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2020シーズン、J1リーグ全18チーム満足度考査Part1!〜川崎フロンターレ、ガンバ大阪、名古屋グランパス、セレッソ大阪、鹿島アントラーズ、FC東京編〜

3曲目、5曲目、7曲目、クッソ聴きたい。

 

 

どーもこんばんは

 

さぁ、皆さん、メリークリスマスイブ!さてさて、激動の2020シーズンもなんとか終わりました。シーズン終わってからすぐクリスマスですよ。

まずは2020年、J1の最終順位から確認しましょう。

 

1位 川崎フロンターレ(83)

2位 ガンバ大阪(65)

3位 名古屋グランパス(63)

4位 セレッソ大阪(60)

5位 鹿島アントラーズ(59)

6位 FC東京(57)

7位 柏レイソル(52)

8位 サンフレッチェ広島(48)

9位 横浜F・マリノス(47)

10位 浦和レッズ(46)

11位 大分トリニータ(43)

12位 北海道コンサドーレ札幌(39)

13位 サガン鳥栖(36)

14位 ヴィッセル神戸(36)

15位 横浜FC(33)

16位 清水エスパルス(28)

17位 ベガルタ仙台(28)

18位 湘南ベルマーレ(27)

 

 

 

優勝は川崎フロンターレ。J1が現在の方式になった2005年以降での最多勝点、最多勝、最小敗戦、最多得失点差、2位との最大勝点差、そして最速優勝と失点以外の全ての記録を更新するチートっぷりでの優勝でした。

2位以下は混戦模様となりましたが、12試合無敗(6連勝込)で後半戦に一気に躍進したG大阪が第33節の時点で2位を確定。来季ACL出場権が与えられる3位の枠を巡って最終節では3チームが争う構図になりましたが、前半戦は2位につけていたものの終盤に失速したC大阪、後半戦は好調だったものの序盤戦の不振が響いた鹿島に対し、年間を通じて安定した名古屋が3位の座を掴んでいます。また、今季はACLの日程が新型コロナウィルスによる中断で大幅に変更された事もあって変則的な過密日程を余儀なくされた影響もあり、ACL勢はFC東京が6位、横浜FMが9位、神戸に至っては14位と軒並み低迷。下位争いでは今季は降格は無かったものの比較的早い段階から3枠が固まっているような状態で、最終節の結果により湘南が最下位。一方、最下位予想一番人気という低い下馬評だった横浜FCは、降格があっても残留圏の15位でシーズンを終えました。

今季は3〜6月までリーグが中断してしまったので超過密日程になった事、交代枠が5人まで認められた事、そして降格なしという特別ルールも影響した事で、若手の出場機会やブレイクも目立った一年でした。特にG大阪、鹿島、FC東京鳥栖、湘南辺りは特に若い世代の躍進が目立った印象ですね。

 

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…で、今回のブログで何をするかと言いますと、年末恒例企画、J1全18チーム満足度考査です。

チームにとっての満足度は順位だけで測れるものではありません。戦力や当初の目標、前年の順位に対してどうか、内容の向上や世代交代が進んだかどうかなども含めて考えれば、同じ数字でもその意味は異なってきます。あくまで独断と偏見にはなりますが、6チームずつの全3回、どうぞお付き合いください。

普段の全チーム系の企画では北から順ですが、今回は順位順に書いていきますので今回は1〜6位。川崎、G大阪、名古屋、C大阪、鹿島、FC東京編。満足度は大満足>満足>普通>不満>超不満の五段階で見ていきます。

 

 

 

川崎フロンターレ

 

監督:鬼木達(4年目)

J1リーグ:優勝(勝点83、26勝5分3敗、88得点31失点得失点差+57)

ルヴァン杯:ベスト4

天皇杯:ベスト4進出(現在大会中)

チーム得点王:小林悠(14得点)

胸スポンサー:富士通(総合ITベンダー)

ホームスタジアム:等々力陸上競技場(神奈川県川崎市)

 

 

満足度→大満足

 

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…まぁ、川崎さんを大満足とせずしてなんとするかみたいなもんで…。今季はなんというか文句なしというか、惜しいとかそういう感情すら他チームに一切抱かせなかったぐうの音も出ないくらいの王者でした。1年で10連勝と12連勝やるって頭おかしいやろ……。

昨今の川崎といえばなにも今季突発的に強くなったわけでもなく、2012年途中から監督を務めた風間八宏監督の下で築いたスタイルをベースに鬼木監督が様々な調整を加える事で2017〜2018年の連覇を達成しましたが、2019年に少しマンネリの匂いがしたところに4-1-2-3という新しいシステムを導入。まぁクソ強かったよね……他所から獲得した即戦力といえば山根視来くらいだったんですけど、大卒ルーキーの三笘薫と旗手もハマって…お見事でした。

 

 

 

ガンバ大阪

 

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監督:宮本恒靖(3年目)

J1リーグ:2位(勝点65、20勝5分9敗、46得点42失点得失点差+4)

ルヴァン杯:グループステージ敗退

天皇杯:ベスト4進出(現在大会中)

チーム得点王:パトリック(9得点)

胸スポンサー:パナソニック(家電メーカー)

ホームスタジアム:Panasonic Stadium Suita(大阪府吹田市)

 

 

満足度→大満足

 

大満足の2位!ありがとうございます!!試合内容としてはものすごくサンドバッグにされる事も多くその辺りを不満に思う方がいるのもわかりますが、今季に関してはもう大満足で十分ですよ。ありがとうツネ様

今季はハイプレス、ハイインテンシティーをテーマにシーズンインしましたが、その象徴的なゴールが開幕の横浜FM戦、そして第33節横浜FC戦でのゴール(共に倉田秋)だったように、やりたい事とやろうとしている事はシーズンを通して一貫していたと思います。そして特筆すべきはなんといっても世代交代と結果を出す事の両立をした上での2位であるという事。「若手使って結果出せ」と口で言うのは簡単ですが実際にはクソ難易度の高いミッションです。宮本監督の優秀監督賞受賞も当然とすら言えるでしょう。あとは天皇杯…!

 

ガンバに関しては後日連載形式で振り返りブログ書きます。

 

 

 

名古屋グランパス

 

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監督:マッシモ・フィッカデンティ(2年目)

J1リーグ:3位(勝点63、19勝6分9敗、45得点28失点得失点差+17)

ルヴァン杯:ベスト8

チーム得点王:マテウス(9得点)

胸スポンサー:トヨタ自動車(自動車メーカー)

ホームスタジアム:豊田スタジアム(愛知県豊田市)、パロマ瑞穂スタジアム(愛知県名古屋市)

 

 

満足度→大満足

 

今シーズン、ありとあらゆるリーグレコードを更新するほど指標という指標の1位をごっそり獲得しまくった川崎が2位に終わった数少ない部門が「最少失点」でした。そのタイトルを手にしたチームこそ名古屋で、最終節の広島戦では象徴みたいな試合展開でACL出場権を掴み取っています。

資金力の強いクラブなので稲垣祥阿部浩之金崎夢生らを引っ張ってこれた財力的な部分も勿論ですが、ここ2シーズン最終節まで残留が決まらず、失点も50点を超えていたチームも3位かつ28失点まで改善させたフィッカデンティ監督の仕事は見事でした。この過密日程の中でフルタイム出場を果たしたGKランゲラックと中谷進之介&丸山祐市のCBコンビの堅さは圧巻でしたね。精力的な補強が噂されていますし、ACLも頑張って欲しいところです。

個人的にはFC東京戦辺りの攻撃スタイル凄く好きでした。

 

 

 

セレッソ大阪

 

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監督:ミゲル・アンヘル・ロティーナ(2年目)

J1リーグ:4位(勝点60、18勝6分10敗、46得点37失点得失点差+9)

ルヴァン杯:ベスト8

チーム得点王:ブルーノ・メンデス(9得点)

胸スポンサー:ヤンマー(機械業)

ホームスタジアム:ヤンマースタジアム長居(大阪府大阪市)

 

 

満足度→大満足

 

終盤戦の失速と監督人事の混迷が随分なマイナスイメージではありますが、シーズンをトータルで見れば大満足でも良いと思います。特に序盤戦、川崎が負ける事を知らない間に常に2位の座を維持し続けていたのはセレッソでした。おそらくロティーナ監督が最も欲しがっていたと思われる「左利きの右MF」である坂元達裕を手に入れた事で「右利きの左MF」に配置した清武弘嗣と両翼で織りなすサイド攻撃は素晴らしかったですし、ロティーナ体制で築いた守備の堅実さも健在。

来季以降、これがどうぐっちゃぐちゃになるかはわかりませんが、良いチームだったとは思います。7月の大阪ダービーの時勝てる気しなかったもん……。

 

 

 

鹿島アントラーズ

 

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監督:アントニオ・カルロス・ザーゴ(1年目)

J1リーグ:5位(勝点59、18勝5分11敗、55得点44失点得失点差+11)

ルヴァン杯:グループステージ敗退

チーム得点王:エヴェラウド(18得点)

胸スポンサー:LIXIL(建設業)

ホームスタジアム:茨城県立カシマサッカースタジアム(茨城県鹿嶋市)

 

 

満足度→満足

 

開幕当初はさ、「どうした鹿島」だの「今年に限って降格ないとか悪運強えーな」だの「鹿島wwwww」だの言ってたはずなんですけどね、終わってみればしっかりACL出場権を争って5位に付けてるあたりもはや凄いというより気持ち悪いです(褒めてる)。

鹿島の場合、まず忘れてはいけないのは今年の主題は必ずしも優勝ではなかったという事。昨年というよりも2018年のACL優勝で一つのサイクルが終わった感があったので、今年は優勝よりも来年、再来年に優勝する為のチーム造りが前提にあったと思います。それを踏まえると正GKとして沖悠哉が台頭し、荒木遼太郎などのルーキーもインパクトを残した上で5位まで行けたのは相当大きなポイントだったのでは。来年は相当手強いチームになるでしょうが、とにもかくにもまずはエヴェラウドの慰留でしょうね。

 

 

 

FC東京

 

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監督:長谷川健太(3年目)

J1リーグ:6位(勝点57、17勝6分11敗、47得点42失点得失点差+5)

ルヴァン杯:決勝進出(現在大会中)

ACL:ベスト16

チーム得点王:レアンドロ、ディエゴ・オリヴェイラ(9得点)

胸スポンサー:XFLAG(ゲーム・映像事業)

ホームスタジアム:味の素スタジアム(東京都調布市)

 

 

満足度→普通

 

FC東京に関して言えば色々と予定外だった部分は多いと思います。ACLしかり、ルヴァンしかり、橋本拳人と室屋成の海外移籍しかり。それでも前半戦はトップ3圏内を維持し続けており、その後はじわじわ失速していったものの、中村帆高や安部柊斗の両ルーキーをレギュラーに抜擢し、原大智、内田宅哉、中村拓海などの若手も主力に育てながら一般的に好成績と言える順位でフィニッシュさせた辺りはさすが長谷川健太という感じではありました。

ただ、開幕前から懸念していた全体的な層の薄さは今年も露見したようにも映ったので、J1優勝の為にはそこのブラッシュアップは不可欠でしょう。

 

 

 

Part2は7〜12位。柏、広島、横浜FM、浦和、大分、札幌です!

 

 

メーーイフェアーーー

ではでは(´∀`)