昨日アスファルトで普通にコケた
どーもこんばんは
さてさて、本日のマッチレビューは明治安田生命J1リーグ第5節、横浜FCvs京都サンガFCの一戦です!
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開幕2連敗、それも2試合連続クリーンシート負けとなったサンガ。
どうなる事かと思いました。どうなる事かと思いましたよ。
そしたらあらあら不思議なもんで。第3節FC東京戦、第4節湘南戦、2連勝。それも2試合連続複数得点。嗚呼2試合連続クリーンシート勝ち。チームのスローガンはRev Upと仰ってましたが、現在勝点回転数が急にRev Up状態。どうしたサンガ。どうしたんだサンガ。
なんでも、今日勝ったらJ1では21年ぶり…あのサンガ史上最高の年である2002年以来の3連勝なんですって。俺その時まだサッカー見てねえよ(5歳)。歴史は更新し続けるものであり、その度に次のステージへの挑戦権を人は得る。サンガが今立つところはそういうステージなのでしょう。たかが記録、されど記録。目先の記録に囚われずに…なんでよく言いますが、目先の記録の一つずつを超える事を繰り返せば、いつの間にか結果がそこについてくる訳ですから。
対戦相手の横浜FCとは、お互いに長いJ2生活の中で幾度となく火花を散らしてきました。サンガにとってライバルという表現がしっくりくるチームの一つでしょう。ただ、横浜FCとはJ1在籍年が上手いこと入れ違いになっていたので、J1の舞台で彼らと対戦するのは史上初。ちょっとした感慨深さも抱きながら、目標のハードルを一つずつ上げていくような勝利に期待したいです。
両チームスタメンです。
第3節FC東京戦、第4節湘南戦ではベンチメンバーの7名まで全く同じ18人を選出したサンガですが、今日もFC東京戦、湘南戦と全く同じスタメンを3戦連続で選出してきました。ただベンチメンバーに関しては湘南戦から数名変更しており、共にルヴァン杯G大阪戦で出場した松田天馬と新加入の三竿雄斗が、今季のリーグ戦で初のベンチ入りを果たしています。ちなみに、木下康介はドイツに渡る前のユース時代を横浜FCで過ごしました。
開幕4試合を終えて未だ未勝利の横浜FCは、前節FC東京戦からはスタメンを2人変更。左SBの橋本健人を和田拓也に、右SHの山根永遠を近藤友喜に変更。和田・近藤の両者とも第2節湘南戦以来となるスタメン復帰となっています。
本日の会場は神奈川県横浜市、ニッパツ三ツ沢球技場です。
横浜FCには6人ものブラジル人選手が所属していることもあって、今日の試合は「ブラジルDAY」と銘打って開催。肉フェスと称するスタジアムグルメのメニューにブラジル料理要素のある限定メニューが販売されたり、在留ブラジル人を招待する企画も。また、お笑いコンビしずるの村上純さんもスタジアムに来場し、各所でトークショーも実施されます。
桜も多く、花見の人気スポットとして知られる三ツ沢公園に位置するこのスタジアム。良い気候になってきましたね(今日は雨だけど…)。Jリーグ開幕当初は横浜マリノスと横浜フリューゲルスが本拠地として使用し、現在は横浜FCとYSCC横浜、そしてマリノスも不定期でホームゲームを開催するなど30年の歴史の中で多くの試合、様々な名場面が生まれたスタジアムですが…そう、サンガのあの伝説の、選手が一列に並ぶイかれたトリックFKが生まれたのは他でもないこのスタジアム。しれっと名場面作っていきましたね…。
序盤からサンガは高い位置でのプレスとそこからの組み立てを狙う姿勢が窺える入りで、序盤はその試合の入りに成功したようにも見えました。しかし11分にGKとDFの連携ミスからピンチを招くと、そのピンチをどうにか凌いだ直後の12分、左サイドでの縦パスを三田啓貴がヒール気味にサイドに流すと、長谷川竜也のクロスを小川航基が合わせて横浜FC先制。小川はこれで今季4ゴール目。サンガは第2節名古屋戦以来の失点という事に。
16分にはロングボールに対してパトリック、山田楓喜が空中戦に連続勝利すると、落ちたボールに抜け出した木下がシュートを放つもサイドネットに阻まれてゴールならず。直後にも山田のクロスをニアサイドに飛び込んだ木下が合わせるもこれもゴールには至りません。
逆に、横浜FCの決定機がその後にあった訳ではありませんでしたが、スリッピーなピッチを前にサンガが一つ目のパスを出せない中で横浜FCの方が効率的に試合を進めており、サンガとしては攻めあぐねる時間が続いていました。
それでも時間経過と共にサンガも少しずつ今日のピッチ状況に慣れ始めると、33分には佐藤響が立て続けに何本もシュートを放つ波状攻撃を見舞います。これはGK永井堅梧や横浜FC守備陣の粘りもあって得点には至りませんが、そのプレーで得た右CKを福岡慎平が入れると、ゴール前のスペースに走り込んだパトリックがダイビングヘッド気味にゴール!
ニアに入って中央を空けた選手、ファーに留まって相手の視界からパトリックを消した選手、スペースにしっかり蹴り込んだ福岡、そしてそのお膳立てに100点満点の回答で応えたパトリック…実にデザイン通りのセットプレーで同点に追いつきます!前半は1-1で終了。
すると後半開始早々でした。自陣で横浜FCの攻撃が頓挫したところを井上黎生人が前線に送ると、ここに福岡が反応したボールをパトリックが絶妙なポストプレー。抜け出した山田が一気にカウンタードリブルを仕掛けると、そこから繰り出した絶妙なスルーパスを最後は木下が仕留めてサンガが逆転!!
全員が同じ方向にベクトルを向けた完璧なカウンターから、最後は連勝のキーマン…木下が古巣に見せつけた一撃で、サンガにとってはリーグ戦では2022年第6節神戸戦以来となる逆転ゴール!
こうなってくるとリズムはサンガに傾きました。54分にはパトリックを下げて山﨑凌吾を投入しつつもカウンター永久機関は維持。横浜FCにGKの負傷退場というアクシデントがあった直後にも左サイドを木下が抜け出してチャンスを作ります。63分にも山田のスルーパスに抜け出した白井の折り返しに木下が詰めてGKの逆を空間突きますが、ここはゴールラインギリギリで中村拓海がクリアで阻止。
するとサンガは66分に福岡を下げてイヨハ理ヘンリーを投入。いつもの3バックにシステムをシフトさせます。
すると71分でした。左サイドでCKを獲得すると、武田将平のCKに中央に飛び込んだ山﨑がダイビングヘッド!!まるで1点目のCKの左右と、パトリックと山﨑を入れ替えたかのような繰り返しとなる鮮やかなデザインセットプレー!!サンガ追加点!!
サンガは77分の時点で三竿雄斗、松田天馬、金子大毅を投入して交代枠を使い切ると、サンガは80分に左サイドからのFKが最後はオウンゴールになってサンガが4点目!!
その後は次々と攻撃的なタレントを送り込んできた横浜FCがサイドを広く使い、そこからシンプルに入れたクロスに小川や伊藤翔が飛び込んで攻撃の形に結びつけようとしますが、横浜FCのアクションに対してサンガも上手く対応し、カウンターに昇華させる得意な試合展開に持ち込めていました。
終盤は横浜FCに押し込まれたものの、クロスに対してしっかり中央で跳ね返して試合終了。サンガは、2020年以来の4ゴールと同時に2002年以来21年ぶりとなるJ1での3連勝を飾りました!!
見事なパフォーマンスだったと思います。
前半はかなりスリッピーなグラウンドコンディションの中で、若干攻撃時にシンプルな中盤省略で行った方がいいのか、それともショートパスを走らせる攻撃を仕掛けた方が良いのかで迷っているところに横浜FCのプレッシングを喰らったことでなかなか苦しい前半になっていました。ただ上手くグラウンドの感覚を掴んでからは、逆に滑りやすいピッチを上手く活かせていたと言いますか、そういう状態を自分達のスタイルに上手く乗せることが出来たのでは…と。
曺貴裁体制で最大の功績というか今の強みは、上では「カウンター永久機関」と表現しましたが、試合展開としての凹凸を嵌め込んでそこに乗せる事が出来れば、後は流れに身を委ねるようにカウンターから出せるようになったというところでしょう。元々チームとしてのスタンス、ベクトルの向きはハッキリ出来ているチームですから、少々アバウトな展開になっても2点目ような攻撃は出せる。今の課題はやはり相手を選んでしまうところではあるんでしょうけど、自分達の勝ちパターンを武器に持てるようになった事はJ1を戦う上で大きな要素でしょう。やったぁぁぁぁ!!!!!
【うれしはずかしじゅんいひょうのコーナー】
明治安田生命J1リーグ第5節
オリジナル10かつ、降格経験のない者同士の対戦となった横浜FMと鹿島の一戦は、後半に入って2点を先行した横浜FMがリードを守り切って2-1で勝利。前節初黒星を喫した神戸は前半に大卒ルーキーの泉柊椰が得点を挙げて1-0で勝利し、現時点で単独首位に浮上。一方、ここまで唯一の無敗だった新潟は浦和に敗れて初黒星を喫しています。
開幕2連敗スタートとなっていた京都と浦和はその後3連勝で一気に上位に浮上。一方、G大阪と横浜FCは未だ未勝利の状況が続いています。
左の小指をやられた
ではでは(´∀`)