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【真夏の救世主】頼むぞ武蔵!ガンバ大阪に降り立った、印象的な"真夏の救世主"5選。

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ワイもピーナッツが好き

 

どーもこんばんは

 

さてさて、巻き返しを狙うガンバ大阪ですが、今まさにガンバ動きます状態。複数クラブとの争奪戦を制して鈴木武蔵を獲得すると、食野亮太郎も復帰し、後半戦に向けての見ながらやる気を見せてくれています。

 

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という訳で今回は、過去にガンバに、夏に降り立った、ガンバにとってのいわゆる真夏の救世主を振り返っていこうじゃないかと。印象的な真夏の救世主を5人振り返っていきます。

 

 

 

今回は「救世主!」って感じのところを重要視するので、ガンバ在籍期間のトータルでの活躍以上に、短期的だったとしてもガンバを躍進に導いたり、危機から救ってくれた選手にスポットライトを当てていきたいなと。例えばですが、ファン・ウィジョのようにガンバでのブレイクが加入半年後くらいにドーン!と来たような選手は今回は対象外。そして「救世主!」「メシア!」感を強めるべく、かつての宇佐美貴史レアンドロのように元々ガンバ在籍経験があった選手も今回は対象外として、完ッ全に外部からガンバを救いに来た5人の真夏の救世主を取り上げていきます。頼むぞ鈴木武蔵!!!!

 

 

 

歴代の印象的な夏の大型補強

 

オリジナルアルバム出してみました!聴いてみてくださいませ。

 

 

 

#1 ニーノ・ブーレ

 

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生年月日:1976年3月19日

国籍:クロアチア

在籍シーズン:2000.7〜2001

前所属チーム:NKザグレブ

加入年の成績:13試合6得点

 

 

宮本恒靖稲本潤一の台頭で育成への評価は高まっていたガンバだったが、成績は相変わらず低迷したまま。1stステージも13位で、残留争いを余儀なくされている立場だった。そもそも当時のガンバは過去7シーズンで半分以上の順位に上がったのが1度しかなかった。

そんな中で、新たな外国人ストライカーとして

獲得したのクロアチア代表経験を持つニーノ・ブーレだった。2ndステージ第3節市原戦でデビューすると、第5節では1st王者の横浜FM相手にロスタイムの逆転ゴールで移籍後初得点。ニーノ・ブーレの活躍と共に、前述の宮本と稲本に加えて新井場徹都築龍太といったシドニー五輪世代のブレイクも重なったガンバは、2ndステージの最終盤まで鹿島・柏と壮絶な三つ巴の優勝争いを演じる事になった。最終的に優勝は間違い果たせなかったが、ガンバの得点力不足を一人で解決するほどの勢いでチームを躍進に導いた。

続く2001年シーズンも27試合で17得点を叩き出してエースとして活躍。在籍は1年半のみだったが、西野ガンバ以前の時代の名手として強く記憶されている一人。

 

 

 

#2 ラフィーニャ

 

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生年月日:1987年6月30日

国籍:ブラジル

在籍シーズン:2011.7〜2012.6

前所属チーム:ザスパ草津

加入年の成績:17試合11得点

 

 

このテーマでブログを書くにあたって、個人的に「真夏の救世主」感を最も強く感じている選手。2011年は上位に食い込めそうで食い込めない状況が続いていて、ACLも敗退。少しずつ調子を取り戻しているようにも見えたが、圧倒的な得点力を発揮していたアドリアーノの中東移籍に続いて宇佐美貴史も海外挑戦となった事で、前線の即戦力補強は絶対的に求められていた。そんな中で獲得したのがラフィーニャだったが、エース格2人が退団した後釜の補強がJ2で得点を量産できていた訳でもないFW、ましてやここ数年の夏補強はペドロ・ジュニオールイ・グノなどJ1で活躍していた選手の引き抜きだった事もあって「アドリアーノと宇佐美の穴をラフィーニャ1人で埋める気か?」と不安になったファンは多いはず。というか私である。

だがデビュー戦となった第10節(延期分)鹿島戦でいきなりゴールを決めると、続く第19節磐田戦では逆転ゴールを叩き出し、第22節川崎戦ではとうとうハットトリックまで叩き出してしまう。鹿島戦から川崎戦までの6試合で7得点。ラフィーニャ様、疑って本当にすいませんでしたと何度も言ったものである。この年のガンバは夏頃には首位をキープした時期もあり、最終的には3位、クラブ史上最高の勝点70を叩き出したが、途中加入ながら17試合11得点の大活躍を見せ、自身も半年の在籍ながらJリーグ優秀選手賞を受賞した。得点後に躍るブラジルのB-POPやらフタパンマンさえ出てこなければ間違いなくファン感2011のMVPだった昇龍拳やら陽気な性格も目立つ選手だった。

ただし、翌年はセホーン体制の混迷にも巻き込まれて自身も低迷。佐藤晃大の台頭もあって出場機会を失うと、シーズン途中で韓国の蔚山現代に移籍。ニーノ・ブーレやパトリックとは異なり、本当に無双したのが半年だった事がより一層「真夏の救世主」感を際立てているのかもしれない。ちなみに2012年のACL蔚山が優勝したが、ラフィーニャと同時期にガンバからはイ・スンヨル蔚山に移籍。2011年を最後に退団したイ・グノキム・スンヨン蔚山に移籍しており、夏までは家長昭博蔚山にいたせいで、クラブW杯で蔚山のラインナップを見たガンバファンが「ほぼガンバやないか!」と吠えたとか。ハイ、私です。

 

 

 

#3 ロチャ

 

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生年月日:1985年12月15日

国籍:ブラジル

在籍シーズン:2013.7〜2013.12

前所属チーム:ステアウア・ブカレスト

加入年の成績:13試合9得点

 

 

2013年はJ2での戦いを余儀なくされたガンバ。復帰とはいえ、形式はレンタルだったレアンドロ家長昭博がシーズン途中に契約元に復帰し、その穴を埋める存在として宇佐美の復帰と共に発表されたのがロチャの獲得だった。ルーマニアの名門、ステアウア・ブカレストからの補強というところでも注目されていた。

名前の可愛らしさを含め、いわゆる「瞬間最大風速」で言えばガンバ史上最強だったかもしれない。デビュー戦となった第26節東京V戦でいきなりゴールを決めると、ここから第30節鳥取戦まで5試合連続ゴール。5試合7得点という荒稼ぎっぷりだった。しかし第31節横浜FC戦以降は急激にペースダウンして終盤戦はスタメンからも外れ、在籍は僅か半年となった。

ただ、ガンバはJ1昇格こそ危なげなく決めたが、J2優勝に関しては神戸と激しいデッドヒートを演じていた為、そこを制したのはロチャのブーストで8月を4勝1分で駆け抜けた意味は相当に大きい。宇佐美との謎ダンスとかあったなぁ…。

 

 

 

#4 パトリック

 

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生年月日:1987年10月26日

国籍:ブラジル

在籍シーズン:2014.7〜2017.6,2019.8〜

前所属チーム:サルゲイロAC

加入年の成績:19試合9得点

 

 

宇佐美などの復帰組を除けば、ガンバの夏の補強として最大のヒットであり、一人の選手の獲得でチームの状況をまさしく一変させた。

J1復帰1年目となったガンバは前半戦で不振に陥り、ブラジルW杯による中断期間の時点で16位と降格圏内。J2蜻蛉返りの危機すら現実的なものになっていた。そこで夏の補強として獲得したのがパトリックだった訳だが、2013年に所属した川崎ではパッとせず、甲府ではそれなり活躍はしたけどそれなり程度…みたいな印象で、そもそも甲府時代のプレースタイル的に「ガンバに合うのか?」的な不安は誰しもが持っていたと思う。

だが第15節甲府戦で途中出場でデビューすると、倉田秋が出場停止になった第16節清水戦でスタメンに抜擢。この試合からパトリックの"覚醒"は始まったのである。この試合は清水ファンの友人と観に行ったが、お互いに「なんじゃあいつ!?」となったのをよく覚えている。前線で獅子奮迅に走り回り、自身も移籍後初得点を挙げ…あの試合の衝撃はなかなかなものであった。怪我から復帰した宇佐美とのコンビネーションは抜群の破壊力を持ち、そこに遠藤保仁今野泰幸のWボランチが固定されたところで、ガンバは一気に躍進に転じていく。ナビスコ杯決勝ではMVPを受賞し、天皇杯決勝でも1ゴール。2014年のガンバの三冠に於いて、まさしく象徴的な選手だった。同年のベストイレブンにも半年のみのプレーながら選出されている。

2015年も12得点の活躍で、ガンバのACLベスト4進出にも貢献。2016年の大怪我の影響で2017年に退団したが、広島での復活を経て2019年夏に復帰。今なおガンバのエースFWとしての活躍を見せているなど、今ではガンバの象徴とすら言える選手にすらなった。

 

 

 

#5 渡邉千真

 

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生年月日:1986年8月10日

国籍:日本

在籍シーズン:2018.8〜2020

前所属チーム:ヴィッセル神戸

加入年の成績:12試合3得点

 

 

ガンバが降格危機に瀕していた2018年8月、ガンバは降格回避のキーマンとして実績抜群の渡邉にオファーを出した。当初は神戸も難色を示していたというが、神戸が提示した長沢駿とのトレード(長沢はレンタル)という条件をガンバが飲んだ事で移籍が成立。神戸は移籍金1億円を求めていたというが、長沢とのトレードになった事で4000万円まで減額されたという。

デビュー戦でいきなりゴールを決めると、ガンバ怒涛の9連勝の1試合目となった第25節川崎戦でも先制点。得点数そのものは12試合3得点とさほど多くはなかったが、渡邉の前線でのキープ力やポストプレーにも長けたプレースタイルはファン・ウィジョともアデミウソンとも相性が良く、小野瀬康介倉田秋の攻撃参加も促し、数字以上の貢献度がそこにはあった。まさしく2018年の残留の救世主だったと言える。

2019年は怪我にも苦しんだが、2020年は宇佐美貴史・パトリック・アデミウソン渡邉千真の2人を先発させて2トップ総替えを繰り出す「宮本恒靖悪魔采配」の一角として大活躍。勝負強さの際立つ印象的なゴールを多く決め、第10節(延期分)鳥栖戦ではJ1通算100ゴールをガンバの選手として達成した。

 

 

そういえばJリーグ30シーズンシリーズ後回しにしすぎてる…。

ではでは(´∀`)