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ルヴァン杯決勝直前、ルヴァンカップ決勝と名古屋グランパスとセレッソ大阪にまつわる15のトリビアと豆知識

三角チョコパイの美味さを感じ、

 

あまりの食べにくさに手が汚れる度に秋を感じます

 

どーもこんばんは

 

さてさて、Jリーグ、秋の祭典がいよいよ近づいてきました。そう、ルヴァン杯決勝、今年の対戦カードは名古屋グランパスvsセレッソ大阪の決勝戦です!

 

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秋を彩るJリーグの祭典……29回目のカップ戦決勝です。名古屋かC大阪が好きな人にとっては文字通りクラブ史に刻まれるその瞬間を夢にこの90分を見つめる事でしょうし、この2チーム以外のファンにとってはある意味、順位も関係ないですから、Jリーグの祭典をフラットにゆるく楽しむこともできるでしょう。試合は10月30日。昨シーズンは国立競技場で開催されましたが、今年は埼玉スタジアム2002での開催です。

 

 

 

そこで今回は、…まぁ、我ながらルヴァン杯決勝恒例行事みたいな感じですかね。ルヴァン杯決勝、そして名古屋グランパスvsセレッソ大阪にまつわるトリビアをご紹介していきます。これを頭に入れておくとルヴァン杯決勝が何倍か楽しくなるかも!?…わかんないけど。さぁ、行きましょう!

 

オリジナルアルバムの配信も開始したのでそちらも観てね

 

 

#1 名古屋は勝てばリーグ杯初優勝かつ、念願の三大タイトルホルダーに!

 

クラブの歴史を踏まえるとやや意外だが、実は名古屋はルヴァン杯のタイトルは過去に獲得しておらず、それどころか決勝進出も初めて。名古屋は過去に何度もベスト4で泣き続けていただけに感慨もひとしおだろう。1995年と1999年に天皇杯、2010年にJ1リーグを制した名古屋はルヴァン杯で優勝すれば念願の三大タイトルをコンプリートする事になり、これはJリーグ史上9クラブ目の快挙となる。

 

 

#2 セレッソは勝てば3つ目のタイトル。そしてタイトル獲得シーズンとしては2シーズン目に。

 

長年「あと一歩」に泣き続けてきたセレッソが悲願の初タイトルを手にしたのは2017年。他でもないルヴァン杯決勝で、2000年にセレッソのステージ優勝を破壊した川崎を2-0倒しての優勝だった。セレッソは優勝すればルヴァン杯としては2度目の優勝であり、クラブとしては3つ目のタイトルだが、過去の2度のタイトルは2017年のカップ戦二冠によるものだったので、今回勝てれば2つ目のタイトル獲得シーズンを作れる。

 

#3 両チームの決勝戦での成績は…?

 

名古屋が過去に決勝に進出したのは過去5回。そのうちの一つは1996年のアジア・カップウィナーズカップなので、国内大会としては1995年と1999年と2009年の天皇杯、そして1996年のサントリーカップの4回となる。4回のうち、名古屋はガンバ大阪に1-4で敗れた2009年天皇杯以外の3回は全て勝利。また、2度の天皇杯優勝はいずれも広島を倒してのものだった。

セレッソルヴァン杯の決勝進出は優勝した2017年の一度のみ。天皇杯JFL時代の1994年を含めて4回決勝に進出しているが、2017年以外の3回はいずれも敗れている。

 

#4 ACL出場チーム同士の対戦となったのは5年ぶり。

 

2003年以降、ルヴァン杯ではACL出場チームはグループステージ参加を免除=準々決勝からの参加になる事が恒例になっており、今年は川崎、G大阪、名古屋、C大阪がその対象となった。決勝戦ACL出場組同士の対戦になったのは2016年のガンバ大阪vs浦和レッズの決勝戦以来5年ぶりで、歴代では4回目となる。

 

#5 ホーム側とアウェイ側の勝敗は1勝だけホーム側が上回っている。

 

唯一ホーム&アウェイ方式で決勝が行われた1997年を除けば中立地開催で行われているルヴァン杯だが、スタンドや使用するベンチ、ロッカールームの割り当ての観点から便宜上のホーム側とアウェイ側は設定されており、今季は名古屋がホーム側、セレッソがアウェイ側の扱いとなる。気になるその勝敗だが、1997年を除く28回の決勝ではホーム側が14勝13敗。僅かながらホーム側が勝ち越しているが、ここ2シーズンはアウェイ側のチームが勝利している。

ちなみに異例だったのは2016年大会の決勝で、ガンバ大阪vs浦和レッズのカードだった同大会はトーナメント表の兼ね合いでガンバ大阪がホーム側の扱いとなったが、会場は浦和レッズの本拠地である埼玉スタジアム2002だった。

 

 

 

#6 関東勢以外同士の対決は2014年以来。

 

昨季の柏レイソルvsFC東京がそうであるように、やはりチーム数が多いだけあって決勝戦に関東勢に勝ち進んでくる可能性は高いが、今回は関東勢以外の対決となる。関東勢が決勝に出てこないのは2014年のサンフレッチェ広島vsガンバ大阪の試合以来7年ぶりで4回目。

 

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#7 決勝戦で最も多いスコアは1-0と2-0

 

大きな流れとして決勝戦は堅い試合になりがちで、それゆえにロースコアな試合展開と多くなる。ルヴァン杯も例外ではなく、過去の決勝戦29試合(1997年のホーム&アウェイは1試合ずつカウント)のうち18試合がどちらかのチームが無得点で試合を終えた。その中でスコアとして最も多いのが1-0と2-0で、共に6試合ずつ。2005年に82得点を挙げたG大阪と2006年に84得点を挙げた川崎が激突した2007年の決勝も1-0だった。

ただし、2010年の磐田vs広島の5-3然り、G大阪が広島から2点ビハインドをひっくり返した2014年しかり、2019年に3-3でPK戦までいった札幌vs川崎しかり、時折とんでもない打ち合いになる事もある。

 

#8 カキタニ…

 

今回の決勝の最大の注目ポイントは何と言ってもここであろう。今季よりセレッソから名古屋に移籍した柿谷曜一朗は、単にセレッソの主力が名古屋に移籍した訳ではなく、柿谷はセレッソの顔であり、そして象徴そのものだっただけに名古屋への移籍は衝撃をもって伝えられた。セレッソといえば柿谷、柿谷といえばセレッソ……そんな時代を超え、セレッソの優勝を阻む為に柿谷が立ちはだかる事になる。

また、今季はセレッソから名古屋に木本恭生も移籍した。思えば2017年にセレッソルヴァン杯を制した時にトロフィーを掲げた柿谷で、チームを決勝に導くゴールを決めたのは木本だった。何たる因縁…という感じではある。ちなみに、その他では名古屋のGK武田洋平が元セレッソで、セレッソのFW松田力が元名古屋。

 

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#9 監督デビューから僅か2ヶ月で決勝を戦う小菊監督だけど、実は上には上が……

 

8月下旬に解任されたレヴィー・クルピ監督の後任として指揮を執る小菊昭雄監督は、就任から僅か2ヶ月…いや、監督デビューから僅か2ヶ月で決勝戦に挑む事になる。さすがにこれは最速だろう…とも思ったが、実はそれ以上に監督デビューから異常な速さで決勝を戦った監督がいる。

2011年、浦和レッズを率いて鹿島アントラーズに挑んだ堀孝史監督は、前任のゼリコ・ペドロビッチ監督の解任に伴い10月20日に監督就任。決勝戦は10月29日だったので、監督デビューから僅か9日で決勝戦を戦う事となった。

 

#10 ピクシー抜きで挑む初めての決勝戦

 

名古屋が過去に決勝に進出、或いはタイトルに絡んだのは上述の通りだが、その全てに共通しているのはドラガン・ストイコビッチがいたという事である。1995年や1999年の天皇杯は選手として、2009年天皇杯準優勝や2010年のリーグ優勝には監督として関わってきた。名古屋にとって、ピクシーが関わっていない状態でタイトルの懸かる試合に挑むのは今回が初めて。それだけにクラブとして期するものもあるはず。ピクシーが唯一獲れなかったタイトルを、ピクシー抜きで獲りにいきたい。

 

 

 

#11 両チームの選手のルヴァン杯優勝・決勝経験値は?

 

ルヴァン杯優勝経験を持つ選手は名古屋が米本拓司阿部浩之柿谷曜一朗、木本恭生、齋藤学金崎夢生の6人で、セレッソ松田陸清武弘嗣高木俊幸丸橋祐介、瀬古歩夢、キム・ジンヒョン豊川雄太の7人であり、このうち清武は2008年の大分と2017年のセレッソで2度優勝を経験している。

また、準優勝を含めて決勝戦に出場した選手…という観点で言うと、名古屋は米本拓司阿部浩之柿谷曜一朗、木本恭生、キム・ミンテ、吉田豊金崎夢生の7人で、セレッソ松田陸、進藤亮佑、清武弘嗣高木俊幸丸橋祐介キム・ジンヒョンの6人。このうち、米本はFC東京の選手として出場した2009年決勝で先制点を挙げ、同大会のMVPも受賞した。

 

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#12 フィッカデンティ監督は選手として名古屋に移籍する可能性とセレッソの監督に就任する可能性があった。

 

名古屋を率いるマッシモ・フィッカデンティ監督はイタリアで実績を積み、日本でもFC東京サガン鳥栖で評価を高めて、今回初めてのタイトル獲得に挑む。そんなフィッカデンティ監督だが、実は現役時代に選手として名古屋からオファーを受けていた。移籍自体は実現しなかったものの、これを機に日本に興味を持った事から度々訪日するようになり、それがチェゼーナを率いていた10-11シーズンの長友佑都獲得にも繋がっている。

また、FC東京の監督を退任した際には2016年のセレッソの新監督候補として報じられた事もある。結果的には2015年シーズン終盤に代行監督を務めた大熊清監督がそのまま落ち着いた事で実現せず、この話がどこまで進んでいたのか、そもそも本当なのかはわからないが、なんにせよそういう因縁はある。

 

#13 実はタイトル経験の無いレジェンドプレーヤー

 

セレッソに所属する大久保嘉人、そして乾貴士は言うまでもなく日本サッカーの中でレジェンドと呼ぶべき選手だが、実は二人ともタイトル経験が無い。特に大久保は、厳密には08-09シーズンにブンデスリーガのタイトルを獲得したが殆ど試合には絡めておらず、3年連続得点王にも輝いた川崎フロンターレは自身の退団後に優勝するなど間の悪い経験もしてしまっており、セレッソの選手としても2度天皇杯の決勝で敗れる悔しい思いをした。セレッソとしては優勝して、彼らに何とかタイトルという箔を添えたい。

 

#14 フジテレビ解説のツネ様とうっちーは実はルヴァン杯獲ってない。

 

勝戦を中継するフジテレビの解説は、昨年8月に現役を引退し、2大会連続で決勝の解説を務める内田篤人氏、今季は5月までG大阪の監督も務めた宮本恒靖氏が担当する。両者とも日本サッカー史に残るレジェンドDFであり、そして日本サッカー史上一二を争うイケメンとして知られている二人である。

そんな栄光と実績でキャリアを彩っている二人だが、実は二人とも意外にもリーグ杯の獲得経験は無い。宮本氏は2005年にG大阪の一員として決勝には進んだがPK戦の末に千葉に敗戦。内田氏は鹿島でACLを含めたあらゆるタイトルを獲得したが、リーグ杯だけ最後まで優勝できないまま現役を終えた。しかも宮本氏は2006年、内田氏は2010年途中に海外移籍をしたが、G大阪も鹿島もよりによってその翌年にリーグ杯を制しているという……。

 

#15 まさかの中2日!名古屋vsセレッソ2連戦!

 

ルヴァン杯決勝は10月30日に行われるのは前述の通りだが、その3日前となる10月27日には豊田スタジアム天皇杯準々決勝として同カードが開催される。2012年の清水vs鹿島、2013年の柏vs浦和、2016年のG大阪vs浦和など、これまでもリーグ戦と合わせて2連戦の形になる事は何度かあったが、中2日で、それも一発勝負が続くのは異例。両監督にはその辺りのマネジメントも求められる。

尚、今季の対戦は5月の名古屋ホームでの試合吉田豊のゴールで名古屋が1-0で勝利し、天皇杯では3-0でセレッソが勝利。セレッソホームでの試合は第37節、セレッソのホーム最終戦として11月27日に予定されている。

 

 

 

さぁ、因縁渦巻く決勝戦ですが…どのような結末になるのか、今から楽しみです!

 

 

ツネ様フリーダム解説炸裂するかしら…。

ではでは(´∀`)