拝啓、パパ、ママ、せんせ、カミナリおじさん
パソコンの調子がおかしいです。
どーもこんばんは
さてさて、本日のマッチレビューはイタリア、セリエA開幕戦、ユベントスvsUCサンプドリアの一戦です。
ユベンティーノのみならず、世界のサッカーファンが20-21シーズンのヨーロッパサッカーに注目する一つのポイントと言えばやはり「アンドレア・ピルロが監督としてどこまでやれるのか」。昨季はリーグ9連覇こそ達成したものの、その他のコンペティションでは不本意な結果に終わったユーベは新人監督となるピルロ監督を招聘。イタリアサッカー史でも屈指の頭脳とセンスの持ち主だった同氏は、監督としてもその才能を発揮する事が出来るのでしょうか。
一方、吉田麻也が今季から完全移籍となったサンプドリアも重要なシーズンです。昨季は途中就任で見事チームを建て直したクラウディオ・ラニエリ監督ですが、「修理屋」と称されるこの名将は2年目に弱いというジンクスも持ち合わせています。今年はどうなるの?的な要素を兼ねた指揮官同士による対戦とも言えそうです。
両チームスタメンです。
正式名称を「ユベントス・スタジアム」とするこのスタジアムはイタリアでは初となるクラブが所有するスタジアム。思えばユーベの9連覇はこのスタジアムがオープンした11-12シーズンから始まり、その年からユーベに加入してチームを牽引したのが他でも無いピルロでした。時代とは回りゆくもので…。
また、セリエAは1000人という制限付きではありますが有観客試合が復活しています。
試合はやはり序盤からユーベが積極的に攻めていきます。ピルロ体制初ゴールが生まれたのは13分、アーロン・ラムジーが頭で落としたところをクリスティアーノ・ロナウドが強引に突破すると、こぼれたボールにデヤン・クルゼフスキが左隅にシュートを流し込んでユーベが先制。ピルロ監督によってスタメンに抜擢されたスウェーデンの新星がいきなり起用に応えます。
ここまでは比較的縦への速さ、またパスワークに於けるテンポの良さを重視しているようなピルロユーべ。24分には自陣でボールを奪うとラムジーのパスからC・ロナウドがカウンタードリブルを仕掛けてクロスバー直撃のシュートを放ち、その後は少しサンプドリアも攻め出す時間があったものの、34分にはまたも左のラムジーの折り返しにC・ロナウドが飛び込んで決定機。前半から積極的なスタイルは見せてきたユーべが1-0でリードして前半を終えます。
後半開始と共にラニエリ監督はファビオ・クアリャレッラ、ガストン・ラミレス、そして吉田麻也の3人を同時に投入。前半ほどユーベも前に前には来なかった事、前線で核となれるポイントが出来た事もあってサンプドリアも前半よりはボールを持つ、敵陣に持っていく事は出来るようにはなりましたが、3バックになる時はしっかりとブロックを組んでくるDF陣の前にシュートまでは持っていけません。結局そうこうしている間にまたユーベが攻めるようになって行き、サンプドリアはまた我慢の時間が続く事に。
追加点だけは何とか与えずに耐えていたサンプドリアでしたが78分にコーナーキックを与えると、その混戦からバルトシュ・ベレシンスキがクリアし切れなかったボールを最終的にはレオナルド・ボヌッチが押し込んで致命的な2点目を許すと、88分にはラムジーのスルーパスに右側からズドンと叩き込んだのはC・ロナウド。取るべき人がゴールを取り、且つきっちりクリーンシートで締めたユーべ。ピルロ監督の初陣を3-0の快勝で飾りました。
文字通りの快勝でしたね。CLに出るチームは特に今季は序盤から過密日程でしょうし、その辺りのペース調整も含めて上手くやれていたように思います。気になるピルロ体制の戦術面に関しても、これが持続するかはわからない事、サンプドリア自体そこまで強力なチームという訳ではない事という要素はあるにしても、開幕戦の出来としては十分でしょう。特に2トップとラムジーの関係性は相当上手く行っていましたし、逆にアドリアン・ラビオは守備の方で上手くポジションバランスを取ってましたね。見事な勝利でした。
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ラムジーキレキレでしたなぁ。
ではでは(´∀`)