RK-3はきだめスタジオブログ

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プロの優勝見届け人は誰だ!?Jリーグ優勝見届け選手権2023

 

 

 

笛「ピッ、ピッ、ピゥィーッ」

 

実況「試合終了!!○○!!悲願の優勝です!!」

 

 

 

…おめでとうございます。

Jリーグもラスト5節。今年も追々そういう季節が迫ってきました。

神戸がこのまま走るのか、マリノスが逆転するのか、はたまた3位集団が奇跡の大どんでん返しを起こすのかはわかりませんが、優勝を目指すチームはその笛が鳴った時に両手を突き上げて歓喜の咆哮を轟かせ、そして銀のシャーレを紙吹雪の中で誇らしげに掲げるその瞬間を待っているのです。秋が冬に変わる寒空の下、その光景は今までの努力の全てが報われるような何よりも温かく、そしてその瞬間の日本で最も熱い場所と映す事でしょう。

 

 

 

…しかし!

サッカーというスポーツにはいつだって「対戦相手」なるものが存在します。

歓喜の笛が鳴った瞬間、その歓喜の反対側にいるチームはその咆哮をただただ遠巻きに浴びることしか出来ません。メインスタンドを向く日本で一番熱い場所がそこにある時、反対側のチームは秋が冬に変わる頃、厚手のコートを纏った肩をちょっと内側に寄せてカイロを握りしめながらそれを遠巻きに眺める訳です。しかもホーム最終戦セレモニーを待つチームなら帰れない。「私は今何を見せられているんだ」と思いながら白い息を手で叩き割るような拍手を贈るその佇まいはもはやプロ。そう、その佇まいはまさしくプロの優勝見届け人なのです。

 

 

 

 

 

…という訳で今回は、J1リーグが誕生した1993年から今日に至るまで、じゃあどのチームが最もプロの優勝見届け人なのか。最も優勝を見届けてきたのか。如何にプロなのかをこの機会に調べてみました。ええ、ガストでポテトを食べながら調べている時は私も「私は今何をしているんだろう」と思いながら調べましたよ、ええ。

という訳で今回は最多優勝ではなく、最も多く優勝が決まった試合の対戦相手になってしまったチームをランキング形式で発表していきます!

 

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Jリーグ30周年記念特集こちらから!

 

オリジナルアルバム出してみました!聴いてみてくださいませ。

 

 

 

【★ルール】

・対象はJ1リーグ公式戦に限りますので、最初から優勝決定戦として行われるチャンピオンシップは含みません。逆にステージ優勝が決まった試合は回数に含みます。

・J2やJ3の優勝決定は含んでいません。

・回数が並んだ場合の順位決定方法は【①】ステージ優勝の試合を0.5試合とカウントして再計算(両ステージ優勝は1試合のままでカウント)【②】①の数字にホームで優勝を決められた試合を0.2試合を加算して再計算【③】試合は勝ったのに優勝を決められた試合がある場合は②の数字に0.3試合を加算。引き分けなら0.1試合を加算。【④】同率…として計算します。

・私はなんでここまで細かくレギュレーション設定してるんだ。

 

ではまずは優勝見届け回数1〜2回のチームを見ていきましょう。一気に9位まで行きます。

 

 

 

【1回】

《17位》

アビスパ福岡(1999年1st磐田)

《15位》

清水エスパルス(2007年鹿島)

大宮アルディージャ(2017年川崎)

《12位》

川崎フロンターレ(2005年G大阪)

北海道コンサドーレ札幌(2008年鹿島)

FC東京(2019年横浜FM)

《11位》

徳島ヴォルティス(2014年G大阪)

 

【2回】

《10位》

ジェフユナイテッド千葉(1997年2nd磐田,2000年1st横浜FM)

横浜F・マリノス(1999年2nd清水,2001年1st磐田)

《9位》

ガンバ大阪(2006年浦和,2020年川崎F)

 

まずはザッとこんな感じですね。

この中で芸術点が高いのは徳島でしょうか。2014年、徳島は最終節でホームに首位ガンバを迎えましたが、当時の徳島はぶっちぎり最下位でとっくの昔に降格が決まっていた事もあり、ガンバを追う浦和や鹿島のファンは若干「ガンバの相手、徳島か…」みたいなムードに。そんな中で首位相手に0-0で乗り切る健闘を見せましたが、若干諦め感を出していた浦和と鹿島が揃って負けた事でガンバは高々とシャーレを掲げました。

 

 

また、ガンバの場合は芸術点というか確率的にすごいんですよね。優勝決定試合は往々にして他会場の2位チームの動向が気になるところですが、ガンバが見届けた2試合はどちらも2位がガンバだったという。要は2試合とも直接対決だったと。ガンバの場合、今年はちょっと神戸の優勝決定に引っ掛かりそうなのが不安ですが…。

 

 

はい、お次は3回の皆様です。3回見届けた皆様は6チームいらっしゃいますので、一気にベスト3を突き抜けて3位まで発表します。

 

 

 

【3回】

《8位》

柏レイソル(1995年2ndV川崎,2000年2nd鹿島,2001年1st磐田)

《6位》

鹿島アントラーズ(1995年1st横浜M,2004年1st横浜FM,2013年広島)

湘南ベルマーレ(1998年1st磐田,2010年名古屋,2015年2nd広島)

《5位》

ジュビロ磐田(1994年1st広島,2003年横浜FM,2016年2nd浦和)

《3位》

東京ヴェルディ(1996年鹿島,2001年2nd鹿島,2002年磐田)

セレッソ大阪(1997年1st鹿島,2012年広島,2018年川崎)

 

強烈だったのは1996年の鹿島の初優勝を見届けたヴェルディでしょうか。ホームに首位の鹿島を迎えたヴェルディは、優勝に王手をかけた鹿島相手にまさかの5-0。まさかの夢のスコアで圧勝。しかし他会場の結果もあって、ヴェルディは5-0でボコった相手がシャーレを掲げる姿を見るという実に芸術点の高い結果になりました。

芸術点で言えば爆発的に高かったのが2018年のセレッソでした。第32節で優勝に王手をかけた川崎をホームに迎えた中でアディショナルタイム山村和也のゴールで劇的勝利を収めて優勝決定阻止成功…と思いきや、他会場で2位広島が敗北。気がついたら川崎がシャーレを掲げ、セレッソが劇的勝利したのにありとあらゆる試合の媒体のサムネイルが川崎の優勝画像になるという。

 

 

ちなみにこの日決勝点を決めた山村は翌年に川崎に移籍しましたが、新体制発表会で「去年は優勝にちょっと水を差してすいません」と自虐したという…。

ちなみに磐田の2003年2ndは有名な雨の日産の直接対決。首位の立場だった磐田が久保竜彦スーパーヘッドでやられたやつですね。

 

 

さて、いよいよ上位2チームでございます。

 

 

 

《第2位》

ヴィッセル神戸 4回

1998年2nd鹿島,2003年1st横浜FM,2015年1st浦和,2022年横浜FM

 

2位は4回の神戸です。

ただし、4回中3回がステージ優勝、それもうち2つは1stステージで若干カタルシスみは薄かったところはあるので、芸術点としてはそこまで高くないかも。いや芸術点ってなんだよ。しかし昨年はマリノスの優勝を見届けたので現時点で最新の見届け人ですね。今の神戸は遂に見届けてもらう為に邁進しています。

さぁ、いよいよ最もプロ、キングオブ見届けクラブの発表です。

 

 

 

《第1位》

浦和レッズ 6回

1993年1st鹿島,1993年2ndV川崎,1994年2ndV川崎,2009年鹿島,2011年柏,2021年川崎F

 

他クラブとのハートウォーミングから最も遠い位置にいる事を心情とするクラブがこの位置にいるのは皮肉というかなんというか…1位は日本の赤い悪魔、浦和レッズでございます。

まず浦和レッズが2シーズン及び3ステージ連続の最下位に沈んだ1994年までに固め打ちで3回。特にJリーグ初年度に両ステージで優勝決められたというのがなんとまあ。つまるところ、Jリーグの歴史の中で初めて優勝チームが誕生した場所は駒場でした。

その後は長きに渡って浦和戦で優勝が決まる巡り合わせになる事はなかったのですが、2009年と2011年は共に埼玉スタジアムでの最終節で優勝を決められ、特にチームが残留争いを強いられた2011年は優勝セレモニー中の静けさがまるでこの後待ち受ける社長に贈るブーイングへの前フリみたくなってしまう事に。2021年も黄金期の川崎相手に引き分けに持ち込みましたが、他会場の2位マリノスが残留争い中のガンバに負けてしまうという……。

 

 

 

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ウィーアーザチャーンピョーン

ではでは(´∀`)