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ガンバ大阪、2021-2022補強プラン展望!【後編】ポジション別補強優先度

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ライブに行くと逆に当分アルバム聴きたくない現象

 

どーもこんばんは

 

上書きしたくない的な

 

 

 

さてさて、今回はガンバ大阪2021-2022補強プラン展望の第3弾です。まさか3回に分けてやる事になるとは……。

今回は、各ポジション毎に補強優先度を考えていきたいと思います。…とは言えども、私は記者や関係者じゃないので、実際に「◯◯が獲得できそう」「△△が退団しそう」という情報は持っていません。ですので、あくまでこれを書いている現在(11月10日時点)持ち合わせている(=ニュースとして報道されている)情報の上で考えていきたいと思います。

 

 

 

【おしながき】

①来季監督は片野坂さんで確定?(前々回)

②来季のコーチ人事(前々回)

③来年のシステムは?(前々回)

④まずは慰留。とにかく慰留。(前回)

⑤補強ターゲットの基本スタンスは?(前回)

⑥レンタル移籍組の処遇(前回)

⑦ポジション別補強優先度

 

 

オリジナルアルバムの配信も開始したのでそちらも観てね

 

 

⑥ポジション別補強優先度

 

スリム化とは言っても、おそらく今季のガンバのメンバーの中で…ガンバ側から切る選手は実はそこまで多くない気はするんですよ。現時点で契約満了になりそうな選手と言えばシン・ウォノ、チアゴ・アウベスくらいというか、ガンバの言う「スリム化」も「オファーが来たら放出する」くらいの感覚だと思っています。なので、補強ポイントは考える上では今年は特に「誰が去るか」を先に考えていく必要があるのかもしれません。

 

まぁ、それは前提というか、現時点では補強も退団もキム・ヨングォン以外は目立ったニュースもあまりありませんし、ひとまず現在のスカッドの上でポジション別に見ていきましょう。

 

 

 

【GK】

東口順昭、一森純、林瑞輝、石川慧、加藤大

補強優先度:★★☆☆☆

 

基本的に補強優先度は高くなく、緊急性はさほど高くないかと思います。東口はやっぱり神ですし、石川も天皇杯などで出場した際には安定したパフォーマンスを見せてくれました。加藤に関しては、元々一森と林の離脱に伴う緊急補強でしたが、一森の怪我が長そうな事、林の動向が全く読めない事を踏まえると、加藤のレンタルを延長するのがベターな気はします。それが実現しなかった場合はどこからか一人レンタルで補充はする形になるでしょう。さすがに3人はいないと頭数的に不安ですし。

谷に関しては前回で書いたのでここでは省略。

 

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センターバック

昌子源三浦弦太菅沼駿哉、佐藤瑶大、キム・ヨングォン

補強優先度:★★★★☆

 

2020年、2021年のガンバの最大のストロングはGKを除けばCBにありました。が、ここに来て舞い込んできたヨングォンの移籍報道……もちろん残留してほしいし、ガンバも慰留の為にやる事はやるとは思いますが、これが単なる国内クラブへの移籍ならともかく、ヨングォンの場合は「W杯や家族のことを考えた母国復帰」が大きな要因として踏まえると……そうなるとガンバにはどうにも出来ない部分が生じてくると。報道も確実視的なものが多くなってきましたし、年俸ダウンを受け入れてでも母国復帰を選んだのならもうガンバとしては見送るしかないというか。

ヨングォンがもし残ってくれるのであれば戦力としては十分な質が揃っています。昌子に三浦がいて、菅沼もCB陣が負傷離脱した際には素晴らしいパフォーマンスを見せましたし、終盤には佐藤も伸びを見せました。ただ、実際に昌子・三浦・ヨングォンが負傷離脱した時にCBが管沼と佐藤しかいなくなったように、戦力以前に若干頭数が足りていない部分もあります。これでヨングォンが移籍となればスタートから4人しかいない事になりますし、来季3バックをやるなら尚更です(3バックなら髙尾が入ってくるだろうけど)。それが即戦力なのか、手頃かつ堅いベテランなのか、或いはJ2を含めこれから伸びる選手なのか…どのグレードの選手を狙うのかはともかく、ヨングォン移籍なら誰かは獲得する必要があります。なのでヨングォン移籍なら☆5、残留なら☆3といったところでしょうか。

 

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サイドバック

藤春廣輝(左)、福田湧矢(左右)、黒川圭介(左)、柳澤亘(左右)、髙尾瑠(右)、シン・ウォノ(左)

補強優先度:★★★★☆

 

今季の前半戦に大いに苦しめられた「右SB誰もいない問題」は髙尾の復帰と柳澤の獲得で一応の解決はしました。特に柳澤が左右両方出来るのはやっぱり大きかったですね…一応右に髙尾と柳澤、左に藤春と黒川…という具合に一人ずつ控えを置ける体制になっている分、補強優先度という意味では去年より下がっていると思います。

ただ、藤春と髙尾の負傷離脱が「長い」のではなく「多かった」という事を考えると、4バックで考えるならもう一枚いてもいいのかなと。特に藤春はいつまでどこまで稼働できるのかが少し読めなくなっている部分もありますし、そうなると黒川だけになってくる。一人はやっぱり取るべきなのかなぁと。去年みたくなる前に…。

 

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ボランチ

→チュ・セジョン、倉田秋井手口陽介、奥野耕平、矢島慎也、山本悠樹

補強優先度:★★☆☆☆

 

相対的に補強優先度は低めというか、他のポジションと比べると既存戦力に賭けても良いポジションではある気はします。後半戦は山本が好調で、井手口の復調も見られていますし。山本や奥野はもちろんの事、井手口だって2022年でまだ26歳で、年齢的には全盛期がこれからであって欲しい選手の一人。ただ、倉田や矢島を2列目起用とするならシンプルに頭数の問題は発生してくるので、その辺りでの選手獲得とかの必要はあるかもですが。

一つ気になるのはチュ・セジョンの去就。ガンバが「スリム化」を一つのテーマに掲げている事を踏まえている以上、おそらく高年俸で、かつ今季はここまで費用対効果にあった活躍とは程遠い彼は残留するとは断言出来ない状況にあります。ただ、見限るほど酷いなんてことはなく、能力の片鱗を見せるシーン・試合もあったので彼の2年目を見てみたい気持ちと、監督が本当に片野坂さんなら今以上に合うんじゃないか…という気持ちもあって。チュ・セジョンが残るならボランチの補強を急ぐ必要は無いのでは(そもそも複数年契約してるかもしんないけど)

 

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【2列目】

小野瀬康介倉田秋小野裕二、福田湧矢、矢島慎也ウェリントン・シウバ、塚元大、チアゴ・アウベス、白井陽斗、山見大登、宇佐美貴史

補強優先度:★★☆☆☆

 

2列目は現在、結構なボリュームゾーンにはなっています。これは完全に個人的な推測ですが、ガンバの言う「スリム化」において放出候補になりそうなのはおそらくこのポジションかと。チアゴ・アウベスは今季限りの可能性が高そうですし、ガンバが自主的に切る事はなさそう(=オファーが来れば検討する)くらいの話だとしても小野瀬、小野、矢島、シウバも然り。塚元と白井にはレンタルの可能性もあるでしょうし、それだけにこのポジションの補強優先度は読めないというか。まずはこのボリュームゾーンになっている既存戦力に対して、彼らを来季どういう扱いでクラブ側が考えているのかが全てにもなってきます。矢島は2列目で使いたいのか、ボランチで使いたいのか…とかも含めて。

ガンバの難しいところって、決定的に人員が欠けてるポジションってさほど無いところなんですよね。だから怪我人続出みたいな事にならない限り緊急を要する場所は成績の割に多くないんです。一方で、特に2列目は戦力を整理出来ていないところがあるというか。このポジションの補強はJ2からの引き上げを除けば放出が前提にはなると思います。既にユース組の昇格も決まってるポジションですしね。

個人的にはそれこそ、一時期の二川孝広みたいな選手がいてくれたらとは思いますが…あんな天才そうそう出てこないし。

 

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【FW】

レアンドロペレイラ、パトリック、塚元大、チアゴ・アウベス、白井陽斗、山見大登、宇佐美貴史

補強優先度:★★★★☆

 

FWも考え方は色々あるんですよね。例えばそれは来季のシステムをどうするかによっても変わりますよね。1トップなのか、2トップなのかでシンプルに必要な人数も変わりますから。それに伴い宇佐美をFWとして考えるのかMFとして考えるのかも変わってきますし。

ただ、ガンバとして「パトリック依存」みたいな現状をどう捉えるのか、という部分は絶対にあるんですよ。パトリックは2022年で35歳になりますから、いつコンディションがダメになっても不思議な話じゃない。パトリック頼みの攻撃が多かった今季の反省をどう来季の編成に繋がるのか…という部分での興味と、それを補強で解決の糸口を見出す必要性はあると思いますし。個人的に、5月くらいの時点で欲しいなーと思っていたタイプの選手には山見が一番近かった事が発覚したので、どのタイプを…といえば難しいですが。

個人的には、片野坂監督が就任したら…という前提で言えばペレイラに期待したい気持ちがあります。ペレイラの今季の活躍はガンバ的には間違いなく赤字判定しなければならないのが現実で、そこにはペレイラの問題もありましたが…ガンバの失敗はペレイラにパトリック的な働きを求めてしまった事だと思うんですよね。そこで片野坂監督の大分での藤本憲明、或いはオナイウ阿道的な立ち位置にペレイラを置く事が出来れば…結構良いインパクトを残してくれるような気はするというか。

 

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…さぁ、3部作でお届けしたガンバ大阪補強プランのお話でしたが、果たして2022年、我々はどんなスカッドを見る事になるのか……楽しみ、不安、期待、恐怖…。

 

 

「祝祭」のライブ版すげぇぞ。

ではでは(´∀`)