G・BLUE〜ブログとは名ばかりのものではありますが...ブログ。〜

気ままに白熱、気ままな憂鬱。執筆等のご依頼はTwitter(@blueblack_gblue)のDM、もしくは[gamba_kyoto@yahoo.co.jp]のメールアドレスまでご連絡お願いします。

望みの出しどころ〜明治安田生命J1リーグ第9節 サンフレッチェ広島 vs FC東京 爆速★マッチレビュー〜

f:id:gsfootball3tbase3gbmusic:20230422163602j:image

 

JFKダービー

 

どーもこんばんは

 

さてさて、本日のマッチレビュー明治安田生命J1リーグ第9節、サンフレッチェ広島vsFC東京の一戦です。

 

Jリーグ30周年記念特集こちらから!

 

オリジナルアルバム出してみました!聴いてみてくださいませ。

 

 

 

昨季にインパクトを残し、今季は優勝候補に名を挙げられた両チーム。お互いに外国人監督の2年目となりましたが、しかしここまでのシーズン推移は明暗が分かれるものになりました。

昨季のベースをそのまま引き継ぐ広島は開幕からの3試合こそ勝利から見放されたものの、第4節G大阪戦の勝利からは怒涛の5連勝。メンバー選考や戦い方は昨季と同じスタンスを用いながら越道 草太や中野就斗といった若手も試合に絡み、現時点で神戸・名古屋に次ぐ3位の座を確保。優勝争いに絡める位置につけています。対するFC東京は昨季培ったベースよりはやや現実路線も採り入れながらのシーズンとなる中で、今季は第3節京都戦以降は6試合で1勝2分3敗。試合内容も芳しいとはいえず、フラストレーションの溜まる旅路を強いられています。広島を含め、上位陣に喰らい付いていく為にはここで3ポイントを獲得し、それを広島から刈り取る必要がいる訳で。

ドイツのミヒャエル・スキッベ、スペインのアルベル・プッチ・オルトネダ…それぞれ特徴を持つ外国人の同士の対戦でもあるこの試合。春の陽気に包まれながらの熱戦が始まります。両チームスタメンです。

 

f:id:gsfootball3tbase3gbmusic:20230422162139j:image
f:id:gsfootball3tbase3gbmusic:20230422162136j:image

 

広島は3-0で快勝した前節横浜FC戦から全く同じ先発メンバー、全く同じベンチメンバーを18人そのまま起用。この18人は第7節鳥栖戦から3試合連続で継続した形になります。広島は水曜日に開催されたルヴァン杯神戸戦ではあまりターンオーバーをしていなかったので「好調の時はメンバーを変えない」の原則を守る形になっています。

対するFC東京も前節C大阪戦は敗れましたが、前節からのスタメン変更はなし。ベンチメンバーは多少入れ替えてきましたが、システムも従来の4-1-2-3からC大阪戦からルヴァン杯G大阪戦でも採用した4-2-3-1を敷いてこの試合に挑んでいます。

 

 

 

本日の会場は広島県広島市エディオンスタジアム広島です。

本日はオタフクソースがマッチスポンサーという事でPRブースが設けられている他、先着5000名様にはオタフク焼そばソースが来場者プレゼントとして配布。また、柏好文とのコラボ商品としてかしわもちの「かしわもちふみ」が販売。更に通常サイズの18倍という狂ったデカさの柏餅も数量発売されるそうで。

30周年を迎えたJリーグですが、当時と同じホームスタジアムを移転も大規模改修も行わずにメインスタジアムとして使用しているクラブは清水エスパルスサンフレッチェ広島の2クラブとなりましたが、広島は来季からは新スタジアムへの移転が決定しているので、ビッグアーチとして歴史を支えてきたこのスタジアムではラストイヤーとなっています。なので今季のアウェイチームは基本的に「ビッグアーチ最後の試合」になる可能性が高いですね。

 

f:id:gsfootball3tbase3gbmusic:20230422163706j:image
f:id:gsfootball3tbase3gbmusic:20230422163702j:image

 

試合はいきなり動きます。開始早々の5分、左サイドの遠目の位置でFKを得たFC東京松木玖生がこのボールをファーサイドに蹴り込むと、良いタイミングで走り込んだ中村帆高が豪快にヘッドを叩き込んでFC東京先制!

 

f:id:gsfootball3tbase3gbmusic:20230422163803j:image
f:id:gsfootball3tbase3gbmusic:20230422163806j:image

 

広島は14分に左右にワイドに揺さぶりながら左の東俊希のクロスを越道が頭で折り返したところに巧みなボールコントロールを見せた森島司がシュートを放つも枠の上。19分にも野津田岳人が直接FKで狙いますが、これも得点には至りません。

しかしゴールが生まれて以降は広島が押し込む時間が続いており、積極的にチャンスを創出していました。

 

 

 

しかし広島ペースの時間が続いていた28分でした。右寄りの位置でボールを持っていたディエゴ・オリヴェイラが広島守備陣との間をとりながら時間を作ると、右サイドをオーバーラップしてきた中村の折り返しを安部柊斗が冷静に流し込んで追加点!FC東京が大きな追加点を奪います。

 

f:id:gsfootball3tbase3gbmusic:20230422163833j:image

 

広島も39分、自陣のサイドラインギリギリで粘った東がロングボールを送ると川村拓夢が一気に抜け出してペナルティエリアへ。エリア内で川村が空いているDFのマークに対してキープして落としたところに走り込んだ森島が今度はシュートを流し込んで広島が1点を返します。

前半は1-2。FC東京の1点リードで終了。

 

f:id:gsfootball3tbase3gbmusic:20230422163818j:image

 

広島は後半開始からベン・カリファを下げてドウグラスヴィエイラを投入。62分には越道、野津田を下げて中野とエゼキエウを投入し、川村をアンカーにした3-1-4-2の攻撃的な配置へとシフトします。

後半も試合は広島が押し込む展開となり、FC東京の激しいプレッシングを受けながらも広島が前進を続けようとする展開がずっと続いていました。しかし広島もなかなかエリア内の最後のところを崩すには至らず、押し込みながらも少しもどかしい時間が続いていく事に。

 

 

 

FC東京も67分に仲川輝人を下げてバングーナガンテを投入すると、75分にはアダイウトン長友佑都を同時投入してチーム全体としての回転数を担保しようと試みます。広島も78分に東を下げてソティリウを送り込んで出力を上げようとして、ほぼ広島のハーフコートゲーム状態になる試合はまさしく追う広島、逃げ切りを図るFC東京の構図へ。

 

 

 

猛攻を仕掛ける広島に対して、FC東京はほぼ90分に近い間攻め込まれ続けていましたが、特に後半はピンチの割には決定機も少なく耐え切って試合終了!FC東京は第4節横浜FC戦以来、そしてこれまで苦手としていたエディオンスタジアム広島では2017年以来となる勝利!広島は連勝が5で止まり、第2節新潟戦以来の敗北となっています。

 

 

 

構図としてはわかりやすい構図でしたね。上でも書いたように広島の猛攻とそれに耐えるFC東京と。試合内容が物語るように、試合としては広島の試合といった印象だったとは思います。FC東京としては苦しい試合ではあったはずで、望んだ試合展開という訳ではなかったことでしょう。

ただFC東京は、時間こそ今日は相当少なかったですけどいざボールを持った時の立ち振る舞い方みたいなものは結構本来FC東京がやろうとしているボールの持ち方は出来ていたのかな、と思います。試合展開もあって広島が前に出てくる展開でしたし、そこのスペースを上手く使う上で、マイボール時の攻撃…特に2点目のような形は理想に近かったのでは。時間と回数こそ相当少なかったとはいえ、彼らにとって好きな攻撃の仕方は出来ていたように感じました。

逆に広島からすれば、押し込み過ぎたがゆえに前線のスペースが少なくなってしまって、ややアタッカー陣の持ち味が活きにくくなってしまった部分はあったように見えます。彼らにとっては悲観するほど悪い試合でなかったことは確かだった一方、FC東京にとって割り切りやすい展開になった事もあって前線が渋滞気味になってしまったのは、展開の割に決定的な場面は少なかった一因にはなっていたかもしれません。

 

 

京都グランドオープン負けた

ではでは(´∀`)