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消耗でおりなすエトセトラ〜明治安田生命J1リーグ第16節(延期分) ヴィッセル神戸 vs 川崎フロンターレ マッチレビューと試合考察〜

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なでしこパーフェクトゲームでしたなあ

 

どーもこんばんは

 

 

さてさて、本日のマッチレビュー明治安田生命J1リーグ第16節(延期分)、ヴィッセル神戸vs川崎フロンターレの一戦です。

 

Noteの創作大賞2023エッセイ部門に「東京オリンピック観戦(予定)日記」で参加しました。読んでね!!!

 

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今年自体がそういう流れだった…というところが前提だったとはいえ、神戸にとってのこの夏はある種「決断の夏」とも表現できるものでした。

アンドレス・イニエスタ、そしてセルジ・サンペールとの別れ……それは言ってしまえば、いつぞやの神戸がクラブとして目指した"バルサ化"との決別でもあった訳で、神戸はその判断を肯定する為に勝ち続けなければならない。それは選手も、そして何より吉田孝行監督が最も強く理解しているはずです。

 

 

対する川崎。王座奪還を目指した彼らの今季は苦難の道のりで、一時は残留争いにも巻き込まれかねない位置にいました。少しずつ勝ちが戻ってきたとはいえ、それでもまだ好調と呼べるほどの星取りではないのは確かです。しかし、前節横浜FM戦での勝利は川崎フロンターレというチームがプライドと感覚を取り戻すには十分な試合だったのではないでしょうか。あの試合をきっかけに出来るかどうかが川崎には求められており、何より大事なのは掴んだきっかけを燃え広がらせる事が出来るかどうか。その意味で神戸という相手は起爆剤には十分でしょう。

決断ときっかけ…お互いに近い過去を背負い、近い未来に進む為にこのノエスタのピッチに足を踏み入れます。両チームスタメンです。

 

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神戸は前節鳥栖戦からスタメンを一人変更。左WGは汰木康也ではなくジェアン・パトリッキを起用しており、全試合出場中の汰木は第5節鳥栖戦以来のベンチスタートとなりました。

対する川崎は前節横浜FM戦からGKのみを変更。今日は上福元直人ではなくチョン・ソンリョンが先発GKとして起用されています。また、レアンドロ・ダミアンがリーグ戦では第17節広島戦以来となるベンチ入りとなりました。

 

 

 

本日の会場は兵庫県神戸市、ノエビアスタジアム神戸です。

 

 

元々は第16節として6月3日に行われる予定だった試合でしたが、この試合では前日の大雨の影響で川崎が移動できないという事象が発生したことによりこの日に延期となりました。図らずも真夏の試合開催となった為、7〜8月のホームゲームで実施する「VISSEL SUMMER FESTIVAL2023」の対象試合としてこの試合を開催。レゲエグループMACK JACKの出演や、場外にプールを設置するなどのアトラクションが用意されています。

ちなみに女子W杯が開幕しましたが、元々2023年は日本開催を目指していまして、実現していた場合の試合開催スタジアムにはノエスタも予定されていました。日韓W杯といいラグビーW杯といい、ノエスタと札幌ドームの出席率の高さよ…。

 

 

序盤から出足が良かったのは川崎で、川崎が押し込んでチャンスをいくつか作りながら、神戸が機を見てロングカウンター気味に駆け上がっていく形で序盤は進んでいきました。川崎は5分に山田新、9分に宮代大聖が立て続けにシュートチャンスを作りますが、シュートはなかなかゴールには至らず。逆に神戸は17分にスローインから抜け出した佐々木大樹が鋭い折り返しを入れましたが、僅かにパトリッキには合わずにシュートまでには持ち込めません。

 

試合が動いたのは24分でした。神戸のミスから左サイドでボールを持った川崎はペナルティエリア前の右辺りに位置を取った家長昭博に展開。家長がカットイン気味に運んでタメを作ると、ボールは中央で宮代がスルーしてファーサイドの山田へ。その山田の折り返しから生まれた混戦を更にファーで待っていた脇坂泰斗が冷静に決め切って川崎が先制!

更に30分には脇坂の左CKをファーサイドのシミッチがヘッドで折り返すと、最後は詰めた宮代が大混戦の中で押し込む形でゴールイン!川崎が一気に2得点を挙げます。

 

 

リアクションの展開が続いていた神戸も、0-2になって以降は少し川崎がトーンダウンしたこともあってか自分達でボールを持つところから攻撃をスタートできる状況には持っていけていました。しかしそこから先のシュート機会まで持ち込まないまま、前半は0-2の川崎リードで終了。

 

 

後半、川崎は前半に脳震盪の疑いがあった登里享平を下げて佐々木旭を投入。神戸も51分にその登里との接触があった武藤嘉紀を下げて汰木が投入されます。

後半は神戸が押し込みました。後半開始早々にサイドから2つほどチャンスを作った神戸は酒井高徳と初瀬亮の両SBがかなり高い位置で仕掛けるようになっており、59分には初瀬のクロスがハンドを誘ってPKを獲得。これを大迫勇也が決め切って神戸が1点を返します。

更に63分、パトリッキのシュートでCKを獲得した神戸は右CKを汰木が蹴り込むと、中央でシミッチに完璧に競り勝った大迫が頭で合わせて同点!!エースが圧巻の2ゴールで2点ビハインドから試合を振り出しに!

 

 

神戸が追いついてからは、両者とも猛暑の中での疲労もあるのか、あまりハイテンポな展開にしたくない意思があるような形で進んでいました。そんな中でどちらかといえば神戸の方が攻撃機会自体は多く、一方でシュートまで持ち込む回数は川崎の方がやや多くなり、試合としては大味ともやや異なる詰まったような試合展開になっていきます。

 

70分に川崎は瀬古と山田を下げて大南拓磨と橘田健人を投入し、前節横浜FM戦で結果に結びつけた3バックシステムにシフト。76分には瀬川祐輔、84分には遠野大弥とレアンドロ・ダミアンも投入して前線の火力を強めようと試みます。対する神戸は76分に飯野七聖、87分には大﨑玲央と川﨑修平を投入。特に飯野は投入以降膠着していた試合を活性化させ、惜しい場面も迎えますが…逆転弾には至らず。

 

終盤は神戸がガッと押し込みにかかったものの、なかなかエリア内を崩して決定機…には至らず。試合はそのまま2-2。優勝戦線のど真ん中にいる神戸も、その軍団を追う川崎にも痛いドローとなりました。

 

 

 

お互いにとって難しい試合だった印象ですね。

川崎は前半は良いサッカーが出来ていたと思いますし、特に先制点の場面なんかはなかなか気持ちの良い点の取り方が出来ていました。今日は立ち上がりの制空権を取ったような形の試合展開にもなっていたので、その点で神戸のハイプレスを極力無力化することも出来ていましたし、その点では主導権を握り続けていたのは川崎で、神戸を得意なフィールドで戦わせなかったというところに前半の優勢があったと思います。

神戸は90分を通じての疲弊感は見ていて否めませんでした。もちろん負傷者が出た影響もあったと思いますが、はやる気持ちにフィジカル的なキャパシティーが追いついていなかったというか。ただその点で言えば、10〜15分のブーストタイムのような時間帯で2点取り切って同点に追いついてしまった事は彼らの絶対的なパワーが生み出した2得点だったと思いますし、そういう良い意味での力技を見せつけることは出来たのかなと。ただいずれにしても、お互いにとって難儀な試合だったとは思いますね。

 

 

 

【うれしはずかしじゅんいひょうのコーナー】

 

明治安田生命J1リーグ第16節

6月3日

FC東京2-3横浜F・マリノス

湘南ベルマーレ2-2アルビレックス新潟

名古屋グランパス3-1セレッソ大阪

アビスパ福岡1-2ガンバ大阪

横浜FC1-2サガン鳥栖

柏レイソル4-5北海道コンサドーレ札幌

6月4日

サンフレッチェ広島3-1京都サンガFC

浦和レッズ0-0鹿島アントラーズ

7月22日

ヴィッセル神戸2-2川崎フロンターレ

 

 

1位 ヴィッセル神戸(44)

2位 横浜F・マリノス(43)

3位 名古屋グランパス(39)

4位 浦和レッズ(37)

5位 セレッソ大阪(35)

6位 鹿島アントラーズ(33)

7位 川崎フロンターレ(32)

8位 サンフレッチェ広島(31)

9位 サガン鳥栖(29)

10位 アビスパ福岡(29)

11位 北海道コンサドーレ札幌(27)

12位 FC東京(26)

13位 ガンバ大阪(26)

14位 アルビレックス新潟(24)

15位 京都サンガFC(23)

16位 横浜FC(15)

17位 柏レイソル(14)

18位 湘南ベルマーレ(13)

 

 

27時間テレビみよ

ではでは(´∀`)