ウルグアイなりコロンビアなり、偶には関西にも来てや…
どーもこんばんは
さてさて、キリンチャレンジカップ2019、日本代表vsコロンビア代表の一戦が近づいております!
そこで今回は日本代表…というよりも、コロンビア代表を簡単に特集していこうと思います。
まずはコロンビアという国を簡単に説明すると、南米大陸に位置する国の一つで、首都はボゴタ、公用語はスペイン語です。人口はラテンアメリカ圏内としてはブラジル、メキシコに次いで3番目に多く、コーヒーなどの産地としても有名ですね。コロンビアという名前は、世界史ではお馴染みの人物、クリストファー・コロンブスに由来しています。日本語での正式名はコロンビア共和国、漢字表記だと哥倫比亜です。びっくりするくらい雑な簡単な説明でしたね…。
さて、サッカーコロンビア代表に話を移すと、かなり波乱万丈なサッカー史を辿ってきています。一時はリーグ分裂に伴う混乱でFIFAから資格停止を言い渡されたり、一度は自国開催が決定していた1986年W杯の開催権を返上する事態に陥ったり、「エスコバルの悲劇」に代表される治安的な問題だったり…それでも、カルロス・バルデラマやレネ・イギータなど、後世にまで語り継がれるような魅力的な選手も多く輩出しており、フレディ・リンコンやファウスティーノ・アスプリージャなど個性的なタレントを揃えた90年代前半のコロンビア代表は今なお人気を誇っているほどです。
で、最近のコロンビア代表はと言うと、2001年のコパ・アメリカを制してからというもの、3大会連続でW杯出場を逃すなど低迷期が続いていました。しかし2012年のホセ・ペケルマン監督就任や、ラダメル・ファルカオ、ハメス・ロドリゲスといったタレントの登場により復活を遂げ、今やウルグアイなどと並んでブラジル、アルゼンチンに次ぐ南米の第2勢力群と目されています。2014年ブラジルW杯ではベスト8、2018年ロシアW杯でも2大会連続で決勝トーナメントに進出し、安定した成績を残していると言えるでしょう。
何と言っても記憶に新しいのが、ワールドカップでの日本代表との対戦です。日本代表がザックジャパンで臨んだ2014年ブラジルW杯では第3戦で、絶対に勝たなければいけない状態で対戦。しかしコロンビアの実力をまざまざと見せつけられる形で1-4の大敗を喫してしまいました。
あの時の日本代表は「史上最強」とも言われていて、世界的にもダークホースと言われていたりした…なんて背景があっただけに、あの敗戦がもたらした絶望感というのはかなり大きいものがあった事を思い出します。
そしてブラジルの地でコロンビアに敗れてから4年…ロシアW杯初戦の相手は、何の因果か再びコロンビアとの一戦でした。ここでは皆様ご存知の通り、香川真司と大迫勇也のゴールで2-1と勝利しリベンジ成功。ヴァイッド・ハリルホジッチ監督から西野朗監督への政権交代の経緯もあって逆風が強い中で勝利を収めましたね。ただ、ほぼ90分日本が数的有利でもあれだけ強敵だったコロンビアの実力というものは、やはり相当なものである事も同時に感じました。
その他にもリオデジャネイロ五輪で対戦する(アレには触れないガンバファン)など、何かと大きな舞台で当たる事の多いコロンビア。
そんなコロンビアは日本、そして韓国と親善試合を行いますが、その招集メンバーを確認してみましょう。
GK
カミーロ・バルガス(デポルティボ・カリ)
DF
エリベルトン・パラシオス(アトレティコ・ナシオナル)
ウィリアム・テシージョ(レオン)
ジェリー・ミナ(エバートン)
デイベル・マチャド(アトレティコ・ナシオナル)
ジェイソン・ムリージョ(FCバルセロナ)
ダヴィンソン・サンチェス(トッテナム・ホットスパー)
MF
ウィルマル・バリオス(ゼニト・サンクトペテルブルク)
グスタボ・クエジャル(CRフラメンゴ)
ルイス・フェルナンド・ディアス(アトレティコ・ジュニオール)
ジェフェルソン・レルマ(AFCボーンマス)
ファン・フェルナンド・キンテーロ(リーベル・プレート)
FW
アルフレッド・モレロス(レンジャース)
ドゥバン・サパタ(アタランタBC)
ルイス・ムリエル(ACFフィオレンティーナ)
ガチやん…。
※追記
ダビド・オスピナ、サンティアゴ・アリアス、ファン・フェルナンド・キンテーロの3選手が離脱し、以下の3選手が追加招集されました。
DF ルイス・マヌエル・オレフエラ(クルゼイロ)
そんなチームを率いる監督はポルトガル人のカルロス・ケイロス氏。皆さん恐らく聞き覚えもあるでしょう。そう、アジアカップで…というよりも、長らくイラン代表の監督を務めていたケイロス氏です。アジアカップを最後にイラン代表監督を退任しコロンビア代表の監督に就任した為、日本戦がケイロスコロンビアの初陣となります。即ち、イランでの最後の試合を日本とやって、コロンビアでの最初の試合も日本とやる事に…。
ちなみに、ケイロス監督はこれまでにレアル・マドリードの監督、マンチェスター・ユナイテッドのコーチなどを歴任した他、かつて名古屋グランパスの監督も務めていますね。新体制での初陣という事で、コロンビア側もモチベーションは決して低くないでしょう。
UEFAネーションズリーグが始まった事で、ヨーロッパの国と親善試合を組みにくくなった事は残念ですが、結果として10月のウルグアイ代表然り、南米のチームと多く試合が出来るようになりました。コパ・アメリカでも、勝ち進めばいずれ当たるであろう相手…是非、実りある強化試合はしたいところですね!
コロンビアとかいう、何かとメーカーの名前に使われがちな国。
ではでは(´∀`)