当ブログではカタールW杯をより楽しむべく、今回の放送日程や開催スタジアムに各国のチーム・選手・監督の紹介といったカタールW杯情報、カタールW杯の試合のマッチレビューや予想を楽しめるコンテンツの他にも、カタールW杯に向けた日本代表情報や森保ジャパンの歩みに加え、日本や他の国を含めた過去のW杯を振り返るようなブログを随時更新しており、それらを【RK-3カタールW杯観戦ガイド】として下記のページにまとめています。是非ブックマークならなんなりしていただいて、あなたの1ヶ月間の狂気のお供にしてください!
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さて、やってきました。
この季節が。
こういう嗜みを生々しくできるのもね、4年に一度ですよ。
みんなやってる。
あたしもやりたい。
カタールW杯、日本代表メンバー予想やります。
11月1日、いよいよ日本代表としてカタールW杯を戦う26名のメンバーが発表します。
W杯開幕まで残り1ヶ月を切り、初戦のドイツ戦までも残り1ヶ月を切り、遂に今日はそのメンバー発表日の1週間前。今回からは従来の23名から26名に枠が増えた事で、その+3枠をどう捉えるかは各々の個性が強く出る部分になってくるんじゃないかと。
いよいよ始まるこのサバイバルレースの終着駅……一応以前のブログでは、現在の森保ジャパンに於ける序列から、実際に選ばれそうな最終メンバー26名を予想する企画をやってみました。
そういう意味では、ある意味で前回選んだ26名は「予想らしい予想」でした。
という訳で、今回は「自分なら…」という観点を含めながら、その栄光の26名を予想していきたいと思います!
個人的に、日韓W杯のメンバー選考基準を問われたフィリップ・トルシエ元日本代表の考え方が僕的に共感出来るんですよね。
要は「スタメンで出る可能性があるメンバー」「ジョーカーや守備固めのように途中出場に適したメンバー及び、大幅なゲームプラン変更に対応できるメンバー」「おそらく大会期間中に殆ど試合に出れないメンバー」の3グループでメンバーを考えて、その3グループの選考基準はそれぞれ異なる…という考え方です。代表メンバーって、上手い選手や調子の良い選手を純粋に上から26人選べばいいという訳ではなくて、チームとしてその選手を活かせられるかどうか、戦術やコンセプトの相性、そして人間性としてチームに与える影響や効果……その辺りの全てを加味しなければならないのが代表メンバーなのであって、そこが現場の感覚と我々ファン・サポーターのような受け取る側の認識と納得感のズレに繋がっている部分はあると思います。
となると、まずは「スタメンで出る可能性があるメンバー」が誰になるのか、という部分を考えなくてはなりません。
まずはGK。私自身ガンバファンですから、やっぱり東口呼んでくれ、なんで東口呼ばねーんだって気持ちは否定しません。いや、この際言いますわ。めちゃくちゃ思ってます実際。ただ現実問題としてこのチームは2019年から権田を正GKに据えており、その控えには常に川島、シュミット、谷晃生がいた。ただでさえ練習期間が短い中で正GKを替えるリスクってやっぱり相当大きいと思うんですよ。南アフリカW杯でのGK変更にしても、川島は常に第2GKとしてチームにいた訳ですし。エクアドル戦でのシュミットのパフォーマンスは圧巻でしたが、多分チームとしてはまだ権田の方が落ち着いている感覚もあるので、やっぱりベターな選択としては権田で考えるべきでしょう。
DFは、まずCBでレギュラー候補になるのは言うまでもなく吉田麻也、冨安健洋、板倉滉の3人で、SBは酒井宏樹、長友佑都、中山雄太、伊藤洋輝の4人。以上の計7人がDFのレギュラー候補というべきでしょうか。ボランチはの先発候補としては、とりあえず確実なのは遠藤航、守田英正に田中碧の3人ですね。ここまででGK権田を含めて11人。
さて、今の日本でややこしいのが2列目より前です。
日本代表の選手層ってやっぱりかなり増したと思うんですよね。これまでは「誰を選ぶか」を軸に選考を行なっていましたが、今回は「誰を落とすか」を軸に選んでいるような感覚だと思います。このフェーズに到達できたのは一つの成長ではありますし、その最たる例が2列目でしょう。
今の日本代表って、大きく分けると3つのパターンがあると思うんですよね。一つはアジア最終予選で採用した、4-1-2-3システムでインテンシティーと伊東の個人能力を活かしたプレッシング+カウンター型のシステム①。二つ目は東京五輪の時のやり方で、ワントップにポストプレーに長けた選手を置きつつ、テクニカルな選手を2列目に置き、SBを含めたテンポと連動性で崩す……ザックジャパン辺りから確立され始めたタイプのポゼッション型②。そして先日の欧州遠征やブラジル戦を除く6月シリーズで見せたようなハイブリッド型③……このどれを採用するかで人選も当然変わる訳で、先にどういう先発を考えるかは重要なポイントになってきます。
①をやろうと思ったら絶対に外せないのは伊東。①に関しては伊東ありきのシステムという側面も持っているので必然的にそうなってきます。逆に、①の仕様では持ち味を殆ど発揮出来なかった鎌田・堂安・久保は②③のパターンで考えると重要な存在。南野は最近のパフォーマンスぶりを見ると選外でも仕方ないという意見はわかる一方で、①②のやり方で右で崩して左で仕留めるような左右非対称的なやり方にした場合、左WGには伊東や三笘のようなウインガータイプよりも南野のようなセカンドトップのタイプが求められてくる。
上で名前を挙げた6人をとりあえず呼んでおけば、少なくとも日本は3つのパターンを残したまま大会に乗り込む事が出来る。実際にどのやり方を選択するかはともかくとして、複数パターンを持ち合わせるという意味でもこの6人はレギュラー候補としてカウントするべきでしょう。個人的に伊東か三笘のどちらかはベンチに置いてジョーカー的な使い方をしてほしいと思っていますし、そういう選択肢の幅はもたせられます。
そして、現状で唯一"当確"を出せないポジションがFWです。
ただ……日本代表ってチームは、結局のところFWではなく2列目の選手に点を取らせるサッカーが一番性に合うチームではあるんですよね。そういうシステムのサッカーにした方が結果的に上手く回るし、それに見合うタレントもいるし。となると、FWの人選はやっぱり"2列目をどう活かせるか"に依る部分が大きくなってくる。となると、最もベターな選択は結局大迫、というところに辿り着いてしまうんですよ。さすがに数ヶ月前の時点での大迫はメンバーに入れるべき状態ではありませんでしたが、トップフォームを取り戻したというのであれば、それが一番妥当な選択にはなってくるのかなと。
ただそういう意味では、上田が先日のエクアドル戦で大迫がやっていたような役割もこなせるところを見せられたのは相当大きなポイントだったと思います。もし上田が控えとして、ジョーカー枠を争うなら彼は決して優位な立ち位置とは言えなかった。ただ、あの試合で見せたパフォーマンスによって、上田をスタメンとして計算できるようになったのは、チームとしても上田本人にも相当大きかったでしょう。個人的にはこの役割を林大地で試してみて欲しかった気持ちもありますが…。
ここまでで当確リストとして名前を挙げたメンバーが以下の19名になります。
【GK】権田修一
【CB】吉田麻也、板倉滉、冨安健洋、(伊藤洋輝)
【DMF】遠藤航、守田英正、田中碧
【OMF/WG】伊東純也、南野拓実、鎌田大地、三笘薫、堂安律、久保建英
【CF】大迫勇也、上田綺世
残り7人。
上で書いたようなリザーブ枠、途中出場でチームに安定感を与えられる・急なプラン変更でも対応出来る万能性という部分で見ると、レギュラー候補ではないながらも原口は絶対的に外せません。メンバー変更が出来ない大会で、ああいう選手が一人いる意味は相当大きいです。東京五輪世代の選手とも兄貴分的な付き合いが出来てるとも言いますし。なんか、若手時代の原口とイメージ変わりすぎて困惑してる部分もありますけど……( )。
そしてGKは3人とすると、まず一人は川島は確定でしょう。川島は今や戦力以上に、チームリーダーとして"そこにいること"の意味が大きくなっている部分はあります。それは吉田が担うキャプテンとしての仕事ともまた異なるものであって。もう一人のGKは……やっぱり個人的には谷呼んでほしい気持ちはありますが、ベターなのはシュミットでしょう。
さぁ、これであと4人ですね。まずは2人、DFを谷口彰悟or山根視来、FWを浅野拓磨or前田大然、ボランチの柴崎岳or旗手怜央として考えていきます。
DF枠は恐らく谷口になるでしょう。板倉が間に合う前提でこれを書いてはいますが、間に合ったとてどういう状態なのかは何とも言えないですし。山根は少し色んな意味で不運というか、難しい立場になってしまっている感はあります。酒井不在時に印象的な活躍を見せた最終予選の功労者の一人ではあるものの、酒井が万全であれば、伊藤が左SBとCBで台頭した事もあり、控えの右SBは長友か冨安をスライドする事で前線のメンバーを増やす考えになる可能性が高いのかなと。
FWは前述した考え方に基づくと、プレッシングでの貢献とインテンシティーの部分を前田は③のパターン、アメリカ戦の際にそれを見せていました。比較的、タイプと役割が近しいのが浅野とも言えますし、この2人のどちらを取るか…という部分でしょう。となると、ジョーカーとして使った時の事を考えると、その一芸がより秀でた前田になってくるようにも思います。
古橋亨梧に関しては、個人的にも好きな選手なのでW杯で輝いてほしい気持ちは強いですし、好調なのもわかっているのですが……やっぱり現状として、今の日本のFWが点を取る事を前提としない戦い方からすると、FWとして組み込むには大迫のようにポストプレーに長けるか、浅野や前田のようにプレスやインテンシティーに振り切ったタイプになってきて、チームとして古橋に寄せたやり方に全振りする決断をさせられるほどのプレゼンスを示せたかというとそうではない。となると、古橋が漏れるのは致し方ないのかなと…。
難しいのは柴崎or旗手の選択なんですよね。現状、調子が良いのは圧倒的に旗手です。それは間違いない。外すには惜しい。一方で不要論も多い柴崎ですけど、正直23名なら外してもいいとは思うんですが、26名になれば、柴崎のようにミドルパスを出せるようなタイプのパサーは他にいない訳ですよ。田中もそういう系統のMFではないですし。なので+3枠として、オプションとして柴崎をキープしておくのは悪い選択ではないと思うんですよね。試合に出れなかったとしても、そこでどう振る舞うべきなのかはわかっているでしょうし。個人的には入れる価値はあると考えています。なので個人的には、柴崎と旗手はどっちも入れて26人かなぁ、と。
では私のカタールW杯メンバー26名予想をまとめてみましょう。背番号は完全に独断と偏見と印象論です!
DF2 中山雄太(ハダースフィールド・タウン)
DF4 板倉滉(ボルシア・メンヒェングラードバッハ)
MF6 遠藤航(VfBシュトゥットガルト)
MF8 原口元気(1.FCウニオン・ベルリン)
MF9 鎌田大地(アイントラハト・フランクフルト)
MF13 守田英正(スポルティングCP)
MF14 伊東純也(スタッド・ランス)
DF16 冨安健洋(アーセナル)
MF17 田中碧(フォルトゥナ・デュッセルドルフ)
MF18 三笘薫(ブライトン&ホーヴ・アルビオンFC)
DF20 伊藤洋輝(VfBシュトゥットガルト)
MF21 堂安律(SCフライブルク)
GK23 シュミット・ダニエル(シントトロイデンVV)
FW24 前田大然(セルティックFC)
FW25 上田綺世(セルクル・ブルージュKSV)
MF26 旗手怜央(セルティックFC)
宇佐美と昌子入ってほしかったな………
ではでは(´∀`)