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プランと対策でさえも〜天皇杯JFA第100回全日本サッカー選手権大会決勝 川崎フロンターレvsガンバ大阪 マッチレビュー〜

皆さんどうもあけましておめでとうございます。

 

どーもこんばんは

 

さぁ、さぁ、さぁ!本日のマッチレビュー天皇杯JFA全日本サッカー選手権大会勝戦川崎フロンターレvsガンバ大阪の一戦です!

 

 

 

遂にやってきました!年は2020年を終えて2021年となりましたが、サッカーの2020シーズンはまだ終わっていません。様々な困難を乗り越えてようやく辿り着いたこの決勝戦……今季は本当に色々あったのはガンバに限った話では無いですが、今年のガンバにはコロナ関係を抜きにしても相当色々ありました。それでも2位に食い込んで手にした元日国立決勝という舞台、宮本ガンバに初タイトルを、今年屈辱を与えられた川崎にリベンジを果たす事でもたらして欲しい気持ちでいっぱいです。一方、川崎側の視点で言えばなんといっても中村憲剛の現役最後という部分に集約されます。今季は他の追随を許さない強さで優勝しましたが、現段階で中村憲剛と川崎に唯一欠ける国内タイトルこそこの天皇杯なのです。

更に、今回は第100回大会。これまで何度優勝しようがこれから何度優勝しようが、このメモリアルを飾れるチームは一つだけ。そういった意味でも絶対にタイトルを獲得してほしい決勝戦です。ガンバーーーー!!

両チームスタメンです。

 

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ガンバは井手口陽介昌子源は間に合わなかったものの、徳島戦では途中出場となった宇佐美貴史が今日はスタメンに復帰。ベンチが中村仁郎から川﨑修平に変更した以外はベンチ入りの18人は同じメンバーが登録されています。ただメンバーこそ徳島戦とほぼ同じではあるものの、今日は川崎対策の意味合いもあって宇佐美と倉田秋を2シャドーの形にした3-4-2-1に近い形を取りました。

川崎は登里享平が欠場となったので準決勝に続いて旗手怜央が左サイドバックとして先発。この試合が現役ラストゲームとなる中村憲剛はベンチスタートです。

 

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本日の会場は東京都新宿区、国立競技場です。

通称「新国立競技場」。日本サッカーの聖地として知られる国立が新しく生まれ変わったのが2019年の暮れの事。Jリーグチームの公式戦が行われるのは2020年元日、2019年度の天皇杯決勝となるヴィッセル神戸vs鹿島アントラーズの試合以来2試合目です。

神戸vs鹿島の時には想像もしていなかった事態に苛まれた日本と世界と国立とですが、まぁ、スタジアムに関するブーイングは絶えずありますが…今年こそは良い未来があれば……。

 

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開始早々はガンバが良いテンポで仕掛けていきます。3分には倉田が鋭いクロスを入れ、6分には宇佐美のフリーキックをパトリックが合わせてゴール!……かと思われましたが、パトリックがオフサイドポジションにいた為にノーゴール判定。8分にも小野瀬康介がシュートを放つなど開始10分はガンバの方が優勢ですらありました。

 

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しかしそこからは川崎のワンサイドゲームに。ほぼほぼハーフコートゲームに近い状態になるとレアンドロ・ダミアンが度々シュートを放ち、16分にはDFのミスから三笘薫が、26分には守田英正のクロスに飛び込んだ家長昭博のシュート。GK東口順昭の好セーブや枠外に外れた事もあって失点は回避されましたが苦しい時間が続きます。

 

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カウンターを仕掛けようにも川崎に潰されてボランチのところより前にボールが全く入らず、今日はシステムを3-4-2-1気味にした事でパトリックも若干孤立気味に。前半はなんとか耐えた…その言葉の似合う試合展開で0-0で終えます。

 

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しかし後半が始まって迎えた55分、ハーフェーライン付近で奪った川崎のボールはダミアンに渡るとダミアンが粘ってスルーパスこれを三笘が受け取ると斜めにペナルティエリアに侵入し、最後はゴール左隅に流し込んで……川崎先制。

 

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先制点を許したガンバはその後も川崎の攻撃を受ける劣勢が続きますが、74分には山本悠樹と藤春廣輝を下げて渡邉千真と福田湧矢を投入し、80分には小野瀬を下げて塚元大もピッチに送り込み、システムも宇佐美を2列目、倉田をボランチに置いた4-4-2にシフト。この辺りからはガンバもボールを回せるようになりチャンスを作れるようにもなっていきました。

 

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終盤にはパトリックが競ってこぼれ球に誰かが詰める形で惜しいシーンが生まれ、そこに何度か宇佐美や福田が詰める惜しいシーンが生まれましたが……チョン・ソンリョンのセーブなどもあってあと一歩ゴールならず。終盤には意地を見せたガンバでしたが、今季圧倒的な強さを見せた川崎の前にあと一歩及ばず。惜しくも準優勝という結果になりました。

 

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宮本恒靖監督のプランは理に適っていたと思います。現状、ガンバと川崎というよりも川崎とそれ以外のチームの完成度と実力に大きな開きがあるのは否定できない事実な訳で、特に今日のような一発勝負だとそこを前提とした上でどう戦うか…という部分が前提になっています。ですので、細かいミスが多かったのとカウンターが思っていたよりハマらなかった以外はワンサイドゲームだった前半もある程度はプラン通りで、恐らく宮本監督は70分くらいまでどうにか0-0で耐え切り、ラスト20分で4-4-2で一気に仕掛ける……その考えだったかと。ただ、三笘の突破しかり、そこに繋がるダミアンのプレー然り、11月の優勝決定戦とは少し違う形で「差」を見せつけられた形にはなってしまったのかな…と。

ただ、11月ほど手も足も出なかったようには見えませんでしたし、賛否両論はあると思いますが、個人的にはよくここまで持ち込んだ…と見ています。

 

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さて、2021年になりましたが、ガンバ大阪にとっては今日でようやく2020年が終了です。

今年はコロナ禍という全人類が直面した未曾有の事態に加えて、遠藤保仁の移籍やアデミウソンの事件…一方で、久々や上位進出や12戦無敗と6連勝、若手の台頭など……ガンバファンにとって喜怒哀楽を全て詰め込んだようなシーズンでした。2020年の総括ブログはまた更新しようと思いますが、とりあえず……このしんどい鬼のようなスケジュールで、かつ様々な制約もある中で元日まで我々にガンバ大阪の試合見せてくれた選手並びにスタッフの皆様には感謝しかありません。

来年……もう今年ですね!2021年はACLもあります。このACLもどういう日程でやるかわからない曲者案件ですけど、まずはひとまずお疲れ様でした。どれくらいの長さになるかは分かりませんが、それぞれのオフを満喫して欲しいです。2020年12月31日チックな事を2021年1月1日に書くのもアレですが、このブログにお付き合い頂いた皆様、本当にありがとうございました。2021年も…とは言わず、これからも宜しくお願いします。

 

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さぁ、移籍市場始まりじゃ。

ではでは(´∀`)