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出てくる言葉がどれも…〜明治安田生命J1リーグ第12節 川崎フロンターレvs名古屋グランパス マッチレビュー〜

ランキング動画っぽいやつ作ってみた

 

どーもこんばんは

 

 

さてさて、本日のマッチレビュー明治安田生命J1リーグ第12節、川崎フロンターレvs名古屋グランパスの一戦です。

 

 

 

Jリーグファンが注目する中で迎えた4月29日の試合、そこで見たのは衝撃と称するしかない、あまりにも凄まじい川崎のショーと化してしまいました。前代未聞の首位決戦天王山2連戦、惨敗した名古屋は川崎を攻略する術を見出したのか、それとも川崎がリーグの行方を左右する2連戦を超えてこのまま最後まで突っ走っる独走体制に更に突入していくのか。勝点3以上の重みを持つこの天王山第2戦、最後に笑うのはどちらになるのか…!

両チームスタメンです。

 

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川崎は第1戦と全く同じ11人を起用。一方、メンバーを大きく変えたのは名古屋の方で、システムを4-2-3-1から第1戦の前半途中から採用した4-1-2-3と川崎と同じシステムに。中盤のボール支配を狙う川崎と中盤での守備力向上を狙う名古屋、同システムながら違うコンセプトとが見られます。

また、名古屋は第1戦を検査結果待ちにより欠場したマッシモ・フィッカデンティ監督が新型コロナウィルス陽性判定を受けたため、第1戦に続いてブルーノ・コンカコーチが指揮を執ります。

 

 

本日は神奈川県川崎市等々力陸上競技場です。

思えば、昨年の等々力での試合は自ら樹立した10連勝更新に王手をかけた川崎と、その川崎の記録を10で止めた名古屋というこれまて天王山と呼ぶべきカードで、この時は川崎が圧倒的な力を見せつけて3-0で勝利しました。2年連続等々力でのカードはシーズンの中でも最注目カードとなっています。川崎市はまん延防止等重点措置対象区域となっているので名古屋サポーターの来場は禁止となっていますが、名古屋ではパブリックビューイングも開催されているそう。

この首位天王山ではありますが、スタジアム場外では「フロンターレ牧場」というなんともまったりしたイベントも開催されるらしく、牛・羊・ヤギ・ポニー・各種小動物やら色々スタジアムに集結しているとの事。

 

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開始10分から激しく動きまくった第1戦とは異なり、名古屋が中盤に守備力の高い3人を配置したミドルゾーンでの守備に重きを置いた戦い方を選択した事である程度は川崎を抑え込み、中央ではなくサイドに追い込む事は出来ていました。サイドバックとの守備の連携も取れていたので家長昭博と三笘薫も思うように中に切れ込めず、それに伴い山根視来と登里享平もなかなかサイドに飛び出すスペースを見つけられず守備は上手く成立させていました。

 

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ですが同時に、名古屋もその弊害か攻撃面では前田とマテウスの単騎突破に委ねるしかない側面が続いていき、試合は両チーム決定機の少ないジリジリした展開に。そんな中で、多くのスタッツでは同じだった2チームですが31分、田中碧のコーナーキックをジェジエウが合わせて川崎が先制。ジェジエウはCBながらこれで名古屋戦3得点目。前半は川崎リードで終えます。

 

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後半、なんとか反撃のきっかけを掴みたい名古屋でしたが50分でした。ボールを受けた三笘がDF成瀬竣平をギリギリまで引きつけてかわしてDFを一枚引き剥がしてクロスを上げると、中央に右SBの山根が一気に飛び込んできてゴール!川崎が大きな2点目をゲット。

4月29日の惨劇から完全は何かが壊れてしまったかのような名古屋の苦難は続き、60分には丸山祐市のバックパスがGKランゲラックと合わず、まるで名古屋らしくない凡ミスがオウンゴールになって3点目…。

 

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名古屋は65分に森下龍矢と古巣・等々力での試合となる齋藤学を投入し、72分には柿谷曜一朗とガブリエル・シャビエルを投入してこの2人を2トップ状にした4-4-2に近い形をとります。73分、齋藤がドリブルで粘ったボールを拾った稲垣が右サイドに展開。マテウスのスルーパスに抜けた森下が柿谷のフリーランニングで空いたスペースにマイナスのクロスを送ると再び上がってきた稲垣が冷静に決めてようやく1点を返します。

 

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更に83分、右サイドのやや深めの位置でのフリーキックマテウスが叩き込んで名古屋が意地を見せて1点差!そこからは名古屋が前線に圧力をかけて、最後は丸山と中谷進之介も前線に張らせるような形でパワープレーに踏み切っていきますが、奇跡は川崎がなんとか阻止して試合終了。名古屋も反撃を見せましたが3-2で川崎が勝利。注目の天王山2連戦は川崎の2勝という形になりました。

 

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丸山とランゲラックというリーグ屈指の安定感を誇る二人の意思疎通ミスによるオウンゴールが決まった時は決まったというよりも名古屋が狂ったみたいな感じが凄くしました。カメラに抜かれた丸山の表情も普通の凡ミスとも気色が違って見えて、これは今後も引きずるんじゃないかとすら…。ただその後、柿谷やシャビエル、齋藤、マテウスの個人能力を活かしたシンプルなサッカーに森下と稲垣が絡むような形にした事でラスト10分はかなり攻撃は回りましたね。そういう意味では後味は悪くなかった。ただ、後味は悪くなかったという言葉が成立してしまう辺りに今の川崎の恐ろしさが表れているとも確認するゲームでした。

 

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阪神勝った勝った勝った

ではでは(´∀`)