RK-3はきだめスタジオブログ

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【Jリーグ夏移籍】もしかしたら獲れる?今夏の移籍注目銘柄20選(後編)

流石に5000人のチケットを取り合うのは無理があった…。

 

あっ、この前の代表戦の話です。

 

どーもこんばんは

 

 

さてさて、今回のブログは「狙い目かもしれない!?Jリーグ夏移籍2021、注目銘柄」20選手ピックアップ企画の後編です。

 

 

 

詳しい企画概要に関しては上に貼ったリンクの前編をご確認くださいませ。今回は11人目からサクッと本編に突入していきます。

 

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このブログに記載している情報は7月20日時点でのものである事はご留意くださいませ。

 

 

 

#11 MF 山村和也(川崎フロンターレ)

 

国籍:日本

生年月日:1989年12月2日(31歳)

所属歴:2019年〜

これまでの所属チーム:鹿島アントラーズ(2012〜2015)→セレッソ大阪(2016〜2018)

日本代表通算成績:1試合0得点

現チームでの立ち位置:ベンチ

★2012年ロンドン五輪出場

 

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川崎では主に元々本職であるCB起用がメインですが、ロンドン五輪日本代表時にはボランチC大阪時代にはFWやトップ下を務めるなど中央地帯全制覇のユーティリティプレーヤー。鹿島とC大阪で2度ずつ、川崎で3度の国内タイトル経験を持つなど日本でも有数のタイトルホルダーであり、186cmという長身はACL制覇を目論む川崎にとっては絶対に手放したくない人材である事は言うまでもありません。それは川崎のフロントも、鬼木達監督も同じ考えでしょう。ただし、実際にCBの序列としては谷口彰悟、ジェジエウ、車屋紳太郎に次ぐ4番手という立ち位置ですので、オファーが届けば気持ちが揺らぐ可能性も否定はしきれません。

山村に限った話ではありませんが、今夏は前編でも書いた諸般の事情から「絶対にチームに居てほしいけどレギュラーではない」という選手はほぼ全員移籍の可能性があるという心算でいた方がいいのかもしれません。

 

 

#12 MF 渡辺皓太(横浜F・マリノス)

 

国籍:日本

生年月日:1998年10月18日(22歳)

所属歴:2019年8月〜

これまでの所属チーム:東京ヴェルディ(2017〜2019.8)

現チームでの立ち位置:ベンチ

 

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伝統的に優秀な選手を輩出し続けるヴェルディユースが産んだMFは2019年夏にJ1に挑戦。しかし横浜FMも中盤の選手にタレントは多い事もあってレギュラーに定着する事は出来ていません。それでもアンジェ・ポステコグルー監督時代は途中出場でコンスタントに試合数は増やしていましたが、松永英機代行監督以降はルヴァン杯以外ではベンチ入りも出来ていない状況です。

ポテンシャルの高さは間違いなく、年齢もまだ若いのでマリノスが完全移籍で手放す事はないでしょう。ただ、レンタルの可能性は否定できないかも。

 

 

#13 MF 金子大毅(浦和レッズ)

 

国籍:日本

生年月日:1998年8月28日(22歳)

所属歴:2021年〜

これまでの所属チーム:湘南ベルマーレ(2018〜2020)

現チームでの立ち位置:ベンチ

 

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今年から浦和に入団。前述の渡辺同様、浦和としては将来性と伸びしろを見込んでの獲得でしょうから、完全で手放す事は無いでしょう。

とはいえ、浦和では現時点でも満足に出場機会を得ている状況ではないですし、その上で浦和は夏からは新たな獲得選手が試合に出場出来るようになります。多くの選手が加わるという事は、必然的に誰かがあぶれるという事にもなり、ただでさえボランチの選手が多くいる中で、江坂任酒井宏樹の入団で小泉佳穂や西大伍ボランチにポジションを移す可能性もあり(そもそも西はボランチ獲得を見込んで獲得した)、昨季の仙頭啓矢みたいにレンタルの形で湘南に戻るとか、そういうパターンはあるかもしれません。

 

 

 

#14 MF 三原雅俊(柏レイソル)

 

国籍:日本

生年月日:1988年8月2日(32歳)

所属歴:2019年7月〜

これまでの所属チーム:ヴィッセル神戸(2007〜2009.7)→ツエーゲン金沢(2009.7〜2009.12)→ヴィッセル神戸(2010〜2013)→V・ファーレン長崎(2014)→ヴィッセル神戸(2015〜2019.7)

現チームでの立ち位置:ベンチ

 

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複数ポジションをこなせる上に、守備に於いて何かと気が利く仕事人的プレーヤー。ただ、今季の出場機会は少なくなっており、最近は再び出場機会も戻したきたものの、今季はネルシーニョ監督の方針もなかなかよくわからなくなっているので全体的に読めません。三原は一応これまでの経歴的にもネルシーニョ監督には恩義のあるタイプでしょうから、そこが残る理由になる可能性もありますし。

ただ、他チームからすれば獲得チャンスはあるのかなと。そうなった時に三原を欲しいと思っているチームは多そう。

 

 

#15 MF カウエ(アビスパ福岡)

 

国籍:ブラジル

生年月日:1989年5月24日(32歳)

所属歴:2020年〜

これまでの所属チーム:大宮アルディージャ(2017.7〜2018.8)→アルビレックス新潟(2018.8〜2019)など

現チームでの立ち位置:ベンチ外

 

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今季の福岡はクラブの方針として外国人選手を多く獲得。長谷部茂利監督は対戦相手やコンディションに応じて誰を使うかを決めており、その方針とやり方により福岡は予想以上の躍進を始めています。ですので、少なくとも福岡のその方針は成功というか、当たっているのは間違いありません。

ただそれで割を食った状態になってしまったのがカウエで、新外国人選手が来日出来ていない時期こそレギュラーだったものの現在ではベンチ入りの機会も失っています。外国人選手枠が5枠しかない中で8人の選手から選ぶ時に、今の福岡のボランチ前寛之と重廣卓也or田邊草民で安定しているので優先順位も下がっています。新外国人獲得のハードルが高い今、隔離期間もいらない助っ人であるカウエの需要は他チームから注がれるかもしれません。

 

 

#16 FW 藤本憲明(ヴィッセル神戸)

 

国籍:日本

生年月日:1989年8月19日(31歳)

所属歴:2019年8月〜

これまでの所属チーム:SP京都FC(2012〜2015)→鹿児島ユナイテッドFC(2016〜2017)→大分トリニータ(2018〜2019.8)

現チームでの立ち位置:ベンチ

 

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神戸ではすっかりお馴染みとなったムードメーカー。先日の古橋亨梧の退団セレモニーの際も、ダビド・ビジャ引退試合と同様にスタジアムを盛り上げました。

ただし今季好調の神戸に於いてその序列は高いとは言えず、最近ではベンチ外になる機会も多くなってしまっています。従来のドウグラスや古橋に加えてリンコン、アユブ・マシカらが加入した事で序列は下がり気味。古橋の移籍とリンコンの離脱で出場機会は増えるかもしれませんが、神戸が新たなFWを獲得するとなると退団の可能性は更に高まるか…。

 

 

#17 DF 広瀬陸斗(鹿島アントラーズ)

 

国籍:日本

生年月日:1995年9月23日(25歳)

所属歴:2020年〜

これまでの所属チーム:水戸ホーリーホック(2014)→徳島ヴォルティス(2015〜2018)→横浜F・マリノス(2019)

現チームでの立ち位置:ベンチ外

 

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アントニオ・カルロス・ザーゴ監督が率いていた序盤数試合はコンスタントに試合にも出ていましたが、相馬直樹監督就任後は出番が激減。特に最近では常本佳吾が著しく台頭しており、控えの右SBもボランチが本職の小泉慶永木亮太をベンチに入れて…という形が多いので立場は厳しくなっています。

鹿島は去年大量補強しましたけど……当然といえば当然ですが、選手個々の明暗は結構分かれてますね…。

 

 

 

#18 FW 田中順也(ヴィッセル神戸)

 

国籍:日本

生年月日:1987年7月15日(34歳)

所属歴:2017年〜

これまでの所属チーム:柏レイソル(2010〜2014.6)→スポルティングCP(2014.6〜2016.1)→柏レイソル(2016)

日本代表通算成績:4試合0得点

現チームでの立ち位置:ベンチ

 

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前述の藤本と同様に今季の神戸は好調で、かつ三浦淳宏監督は中坂勇哉や佐々木大樹といった若手を積極的に起用する方針にシフトしています。田中が出遅れた要因は負傷もありましたが、復帰したとて何か大きく序列が変わった、というわけではなく、藤本と同様に現在噂されている選手の獲得が決まれば立場は更に悪くなるでしょう。

ただ、Jリーグを代表するベテランアタッカーだけにそのクオリティは確か。左足でプレースキッカーも務められる貴重な存在なので、手を出したクラブは結構多いはず。

 

 

#19 MF 乾貴士(フリー)

 

国籍:日本

生年月日:1988年6月2日(32歳)

これまでの所属チーム:横浜F・マリノス(2007〜2008.6)→セレッソ大阪(2008.6〜2011.7)→VfLボーフム(11-12)→アイントラハト・フランクフルト(12-13〜14-15)→エイバルCF(15-16〜17-18)→ベティス(2018.6〜2019.1)→エイバル(2019.1〜20-21)

日本代表通算成績:36試合6得点

アジアカップ2015出場

☆2018年ロシアW杯出場

アジアカップ2019出場

 

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現在フリーの大物といえば乾貴士でしょうか。既にエイバルの退団は発表されており、神戸移籍が噂されている長友佑都のように次の移籍先に関する話が実際に具体的にあるのかどうかはわかりませんが……ともかく、やっぱり酒井宏樹宮市亮に次ぐ大物の日本復帰に期待してしまう気持ちはあるでしょう。

古巣のセレッソが現在絶賛リバイバルタイムに突入している事もあって、移籍ウィンドーが開く度に乾と香川真司に対して復帰要請を送っている事はよく知られた話。梶野智強化部長は2020年シーズン開幕前の時点で、乾と香川がセレッソ時代につけていた7番と23番はその為に空き番にしている事を認め、その方針は今季にも引き継がれています。ただ、香川や清武弘嗣辺りとは違って実は乾はレヴィー・クルピ監督との関係はあまり良くはなかったなんて話も……。

 

 

#20 FW 大迫勇也(ヴェルダー・ブレーメン)

 

国籍:日本

生年月日:1990年5月18日(31歳)

所属歴:2018年7月〜

これまでの所属チーム:鹿島アントラーズ(2009〜2013)→1890ミュンヘン(2014.2〜2014.6)→1.FCケルン(14-15〜17-18)

日本代表通算成績:49試合23得点

現チームでの立ち位置:準レギュラー

★2014年ブラジルW杯出場

☆2018年ロシアW杯出場

アジアカップ2019出場

 

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日本代表の押しも押されぬエースストライカーですが、所属するブレーメンで苦しい時間が続いているのは今に始まった事ではなく、FWではなく中盤起用も目立ち、挙げ句の果てに今季はボランチで起用されるという事態まで。しかもブレーメン自体が2部に降格してしまった事もあり、移籍するんじゃね…?的な憶測と希望は多く語られています。

とはいえブレーメンとの契約は残っており、ブレーメンサイドも戦力計算しているので既にブレーメンの練習にも合流しています。ただ、前述の事情はあるので、もし大迫の移籍金を捻出できるクラブがあれば日本復帰の可能性は無いとは言えないのでは。実際に神戸の話が出ていますし、予算に目処がつけばオナイウ阿道の抜けた横浜F・マリノスあたりも乗り出してくるかもしれませんし…。

 

 

 

例年以上に戦略・タイミングが重要になってくる今年の夏補強。柏から浦和に移籍した江坂任のように特別な事情でもあれば話は別ですが、J2からのステップアップなど以外ではレギュラークラスの移籍はあまり起こらないと予想しています。だからこそ、如何に穴場を見つけるか、そしてその中からチームにフィットさせるスキームを編み上げる事が出来るか……今年の市場は例年以上に知略戦になるかもしれません。

 

 

代表戦利用してヨドコウ行こうと思ってたんすけどなぁ。

ではでは(´∀`)