運命に約束されたかのような決勝
どーもこんばんは
さてさて、本日のマッチレビューは2022 FIFAワールドカップカタール大会 決勝戦、アルゼンチン代表vsフランス代表の一戦です!!
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その挑戦権は4年に一度しか巡ってきません。
そして、巡ってきたその機会に巡り合わせるかどうかは一生に一度もない。
簡単に訪れる"次"なんてない……この決勝は4年に一度であると同時に、決して4年に一度なんかじゃない。ファイナルです……さぁ、ファイナル。4年間の軌跡と、選手個々の物語がここに結実します。
リオネル・メッシを取り巻く物語は、まさしく今回のW杯の主題ともいうべき軌跡でした。「One for All,All for One」なんてよく言いますが、今大会のアルゼンチンはまさしくその"One"を"Messi"に入れ替えたようなチームで、そして国民も含めた全員がその文脈を自分達の全てと捉えてここまで歩みを進めてきました。フットボールとしてのクオリティの高さを持ちつつ、理屈を超えた何かを常に胸に抱きながらここまできた……ある意味でアルゼンチンは、フットボールという競技における歴史を問われる立場にいる訳です。マラドーナは2度と現れないが、この男はマラドーナを越えるかもしれない……若き日のメッシは未練を追い、その残像を超える為に走り続けた。そして今、少年時代にメッシを見て、憧れを抱き、いつかメッシと同じ縦縞のユニフォームを着ることを夢見て育ったかつての少年が、この物語を完結させようとしている……アルゼンチンが目指す優勝は単なる優勝ではなく、"サッカー史上最高の選手"としての物語を完成させる事でもあります。あまりにも美しい物語の最終回は果たして歓喜なのか、それともまた涙に暮れるのか。アルゼンチンのサッカーの歴史に一つの決着を委ねる時が来ました。
対するフランスですが……今回の決勝戦に於いて、少し難しい立場に立たされている事は否めません。この決勝はどうしてもメッシが主語になってくる。若干ヒール的に見られてしまうこともあると思います。しかし、彼らもまた、この決勝では2度と訪れないかもしれない千載一遇のチャンスを目の前にしています。もし連覇を達成したら、それはW杯の歴史にとって60年ぶりとなる快挙であり、そもそも連覇への挑戦は…もし今回を逃せば、次に目指せるのは最短でも2030年です。そもそも、選手達にとって、W杯という舞台で"次"を保証できる者は誰もいません。"今"に懸けるのはフランスも同じで、誰もが一生に一度と言うべきチャンスをこの試合に懸けています。
そして…アルゼンチンもフランスも、歴史を紐解けばいつも絶対的な10番がそこにいました。今大会で強く感じたこと…それは"突き詰めた先はシンプル"という事でもあるような気がします。メッシという王がいて、ムバッペという王が来た。物語の美しさは歴代のW杯の中でも屈指のストーリー性かもしれません。さぁ、W杯の歴史に間違いなく永遠に刻まれるファイナルに、この一瞬をリアルタイムで眺める事が出来る幸運に思う存分に酔いましょう。全てのことは数時間後!
両チームスタメンです。
アルゼンチンは準決勝クロアチア戦からのスタメン変更は1人。これまでは2トップシステムをメインに戦っていたアルゼンチンでしたが、今日は決勝トーナメント怪我の影響を考慮されていたディマリアを左WGとして先発に復帰させた4-1-2-3システムに変更してきました。これまで左MFだったマクアリスター、Wボランチを構成していたエンソ・フェルナンデスがアンカーにポジションを下げています。左SBはクロアチア戦ではアクーニャの出場停止によりタグリアフィコが起用されましたが、アクーニャが復帰した今日の決勝もタグリアフィコが継続起用されています。
対するフランスは準決勝モロッコ戦は4-1-2-3システムを採用しましたが、今日は布陣を4-2-3-1に戻しています。スタメン変更はアルゼンチンと同じく2人で、CBはウパメカノが先発に復帰。また、モロッコ戦を欠場したラビオも先発に戻って来てチュアメニとWボランチを組みます。一部では体調不良者続出とも言われていましたが、途中離脱者を除けばベストメンバーが間に合った形になりました。フランスは今日のスタメン11人の中ではロリス、ヴァラン、グリーズマン、デンベレ、ジルー、ムバッペが前回大会の優勝経験者です。
本日の会場はカタール、ルサイルのルサイル・アイコニック・スタジアムです。
スタジアムの外観は古代アラブの工芸品をモチーフにデザインされており、まるで巨大な黄金のボウルの中にピッチとスタンドがあるかのような迫力を持ち合わせています。スタジアムのあるルサイルには2015年ハンドボール世界選手権の決勝や有名アーティストのコンサートを頻繁に開催するルサイル・スポーツ・アリーナや、2021年からF1のカタールグランプリが行われているロサイル・インターナショナル・サーキットも作られており、今やカタールのあらゆるコンテンツが集まる場所。ちなみに、フランスがこのスタジアムで試合をするのは初めてですが、アルゼンチンはこの決勝戦を含めた7試合のうち、第3戦ポーランド戦とベスト16オーストラリア戦をのぞく5試合をこの会場で戦っています。ちなみに今日はカタールという国の独立記念日です。
2005年に閣議決定によって生まれた計画都市であるルサイルは、カタールW杯の開催が決まった時点ではまだ街としての機能を有していない街でした。まだこのルサイルという街は開発途上で、未完成の街です。その他に爆誕したこの巨大スタジアムで行われる歴史上22回目となるトロフィーリフトはこの未完成の街を構成する新たな歴史となります。
カタールW杯で使用される全スタジアムの紹介はこちらからどうぞ!
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やはり決勝というだけあって、立ち上がりは両者共に慎重に繋ぎながらゲームに入っていきましたが、先に前に行くアクションを見せ始めたのはアルゼンチンの方で、その流れに呼応するかのようにプレッシングも積極性を増していきました。5分にはメッシがミドルを放つと、8分にはディマリアのクロスからデパウルがシュートに持ち込みましたが、それぞれロリスのキャッチとヴァランのブロックに阻まれて先制点には至らず。
17分にはアルゼンチンに決定機が。高い位置でデパウルがボールを奪ってメッシに預けると、右サイドを走り抜けたメッシからのスルーパスを受けて折り返し。メッシには合いませんでしたがファーサイドにディマリアが走り込んで決定的な場面…でしたが、ディマリアのシュートはフカす形になってしまい枠の上。ここまで攻めあぐねていたフランスも20分に左サイドを突破したエルナンデスが倒されて左サイドでフリーキックを獲得。グリーズマンのクロスボールにジルーが飛び込みましたが、これも惜しくも枠の上に外れていきます。
それでも試合を優勢に運んでいたのは明らかにアルゼンチンでした。23分、左サイドの深い位置でディマリアがボールを持つと、ディマリアはそこから鮮やかなドリブル突破でペナルティエリア内に一気に侵入。それも背後からデンベレが倒してしまい、これでアルゼンチンがPKを獲得。
ボールをセットし、助走をとるのはもちろんリオネル・メッシ。チームメイトの全ての視線が背中のNo.10に注がれる中、ロリスの逆を突く冷静なキックがネットに刺さってアルゼンチン先制!!
更にアルゼンチンの快走はまだまだ続きます。36分、自陣からワンタッチを駆使した巧みなパスワークでフランス守備陣を破壊するようにパスを繋いだアルゼンチンは、メッシの落としに反応したアルバレスがマクアリスターにスルーパスを供給。ラインブレイクに成功したマクアリスターの優しいパスに走り込んだディマリアのコントロールショットがネットに吸い込まれ、決勝戦で見せたこれ以上ないほどに美しい………。あまりにも完璧すぎるゴールでアルゼンチン追加点!!
前述のジルーのヘッドはその前にファウルを取られていた為、スタッツ上はシュート0本のフランス。この壊滅的な状況に対するショック療法か、フランスのデシャン監督は41分の時点でデンベレ、そしてジルーを下げてコロムアニとテュラムを導入する荒療治に打って出ます。しかし前半は最後までアルゼンチンペース。アルゼンチンにとっては怖いほど理想的な前半を過ごして後半に向かいます。
後半も試合はアルゼンチンペースで、アルゼンチンが常に押し込む展開を続けていました。
この日のアルゼンチンが徹底していたのはムバッペを潰すこと…ではなく、グリーズマンを徹底してゲームから消す事でした。ムバッペが主役のフランスですが、そこには常にグリーズマンという存在がいて、フランスの攻撃はまずグリーズマンありきで設計されていた。要は「グリーズマンを消せばムバッペも自動的に消える」という理論の上でアルゼンチンはムバッペを泳がせてでもグリーズマン潰しを徹底しており、それが完璧にハマっていました。
フランスも普段ならラビオやチュアメニも攻撃に絡んでいけるとはいえ、今日はメッシ、アルバレス、ディマリアが常に前線にいた事から思うように前には出ていけない…グリーズマンが斬られたフランスの攻守は完全に分断された状況に。59分のアルバレス、60分のメッシのチャンスでも3点目には至らなかったアルゼンチンでしたが、試合はずっとアルゼンチンのパーフェクトゲームとして進んでいきます。
そんな中、アルゼンチンがディマリアとアクーニャを交代し、70分にムバッペがミドルシュートを無理矢理放った直後でした。デシャン監督はエルナンデス、そして絶対的なキーマンであるグリーズマンを下げてカマヴィンガとコマンを投入。フランスの核がグリーズマンである事は誰もがわかっていただけに疑念を持たせた交代でしたが、しかし…この交代こそが伝説のトリガーになろうとは……。
80分、カマヴィンガ、ムバッペと繋いだボールに最後はコロムアニが一気に抜け出してペナルティエリアに侵入すると、エリア内でオタメンディに倒されてフランスがここに来てPK獲得。これをムバッペが決め切って1点差に迫ると、壮大な物語は一気に爆発の時を迎えました。
1点を返した直後の81分。アルゼンチンの修正やフランスの加勢を語るよりも早いタイミングでした。ボール奪取から攻め上がったフランスは右サイドを駆けて中央のラビオへ。グリーズマンというキーマンを下げ、グリーズマン潰しをこの試合の最重要項目としていたアルゼンチンの守備のターゲットが定まる前に空いたミドルゾーンに、前半は守備に忙殺されたラビオが顔を出していました。そのラビオの浮き球のパスをムバッペが落とし、テュラムが浮き球でリターン。神に選ばれた男の最後の敵もまた神に選ばれた男でした。スタジアムもテレビの前も、世界中の時は止まり、ムバッペの右足から振り抜かれた弾道はゴールの右へ!!
フランス同点!!!!
アルゼンチンのパーフェクトゲームは一転、試合は一気にフランスが猛攻を仕掛けます。
フランスの組織性はグリーズマンに依拠した部分があり、アルゼンチンはそれを完璧に無力化させていた事がアルゼンチンの攻勢の要因なら、デシャン監督はグリーズマンを下げる事で全てをゼロに還し、自分達の組織性を自ら放棄する事でアルゼンチンを再びオープンな展開に引きずり込みました。ギャンブル性の強い采配ではありましたが、これが功を奏すと前半に入れたコロムアニやテュラムが活きてくるボール奪取からの速く、強い攻めが何度もアルゼンチンを襲うも、一方でアルゼンチンも最後の最後で意地を見せ、GKエミリアーノ・マルティネスの好セーブも光りながらギリギリ踏みとどまっていました。
アディショナルタイム、メッシが自らの黄金パターンのように放ったシュートはGKウーゴ・ロリスがファインセーブ。
前半…いや、70分くらいの段階で、誰がこの展開を予想したことか……壮絶な90分は2-2で延長戦に突入します。
延長戦の開始と共に、アルゼンチンはフランスのサイド攻撃に対応すべくモリーナを下げてモンティエルを投入。アルゼンチンにとっての延長前半は完全にフランスに傾いた流れを取り戻す為の15分でした。
102分にはデパウルとアルバレスを下げてパレデスとラウタロ・マルティネスを送り込み、ミドルゾーンを意識した展開をフランスに合わせてワイドに対応させる事で再び試合の展開を戻そうと試みており、そしてそのアプローチは上手く回りました。104分、中央のエリアを細かいパスで崩したアルゼンチンは右サイドをフリーで抜け出したラウタロが決定機…しかし、ここはギリギリでカバーに入ったウパメカノのスーパーブロックに阻まれると、続くモンティエルのミドルシュートもヴァランが頭でクリア。
そして延長前半を両者無得点で終えて迎えた延長後半開始早々でした。108分、ラウタロのスルーパスにエリア内の右に抜けたフェルナンデスが強烈なシュート。これはGKロリスの好セーブで弾きましたが、こぼれ球に詰めて押し込んだのがメッシ!!!!
3-2……しかし運命はまだ結末を許しませんでした。終了間際の118分、コマンのクロスがこぼれたところを拾ったムバッペのシュートはモンティエルの手に当たったと判定されてPK。これをムバッペが仕留めて遂に3-3!
試合終了間際、壮絶な攻防戦を迎えます。延長後半アディショナルタイム、メッシのパスに抜け出したラウタロがあわやGKと1対1の場面を迎えますが、これはウパメカノとオフサイドの前に倒れてゴールならず。すると今度はフランス。途中出場のコナテのボールに対してコロムアニは完全にラインブレイク成功。未来に手をかけたフランス、未来が手から滑り落ちていく感覚のアルゼンチン…しかしそこに立ちはだかったのはGKマルティネスでした!一生語り継がれるであろうセーブでシュートを防ぐと、三度繰り出されたアルゼンチンのカウンターで最後はラウタロがフィニッシュに至りますが、これも僅かに枠外。
もう……なんなんだこの決勝…。もはやこうしてブログとして残したい気持ちと、そしてこの神々しさを文字として残そうとすることも野暮なんじゃないか……その壮絶な伝説の死闘は遂にPK戦へ。
1人目、お互いの象徴であり、この試合でもPKを仕留めたムバッペとメッシはそれぞれPKを成功すると、アルゼンチンをPK戦に持ち込ませたGKマルティネスがフランスの2人目コマンをセーブ!!
フランスは更に、3人目のチュアメニのシュートが枠の左へ!対するアルゼンチンはメッシに続くディバラ、そしてパレデスもPKを決めると、迎えた4人目はモンティエル。同点弾のPKを与えた彼は、自らのPKでこの試合に蹴りをつけました。
アルゼンチン優勝!!!!!!!!!!
なんというか、どう書けばいいかわかんないですね……。まだ興奮を抑えられていないですし、抑えたいともあまり思ってないです。それが今の一番ストレートな感情ですかね。
まずはスポーツ的な事から書くと…スカローニ監督のゲームプランと修正力、そしてデシャン監督の博打は見事だったと思います。
まず、フランスと言えばやっぱりムバッペを誰もが警戒しますが、アルゼンチンはチームとして、ムバッペはある程度泳がせてでもグリーズマンを徹底的に消すやり方をチームとして共有できていました。システムを4-1-2-3にした事も、もちろんディマリアを使いたかったのも理由として大きいでしょうが、マクアリスターを中央に引き込む事でグリーズマンをこのゲームから消し去った。70分くらいまでのフランスがあそこまでパーフェクトゲームを展開できたのは「本当に貸すべき選手」を見誤らなかった事と、そのタスクを遂行するべくムバッペを放置する勇気を持てた事が非常に大きかった。フランス対策としてあまりにも完璧でした。
それに対してデシャン監督は……正直、ジルーを下げた時は「?」って思ったんですよ。まるでどん詰まりの中で状態に問題があるとて、あの状況のフランスならもう少しジルーを粘って良かったと思っていましたし、グリーズマンを下げた時も「大丈夫か…?」という気持ちが先行していました。そしてそれをデシャン監督に謝る必要があるわけですよ。本当にすいませんでした。
おそらくデシャン監督が狙ったのは…フランスの組織性はこれまでグリーズマンが担保していたという前提があった上で、アルゼンチンがグリーズマンを消した事でフランスは機能不全に陥った。であればグリーズマン自体を下げてしまい、フランスの組織性を自分達で破壊する事で、ピッチから組織という概念そのものを消し去った。するとアルゼンチンはグリーズマンを明確なターゲットにしていただけに、明確な狙いどころを失って宙ぶらりんの瞬間が生まれる。ゲームを締めにかかっていたアルゼンチンを、オープンゲームという無法地帯のようなカオス空間へと引き摺り込む。そういう状況になると前半に入れたテュラムやコロムアニも活きてくる…その理屈に気付いた時、デシャン監督の采配には心から痺れましたね。
もちろんギャンブル性の高い采配ですし、ましてやどこまでがデシャン監督の狙い通りだったのか、どこまで考えていたのかは実際にわからないです。ただ、確かな事実はデシャン監督がそういう「決断」を下し、ギャンブルに踏み切れた事。ドイツ戦の時の森保監督でもそうですが、ビハインド時にそういう博打が出来ることは監督として大きな特殊能力であり、それを成功させた以上、穿った見方をせずに称えたいと思いました。そして延長戦に入って、ワイドな展開に対応させたスカローニ監督の修正も見事でしたし、両指揮官の目論見はこの伝説の決勝を伝説たらしめたと思います。
あまりにも壮絶で、あまりにも刺激的で、あまりにも残酷で、そしてあまりにも美しい決勝戦でした。
近年、戦術はいつしか学問のようになり、"再現性"や"ロジカル"といったフレーズと共にこの数年で一気にピッチ上の事象は複雑化していきました。その現象はこのフットボールというスポーツに新たな価値観と評価基準を与え、間違いなくこの競技を進化させた。ただその一方で、欧州を中心とした革新的な時代の流れはまるで概念が理屈に囚われていくかのように、目的と手段が入れ替わり始めていくかのように、どこか大切なものを見失い始めていた部分はあったような気はしています。
今日の決勝のみならず、今大会を振り返ると……もしここにテーマを設けるなら、それはそういうフェーズを経て辿り着いた「突き詰めれば結局、シンプルに行き着く」といった部分だったように感じました。今日の決勝はまさしくその象徴だった……一つ一つのプレーへの執着、形勢を変える為のギャンブル、「誰かの為に」を地で行くような極上の根性論、目的をどこまで愚直に純粋に追い続けた両チームの攻防…そしてまるで運命に約束されていたような、あまりにも出来すぎた王と新時代の怪物の対峙とその結末……それは近年のサッカーの潮流に対する肯定と否定であり、それを経て辿り着いた一つの境地だったように思います。これほどまでに美しく、これほどまで再現性のないゲームを、私はこの人生であと何回見られるのでしょうか。
フットボールとはいつも刹那的で、だからこそ大袈裟なほどの文脈をそれぞれが紡ぎ、文脈が文脈を呼んだ新しい文脈が日々生まれていく。伝説は伝説に繋がり、この4年に一度の儚い舞台を基点とした旅を目指して、戦う者も観る者も熱量の下に人々は狂う。一周回って、やっぱりフットボールは何よりもシンプルで、そして少なくとも私にとっては何よりも美しいスポーツでした。あまりにでも出来過ぎたシチュエーション、余りにも出来過ぎた結末……この120分間のドラマにリアルタイムで触れられた幸運にただただ感謝したい気持ちでいっぱいです。
アルゼンチンおめでとうございます!!!!!!!!!!
【うれしはずかしじゅんいひょうのコーナー】
2022 FIFAワールドカップカタール最終順位
優勝:アルゼンチン(36年ぶり3回目)
準優勝:フランス
3位:クロアチア
4位:モロッコ
5位:オランダ
6位:イングランド
7位:ブラジル
8位:ポルトガル
9位:日本
10位:セネガル
11位:オーストラリア
12位:スイス
13位:スペイン
14位:アメリカ
15位:ポーランド
16位:韓国
17位:ドイツ
18位:エクアドル
19位:カメルーン
20位:ウルグアイ
21位:チュニジア
22位:メキシコ
23位:ベルギー
24位:ガーナ
25位:サウジアラビア
26位:イラン
27位:コスタリカ
28位:デンマーク
29位:セルビア
30位:ウェールズ
31位:カナダ
32位:カタール
当ブログではW杯閉幕後もW杯に関するブログを更新予定です!大会後の余韻までも全力で楽しんでいきます。是非チェックしていってください!
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おめでとうメッシ
ではでは(´∀`)