思えば初めてのサッカー観戦の時も贔屓負けたなぁ…。
どーもこんばんは
さてさて、ラグビーW杯が世間で盛り上がりを見せている中、Jリーグはいよいよ終盤戦に突入。激戦化している優勝争い・残留争い、そして昇格争いからはどんどん目が離せなくなっています。
既にJリーグファンの方だったり、サッカー観戦慣れしている方はどの試合を観に行こうか、なんて自分のスケジュールと睨めっこしながら色々考えている事でしょうが、先日こんなツイートを見かけました。
先日、日本代表の試合を埼玉スタジアムに観に行ってから、生で観るサッカーの面白さに目覚め、次は浦和レッズの試合を観に行けないかなと、いろいろ調べ中。でも、チケット取るの、なんかノウハウありそうで、初心者にはむずかしそう。気軽に行ける感じがしない。
— Kayo Kamiya (@kayoJ45) October 14, 2019
振り返ってみると、これまで私は知人友人とサッカーを観に行く時も「ほなチケット取っとくでー」みたいな感じでサッとチケットを購入して、いわゆるノウハウ的なものが無意識のうちに付いていたのかそんな事を気にする事も聞く事も無かったのですが、このツイートを見て「あー、確かに言われてみればなあ」と思った部分もあるので、今回のブログはチケットの買い方…というよりもチケット購入のノウハウ、初めてサッカーを観に来る方が困りそうな部分を解説するような形のブログを書いてみたいと思います。
①そもそも初歩的なチケットの買い方
まず単純にチケットの買い方を説明すると、これは「ファンクラブ先行抽選」「プレイガイド抽選販売」などが乱立するコンサート系のチケット購入よりも遥かにシンプルです。
各種コンビニでも販売期間であれば完売していない限りいつでも購入出来ますし、Jリーグ公式アプリ「Club J.LEAGUE」をダウンロードしてしまえば、そこから簡単にチケットが購入出来ます。
①チケットの項目を選ぶ。
②観に行きたい試合のチームを選ぶ
③観に行きたい試合を選択する
④観に行きたい席を選ぶ
⑤店頭・配送引取り(いわゆる紙のチケット)かQRチケット(スマホのQRコードがチケットになるやつ)のどちらかを選ぶ
⑥枚数を選択する
⑦支払い方法を選択する
⑧受け取り方法を選択する(QRチケットの方は気にしないでOK)
⑨電子マネーやクレジットカードで購入した方はカード情報などを登録する。店頭支払いで購入した方は期日までにコンビニなどで代金を支払う(期日を超えるとキャンセル扱いになるので注意)。
⑩QRチケットの方はQRチケットを受け取れば購入完了。一般チケットの方は店頭で紙のチケットを引き取り、もしくは配送されれば購入完了。(たまに代金支払いとチケット発券が別日のチケットもあるので注意)
…という流れです。
チケットサイトはJリーグ公式アプリ以外にも「チケットぴあ」「ローチケ」「イープラス」「楽天チケット」などがあり、基本的にJリーグのチケットを買う時はこの辺りが窓口となりますが、「イープラス」と「楽天チケット」は取り扱っているチームが限られているので、「Jリーグチケット(要するにJリーグアプリ)」「チケットぴあ」の2つで購入するのが一番確実でしょう。
例外として、ヴィッセル神戸のホームゲームに関しては「Jリーグチケット」よりも「楽天チケット」で購入した方が確実です。私も全チームの販売状況を把握している訳ではないので、特殊な販売形態のチームなどあればコメント欄などで教えて頂ければ追記していこうと思います。
…多分ここまで書いたところで、「…いや、それは大体わかってるのよ。私が聞きたいのはさぁ…」という方もいらっしゃる事でしょう。
初めてチケットを買おうという方が主に悩むのは以下の2点ではないでしょうか?
・チケットはどのタイミングで買えばいいの?
・やたら席種あるけれど、どの席種のチケットを買えばいいの?
初めてサッカーのチケットを買おう!という方が悩むのは大きく分けてこの2点が多いと思うので、今回のブログはではまず「チケットはどのタイミングで買えばいいの?」という事を書いていきます。
「どの席種のチケットを買えばいいの?」というところは次回のブログで書かせて頂きますね。
②チケットを買うタイミング
人気アーティストのコンサートなどによく行かれる方なら「早めに買わないと…!」と焦る方も多いかもしれません。もちろん早めに購入するのに越した事はありませんが、基本的にチケットは試合日の1〜2ヶ月ほど前から発売されるので、発売直後に買ったって2ヶ月先の予定なんてわかんないよ…という方も多いでしょう。結論から言うと、Jリーグ観戦に関してはチケット購入をそこまで急ぐ必要はありません。ですから、一人で行くにしても友人と行くにしても、予定をしっかり合わせてからチケットを取る形でも大体間に合います。
そもそも、サッカースタジアムというのは収容人数が多く、J1リーグを開催するスタジアムは15000人以上を収容出来る事が規定により決められています。更に2002年の日韓ワールドカップ以降は40000人以上を収容出来るスタジアムも多く、毎週毎週40000人集めろなんてほぼほぼ不可能に近いですので、Jリーグのチケットはそこまで焦って慌てて購入する必要は基本的には無い…と言えるでしょう。なんなら、大体当日券で入場も出来ます(当日券は前売り券より値段は高いけれど)。
しかし、この時期になるとより大きなテーマになってくるのですが、「完売になる可能性の高い試合」「早めにチケットを買っておかなければならない試合」「それこそ発売と同時にチケットを買っておかないと売り切れる試合」というのもいくつかあり、前述のような「ギリギリまで買わなくていいや〜」精神だと痛い目を見るケースも存在するので、ここではそのパターンを紹介していきます。
・スタジアムの収容人数自体たが余り多くないパターン
例えば、横浜F・マリノスなんかはJリーグでも屈指の人気チームではありますが、チケットが完売する事は殆どありません。その理由は決して集客力が無いのではなく、ホームスタジアムとする日産スタジアムの収容人数が余りにも多過ぎるが故に、それなりに大勢観客がいても満員にはなりにくい…という背景があります。2002年日韓W杯以降は4万人以上を集客出来るスタジアムも増えているので、集客力がある割にはスタジアムが結構空いているように見えるチームはマリノスだけではありません。
という事は当然、その逆も存在している訳で、集客力がある割にスタジアムの収容人数が余り多くないという場合は必然的に早いタイミングで完売する可能性が出てきます。これもわかりやすいのがマリノスの事例で、日産スタジアムではなかなかチケットが完売にならないマリノスですが、日産スタジアムと収容人数で5倍近い差がある15000人収容のニッパツ三ツ沢球技場で行われるゲームでは結構なスピードでチケットが完売する事も多いです。
2019年のJ1チームで言うと、この現象はベガルタ仙台(ユアテックスタジアム仙台)、横浜F・マリノス(ニッパツ三ツ沢球技場での開催時)、松本山雅FC(サンプロ・アルウィン)、ジュビロ磐田(ヤマハスタジアム)、名古屋グランパス(パロマ瑞穂スタジアムでの開催時)などで見られ、現在はJ2ですが、基本的にはJ1常連の柏レイソル(三協フロンテア柏スタジアム)にも同様の事が言えるでしょう。平日やルヴァン杯、或いはJ2であれば心配する必要は余りありませんが、土日のリーグ戦(特に土曜日)に行く場合は早めに購入するように心がけた方が良いと言えます。
・そもそもチケットが完売になりやすいチームのパターン
前述の項と近いのですが、「集客」というものはJリーグクラブ運営の大きなテーマであると同時に、逆を言えばスタッフの力の見せ所…という解釈も出来ます。ですので、チーム成績の向上やスタッフやフロントの仕事が実った結果、また元々熱心なサポーターを有している事からチケットが完売になりやすいチームは一定数います。
今季のJリーグであれば川崎フロンターレ(等々力陸上競技場)、名古屋グランパス(豊田スタジアム)では結構な勢いでチケットが売れており、前述のスタジアムのキャパの問題に加えて、チームとして一定のブランドがある磐田や柏、熱心なサポーターを抱える松本辺りがチケットを取りにくいチームと言えるかもしれません。
また、アンドレス・イニエスタやダビド・ビジャといったスーパースターを擁するヴィッセル神戸(ノエビアスタジアム神戸)もチケットを取りにくいチームの一つではありますが、神戸に関しては今シーズンからチケット価格が異常に値上がりした事で敬遠する人も一定数いる為、イメージほど神戸のホームゲームのチケットが取りにくい…という事は無いかも(それでもよく売れる事にはよく売れるけど)。
・対戦相手や試合の重要性が高いパターン
あらゆるスポーツの大会で決勝のチケットが一番売れるように、当然ながら「その試合の重要性」というものは完売になりやすい一つのファクターでもあります。ですので、単純に「開幕戦(ホーム開幕戦)」「最終戦(ホーム最終戦)」のチケットの売れ行きはよくなりますし、Jリーグはもうシーズン終盤ですから「この試合に勝てば優勝が決まる」「優勝・残留争いの直接対決」なんてシチュエーションが重なれば、更に早い段階で完売となる可能性は高くなりますね。この季節ですから、偉大な選手の引退試合…というのもチケットが売れる大きな要素です(最近だとフェルナンド・トーレスの引退試合は尋常じゃない速さで完売した)。
また、優勝争いなどが絡まなくとも、対戦相手や対戦カードそのものに集客効果があるパターンというのもあります。2013年、ガンバ大阪はJ2での戦いを余儀なくされましたが、J2のクラブからすれば「あのガンバが自分達の街で見える!」「現役日本代表キーマン(当時)の遠藤が見れる!」という事で、集客に苦しむ地方のJ2スタジアムですら完売祭にしてみせて「ガンバノミクス」「アシノミクス」と称された事がありました。
今季のJリーグで最もわかりやすいのがイニエスタやビジャ、ルーカス・ポドルスキを擁する神戸で、神戸もまたJ1各地のスタジアムを尽くチケット完売に持ち込んでいます。「神戸のホームゲームは思っているよりチケットに余裕がある」とは先程書きましたが、神戸のアウェイゲームに関しては9割方完売するので発売日と同時に買うくらいの気持ちの方が良いかもしれません。
その他にチケットが完売する可能性の高いカードがあるとすればやはりダービー系です。今のJ1では「静岡ダービー(清水エスパルスvsジュビロ磐田)」と「大阪ダービー(ガンバ大阪vsセレッソ大阪)」が有名ですが、特に清水のホーム、IAIスタジアム日本平で行われる静岡ダービーとガンバのホーム、Panasonic Stadium Suitaで開催される大阪ダービーはかなりの確率でチケットが完売します。セレッソのホーム、ヤンマースタジアム長居で行われる試合や、磐田のホームで行われる試合(磐田はヤマハスタジアムをホームとしているが、静岡ダービーなどの一部試合では収容人数の多い静岡スタジアムエコパを使用している)でもチケットの売上は好調ですから、ダービーものに行くなら早めにチケットを押さえておくべきでしょう。
スタジアムのキャパの事も考えると、現在J2の大宮アルディージャがJ1に昇格して浦和レッズとの埼玉ダービーが勃発した場合、大宮のホームであるNACK5スタジアムでの試合のチケットはかなりえげつない争奪戦になる事も予想されています。
・座席指定をしたい場合
難しい事を考えずに、とりあえずチケットを買えたらOK♪という事や自由席を購入するのであれば、気にするのはチケットの売れ行き情報だけで大丈夫ですし、なんなら当日券でも大丈夫だったりしますが、どうせ観に行くなら自分の選んだ席種の中でもより良い席に座りたいですよね。Jリーグチケットやチケットぴあで指定席のチケットを購入すると、「座席指定」が可能な場合が多くあります(これに関しては席種、チーム、スタジアム、試合によって座席選択出来ない場合もあるので注意)。
ただ、Jリーグ観戦慣れしていて指定席での観戦がメインの人は割と早い段階で座席指定でチケットを購入している事が多いので、良い席を座席指定で狙うのなら、当然早い段階でチケットを購入する必要があります。
ちなみに座席指定のやり方はこんな感じ↓
①席種を選ぶ
②座席指定を選ぶ
③希望のエリアを選ぶ
④希望のブロックを選ぶ(スタジアムによってはこの部分は省かれる事もある)
⑤青い丸の中から希望の座席をタッチして指定する(灰色の丸は既に指定されている席なので指定出来ない)
⑥座席を確定する(赤い丸になっているのが自分が指定した座席)
⑦最初に説明したチケットの買い方通り、支払い方法を選択する。
という訳で今回は「初歩的なチケットの買い方」「チケットを買うべきタイミング」についてのブログを書きました。Jリーグは基本的に当日券でもチケットを買える事が多いので焦る必要は無く、なるべく早めの方がいい事には変わりないけど自分の予定や一緒に行く人の予定が固まった適当なタイミングで買えば大丈夫です。ただし、上に書いたようなケースに合致する場合は一緒に行くメンバーなどを早めに固めて、発売当日に買ってやるくらいの気持ちで購入した方が良いかもしれないですね。
次回は「サッカー観戦初心者向け、座席の選び方講座」を書いて行きたいと思います!
想定してたより思ってたより長くなるとブログを2回に分けちゃう悪癖。
ではでは(´∀`)