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家長さんいつでもガンバ帰ってきてくれてええんやで〜明治安田生命J1リーグ第1節 川崎フロンターレvs横浜F・マリノス マッチレビュー〜

そういえば去年の開幕戦はなぜかセレッソ行ってた。

 

どーもこんばんは

 

 

さてさて、本日のマッチレビュー明治安田生命J1リーグ開幕戦、川崎フロンターレvs横浜F・マリノスの一戦です!

 

 

 

2021年1月4日、まさかの越年となったルヴァン杯決勝を以って激動に満ちた2020年を締めてから2ヶ月近く経ちました。いよいよ2021年シーズンが開幕します!

3年連続で金曜日のフライデーナイトJリーグとして開幕するJ1リーグですが、今年のカードは川崎vsマリノス…奇しくも2020年王者vs2019年王者の神奈川ダービーという事になりました。昨季は圧倒的な力を見せて勝利した川崎はガンバ大阪と対戦したゼロックス杯でも勝利して連覇に向けて視界は良好。マリノスは昨季は不本意な成績に終わったものの、アンジェ・ポステコグルー監督体制で培ったアタッキングフットボールで王座奪還を目指します。川崎もマリノスもアプローチは違いますが、両者ともに攻撃的なサッカーを志向するチーム同士です。開幕戦に相応しい、スペクタクルかつスリリングな一戦に期待したいですね。

J1優勝回数は川崎が3回に対してマリノスが4回。実績面でも互角になってきた両チームの一戦で、2021年は幕を開けます。

両チームスタメンです。

 

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川崎は先週のゼロックス杯と同じ先発11人を起用。守田英正が抜けたボランチには名古屋から獲得したジョアン・シミッチが入り、登里享平が離脱中の左サイドバックは昨季終盤同様、FWの旗手怜央が起用されています。

一方、サプライズ要素が強かったのがマリノス。マルコス・ジュニオール喜田拓也、新加入のエウベルが負傷により欠場した…という側面もありますが、ルーキーの樺山諒乃介がいきなり先発出場。マリノスが高卒ルーキーを開幕スタメンに抜擢するのは2007年の長谷川アーリアジャスール以来だとか。また、システムも3-3-1-3という新たなシステムを採用しています。

 

 

本日の会場は神奈川県川崎市等々力陸上競技場です。昨季の第29節、川崎はホームでG大阪に勝利して等々力での優勝を決めましたが、2005年最終節では逆にG大阪が等々力で川崎を下して優勝を決めた経緯があるのでリベンジ的な意味合いもあったかもしれません。

今年に開催される(…かどうかわかんないけど)東京オリンピックパラリンピックでは、川崎市がキャンプ地としてイギリスオリンピック委員会と契約を締結しました。これにより、イギリス選手団「Team GB」のうち陸上競技7人制ラグビー女子サッカーイギリス代表の選手のメイントレーニング会場として等々力競技場が使用される事が決まっています。その為、川崎は夏場に2019年のFC東京以来となるアウェイ8連戦が組まれる事に…!

また、今季からJ1では再びVARが採用されています。

 

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マリノスのキックオフで始まった試合でしたが、ファーストプレーから家長昭博レアンドロ・ダミアンでボールを奪取するとそのままダミアンがシュートまで持ち込みます。このシュートは惜しいという程でもありませんでしたが、川崎は序盤から高い位置でのボール奪取→そのままシュートチャンスというシーンが実に多くあり、試合に上手く入ったのは川崎でした。

 

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21分、川崎らしいパス回しから右サイドに脇坂泰斗が流れるとエリア内に浮いたパスを送ります。するとペナルティエリア内に飛び出した山根視来が絶妙なヒールパスで落とし、エリア内に走り込んだ家長が叩き込んで川崎が先制!2021年、Jリーグのファーストゴールは家長昭博によってもたらされました。

 

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マリノスは失点直後に仲川輝人が抜け出してチャンスは得たものの、川崎の高い位置からのプレスとそこからのショートカウンターが恐ろしいほど決まり、前半はほぼずっと川崎のワンサイドゲーム高い位置で良いリズムを作らないと機能しにくいマリノスを完全に無力化するどころか、決定機をバンバン作りまくった挙句、43分には田中碧のライナー性のクロスに家長が飛び込んで2-0。

 

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結局前半は川崎が文字通りやりたい放題な試合展開。昨年見せた圧倒的な強さを引き継いだかのような試合を見せ、2点リードで前半を終えます。

 

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マリノスは後半開始から樺山と扇原貴宏を下げて前田大然と水沼宏太を投入。仲川を左にスライドするたど配置も入れ替えたマリノスは前半よりはボールを保持する事ができ、ライン設定も前半と比べると随分高い位置に置けるようになって、チャンスにつながりそうな位置で攻撃を組み立てられるようにもなってきました。

 

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しかし…鬼木達監督体制になって5シーズン目、、いわば「セーフティーモード」みたいな事も覚えた川崎は更に凄みを発揮していきます。マリノスはゴールには迫り、63分にはオナイウ阿道がポスト直撃のシュートを放つものの川崎のブロックの前に決定機までは生み出せず、逆に決定機の数だけならば、52分に三笘薫が迎えた決定機などロングカウンター気味に隙を突きまくった川崎の方がかなり多く…。

 

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マリノスも83分には仲川、アディショナルタイムにはセットプレーのこぼれ球から途中出場の渡辺皓太がシュートを放つなど惜しいシーンも見られましたが、後半はスコアは動かないまま試合終了のホイッスル。2021年のオープニングゲームとなった神奈川ダービーディフェンディングチャンピオン川崎が2-0で勝利を収めました。

 

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まず前半の川崎があまりにも圧倒的過ぎたところはあります。マリノスが選手や配置を入れ替えた後半はマリノスが押し込む時間も増えて、最終的なポゼッションはマリノスが上回ったりもしたんですが、川崎からすれば押し込まれている…みたいな感覚はそこまでなかったのかもしれません。大前提として川崎の完成度の高さが…まぁ、わかってはいましたけど印象としては強かったですね。

マリノスは前半は新しいやり方にトライして、逆に後半は去年に近いやり方に戻した感じではありましたが、相手が川崎という事と怪我人の多さを考慮すればそこまで悲観する必要は無かっのかなとは思います。まだ開幕戦ですからね。開幕戦であそこまで仕上がってる川崎の方が異常といえば異常です。

 

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さぁ、明日はガンバ!

ではでは(´∀`)