イングランドデンマーク戦、仮眠から覚めたら朝7:00でした。
どーもこんばんは
夢ならばどれほど良かったでしょう……
さてさて、熱戦が続いたUEFA EURO 2020も残すところイタリア代表vsイングランド代表の決勝戦を残すのみとなりました!
イタリアは2大会ぶりの決勝で準優勝なら過去に2度経験しているものの、優勝となれば実に53年ぶり。一方のイングランドは実はEUROでは決勝進出自体が初めてで、自国の大声援を背に初優勝を目指します。
……で、今回はですね。独断と偏見で選ぶUEFA EURO 2020 ベストイレブンなんかを作ってみようかしらと。どうせなら決勝終わってからやれという方もいるとは思いますが、なんとなく……決勝を待つとね、やっぱり決勝のパフォーマンスに流されちゃいそうというか。流されやすい子なんでね…。
というわけで当ブログ的ベストイレブン決めていきます!
GK ヤン・ゾマー(スイス)
生年月日:1988年12月17日
所属チーム:ボルシア・メンヒェングラードバッハ(ドイツ)
EURO2020成績:5試合9失点
失点数だけで見れば少し多くも感じますが、失点に関してはノーチャンスなものも多く、そんな中でゾマーが今大会で見せたパフォーマンスはもはや神がかり的なものでした。特にフランス戦とスペイン戦での活躍は凄まじく、2試合とも…特に延長戦では漫画のキャラかと思うほどのプレーでしたね。
DF ジョルジョ・キエッリーニ(イタリア)
生年月日:1984年8月14日
所属チーム:ユベントス(イタリア)
EURO2020成績:4試合0得点
今大会で大躍進したイタリア。これを書いているのは決勝の前なので優勝出来たのかどうかはわかりませんが、比較的若返ったチームの中でキエッリーニ&ボヌッチのCBコンビはやっぱり圧巻でした。キエッリーニは第2戦のスイス戦で負傷退場した事もあって2試合欠場したものの、復帰した準々決勝のベルギー戦のパフォーマンスはもう……凄まじかったですね。
スペイン戦のPK戦前のジョルディ・アルバとのやり取りも話題になりましたけど、あの百戦錬磨だからこそ出せる「余裕」もチームの士気に影響を与えていると思います。
DF シモン・ケアー(デンマーク)
生年月日:1989年3月26日
所属チーム:ACミラン(イタリア)
EURO2020成績:6試合0得点
第1戦フィンランド戦でのアクシデントに対する主将としての対応が大きく賞賛されましたが、その統率力はそのシーンのみならずピッチ内でのデンマークのパフォーマンスにも反映されていました。
第2戦ベルギー戦以降のデンマークは結構前がかりな形でのサッカーを展開していた中で、その中で重要なのは3バックのバランス感覚だった訳ですけど、3CBの両脇のアンドレアス・クリステンセンとヤニク・ヴェスターゴーアの特性を活かしながらバランスを整えたディフェンスリーダーとしてのコントロールはデンマークのチームとしての積極性に大きな助けになっていましたね。
生年月日:1995年7月12日
所属チーム:マンチェスター・ユナイテッド(イングランド)
EURO2020成績:5試合0得点
準決勝までの5試合でアシストは3つ記録。グループステージではイングランド自体がやや窮屈そうにプレーしていた感もありましたが、ベスト16ドイツ戦からシステムを3-4-2-1に変更し、ショー自身もポジションを一列挙げてからは攻撃力大爆発。特に途中出場で入ってくるグリーリッシュとの組み合わせは驚異的でしたね……。大会中にロベカルにフォローされたそうです。
MF ジョルジーニョ(イタリア)
生年月日:1991年12月20日
EURO2020成績:6試合0得点
イタリアはピルロ的な役割をこなせる選手をやっぱり求めていたと思うんですよね。アンカーの位置でコントロールタワーとして、機能するというより周りを機能させられる選手というか。もちろんピルロとジョルジーニョは全く違う選手ですが、例えるならそれに近いものがあると思います。今回のイタリアは特にインサイドハーフと両WGの選手がのびのびプレーしていた印象がありますが、そこにはジョルジーニョの起点がある事は重要というか必須でした。
MF ミッケル・ダムスゴー(デンマーク)
生年月日:2000年7月3日
所属チーム:UCサンプドリア(イタリア)
EURO2020成績:5試合2得点
ここまで挙げた選手は基本的に大会前の時点である程度やれる事がわかっていた選手というか、所属クラブで明確な実績を既に持っている選手。それを踏まえると、今大会最大の発見だったのはダムスゴーかもしれません。
クリスティアン・エリクセンの代役として出場した第2戦ベルギー戦は敗れこそしたものの見事なパフォーマンスを見せ、前線3枚の推進力と機動力が大きな武器となったデンマークの攻撃で中心的な役割を担っていました。イングランド戦のFKもびっくりするような一撃でしたしね…。まだ20歳。市場価値は今回のEUROで爆上がりしたでしょう。
MF セルヒオ・ブスケツ(スペイン)
生年月日:1988年7月16日
所属チーム:FCバルセロナ(スペイン)
EURO2020成績:4試合0得点
コロナ陽性から復帰してすぐ先発…という状況も当然ありましたが、確かに体力面では一時期と比べると衰えは否めないです。それでもブスケツが欠場した最初の2試合で勝てない、内容的に安定感がない、大丈夫かコレ……そんな不安定状態だったスペインが、ブスケツが復帰すると一気に安定感を取り戻した感じはありましたね。ブスケツがチームに与えた落ち着きはやっぱりブスケツのスキルの高さを窺わせるものでした。特にインサイドハーフに入ったコケとペドリ辺りはその存在の大きさを強く感じているのでは。
MF ポール・ポグバ(フランス)
生年月日:1993年3月15日
所属チーム:マンチェスター・ユナイテッド(イングランド)
EURO2020成績:4試合1得点
まず大前提として、今回のフランスは優勝候補の本命としては期待を裏切るパフォーマンスだったのは間違いなく、初戦のドイツ戦以外は内容も芳しいものではありませんでした。ただ、そんな中でもポグバの今大会のパフォーマンスはもっと評価されるべきでしょう。
フランスにはエンゴロ・カンテがいるので守備タスクが減るのも大きいと思いますが、攻撃に手詰まり感が否めなかったフランスの中でポグバのミドルパスは数少ない打開策であり、そしてそのタイミングの精度とタイミングは圧巻でした。特にポルトガル戦はポグバがいなければちょっとどうなってたかわかんないですしね……。
FW ロレンツォ・インシーニェ(イタリア)
生年月日:1991年6月4日
所属チーム:ナポリ(イタリア)
EURO2020成績:5試合2得点
今大会のイタリアのウインガーは調子良かったですよね。キエーザも勝負強さを見せましたし、開幕戦のトルコ戦も結果だけ見れば3-0ですけど、結構苦しんで嫌な流れだった前半の空気を一変させたのはドメニコ・ベラルディのドリブル突破からでしたし。そんな中でもインシーニェは突出していた影響です。
特に守備→攻撃に切り替えた時の急先鋒っぷりはイタリアの攻撃を迫力あるものにしていきました。ベルギー戦のように自分でも決め切れてしまうし、少し詰まったら詰まったでスピナッツォーラの攻撃参加を促すとか、そういう機転も効いていました。
生年月日:1994年12月8日
所属チーム:マンチェスター・シティ(イングランド)
EURO2020成績:6試合3得点
イングランドが若干スロースタートになり、ケインもなかなかエンジンがかからなかった時にスターリングが好調だったのはイングランドにとって大きかったです。後述しますが、いくらイングランドが大会後半に尻上がりになるようにチーム造りをしたところで構築段階で敗退してしまっては意味はないですからね。そしてイングランドの調子が上がってたら上がったでしっかりその波に乗っていましたし。
確かにちょっと準決勝デンマーク戦のPK獲得場面でケチがついた部分はありますけど、それでもスターリングの貢献は揺らぎはしないなずです。
FW カリム・ベンゼマ(フランス)
生年月日:1987年12月19日
所属チーム:レアル・マドリード(スペイン)
EURO2020成績:4試合4得点
大会直前に電撃復帰。優勝へのラストピースとしての復帰ながらチームとしてはベスト16だったので、本人としてもフランスとしても失望感は残る結果でした。しかし、チームとの練習機会が直前合宿しかなかったにも関わらずベンゼマはやっぱり凄かった……。むしろ、今大会のフランスが低調だったが故にベンゼマとポグバが少し孤軍奮闘気味に映ったところかもしれませんが…。
最大のハイライトはなんといってもスイス戦の同点ゴール。あのトラップはもう……あのままフランスが勝っていれば長きに渡って語られるであろうトラップでしたね。
【候補には入れたけど泣く泣く外した選手】
GK
ジャンルイジ・ドンナルンマ(イタリア/ACミラン)
ウナイ・シモン(スペイン/アスレティック・ビルバオ)
DF
レオナルド・ボヌッチ(イタリア/ユベントス)
レオナルド・スピナッツォーラ(イタリア/ASローマ)
ハリー・マグワイア(イングランド/マンチェスター・ユナイテッド)
MF
ニコラ・バレッラ(イタリア/インテル・ミラノ)
カルバン・フィリップス(イングランド/リーズ・ユナイテッド)
ロビン・ゴゼンス(ドイツ/アタランタBC)
FW
チーロ・インモービレ(イタリア/ラツィオ)
ハリス・セフェロビッチ(スイス/SLベンフィカ)
パトリック・シック(チェコ/バイエル・レヴァークーゼン)
監督 ガレス・サウスゲート(イングランド)
現職:2016年9月〜
生年月日:1970年9月3日
素晴らしい監督は多くいました。イタリアをあそこまでの完成度に持っていったロベルト・マンチーニ、あの状況からチームをまとめ上げて躍進に導いたデンマークのカスパー・ヒュルマン……特定の試合のゲームプランで言えば、準決勝イタリア戦のルイス・エンリケ(スペイン)や第3戦ウクライナ戦でのフランコ・フォーダ(オーストリア)の采配も痛快でした。
そんな中でサウスゲートを選んだのは決勝までを逆算して、尻上がりに調子が上がるように整えたプランニングです。正直、私も最初の2試合のイングランドを見て「大丈夫?」って思ったりもしたんですけど、そこからはまさしく右肩上がりでチームの調子は上がっていました。加えて、いつの時代も豊富なタレントを揃えているにも関わらずイングランドがどうしても破ってこれなかった壁を撃破し続けた事…これはサッカーの母国の歴史の中でも大いなる足跡でしょう。
さぁ、決勝戦は迫ってきております。……まぁ、このブログを決勝が終わってから見たよーという方もおられるでしょうが…。色んな意味で異例づくしの大会でしたけど、やっぱりEUROは面白かった!決勝も名勝負になることを期待しています。
せっかくWOWOW入ったのに頑張れTEAM NACS見るの忘れてたやんけ
ではでは(´∀`)