RK-3はきだめスタジオブログ

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主体的リアクション〜YBCルヴァンカップ第3戦 ガンバ大阪vsFC東京のマッチレビューと観戦日記〜

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白い光のなーかにー

 

現れた短期決戦の鬼〜

 

どーもこんばんは

 

雨が夜更け過ぎに雪には変わらなさそうな季節になってきました。

 

別れの3月、出会いの4月。

 

「出会い、それは人生の残酷な賭け事」

 

そんなとある曲の歌詞はこれから沁みるのでしょう。

 

私は何を言っているのでしょうか。

 

ルヴァンカップ第3戦、パナソニックスタジアム吹田で行われた、ガンバ大阪vsFC東京の試合のスポーツ観戦日記、そしてマッチレビューをお届けします!

 

 

オリジナルアルバム出してみました!聴いてみてくださいませ。

 

 

 

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本日はこちらの写真からお届けしましょう。

これがパナスタでは今季初のナイトゲームです。暗闇…暗闇というにはまだ若干明るかったですけど、やはりこのシチュエーションのパナスタは映えるぜ。

 

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平日のルヴァンはやっぱり人がどうやっても少ないのでスタグルもすーいすい。いつもはクソ並んでいるくくるもすぐ買えちゃうのは旨味ですが、うっかりするとスタグル2〜3個買っちゃう羽目に。

ではここで両チームのスタメンです。

 

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前節鳥栖戦からスタメンは4人を残してターンオーバーを敢行したFC東京に対し、ガンバは人数だけで言えば前節湘南戦からスタメンを5人変えていますが、大枠では基本的には開幕戦からのメンバー群で試合に挑んでいます。その中でも怪我等の問題があったイッサム・ジェバリ、クォン・ギョンウォン辺りは久々の復帰。倉田秋も久々にベンチに入っていました。

湘南戦のスーパーショックから中3日、見えつつあるスタイルと形と砕かれた夢心地感覚。湘南戦の感覚を残しながら悪夢を払拭する為にも気持ちの良い試合をしてほしいところ。 

 

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ブラボー長友も目の前で見れる位置での試合観戦でございます。

 

 

 

マッチレビューとしては……いや、はい。ほぼほぼ完璧に近いゲームだったように思います。現地で観ていて、杉山直宏のゴールなんて目の前で見れましたし。楽しかったです。はい、すごく。

FC東京がかなりターンオーバーメンバーを起用してきたのに対して、ガンバは大枠でのスタメン候補をしっかり使ってきた…というメンバー構成の影響があった事は否定しませんが、ルヴァンの活かし方って大きく分けて「若手を始めとした出場機会の少ない選手のアピール機会と主力の休養」事と「主力に近いメンバーを継続起用して、実戦を多く積むことで戦術の型を造る」事の2つがあると。これまでの3試合を見ても、現時点でポヤトス監督は後者を選択しています。一部では3-0になってからのゲームコントロールを指摘する声もありましたが、そこもこの大会を特殊な位置付けとして捉えた上で、なるべく型としての成功体験を積み重ねていこう…みたいな考え方なのでしょう。

 

 

 

今日の試合が良かったところは、まず試合と言いますか、攻撃開始のライン設定を常に高く持ち続けられたところでした。これまでの試合はビルドアップの位置取りが低かった事で相手にボールを奪われた時に即決定機に陥る、チームとして間伸びするので、センターフォワード(主に鈴木武蔵)が中盤まで降りざるを得ない状況になる…特に後者はそれを上手く利用できた札幌戦を除いては顕著でした。

それがこの日は全体としてのコンパクトさとハイラインを両立出来ていたことで、例えばボールを失ってもダワンやネタ・ラヴィが敵陣で奪い返して再び攻撃ターンに繋ぐ事が出来る。逆にもう1人の中盤である山本悠樹は全体的なプッシュアップにも助けられて、これまでFWが担わざるを得なかった中盤での捌きを全て出来るようになった。そうする事で最前線にいたジェバリも得意な仕事に専念出来た。その良い循環を早々と組み立てられた事で、前半はもうハーフコートゲームと言っても差し支えない展開になっていたのでは。

 

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後半はFC東京が押し込む時間も長く続きましたが…長く続くとは言えども、ダワンやラヴィが上手く相手をサイドに逃しながら、サイドは黒川圭介や半田陸がしっかり潰す。強引に裏に入れてきたボールに対しては三浦弦太とクォン・ギョンウォンが完璧に対応する。押し込まれましたけど、前半の手応えで後半はチームとしての自信を持ちながらプレー出来ていました。押し込まれているとは言ってもシュートまでは殆ど行かせませんでしたし、むしろシュートチャンスで言えばガンバの方が遥かに多かった。コントロール権は常に持ち続けられていました。

「リアクションサッカー」といえば受動的・守備的な文脈で語られがちですが、今日のガンバは「主体的なリアクション」とでも表現できるようなサッカーでした。誰かがどこかに動くというかは、どこかのスペースには人がいなくなる。じゃあそのスペースに人が入るのか、ボールを入れるのか。後半のカウンターの連襲はまさしくそういう象徴だったと思いますし、それはカウンターのみならず、ボールを持っている時に相手が誰をマークしたか、誰にアプローチしたか…それによって生まれるスペースが必ずある。自分達で主体的にボールを動かせる状況に持っていくからこそリアクションも出来る…その連鎖を繰り返す事で生まれる好循環が今日のピッチにはありました。杉山は自身の1得点目のシーンを「中に行こうとしたら相手DFの足が見えたので、とっさに判断を変えました」と語っていましたが、そういう意識を個人vs個人のみならずチーム全体として常に持てていたと思います。

個々のパフォーマンスとしても誰かが劣っていた…みたいな事もありませんでした。途中出場の選手もしっかりチャンスに絡みましたし、数少ないピンチの場面では東口順昭が立ちはだかった。チームとして高いラインの試合になる中で三浦とクォンの対応も完璧でしたし、前線の選手のパフォーマンスは言わずもがな。山本悠樹も今日の試合はまさしく「良い時の山本悠樹」だっただけに負傷が悔やまれますが…。

 

 

 

という訳で、今季パナスタで初めてのガンバクラップ。

 

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福田湧矢とかいうキャッキャキャッキャを拝みつつ、倉田さんも代表時代の長友パイセン、森重パイセンへの挨拶は忘れない律儀さを発揮。

ありったけの拍手を杉山に浴びせながらこの日は帰路につきました。


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FC東京のスタープレーヤーもなかなか間近で見れて嬉しかったです。

 

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「むんっ」って言ってそうなディエゴ。

それではまた後日お会いしましょう。

 

 

絶妙な塩梅の雨

ではでは(´∀`)