 名古屋グランパス(28)
2位 ヴィッセル神戸(28)※2
3位 ガンバ大阪(25)※3
4位 清水エスパルス(22)
5位 セレッソ大阪(22)
6位 サンフレッチェ広島(21)
7位 京都サンガFC(20)※2
8位 ファジアーノ岡山(20)
9位 アビスパ福岡(20)※3
10位 V・ファーレン長崎(19)
※2 14試合消化
※3 16試合消化
一時は神戸が独走体制に入ったかと思われたWESTですが、首位神戸は今節は広島相手になんとかPK戦で勝利するも、ACLEのサウジアラビア遠征から帰国後は3試合で勝点3に止まり足踏み。そんな中で今節は2位名古屋と3位G大阪が神戸追撃を狙う直接対決を迎えましたが、名古屋が前半の2得点で勝利を収め、神戸が1試合少ないため暫定ながらも首位に躍り出ました。
首位から最下位までの勝点差が26点のEASTに対し、勝点差が9点しかないWESTの下位争いは、一時は優勝争いに絡みながらも4月から一気に足踏みした京都が8位岡山、9位福岡と同勝点の7位まで転落。一方、長崎は岡山に勝利し、90分の勝利数だけなら名古屋、神戸に次ぐ3番目となる6勝目を挙げながらも最下位を抜け出せていません。
うなぎたべたい
ではでは(´∀`)