2023年J1ラスト10試合のリーグ戦展望！-残留争いと最終順位予想編- - G・BLUE〜ブログとは名ばかりのものではありますが...ブログ。〜

そして、これに関しては13位札幌、14位新潟、15位京都にも少なからず同じような事が言えると思います。無論、この3チームに関してはチーム状況的にも悠長に構えてはいられませんし、特に札幌は今明確に調子を落としている状態。新潟は決定打に欠け、京都は安定感と確実性にかけるというそれぞれの難点を抱えているのでここから大型連敗を喫する可能性は十分にある。しかし今季が最下位しか降格しないレギュレーションですから、彼らが降格する為には下位3チームが全てここから急浮上しなければならない訳で、おそらく下記3チームのうち1チームくらいはこの3チームを追い抜いてくるチームが出てくるやもしれませんが…下位3チーム全てがそうなる確率はやはり高くない。ですので安全圏とは言いにくいですが、切羽詰まった状況という訳ではないでしょう。なので必然的に、肝心なのは下位3チームの競り合いです。

この3チームの中で言えば…やっぱり柏は安定とは言いませんが、最下位はなんやかんやで回避できるように思います。やはり基本的にタレントは攻守共に多いチームで、その運用が最近は徐々に整理されてきている印象です。再開初戦の京都戦も勝利しましたが、それ以上に前々節C大阪戦、前節神戸戦のドローは追い付かれての引き分けだった事は悔いが残りますが、上位相手に勝点1は拾えるようになってきたのは重要なポイントでしょうか。踏み止まれる可能性は高いと思っています。

…となると、心配になるのは横浜FCと湘南の神奈川勢。この両者の共通点としては夏場にそれぞれのエース(小川航基,町野修斗)が欧州移籍により退団したというところですね。

個人的には横浜FCにしても湘南にしても、いわゆるにっちもさっちもいかないような状態だとはあまり思っていません。横浜FCはリトリートに組んだ守備ブロックはその後のカウンターの設計も含めて武器と呼べる制度を持っていると思いますし、湘南のプレッシング戦術も、ちゃんとそれを遂行できる選手を有しているので出来栄えとして悪くない。ただ横浜FCを先手を取られると大体詰むし、湘南は相手が引き気味だったり上手くプレスを剥がせるような相手だと一気に崩れる…お互いに武器と爆弾を有している…そういう状況でしょうか。

現状、チームとしてより練度が高いのは横浜FCの方だと思います。そこはさすが四方田監督とでも言うべきところではあるでしょう。ただ、ここからブーストがあるかもしれないというか、確変の余地があるとすればそれは湘南の方のような気もして。彼らは町野が退団した一方で、復帰した田中聡を含めて実に良い補強が出来たと評するべきでしょう。特にキム・ミンテの獲得で3バックに核を設ける事が出来たのは相当大きいです。ましてや最近はGKソン・ボムグンの調子も良いですし、こういう残留争いって……これまでの戦術や完成度なんかすっ飛ばして、強いFWと強いGKで決まってしまう事もある。それを踏まえれば、個人的には一番危険なのは横浜FCになってくるのかな…と。

では最後に、2023年ラスト10試合となったタイミングでの最終順位予想をば。

1位名古屋グランパス

2位横浜F・マリノス

3位ヴィッセル神戸

4位浦和レッズ

5位サンフレッチェ広島

6位セレッソ大阪

7位鹿島アントラーズ

8位ガンバ大阪

9位 FC東京

10位川崎フロンターレ

11位アビスパ福岡