さぁ、皆様やって参りました。
地獄の季節、この時期だけのエンターテイメント、誰も彼もが炎上不可避、J1順位予想でございます!!!!!
…はい。という訳で今年もこの季節がやって参りました。
今年もですね、やっぱり順位予想というものはこの時期にしかないエンターテイメントでございます。
言っても順位予想たるもの、騙される快感とはよく言ったもので…降格予想にしてしまったチームが躍進を遂げて「本当に申し訳ありませんでした」と頭を告げる事もまた一つの快感でもあったりする訳で。もちろん予想自体は真面目に考えていきますが、当たるも外すもこの時期限定のエンターテイメントだという気持ちで今年もやっていきたいと思います。
順位予想にあたっては、前日までブログで連載していたJ1戦力診断シリーズも参考にしながら考えていきますので、是非そちらと併せてご覧あれ。
【J1戦力診断シリーズ】
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はい、まずはもう、ドーンと順位予想を並べていきます。
1位 川崎フロンターレ
2位 浦和レッズ
3位 ヴィッセル神戸
4位 サンフレッチェ広島
5位 名古屋グランパス
6位 横浜F・マリノス
7位 ガンバ大阪
8位 セレッソ大阪
9位 FC東京
10位 鹿島アントラーズ
11位 アビスパ福岡
12位 FC町田ゼルビア
13位 京都サンガFC
14位 アルビレックス新潟
15位 北海道コンサドーレ札幌
16位 湘南ベルマーレ
17位 ジュビロ磐田
18位 サガン鳥栖
19位 柏レイソル
20位 東京ヴェルディ
…はい、こんな感じになります。
①優勝争い・上位争い編
非常に難しいですね、今年は。ええ。本当に難しい。過去一優勝予想が難しかったです。悩みました。まあ悩まずに予想した年が当たったかと言えば別にそんなことないんですけど。
というのも、最終的に優勝予想にした川崎を含めて、優勝候補と呼ばれる全チームが優勝を逃す可能性じゃなくて、もしかしたらワンチャンやっちゃってしまう可能性もそれぞれが持ち合わせていて。出揃ってきた様々な方の優勝予想で浦和と広島が最も人気なのは、言い方悪いですけどそういう地雷になり得る要素が少ない…みたいな部分はあるのかなと。要は、優勝予想は川崎にしましたけど、川崎も含めて「優勝しそう」というよりも「決め手に欠ける」と「条件付きで優勝もある」という2つの言葉が付くチームがめちゃくちゃ存在するっていう印象なんですよね。
その上で私の中で優勝候補として考えているのは川崎、神戸、浦和、広島の4チームです。
神戸に関しては、少なくとも躍進→低迷を辿った2021年→2022年のような事になるとは考えていません。スタメンと控え組のギャップ問題はおそらくクラブも自覚していたでしょうし、そこを埋める補強というものはしっかりとやってきた。ACLとの連戦も乗り切れる陣容を揃えたと思いますし、大崩れすることはないと思っています。一方、攻撃のバリエーションはやはり大迫勇也が全てみたいになっているところを脱却出来ておらず、そしてそれは大迫が出ていたとしても、武藤嘉紀がいなくなって相手の潰しどころが明確になってもその問題が生じる事を富士フイルム杯で露呈する形になってしまった。それでもある程度の勝点は稼げるでしょうから上位は堅いでしょうが、そこに問題が生じた時が不安要素で、それは広島の3バックにも似たような事が言えるんですよね。
広島の3バック…佐々木翔、荒木隼人、塩谷司がしっかり出ている時は何の問題もないですが、この3人にあまりにも負担が集中している事は昨季からずっと指摘されていましたし、中野就斗が右WBとしてブレイクの予感を漂わせている事は広島にとって好材料である事は間違いないながらも、結果的に3CBに風穴を開ける候補が一人減った事も意味している…と。荒木はともかく、佐々木と塩谷は年齢的にもいつガクッと来る瞬間が訪れてもおかしくない。そういうリスクは常に持っているところが不安としてある。そして彼らは今季新スタジアムというところも少し影響するような気がしていて。新スタジアムはありとあるゆるどの角度から見てもポジティブな事。一方で、初年度となる2024年に限っては選手も無自覚のうちに、去年までと異なるルーティーンに少しずつ感覚が狂う可能性というのも否定出来ない。特に広島はここ数年メンバーがほぼ変わっていないからこそ、その恐れが少し否めないようにも思います。
となると、個人的には浦和か川崎の二択になってくるんですよね。
浦和は戦力値ではやっぱり相当脅威ですよ。それなりのレベルのスタメンを2〜3チーム組めちゃうくらい。ただ今季は新たにヘグモ監督が就任して、明確に前任者のスタイルの引き継ぎ+ブラッシュアップを目指したスコルジャ体制とは異なり、今季は新たな戦術を試しつつ膨大な戦力をどう運用していくのか…というところはシーズンの展開を見守るしかない部分もある。
川崎は川崎で、近年を謳歌した黄金期のサイクルは終わったとは思うんですよ。だから川崎を優勝予想としたのはエリソンがハマれば…とか、ゼ・ヒカルドやパトリッキ・ヴェロンもそうですけど、外人がハマる事が前提になってくる。そこに脇坂泰斗に加えて山本悠樹を置けた事でボールの供給源は確保出来たところは美点ですし、山根視来の穴をファンウェルメスケルケンがしっかり埋められれば…というところが条件ではありますが、同時に丸山祐市を引っ張ってこれた事は相当大きいと思うんですよね。これは名古屋の契約満了の判断の是非ではなくて、クラブによってその選手が必要な理由、どの選手が必要かの選択は変わってくる。その上で川崎は、ジェジエウや大南は間違いなく優秀なCBですし、高井もポテンシャルのある選手ではありますが、これまで谷口彰悟に頼り切っていたチームは彼らを操れる守備者が必要だった。そういう意味で丸山は願ったり叶ったりの人選だったと思います。そう考えると、外国人がハマった瞬間に川崎は「条件が揃った」とでも言えるような形にはなるような気もするんですよね。
ただ、個人的な感想としては川崎は優勝予想にしつつも……これはあくまで2024年に限った話であって、今年優勝したとて、2017年や2020年の優勝時のように、また2025年から黄金期が再開するかどうか…と言えばそこはなんとも言えないところもあるなと。あくまで本命なきレースになりそうな2024年に関しては、という…。
マリノスに関しては、今季はケヴィン・マスカット監督からハリー・キューウェル監督に交代し、オーストラリア路線というか明確なポステコグルー路線を継続をしてきましたが……2021年のポステコグルー→マスカットのリレーほど物事がスムーズに運ぶとは予想しにくい部分もあります。それでも前線の破壊力は今季も十二分にあるので、上位争い自体はしてくると予想出来ますが……。名古屋に関しても、元々堅守を強みにしていたチームがそのストロングポイントであった3バックを丸ごと入れ替える結果になったのは大きな痛手でしょう。ただ、名古屋に関してはそこの問題が早期に解決出来れば、尻上がりに優勝戦線に食い込んでくる可能性はあるように思います。
そしてガンバに関しては、現状の予想としてはむしろ「7位じゃなさそう」という意味での7位です。PSM広島戦のように全ての車輪が噛み合って上位戦線に組み込む可能性、残留争いとまではいかずとも今年も低迷を抜け出せない可能性、その両方があるので、3位もあるし二桁順位もあるし、どちらにも転び得るという意味で7位に置きました。
広島のスタジアム行って帰りに牡蠣食べたいの
ではでは(´∀`)