いきなり寝不足。
どーもこんばんは
さてさて、本日のマッチレビューは2022 FIFAワールドカップカタール大会、グループD第1戦、フランス代表vsオーストラリア代表の一戦です!!
カタールW杯観戦ガイド更新中!是非覗いてください!
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オリジナルアルバム出してみました!聴いてみてくださいませ。
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自称・当ブログ的カタールW杯テーマソング
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カタールW杯3日目、遂に前回王者・フランスの登場です。
かつて優勝を飾った1998年大会の後と同じで、圧倒的なタレント力を誇るW杯メンバーに次々と台頭してくる眩いばかりの新星、そして帰ってきたスーパースター……その圧倒的なスカッドから、彼らの天下はまだ当分続くことを多くの人が予想しました。しかし優勝候補本命として臨んだEURO2020ではベスト16でスイス相手に敗退。それからは主力のスランプや不振、そしてコンディション問題が頻発するようになりました。それでも彼らが強いのは変わりません。ただ、エンゴロ・カンテ、ポール・ポグバ、カリム・ベンゼマといった主軸が相次いで離脱し、予期せぬ大幅な世代交代を同時に進めなければならなくなった今、2002年日韓W杯で彼らが始めた「前回優勝国がグループステージで敗退するジンクス」に立ち向かわなければなりません。
対するオーストラリアですが、彼らは彼らで……2006年のドイツW杯で見せた眩さは今は影を顰め、飛躍を目指して乗り込んだアジアという舞台でも、近年は日本やイラン、韓国にサウジアラビアといった面々の後塵を拝する日々が続いています。しかしそれでも、プレーオフでペルーを下したその勝負強さはまだ残っているはずです。
思えばチュニジア以外の3チームが前回大会と同じ組み合わせとなったグループDで、フランスとオーストラリアは4年前も初戦の対戦カードでした。悩める者同士という構図に図らずもなったこの一戦を、一つの起爆剤に変えるのはどちらのチームでしょうか。
両チームスタメンです。
フランスは一時は3-4-1-2を採用していた事もありましたが、今大会は従来の4-2-3-1をベースに戦います。主力に怪我人が続出している中、ベンゼマに代わるワントップは前回大会もレギュラーを務めたオリヴィエ・ジルー、カンテとポグバが離脱したボランチにはアドリアン・ラビオと新星のオーレリアン・チュアメニが入っており、プレスネル・キンペンベが離脱し、ラファエル・ヴァランも負傷でベンチスタートとなったCBにはイブラヒム・コナテとダヨ・ウパメカノが入っています。
予選では散々苦しんだオーストラリアは、基本的にはペルーと戦ったプレーオフの時から大きな変更はありません。しかしレギュラー候補だったマーティン・ボイルが2日前に負傷離脱となり、ボイル起用時は左に入るマシュー・レッキーを右にスライドし、左にはクレイグ・グッドウィンを配置しました。センターFWにはファジアーノ岡山所属のミッチェル・デュークが起用されています。
ちなみに、前回のロシアW杯でも初戦で対決した両者ですが、4年半前のその試合に出場した28名のうち、今日もスタメン起用されているのはフランスが7人、オーストラリアが5人です。
本日の会場はカタール、アル・ワクラのアル・ジャヌーブ・スタジアムです。
アル・ワクラSCがホームスタジアムとするスタジアムで、今大会の試合会場の中では最も南に位置する会場となっています。カタールW杯に向けて新設されたスタジアムの中では最も早くに完成したスタジアムでもありますね。ちなみにアル・ワクラは現在、ドーハに次ぐカタール第二の都市になっています。
カタールで集中開催された2020年のACLでは横浜F・マリノスとヴィッセル神戸もこのスタジアムで試合を行いました。このスタジアムの外観はカタールの伝統的な漁船「ダウ船」をモチーフにデザインされましたが、このスタジアムの設計を担ったのは新国立競技場改築騒動で話題になったザハ・ハディド氏。大会後はサイクリングや陸上トラックを設置し、大型スポーツコンプレックスとして再整備する予定になっています。
ちなみにこのカードは前回大会の初戦と全く同じなんですけど、実はカザンで行われたあの試合は現地で観る幸運に恵まれまして。あれからもう4年半経ったんですね…。
その短道中の軌跡を綴ったW杯観戦日記も是非見てみてください↓
フランスvsオーストラリア、4年前と同じ初戦か……なぜかガンバユニ(しかも11番の倉田)でカザン行ったなぁ…。何気にW杯史上初のVARとウンティティのバレーボールハンド現地で観れたのよ…。#FRA#AUS pic.twitter.com/vO0qSLJKgu
— RK-3 (@blueblack_gblue) 2022年11月22日
カタールW杯で使用される全スタジアムの紹介はこちらからどうぞ!
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フランスはムバッペとデンベレの両WGが中に積極的に切り込む形で打開しようとしていきます。しかしオーストラリアもしっかりと中を固めてそれに対処。サイド攻撃とプレッシングを仕掛けてくるフランスに対し、オーストラリアは逆に無理にカウンターを仕掛けない形を狙おうとしていました。
それがいきなり実を結んだのが9分でした。オーストラリアは攻め急がずにビルドアップでフランスのプレスを引き出すと、ある程度引きつけたところで自陣から完璧なサイドチェンジを送り込みます。これを右サイドに張ったマシュー・レッキーがしっかり収めて突破してグラウンダーのクロスを入れると、ファーサイドに走り込んだクレイグ・グッドウィンが詰めてなんとフランス先制!!あまりにも鮮やかな攻撃…アルゼンチンvsサウジアラビアの記憶が生々しい中、試合は衝撃的なスタートを迎えます。
失点の場面でリュカ・エルナンデスが負傷し、弟のテオ・エルナンデスとの交代を余儀なくされたことも含めてフランスにとっては苦しい立ち上がりとなりました。ムバッペとデンベレに対し、オーストラリアの守備は簡単な1対2を作らず、1度対面する相手に1対1を勝たせて加速させたところを狙う…いわゆる1対1+1のような対応でムバッペとデンベレを抑え込み、そこからロングボール主体の攻撃で活路を作ろうとする狙いが上手くハマっていました。
しかし27分、フランスは右サイドでCKを獲得すると、アントワーヌ・グリーズマンのクロスは一度は跳ね返されましたが、こぼれ球を拾ったオーレリアン・チュアメニが左サイドに繋ぐとこれを受けたテオ・エルナンデスがクロス。これをファーにフリーで走り込んだアドリアン・ラビアが合わせてフランスが同点!
それまでのプランは完璧だったオーストラリアはこれで若干リズムに歪みが生じ、逆に硬さが取れたのかイキイキし始めたのがフランスでした。オーストラリアは自陣で再びビルドアップを試みると、左サイドのところでラビオがムバッペと連携してボール奪取。そのままマイボールにして左サイドを抉って折り返すと、GKの裏に走り込んだジルーがこれを押し込んでフランス逆転!
その後は完全にフランスペースで、逆転を許した事実に焦りを覚えたのか、オーストラリアはそれまではうまく行っていたサイドでの守備のリズムが狂い始めて度々サイドから決定的なシーンを作られ、グリーズマンやムバッペがクロスに飛び込む形で決定的な場面を迎えます。
これらは何とか枠外に抑えたオーストラリアも前半アディショナルタイムにはライリー・マッグリーからジャクソン・アーバインが決定機を迎えますが、頭で合わせたシュートはポストに…。前半はフランスがリードで終えます。
後半も試合はフランスペースでした。一度乱れたオーストラリアのバランスはギタギタに崩れ落ちていくようにフランスは猛攻を仕掛け続けていきました。
50分にはジルーがテオ・エルナンデスのクロスをバイシクルで合わせるも僅かに枠の外。63分にはコナテ、64分にはムバッペもシュートを打つも決まらず、67分にはテオ・エルナンデスがマイナスに折り返したところをグリーズマンが詰めますが…完全に決まったと思ったシーンはアジズ・ベヒッチがギリギリで掻き出して阻止。
しかしその直後の68分、テオ・エルナンデスのスルーパスにムバッペがインナーラップ気味に抜け出してシュート。これは枠を捉えられず右サイドに流れていったものの、これを拾ったデンベレがタメを作ってから入れたクロスにムバッペが頭で合わせてフランス追加点!今大会の主役候補となる男にも初ゴールが遂に生まれます。
更に72分には今度は自陣でのビルドアップからダヨ・ウパメカノが左サイドに展開。サイドに張ったムバッペがクロスを上げると、ここにジルーが合わせて遂にフランスは4点目をゲット!ジルーはこれで代表通算51得点目となり、ティエリ・アンリと並んでフランス代表最多得点という事に。
そこからのオーストラリアに反撃の術はなく、完全にフランスがやりたい放題出来てしまうような試合展開となっていきました。サイドはおろか、ペナルティエリアの脇も完全に空いたような形になってしまい……フランスも5点目までは取れませんでしたが、それでも試合はそのまま4-1で勝利!立ち上がりはバタバタしたものの、最後は地力の強さを見せつけて快勝しました!
オーストラリアも、ゲームプランは悪くなかったと思うんですね。まさしく前半立ち上がりの守備のやり方、そしてそこからの先制点…この流れは本当に素晴らしかったですし、その勢いのままで2点目を取れてしまう可能性があるところもあった。ましてや守備に関しては、特に両WGを空回りさせる事が出来ていたんじゃないでしょうか。ただ、それだけにエアポケットのような隙を突かれてしまった事、その流れのまま逆転まで持っていかれた事……アルゼンチンvsサウジアラビアもそうですけど、5分でリードがビハインドに変わってしまう意味はやっぱり大きいです。前半最後にチャンスはありましたけど、やっぱりそこで壊れてしまった部分はあったのかなと。
逆に言えばフランスは最初はぎこちなかったですし、ムバッペとデンベレの今の感じの突破を続けるだけだと厳しいぞ…と正直思っていました。ただ、決定的なポイントを逃さなかったことで最終的にリズムを持っていた……それを突いたのがラビオであり、ジルーだったのは感じるものがありますね。テクニックのような技でもフィジカルのような力でもない巧さというか。これだけセンターラインの主力が怪我で離脱しまくった中でもこの力はを見せたのは、やっぱりさすがとしか言いようがないです。
【うれしはずかしじゅんいひょうのコーナー】
11月22日(大会3日目)
C組
アルゼンチン1-2サウジアラビア
ポーランド0-0メキシコ
D組
フランス4-1オーストラリア
11月23日(大会4日目)
※キックオフは日本時間で記載しています。
22:00 E組 ドイツvs日本
25:00 E組 スペインvsコスタリカ
28:00 F組 ベルギーvsカナダ
ロシア行ったの4年前かあ
ではでは(´∀`)