ルヴァン杯のちょっとだけ興味深いデータ〜J1リーグとの関係〜

マクドのポテトの当たりと外れの差や如何に。

 

どーもこんばんは

 

あっ、最近YouTubeの方で試合解説ラジオ的なものを試運転してみました。現段階ではヴィッセル神戸vsサガン鳥栖戦しかレパートリーがございませんが…宜しければ是非!

 

 

 

2019JリーグYBCルヴァンカップが開幕しましたね!

 

というわけでまずは、グループリーグの組み合わせから確認していきましょう。

 

グループA

北海道コンサドーレ札幌

横浜F・マリノス

湘南ベルマーレ

V・ファーレン長崎

 

グループB

FC東京

ベガルタ仙台

サガン鳥栖

柏レイソル

 

グループC

セレッソ大阪

ヴィッセル神戸

名古屋グランパス

大分トリニータ

 

グループD

ジュビロ磐田

ガンバ大阪

清水エスパルス

松本山雅FC

 

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改めておさらいしておくと、4チームの総当たりでグループステージを戦った後、上位2チームがプレーオフステージに進出となります。このホーム&アウェイ方式で行われるプレーオフステージに勝利したチームが、ACL出場組の待つ決勝トーナメント(準々決勝)に進出する…という流れです。

 

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…で、今回はそんなルヴァン杯の見どころというか、ちょっとしたポイントをご紹介したいと思います。まずはコチラをご覧下さい。

 

Jリーグ杯歴代優勝チーム】

(1995年は未開催)

1992年 ヴェルディ川崎

1993年 ヴェルディ川崎(優勝)

1994年 ヴェルディ川崎(優勝)

1996年 清水エスパルス(10位)

1997年 鹿島アントラーズ(2位)

1998年 ジュビロ磐田(2位)

1999年 柏レイソル(3位)

2000年 鹿島アントラーズ(優勝)

2001年 横浜F・マリノス(13位)

2002年 鹿島アントラーズ(4位)

2003年 浦和レッズ(6位)

2004年 FC東京(8位)

2005年 ジェフユナイテッド千葉(4位)

2006年 ジェフユナイテッド千葉(11位)

2007年 ガンバ大阪(3位)

2008年 大分トリニータ(4位)

2009年 FC東京(5位)

2010年 ジュビロ磐田(11位)

2011年 鹿島アントラーズ(6位)

2012年 鹿島アントラーズ(11位)

2013年 柏レイソル(5位)

2014年 ガンバ大阪(優勝)

2015年 鹿島アントラーズ(5位)

2016年 浦和レッズ(2位)

2017年 セレッソ大阪(3位)

2018年 湘南ベルマーレ(13位)

 

此方の表をご覧の通り、最多優勝は鹿島の6回…という事を言いたいのではなく、結局日本に限らず、リーグ杯というのはどこの国でもある程度はそういう要素があるのですが、チーム間のレベルが拮抗しているJリーグでは特にリーグ戦での強さ=カップ戦の成績という方程式が成立しにくい、という要素があります。

 

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ジャイアントキリング」なんて言葉もあるくらいですから、どの国もカップ戦は無名チームが強豪チームを倒す事が一つの見所で、ヨーロッパ主要リーグの近年のカップ戦なら12-13シーズンにウィガン・アスレティックFAカップを優勝した事が代表例でしょうか。

しかし、一部の年を除いて大概はなんだかんだで「最初から優勝候補」と言われているようなチームがカップ戦も優勝する事が多く、例えば現に、スペインのコパ・デルレイFCバルセロナが4連覇中だったり、10-11シーズン以降はバルサ、レアル、アトレティコの3強がタイトル独占状態だったりします。

 

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一方で、Jリーグルヴァン杯は昨年の湘南がそうであるように、リーグ戦の順位関係なしに決勝まで進んでいく事が多いです。勿論、これは複数タイトルを獲得する事が如何に難しいか、という話でもありますが、それでもJリーグは他国に比べてもリーグ戦の強さ=カップ戦の成績の方程式が成り立たない率が高いと言えるでしょう。

 

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試しに上の表を元にザッと計算してみました。

 

ルヴァン杯優勝チームのJリーグ優勝確率→16%

ルヴァン杯優勝チームでJリーグ最終順位が3位以内の確率→40%

ルヴァン杯優勝チームでJリーグ最終順位が10位以下の確率→24%

(Jリーグ杯は過去26回開催されていますが、1992年大会はカップ戦のみでリーグ戦は開催されていない為、1992年大会を除いた25回で計算します。)

 

複数タイトルを獲る事は非常に難しいので、二冠の確率が低めなのはよくある事としても、興味深いのはルヴァン杯優勝チームの3位以内の確率が半分以下である事、それとリーグとルヴァン杯の二冠を達成したチームよりもリーグ戦順位が二桁のルヴァン杯王者の方が多い事です。

 

実際に2001年の横浜FM、2012年の鹿島、2018年の湘南の3チームは残留争いに巻き込まれている渦中でリーグ杯を手にしており、特にリーグ戦や天皇杯を何度も獲得しているマリノスの唯一のリーグ杯獲得がクラブ史上初めて残留争いに巻き込まれた年という事実が、このJリーグ杯の特異性を示しています。

 

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ではその原因は何なのか、と考えると、大きいのはルヴァン杯の大会システムがあると思います。

参考までに、Jリーグ開幕以降の天皇杯の成績も同じような計算式に当てはめてみましょう。

 

1993年 横浜フリューゲルス(6位)

1994年 ベルマーレ平塚(5位)

1995年 名古屋グランパスエイト(3位)

1996年 ヴェルディ川崎(7位)

1997年 鹿島アントラーズ(2位)

1998年 横浜フリューゲルス(7位)

1999年 名古屋グランパスエイト(4位)

2000年 鹿島アントラーズ(優勝)

2001年 清水エスパルス(4位)

2002年 京都パープルサンガ(5位)

2003年 ジュビロ磐田(2位)

2004年 東京ヴェルディ1969(9位)

2005年 浦和レッドダイヤモンズ(2位)

2006年 浦和レッドダイヤモンズ(優勝)

2007年 鹿島アントラーズ(優勝)

2008年 ガンバ大阪(8位)

2009年 ガンバ大阪(3位)

2010年 鹿島アントラーズ(4位)

2011年 FC東京(J2優勝=J1から数えて19位)

2012年 柏レイソル(6位)

2013年 横浜F・マリノス(2位)

2014年 ガンバ大阪(優勝)

2015年 ガンバ大阪(2位)

2016年 鹿島アントラーズ(優勝)

2017年 セレッソ大阪(3位)

2018年 浦和レッズ(5位)

 

天皇杯優勝チームのJリーグ優勝確率→19%

天皇杯優勝チームでJリーグ最終順位が3位以内の確率→50%

天皇杯優勝チームでJリーグ最終順位が10位以下の確率→0.4%

 

…といった具合に、天皇杯では優勝チームが3位以内を占める確率が過半数を占めており、10位以下に終わったチームはJ2所属で優勝したFC東京だけだった事を考えると、天皇杯はある程度リーグ戦の成績とも比例していて、逆にルヴァン杯の成績がいかにリーグ戦の成績と比例しにくいか、という事が読み取れます。

天皇杯は各国のカップ戦と同様に、一発勝負のノックアウト方式の大会となっていて、シーズン中のどこかしらのタイミングで単発の試合が差し込まれるような形になっている為、昨年の鹿島のようにACLルヴァン杯など、複数大会を並行でもしていない限りそこまで急激に過密日程になる事はありません。シーズン終了後に試合したりもするわけですし。

一方、じゃあそれとルヴァン杯の違いは何だと言うと、ルヴァン杯は最初からグループステージというリーグ戦方式になっている事が挙げられ、各チームはここで若手なり、ターンオーバー制を敷いたりする事で勝敗予想がしにくく、昨年の湘南のようなリーグの優勝候補に挙げられないようなチームが躍進したりする…という状況の伏線が完成する訳です。

 

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勿論、優勝チームがさっぱり読めないというところは、過去も未来も、そして今季も、ルヴァン杯の一つの見所です。去年の湘南のような、勢いを持った若いチームが優勝するのか、はたまたターンオーバー制でもへっちゃら!みたいな選手層の厚い優勝候補チームが優勝するのか、今年もルヴァン杯から目が離せません。

上のデータはたかだか一つのトリビアです。試合観戦のおつまみ程度の知識として、心の何処かにお納めください…。

 

 

 

本当はこのデータ、ルヴァン杯予想の補足で書くつもりだったんだけどね、思ってたより長くなったから独立させちゃった。

ではでは(´∀`)