ジャパンカップ凄かったねぇ
どーもこんばんは
さてさて、本日のマッチレビューは明治安田生命J1リーグ第30節、ガンバ大阪vsサガン鳥栖の一戦です!
前節、2位という立場で川崎の優勝決定を阻止する……そんな願ってもない素晴らしい舞台に挑む権利を有したガンバでしたが、突きつけられた結果はあまりにも残酷なもので、今の川崎との力の差をまざまざと見せつけられる結果となってしまいました。しかし今は終盤戦、大事なのは切り替えと割り切りでもあります。今のガンバに残された目標はACLと天皇杯に出られる2位を死守し、そして国立で第100回天皇杯王者になる事。残り4試合…ガンバは鳥栖→湘南→横浜FC→清水と下位チームとの対戦が続きますが、今年のガンバは傾向としてはむしろ下位相手に苦しんでいます。これまでの試合で見せ、躍進の原動力になったものを発揮してタイトルを目指しましょう。
両チームスタメンです。
ガンバは川﨑修平がJ1での初スタメンを飾りました。また、今日は昌子源がスタメンから外れて菅沼駿哉が第27節仙台戦以来のスタメン復帰。ボランチに今日は倉田秋を配置して、山本悠樹は前回の鳥栖戦以来11試合振りに先発から外れています。
クラブ事情はあるにせよ、若手起用の傾向が目立つ今季の中でも特に若手の登用に積極的な鳥栖はスタメンに10代の選手が4人、それも現役高校生が2人という陣容。内田裕斗にとっては古巣の対戦。両チームとも「鳥栖に強い渡邉千真」と「ガンバに強い豊田陽平」というベテランストライカーをベンチに控えさせています。
本日の会場は大阪府吹田市、パナソニックスタジアム吹田です。今日はファンクラブ会員限定で帝人フロンティアとコラボしたエコバッグが配布されるとの事。
ホームゲームは今日が終わると、後は最終節の清水戦のみ。パナスタにスタジアムを移転してからの最高成績は2016年の4位ですので、2位で終わればもちろんパナスタでは最高の順位となります。パナスタでの鳥栖戦は4戦4勝。鳥栖とはお互いがお互いのホームで強い関係を維持しています。
立ち上がりからアグレッシブに前に来る鳥栖の勢いに苦しめられます。11分、矢島慎也がレンゾ・ロペスにボールを奪われると、パスを受けた樋口雄太の浮き球のボールに髙尾瑠と東口順昭が交錯する形になってしまい、最後はそこを初スタメンとなる18歳相良竜之介に押し込まれて先制を許し、これでガンバは4試合連続で先制点を献上した事に。
先制点を奪われたガンバは髙尾瑠をバックラインに組み込んだ形の3バックに近い形にシフト。すると中盤で矢島慎也と宇佐美貴史のところで上手くタメをつくり、特に右サイドで福田湧矢が抜け出す形で攻撃の形はスムーズに運べるようになりました。
しかし第25節札幌戦、第28節浦和戦のように早く同点に追いつきたかったガンバでしたが、良い形は何度も作ったもののゴールがなかなか生まれません。34分、ルーズボールを収めたパトリックのスルーパスに抜け出した宇佐美のシュートはGK朴一圭に阻まれ、43分の宇佐美のコーナーキックから菅沼が合わせたシュートはクロスバー直撃。更に前半アディショナルタイムには福田のクロスに倉田が飛び込みましたがこれも朴がファインセーブ。前半は1点ビハインドで終えます。
後半もガンバが長くボールを保持して攻撃の姿勢は見せ続けていき、サイドからも悪くない形で何本もクロスが入ってはいきます。56分には福田を下げて山本を投入して倉田を一列前へ、69分には川﨑を下げて渡邉を投入。しかし倉田のアーリークロスに合わせたパトリックのシュートもまたしても朴に阻まれて…。
それでも77分、右サイドでタメを作った渡邉が抜け出した髙尾にスルーパスを送ると、完璧なタイミングで折り返したところにパトリックがヒール気味に合わせて同点!!!!ガンバが前半から何度も攻略していた右からの攻撃で試合を振り出しに戻します。
80分には倉田と宇佐美を下げて塚元大と唐山翔自を投入し、パトリックに当てたボールを活きの良い選手が拾って攻撃に繋げていきます。しかし87分の山本のクロスにパトリックが頭で合わせたシーンに立ちはだかったのはまたも朴一圭。89分にゴール前でボールを奪取した矢島の突破がこぼれたところに唐山が詰めたシーンも朴一圭……。
アディショナルタイム、カウンターから一気に攻め込み髙尾がアーリークロスを上げると、ペナルティエリアの手前で渡邊の絶妙なボールキープからのスルーパスに抜け出した唐山がラストチャンスを迎えますが……ワンテンポシュートが遅れてDFにブロックされてゴールならず。後半、果敢に猛攻を仕掛けたガンバでしたが後一歩実らず…熱闘は1-1のドローに終わりました。
ちょっと形容の仕方は難しいですね。後半の内容を評価すべきというのも事実ですし、立ち上がり15分を悔やむべきなのも事実。内容云々を問わず勝点1に終わった事を痛いと捉えるのも、逆に2位という立場で得た勝点1をポジティブに捉えるのも……色んな見方がある試合だったと思います。試合としては、特に前半20分過ぎ辺りからは中央でしっかりと時間を作り、それに応じて他の選手が動くという良い流れと形は作れていました。この感覚は維持しながら残り3試合、なんとか走り抜けて欲しいですね。
【うれしはずかしじゅんいひょうのコーナー】
明治安田生命J1リーグ第30節
1位 川崎フロンターレ(75)
2位 ガンバ大阪(59)※1
3位 名古屋グランパス(56)※1
4位 鹿島アントラーズ(55)※2
5位 セレッソ大阪(55)
6位 FC東京(51)※2
7位 サンフレッチェ広島(48)※1
8位 横浜F・マリノス(47)※3
9位 浦和レッズ(45)※1
10位 柏レイソル(44)※4
11位 大分トリニータ(37)※5
12位 ヴィッセル神戸(36)※3
13位 北海道コンサドーレ札幌(35)※1
14位 サガン鳥栖(30)
15位 横浜FC(28)
16位 湘南ベルマーレ(25)
17位 清水エスパルス(24)
18位 ベガルタ仙台(21)
前節の時点で川崎の優勝が確定したので、焦点は2位以内に与えられる天皇杯出場権と3位以内に与えられる来季ACLの出場権という事に。その争いは今節、2位G大阪と3位名古屋が共にホームで引き分けに終わり、4〜5位の鹿島とC大阪が勝利した事で更に大混戦となっています。数字上では、来季ACL出場の可能性を残しているのは7位の広島までです。
アーモンドアイ。
ではでは(´∀`)