GAMBAOSAKA STRIKES BACK〜過去のシーズンのターニングポイントになったガンバの試合を振り返ってみよう!〜

タイトルは完全にGLAYの配信ライブからとりました。

 

どーもこんばんは

 

 

 

さてさて、いよいよ4月3日、合計1ヶ月に及ぶ静寂からが帰ってきます!!

時間は14:00、対戦相手はサンフレッチェ広島、会場はエディオンスタジアム広島です。

 

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……長かった、ほんと長かった…。ガンバファンの皆様にとって、それぞれにそれぞれの「3月3日」があったと思うんですよ。

 

 

2013年にJ2に落ちた時、ガンバのいないJ1のJリーグタイムを見た時とも感覚が違うんですよね。週末、Jリーグはあるけどガンバはない……そんな不思議な感覚も去り、まずは戻ってきてくれた事に感謝あるのみです。

 

 

間違いなくこの広島戦はガンバにとって非常に大きなターニングポイントになります。

そこで今回は…にとって、そのシーズンのターニングポイントになった試合」を5試合選んで振り返っていきたいと思います。

 

「あの試合から流れが変わった」…リーグ戦を良い思い出にする為にはそう言われる試合がつきものです。特に「スロースターター」と言われがちなガンバにとっては尚更。

それでは振り返っていきましょう。

 

 

 

#1 アジア王者へ…中東の地での逆転劇

 

AFCチャンピオンズリーグ2008準々決勝第1戦

アル・カラマ1-2ガンバ大阪

2008年9月17日22:00@ハーリド・イブン・アル・ワリード・スタジアム

アル・カラマ得点者:アブドゥルダイム(7分)

G大阪得点者:山口智(70分)、山崎雅人(77分)

 

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2008年のガンバは一般的に「大成功の年」として認識されている。無論、それは間違ってはいない。むしろACLを制してマンチェスター・ユナイテッドとも激闘を演じ、天皇杯も制しながら「失敗」だの「期待外れ」だの言い出せばそれはもはや嫌味だ。だが、リーグ順位は8位に終わった事が物語るように、シーズンを通して強かった訳ではなく、むしろ「悪夢のような時期」が存在していた。

6月末、播戸竜二が肝機能障害で入院すると、チームの心臓である遠藤保仁までもがウィルス性感染症で長期離脱を余儀なくされる。そこに安田理大北京五輪出場で一時チームを離れ、トドメと言わんばかりにエースストライカーのバレーが中東移籍。マリノスから緊急補強したロニーもいまいちフィットしない。第18節終了時点では4位につけていたガンバだったが、第19節大分戦を落とすと大分戦以降2分4敗。0-1で敗れた第24節名古屋戦終了後には順位は8位まで落ち、その間にはナビスコ杯も準決勝で清水に敗れて敗退。最悪の状態でACLに挑む事になった。しかし、最悪かと思われた2008年をガンバ史に残るきっかけに昇華させた試合こそ、このアル・カラマとの1stレグだったのである。

アル・カラマアル・カラマでクラブとしてヤバい時期だったらしく、いささか地獄対決のようになってしまった試合は開始早々にガンバは先制を許す。不安定な戦いが続いたガンバの流れが変わったのは65分、播戸、山崎とスーパーサブを2枚同時に投入すると、70分には遠藤→山口の黄金パターンで同点。更に77分には相手のリフレクションに抜け出した山崎のゴールで遂に逆転。シリアの地で全ての流れを覆す、貴重な勝利を手にした。

その後の流れは上でも書いた通り、栄光の2008年を見事に構築していった。リーグ戦でも帰国後すぐに行われた京都との試合を2-1で制し、優勝戦線からは脱落していたが5試合で4勝1分。まさに一つの勝利がその後の運命を左右した試合で、仮にここを落としていれば間違いなくあのマンU戦は無かっただろう。

 

 

#2 パトリック覚醒。甦る悪夢が究極の歓喜

 

2014Jリーグディビジョン1第16節

ガンバ大阪4-0清水エスパルス

2014年7月23日19:03@万博記念競技場

G大阪得点者:阿部浩之(6分)、大森晃太郎(9分)、パトリック(56分)、リンス(88分)

 

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J1復帰初年度となった2014年。「J1昇格即三冠」という超絶パワーワードが生み出された通り、ガンバは日本中のタイトルを総なめにしたのだが、同時にこの年…ブラジルW杯による中断期間まで降格圏の16位に沈んでいたのは有名な話。再開初戦の第15節では宇佐美貴史倉田秋のスーパーゴールで勝利したが内容は低調で、本当に流れが変わったのはおそらくこの清水戦だろう。この時点でガンバは13位、清水は12位。だが試合はガンバが13位とは思えないほど圧倒したのである。倉田が出場停止だった為、ガンバはシステムを4-2-3-1から4-4-2に変更。宇佐美とツートップを組んだ人物が、移籍後初先発となる2014年の伏兵、パトリックだった。

前節の甲府戦では90分で3本しかシュートを打てなかったガンバだったが、この日は気がついたら2点も入っていた。1点目はCKの流れから阿部、2点目は爆走パトリックの折り返しから大森……シュート数18対4というスタッツが物語るように、試合はずっとガンバのターン。特にパトリックの躍動ぶりは凄まじく……正直なところ、甲府では活躍したけど川崎ではあまり活躍できなかったパトリックはガンバに合う選手なのか?と疑問を抱いていたガンバファンは少なくないだろう。私もそうだった。だがパトリックはその疑心を吹っ飛ばすようなプレーを見せ、56分には自らゴールまで奪う。そした最後は85分に投入されたリンスが88分に決めて4-0。2014年のガンバを代表するワード、「仕上げのリンス」誕生の瞬間である。

パトリックがハマった、そして宇佐美との相性の良さを見せた、そして遠藤と今野の補完性で清水を完全に手玉にとったなど、この後のガンバの快進撃の形を作ったのはこの試合だった。この試合は現地に観に行っていたが、さすがに優勝いけるぞ…と思える順位ではまだ無かったけれど、少なくとも降格はもうないと思えたし、ACL圏内ならいけるんじゃないか?とは本気で思えるほどの試合だったのを覚えている。ちなみに一緒に観に行った清水ファンの友人は死んだ目をしていました。

 

 

#3 地獄からの生還。救世主ポスト

 

2018明治安田生命J1リーグ第27節

清水エスパルス1-2ガンバ大阪

2018年9月21日19:33@IAIスタジアム日本平

清水得点者:北川航也(76分)

G大阪得点者:ファン・ウィジョ(1分、26分)

 

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2018年…それはガンバにとって、通年で恐怖心が募りに募っていたシーズンだった。実際にJ2に落ちた2012年は少し「さすがに残るだろう…」という気持ちがあったが、この年はその2018年に落ちた経験があるがゆえにあの時以上の恐怖に苛まれていた。前半戦を消化したタイミングでレヴィー・クルピ監督を解任。クラブレジェンドである宮本恒靖監督が就任してからはチームとしての組織面は確かに向上した。しかし終了間際の失点が相次ぎ、更なる悲壮感に包まれていく。

それでも負傷離脱していた今野泰幸が復帰した第25節川崎戦を2-0で勝利すると、続く第26節神戸戦ではアジア大会出場の為に離脱していたファン・ウィジョも合流して勝利。この時点でガンバはまだ17位ではあったが、2連勝か3連勝かの差はかなり大きい。この年の終盤のガンバが「ゾーン」に入れたのはここで好調清水を叩けたのがそのターニングポイントだった。

1分も経たない間にファン・ウィジョのゴールで先制すると、その後も積極的なサイドアタックで26分までに2点のリードを奪う。だが後半から、降格圏内にいたガンバファンの心臓と寿命を縮めにかかるような猛攻を清水が繰り出した。60分にはオフサイドでノーゴールになったが北川航也にネットを揺らされ、76分にはその北川にゴールを許して1点差に迫られる。その後も清水の猛攻は続くが、立田悠悟と村田和哉ミドルシュートはそれぞれ左右のポストに直撃。試合後に変なため息が出るような試合だったが、ガンバは何とか耐え切った。この試合で3連勝を達成したガンバは次の試合で当時首位だった広島を下し、最終的には9連勝まで到達する。

この清水戦の後、宮本監督はポストに軽く触れてからスタジアムを去った。

 

 

 

#4 倉田の右足だァァァァァァ

 

2019明治安田生命J1リーグ第12節

ガンバ大阪1-0セレッソ大阪

2019年5月18日19:03@パナソニックスタジアム吹田

G大阪得点者:倉田秋(55分)

 

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宮本監督体制として初めてシーズンインから迎える2019年、初めてガンバユース出身者が監督を務めるとあって「GAMBAISM」というスローガンを打ち出し、懸念されていたCBには韓国代表のキム・ヨングォンを加えて開幕したが……ホーム4連敗に始まり、第11節の時点で僅かに2勝。しかも第11節ではそれまで未勝利かつ1得点しか挙げていなかった鳥栖に1-3の完敗を喫し、ある意味前年の残留争い以上の閉塞感があった。だがその鳥栖戦の終了間際、U-23で頭角を現した食野亮太郎のゴールを機に、ガンバというクラブに於ける歴史にターニングポイントが発生する。

対戦相手はセレッソ。絶対に負けられない大阪ダービーを落とそうものなら、実際問題として宮本監督の進退にまで影響しかねなかった。そこで宮本監督は思い切った策に出る。まずはシステムを4-4-2から矢島慎也をアンカーに配して3バックにした3-1-4-2に変更。更に大卒ルーキー髙尾瑠、U-23を主戦場としている福田湧矢と髙江麗央をスタメンに抜擢。宮本監督なりの根拠を持ち合わせた起用なのは大前提だが、ギャンブル性はある采配だった。

結論から言えばこの采配は大当たりとなる。髙尾や福田、途中から出場した食野は一気に主軸に成長し、試合自体も倉田が挙げたゴールは「パナスタ史上最高の瞬間」といっても過言ではない瞬間だった。この試合がきっかけとなってやや停滞気味だったガンバの世代は一気に進み、主力の顔触れはいわゆる三冠世代から大きく様変わりする事になる。

この試合については色んなところで関連ブログを書いているのでそちらも是非。

 

#5 No.7からの卒業

 

2020明治安田生命J1リーグ第20節

ガンバ大阪2-0鹿島アントラーズ

2020年10月3日19:03@パナソニックスタジアム吹田

G大阪得点者:パトリック(66分)、渡邉千真(90+3分)

 

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2020年のターニングポイントと呼ぶべき試合といえばシステムを3バックから4バックに戻し、12戦無敗の1試合目となった第17節札幌戦も間違いなくターニングポイントである。渡邉千真のゴールで札幌を下したガンバは続く名古屋戦広島戦でも勝利して3連勝。首位川崎は別としても2位以下は混戦になっていたので、やや取り残された形になったガンバが一気に2位に食い込むきっかけとなった。だが個人的にはこの鹿島戦をターニングポイントとして推したい。

衝撃が走ったのは前日の10月2日だった。遠藤保仁ジュビロ磐田移籍が報じられたのである。レンタル移籍の為、厳密には所属はガンバになるのだが、遠藤がチームを去るという事実がもたらす意味は余りにも計り知れないし、そして突然すぎた。だが同時に、ガンバは近い将来に「遠藤離れ」をしなければならないのも事実で、同時にそれは宮本監督に託された命題の一つだったようにも思う。上位進出に向けて大事な上位対決でもあったこの試合だが、その事よりもむしろ「ヤットさん抜きで鹿島に勝たなければならない」……ある意味「さようならドラえもん」状態で迎える試合だった。

試合はガンバも鹿島も高いインテンシティーで激しくぶつかり合い、最後はパトリックと渡邉千真のゴールで見事に勝ち切ってみせる。遠藤移籍報道はチーム内に当然動揺が走ったはず。この後の第25節札幌戦にも言える事だが「負けたら間違いなく流れが暗転する試合」に勝ち切ったガンバが脱皮した瞬間だった。

この試合については色んなところで関連ブログを書いているのでそちらも是非。

 

 

さぁ、真の開幕や!

ではでは(´∀`)