ハリル・ショックなんて懐かしい響き
どーもこんばんは
さてさて、いよいよ9月5日より2026年W杯アジア最終予選が幕を開けます。
「ドラマ」という言葉では片付けられないほどの強烈なサバイバルはこれまでに、今までに幾つもの歓喜や傷にまみれた痛みの記憶を生んできました。W杯に続く道はここからそのルートをはっきりと競争していくことになります。
同時に、別に最終予選に限って…という話ではないですが、W杯に出る為には2つの予選がある訳です。
一つは純粋に5日から始まる国vs国で争う最終予選。そしてもう一つは、いざW杯出場権を獲得した暁に、そこの最終メンバーに入り込めるかのサバイバルという予選……選手達は「国」という単位と「個人」という単位の2つの予選を突破して初めてW杯に辿り着く。そういう捉え方もある…と。
という訳で今回はこれまでのW杯に於いて、一次予選→最終予選→W杯本戦メンバーがどれだけ変わったのか…を振り返っていきたいと思います。いや、まぁ、予選開幕してないんで、これ取らぬ狸の皮算用じゃね?と言えばそうっちゃそうなんですけど、そこはこういうブログを書けどもしっかりミッションを達成してくれるものだと信じて…。
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【2018年ロシアW杯】
《二次予選初戦メンバー23名(2015年6月)》
GK1 川島永嗣(スタンダール・リエージュ)
MF10 香川真司(ボルシア・ドルトムント)
MF16 山口蛍(セレッソ大阪)
MF17 長谷部誠(アイントラハト・フランクフルト)
DF19 酒井宏樹(オリンピック・マルセイユ)
DF21 酒井高徳(VfBシュトゥットガルト)
監督 ヴァイッド・ハリルホジッチ
2018FIFAワールドカップロシア大会アジア2次予選第1節
日本0-0シンガポール
2015年6月16日19:35@埼玉スタジアム2002
《最終予選初戦メンバー27名(2016年9月)》
GK1 林彰宏(サガン鳥栖)
MF10 香川真司(ボルシア・ドルトムント)
MF13 清武弘嗣(セビージャ)
MF16 山口蛍(セレッソ大阪)
MF17 長谷部誠(アイントラハト・フランクフルト)
FW18 浅野拓磨(VfBシュトゥットガルト)
DF19 酒井宏樹(オリンピック・マルセイユ)
監督 ヴァイッド・ハリルホジッチ
2018FIFAワールドカップロシア大会アジア最終予選グループB第1節
日本1-2UAE
2016年9月1日19:35@埼玉スタジアム2002
日本得点者:本田圭佑(11分)
《W杯本戦メンバー23名(2018年6月)
MF8 原口元気(フォルトゥナ・デュッセルドルフ)
MF10 香川真司(ボルシア・ドルトムント)
MF11 宇佐美貴史(フォルトゥナ・デュッセルドルフ)
FW15 大迫勇也(ヴェルダー・ブレーメン)
MF16 山口蛍(セレッソ大阪)
MF17 長谷部誠(アイントラハト・フランクフルト)
DF19 酒井宏樹(オリンピック・マルセイユ)
監督 西野朗
こうやって見ると良くも悪くもハリルジャパンってメンバーが流動的だったなと。そこは代表チームゆえに良い面と悪い面があるとは思うんですよ。そういう部分を抜きにしてハリルが一度手元に置いておきたいと思っていた部分もあるでしょうし。1年呼ばれていた人が1年呼ばれなくなってその後復帰…なんて事もよくありましたし。必ずしもそれが良い事とは言いませんが、メンバー発表のドキドキ感は確かにありましたね。
そういう背景もあって、ロシアW杯前って他の大会と比べても当落線上の人数がべらぼうに多かった印象があるんですよ。なので監督は直前でハリル体制から西野体制に変わりましたが、選ぶメンバーが大きく変わったというよりは当落線上にいる選手の優先順位が監督交代によって大きく変わったなと。
【2022年カタールW杯】
《二次予選初戦メンバー(2019年9月)》
DF2 植田直通(セルクル・ブルージュ)
DF3 安西幸輝(ポルティモネンセSC)
MF6 遠藤航(VfBシュトゥットガルト)
MF7 柴崎岳(デポルティボ・ラ・コルーニャ)
MF9 南野拓実(レッドブル・ザルツブルク)
GK12 権田修一(ポルティモネンセSC)
MF14 伊東純也(KRCヘンク)
FW15 大迫勇也(ヴェルダー・ブレーメン)
DF16 冨安健洋(ボローニャ)
FW18 鈴木武蔵(北海道コンサドーレ札幌)
DF19 酒井宏樹(オリンピック・マルセイユ)
DF20 板倉滉(FCフローニンゲン)
MF21 堂安律(PSVアイントホーフェン)
GK23 シュミット・ダニエル(シントトロイデンVV)
監督 森保一
2022FIFAワールドカップカタール大会アジア2次予選グループF
ミャンマー0-2日本
2019年9月19日@トゥウンナ・スタジアム
《最終予選初戦メンバー24名(2021年9月)》
DF3 室屋成(ハノーファー96)
DF5 長友佑都(無所属)
MF6 遠藤航(VfBシュトゥットガルト)
MF8 原口元気(1.FCウニオン・ベルリン)
MF9 鎌田大地(アイントラハト・フランクフルト)
MF11 堂安律(PSVアイントホーフェン)
DF13 中山雄太(PECズヴォレ)
MF14 伊東純也(KRCヘンク)
DF16 冨安健洋(アーセナル)
FW18 古橋亨梧(セルティックFC)
DF19 酒井宏樹(オリンピック・マルセイユ)
MF19 守田英正(CDサンタクララ)
DF21 山根視来(川崎フロンターレ)
GK23 谷晃生(湘南ベルマーレ)
2022FIFAワールドカップカタール大会・アジア最終予選グループB第1節
日本0-1オマーン
2021年9月1日@パナソニックスタジアム吹田
オマーン得点者:アルサビ(88分)
【2022年カタールW杯メンバー26+1名(2022年12月)】
DF2 山根視来(川崎フロンターレ)
DF4 板倉滉(ボルシア・メンヒェングラードバッハ)
MF6 遠藤航(VfBシュトゥットガルト)
MF8 堂安律(フライブルクSC)
MF9 三笘薫(ブライトン&ホーヴ・アルビオンFC)
MF13 守田英正(スポルティングCP)
MF14 伊東純也(スタッド・ランス)
MF15 鎌田大地(アイントラハト・フランクフルト)
DF16 冨安健洋(アーセナル)
MF17 田中碧(フォルトゥナ・デュッセルドルフ)
FW21 上田綺世(セルクル・ブルージュ)
GK23 シュミット・ダニエル(シントトロイデンVV)
MF24 相馬勇紀(名古屋グランパス)
FW25 前田大然(セルティックFC)
DF26 伊藤洋輝(VfBシュトゥットガルト)
DF 中山雄太(ハダースフィールド・タウンFC)※メンバー発表後に負傷離脱
監督 森保一
森保ジャパンって「いつも同じメンバー」みたいな感じに言われがちですけど、並べてみたら意外とそうでもなかったりするんですよね。なんというか、じわじわ〜…とメンバーが入れ替わっていくというか。上のように並べると、二次予選→最終予選→W杯本戦って結構近い割合の人数ずつ選手が入れ替わっていますし、いつの間にかしれっとレギュラーまで登り詰めていた選手もいたりだとか、森保さんって代表チームでステルス世代交代みたいなのをやってくるなあと。
実際、今の代表はカタールW杯時点で比較的若いチームだった部分はあるにせよ、そういうステルス的にしれっと定着しつつある選手とかちょくちょくいる。ここの技は森保監督の面白みではあるように思います。
ではでは(´∀`)