どこか腑に落ちた屈辱〜AFCチャンピオンズリーグ2021第6節 全北現代モータースvsガンバ大阪 マッチレビュー〜

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ACL大逆転の歴史をYouTubeにまとめましたので是非見てみてください

 

どーもこんばんは

 

さてさて、本日のマッチレビューAFCチャンピオンズリーグ2021グループH第6節、全北現代モータースvsガンバ大阪の一戦です!

 

 

 

さぁ…1ヶ月近い苦しい戦いが続いたウズベキスタンラウンドも今日が最後。泣くも笑うも……泣くも笑うもって言うと好きも嫌いもってつけたくなりますよね(サウダージ)。泣くも笑うも今日がラストです!

 

 

2-2のドローに終わった全北との第2節…確かにあの試合は価値のあるドローでした。しかし、その後チェンライ・ユナイテッドとの2試合で計算外の勝点2止まり。ガンバは崖っぷちに立たされる事に。それでも第5節ではタンピネス・ローヴァーズに8-1で勝利し、他の日本勢のアシストもあって自力で決勝トーナメント進出を決められる状態に戻してきました。

それでもガンバは引き分け以下ならば即敗退が確定します。勝てば突破、勝てなければ敗退…非常にシンプルな条件の下、対するは韓国最強チームであり、そしてガンバにとっては因縁深い相手、全北現代です。クラブ創立30周年の今年…ガンバの歩む航海は今のところ苦しい旅路ばかりでした。2位通過を果たせば、ベスト16の対戦相手はセレッソ大阪が濃厚との事。因縁の相手を倒す為にも、2011年のリベンジを果たす為にも、そして30周年という記念すべき年にアジア王者の箔を飾る為にも……30周年、2021年の潮目を変える為、シーズンで最も重要かもしれない試合が始まります。

両チームスタメンです。

 

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タンピネス戦では2試合とも4-4-2を使いましたが、ACL…というか松波正信監督のメインシステムは3-4-2-1。怪我人を除いて、おそらくこれが現状で組める松波監督のベストメンバーでしょう。第2節に全北と対戦した時からは左WBだけ藤春廣輝から福田湧矢に代わっており、後の10名は第2節で対戦した時と同じメンバーとなっています。松波監督は今回のACLでは連戦を考慮して「3試合連続で先発させない事」を基本路線としていますが、今日はやはり最終節ですので宇佐美貴史昌子源井手口陽介の3人は3試合連続先発となりました。

一方の全北はガンバ同様にサイドバックの選手に怪我人が数名出た影響もあり、かつ全北は既に首位が確定して消化試合になっている事もあってのテスト的な意味合いなのか、今大会では初めてとなる3バックを採用してきました。2トップをグスタボとスタニスラフ・イルチェンコの助っ人コンビで固めてくるのも今大会初です。

 

 

本日の会場はウズベキスタンタシュケントブニョドコル・スタジアムです。

ウズベキスタンの強豪、ブニョドコルの本拠地であるこのスタジアム。ウズベキスタンの開催会場はこことロコモティフ・スタジアムの2会場で行われていましたが、スタジアム自体はブニョドコルの方が綺麗だけど芝は圧倒的にロコモティフの方が綺麗というなんとも……。ガンバはこの2会場でちょうど半分ずつ試合を行う形になりましたね。

長かったウズベキスタンでの戦いも今日が最後です。ウズベキスタン組のガンバと川崎は、タイで戦った名古屋とセレッソに比べると規制は緩く、比較的ストレスは小さかったと思いますが、それでもそれはあくまでタイ組と比べて…の話。しんどかった1ヶ月に良い意味をなんとしても…!

 

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さぁ、気合を入れての試合開始だ!……と思いきや開始6分。実況席も視聴者もびっくりのタイミングでキム・ヨングォンが相手選手と交錯してしまい、このプレーがPKと判定。これをグスタボに決められてしまい、ガンバは最近の悪癖である開始早々の失点をまたしても喫してしまいます。これでガンバは勝ち上がりには2点が必須という事に。

 

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とりあえず前半のうちに追いついてはおきたいガンバは前にボールを入れようとはするものの、パスの選択肢が少なく横パスに陥る展開が続き、頼みのパトリックもサイドに追いやられてパトリックのサイド突破という望ましくない展開を強いられてしまいます。更に31分には福田が負傷退場。黒川圭介との交代を余儀なくされ、ガンバには非常に多くのしかかる苦難……。

 

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前半終了間際にはパトリックのポストプレーから左に抜けた宇佐美のクロスに再びパトリック…という場面もあり、少しずつ高い位置でボールを持てるようにもなっていきましたが、結局前半は得点に繋がりそうなシーンはなかなか見られないまま。1点ビハインド、実質的には2点ビハインドとも言える状態で前半を終えます。

 

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2点取るしかない……2点取るしかないガンバは後半から井手口に代わって倉田秋を投入。後半開始直後には早速倉田が絡み、シュートこそGKイ・ボムヨンの正面に終わったもののシュートシーンにまで持ち込みます。49分には左サイドを宇佐美が抜け出してピンポイントの折り返しを入れるも……パトリックには僅かに合わず。51分にも左サイドを崩すと、再び宇佐美が柔らかなクロスを上げますがパトリックのシュートは僅かに枠の左…。

このままこの流れで点を取れないとまずいぞ…と思った54分でした。先程までとは逆にパトリックが右サイドをスルスルと抜けていったパトリックがズドン!!!!同点!!!!逃した2つより明らかに難しいやろあれ!!!!

 

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69分に投入された全北のバロウを中心にカウンターでピンチを迎える場面もありましたが、倉田投入以降は攻撃の形がかなり出来てきました。三浦弦太キム・ヨングォンが両サイドで高い位置を取る事が出来て、そこから効果的なビルドアップが出来るようになり、最近のガンバに明らかに欠如していた縦パスも入るようになっていました。71分にパトリックを下げてレアンドロペレイラを投入すると、宇佐美やペレイラが抜け出したりしながらゴールまであと一歩まで迫っていきます。

 

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ガンバは更にウェリントン・シウバと前節ハットトリックの川﨑修平を投入。79分、そのシウバが狭いところにスルーパスを通すと抜け出したペレイラが角度のないところからシュート!……しかしこれはポスト。そしてガンバは三浦を前線に上げたパワープレーを敢行しますが、その刹那…………ガンバの挑戦は道半ば、志半ば、そしてどこか腑にも落ちた結末を迎えました。

 

 

 

今日の試合を単体で見れば、そこまで文句を言うつもりはありません。

特に倉田を投入して以降の後半は今季のガンバでほとんど見られなかった攻撃の連動性・連続性も見られましたし、そもそも今季のガンバは得点の前に得点機会をほとんど作れなかった事を思うと、内容的に進歩はあったと思います。最後に取られた決勝点に関しても、スクランブル的に最終ラインに入った小野瀬にあの対応を迫るのも難しいでしょうし……今日の試合については仕方部分もあったとも思いますし、そこまで悲観しようとは思いません。

……ただ、それはあくまで第6節全北戦を単体で見た場合の話であって、ACLの6試合にはやはり問題はありました。ACLに関しては後日ブログを書きたいとも思いますが…確かに今日の審判には言いたい事もありますよ。めちゃくちゃ文句言いたいですわ。だからと言って「じゃあ審判が違ったジャッジをしてくれたら勝てたのか?」と言われた時に「勝てた」とは断言出来ないわけですよ。結局、チェンライとの2試合に勝てなかった事、それによって全北戦を「勝点3以外許されない」という状況で迎えてしまった事はやっぱり全てで、第2節の全北とのドローを価値あるものに出来なかったのは自己責任な訳です。今日全北を押し込めたのも、全北が消化試合と化していた事を抜きにしては語れないですし。審判に言いたい文句はあるけれど、でも外的要因のせいにして片付く敗退じゃなかったのも間違いないです。

 

 

 

それでも、この1ヶ月近いウズベキスタン生活は相当な疲労が肉体的にも精神的にもあったと思います。これはガンバのみならず川崎フロンターレ、タイの名古屋グランパスセレッソ大阪含め。ガンバだけ結果は望むものではありませんでしたが、ひとまずは他の3チームも含めた関係者の皆様、本当にお疲れ様でした。ガンバに休める暇は無いんですけど、これから続く連戦に何かを切り替えるきっかけになってくれれば……と。

 

 

総じてスイッチャーあんまり上手くなかった…(国際映像)

ではでは(´∀`)