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2022明治安田生命J1リーグ順位予想〜前編・優勝争い & ACL圏内(3位以内)争い〜

さて。

 

ここまでわたくし、J1戦力診断を全6回に分けて、全チーム分更新しました。

 

 

いよいよ今回は総仕上げ。

2022明治安田生命J1リーグ、順位予想でございます。

 

 

 

Jリーグ開幕特集はこちら

 

オリジナルアルバムの配信も開始したのでそちらも観てね

 

 

 

 

…まず始めに、これだけは一つ言わせて頂きたい。言い訳であり保険であり予防線であり、でも一応真面目な私なりの順位予想に対する考え方です。

順位予想となると必然的に下位に予想するチームも出てきます。降格とか。しかし、これは解説者や記者など有識者から素人に至るまで全員がそうだと思いますが、「負けてくれ」と思って予想している訳ではありません。もっと言えば「(降格予想が)当たってくれ」と思ってシーズンを見る事もありません。予想という段階を一つ踏む事で、例えばシーズンが進んだ時に「予想が外れる喜び」というのが出てくる。小説や映画によくある「裏切られる快感」みたいなものですね。去年で言えば福岡や鳥栖がまさにそれだった訳ですし、福岡や鳥栖に「すいませんでした」という気持ちを持つのはこちらとしてもある種の清々しさを抱いている訳です。

 

何が言いたいかと言うと、順位予想は外す事もまた一つの楽しみであるという事。それをワンセットにした開幕前と閉幕後のエンターテイメントが順位予想だと思っています。

一応私なりの根拠はもって予想しますが、私の順位予想も、その他の方の順位予想もそのような気持ちで読んでもらえると幸いです。

 

ちなみに2021年シーズンの順位予想反省ブログがこちら

 

 

 

 

それでは早速、1〜18位の順位予想をしていきましょう。

 

 

 

どんっ。

 

 

 

1位 川崎フロンターレ

2位 浦和レッズ

3位 名古屋グランパス

4位 ヴィッセル神戸

5位 鹿島アントラーズ

6位 横浜F・マリノス

7位 ガンバ大阪

8位 FC東京

9位 北海道コンサドーレ札幌

10位 セレッソ大阪

11位 サンフレッチェ広島

12位 清水エスパルス

13位 アビスパ福岡

14位 柏レイソル

15位 湘南ベルマーレ

16位 京都サンガFC

17位 サガン鳥栖

18位 ジュビロ磐田

 

 

 

ではここからは私なりに、3ブロックに分けて予想を述べていきます。

 

 

 

①優勝・ACL圏内争い

予想順位:1位川崎、2位浦和、3位名古屋、4位神戸、5位鹿島、6位横浜FM

 

この手の順位予想をする時、一応私としては「もしお金を賭けるならどこに賭けるか」という事を考えて予想しています(実際には賭けませんが…)。そういう視点で考えると、やっぱり優勝予想から川崎を外すのはなかなかに勇気がいる。という訳でやっぱり優勝予想には川崎を据えました。

ただ、川崎が去年・一昨年ほど盤石では無さそうなのも確かで、富士フィルム杯での川崎の出来を見た多くの人が「川崎が宇佐美貴史を欲しがった理由が分かった」的なツイートをしていた人が多かったんですけど、川崎にとってそれは三笘薫が退団した昨夏からずっと抱えていた問題で、左WG候補として迎え入れたチャナティップ富士フィルム杯を見る限りはインサイドハーフの方が収まりは良い。マルシーニョや宮城天が覚醒すれば話は別ですが、要は去年の開幕時より弱体化しているのは否めないと。

 

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一方で、じゃあ「対川崎」の候補になり得る存在の中で、あくまで現段階では机上の空論に過ぎませんが──昨季より確実にチーム力が上がった、と言えるチームもほとんど無い気はするんですよね。

それが顕著だったように見えるのでがマリノスで、不可抗力にも近い流出劇の中でのフロントの後釜補強などのリアクションは見事な手腕でしたが、やはり前田大然、扇原貴宏ティーラトン、チアゴ・マルチンスの4人を失ったダメージは大き過ぎます。前田は言うまでもなく昨季の得点王ですし、後の3人は今のマリノスのサッカーを完成させた3人な訳で、単純に主力が退団するのとは全く異なります。一人ならまだしも、そんな「戦術の要」とも言えよう選手がこうもまとめて退団するとなると…。多分今の流れでいけば、マリノスは2023年にはまた強くなっていると思いますが、今季に関してはちょっと優勝はしんどいような気もして。

 

神戸に関しては、CBがトーマス・フェルマーレンから槙野智章に代わった形になった事がどう影響するか…ですね。選手のタイプとして、去年の菊池流帆とフェルマーレンのコンビは補完性のような形で成立していたのに対して、今年の菊池&槙野のコンビは割と似たタイプの選手同士の組み合わせになってくるので、それが良い方に転ぶか悪い方に転ぶか、という部分はある。ただアンドレス・イニエスタがいるに越した事は無いですが、中坂勇哉や佐々木大樹の台頭で「イニエスタあり」と「イニエスタなし」の差が小さくなってきたのは大きなポイントなので期待は出来るチームかなと。

そして浦和ですよね。今年「対川崎」の先鋒に立ちそうなのはやはり浦和です。要は、浦和の場合は川崎を含めた昨季の上位陣の中で唯一「明確に大幅に積み上げた」と言えるオフを過ごしたチームだと思っていて、それは富士フィルム杯でのパフォーマンスを見れば火を見るより明らかでした。あの日見せた浦和のパフォーマンスが持続できるかどうかはともかく、再現性は高いというか、少なくとも決して一過性のモノではないのは昨季からの過程を見れば言うまでもないですし。

 

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そして名古屋ですねぇ…気になるのは。マッシモ・フィッカデンティ監督の進退が必ずしも両者の望む形ではなかった事を踏まえると、その後任に長谷川健太監督を招聘してきたのはベターな選択だった事は確かです。

ただ、名古屋はちょっとどちらに振れるかわからない部分もあって。例えばよく「長谷川健太は1〜2年目はめっちゃ結果出す」と言われますが、過去に率いた清水、FC東京の3チームに共通していたのは長谷川監督がイチからチームを作れる状況、逆に言えばイチからチームを作らないといけない状況で、G大阪の場合は手をつけなければならないところがめちゃくちゃハッキリしていた…という側面があるんですよね。

この3チームと今回の名古屋が大きく違うのは、少なくとも戦い方としては継続路線の上で監督交代をしているという部分で、もし長谷川監督がスクラップ&ビルド的な事が得意な監督だったとしたらちょっとややこしい事になっちゃうのか、という不安もあり。ただ、これまで長谷川監督のチームが見せてきたサッカーと今の名古屋の親和性は割と高いとも思うんですよ。もしかしたら今季は長谷川監督が「再建向きの監督」なのか「純粋にファストブレイクの使い手」なのかはハッキリするシーズンになるのかもしれません。

あと、長谷川監督ってそれまで2列目起用が多かった宇佐美貴史をFWで覚醒させたり、不本意なシーズンが続いていた永井謙佑を復活させたり事を踏まえると、柿谷曜一朗齋藤学の得点能力を蘇らせたりしたら名古屋は一気に侮れなくなるように思います。

 

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以上を踏まえると、優勝予想は川崎、対抗馬に神戸と浦和、大穴で名古屋といったところでしょうか。

ただ、ここ2年の川崎にあれだけのパフォーマンスを見せられると…その川崎を越える予想にするには相当多くの決め手と確定要素が求められる気もするんですよね。なのでやっぱり、予想としては川崎を1位にするしかない…というのが正直なところです。

 

 

 

次回、中位・残留争い編に続く。

J2編もあるよ。

 

 

神戸さんって今年も夏に大暴れしたりするのかしら…。

ではでは(´∀`)