小野瀬おめ
どーもこんばんは
さてさて、いよいよ9月5日にルヴァンカッププライムステージ(ベスト8)が開幕します!
【第1戦】
9月6日(水)
19:00 ガンバ大阪vs浦和レッズ@パナソニックスタジアム吹田
19:00 北海道コンサドーレ札幌vs横浜F・マリノス@札幌ドーム
19:30 名古屋グランパスvs鹿島アントラーズ@豊田スタジアム
【第2戦】
9月10日(日)
18:00 鹿島アントラーズvs名古屋グランパス@茨城県立カシマサッカースタジアム
18:00 横浜F・マリノスvs北海道コンサドーレ札幌@ニッパツ三ツ沢球技場
19:00 アビスパ福岡vsFC東京@ベスト電器スタジアム
19:00 浦和レッズvsガンバ大阪@埼玉スタジアム2002
さぁ、対戦相手は浦和レッズでございます。
Jリーグ30周年を迎える今年、ガンバvs浦和には様々なドラマがありました。
そもそも、この両者はJリーグ開幕戦でも対戦しましたし、そこから弱小と呼ばれた時代、J1とACLの優勝を争ってナショナルダービーと呼ばれた時代…数々の歴史を彩ってきた訳で。
そんなガンバと浦和のルヴァン杯(旧ナビスコ杯)での直近の対戦は2018年のグループステージになるんですけど、実は準々決勝でのガンバvs浦和というシチュエーションは16年前にもあって、そしてその時に浦和との準々決勝を制して優勝を果たしたのが他ならぬガンバでした。
という訳で今日は、その2007年ナビスコ杯準々決勝のガンバ大阪vs浦和レッズを少し振り返っていこうと思います。
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【試合前の背景】
かつては「Jリーグのお荷物」とも称された両チーム。しかし浦和が2003年のナビスコ杯、2004年の2ndステージを制して黄金期に突入すると、西野朗監督体制で上位をキープするようになったガンバも2005年に遂にJ1初優勝。2005年は1位ガンバ、2位浦和でシーズンを終えて迎えた2006年、川崎フロンターレを含めた3チームで展開された優勝争いは、最終節に浦和とガンバの直接対決により決定する事になり、3-2で勝利した浦和が優勝を飾りました。
2006年はリーグ最終節・天皇杯・ゼロックス杯とタイトルを懸けた試合でガンバvs浦和のカードが3回も実現し、2005年もこの両者がワンツーフィニッシュだった事から、Jリーグはこの2チームの2強時代の雰囲気が濃くなっており、オシム監督の発言から「ナショナルダービー」として定着し始めたのもこの頃でしたね。リーグ戦もこの準々決勝の段階では第18節を終えて首位ガンバを2位浦和が勝点差5で追う形になっており、準々決勝ながら注目度はぶっちぎり。事実上の決勝戦的に見る向きも強かったように思います。
ただちょうどこの時期はアジアカップが開催されており、ガンバは加地亮、橋本英郎、遠藤保仁、播戸竜二の4人が、浦和は坪井慶介、阿部勇樹、鈴木啓太の3人が代表招集に伴い離脱。それぞれが核を欠く中で迎えた2連戦でした。
【1stレグ】
2007 Jリーグヤマザキナビスコカップ準々決勝第1戦
2007年7月7日18:00@埼玉スタジアム2002
浦和得点者:小野伸二(12分)
ガンバは代表組に加えてバレーや安田理大も欠場。苦しい台所事情となる中で「戦えるメンバーを選んだ」と語った西野監督は18人まで登録できるメンバーを敢えて17人で挑み、しかもベンチにGKを2人置く大胆なメンバー構成で挑みました。
しかし12分に小野伸二に決められて先制点を許すと、29分には明神智和が獲得したPKをマグノ・アウベスが蹴りますが…山岸範宏のPKストップに遭いゴールならず。それでも終盤、前田雅文や中山悟志を投入して攻勢に出ると、87分に二川孝弘のCKを山口智が合わせて貴重な同点弾とアウェイゴールをゲット。4万人が詰めかけた埼スタで大きな引き分けを手にしました。
ちなみに、後に言うまでもないガンバレジェンドとして君臨する事になるルーキーイヤーの倉田秋にとってはこの試合が公式戦初出場。20分にはバー直撃のミドルを放つなど躍動し、遠藤と橋本を欠いた準々決勝で倉田が予想以上のパフォーマンスを見せた事はナビスコ制覇の大きなポイントになりました。倉田さんまだまだ頼むで…。
【2ndレグ】
2007 Jリーグヤマザキナビスコカップ準々決勝第2戦
2007年7月14日19:00@万博記念競技場
G大阪得点者:シジクレイ(9分),山口智(31分),播戸竜二(41分),二川孝広(51分),家長昭博(54分)
舞台は万博。ガンバは第1戦でイエローカードを受けたマグノが累積警告で出場停止となり、バレーが負傷していたのでFWが中山悟志しかいない状況に陥りかけましたが、負傷によりアジアカップを離脱した播戸竜二が脅威の回復力で第2戦に奇跡的に間に合う形になり先発起用。更に家長昭博と安田理大も帰ってきた中で行われた万博決戦は台風が近づく暴風雨の中で行われました。
開始早々にガンバは9分にシジクレイがセットプレーから先制すると、一度は永井のゴールでアウェイゴールも含めて同点に追いつかれますが、31分にまたしてもセットプレーを今度は山口が決めて2戦合計で逆転に成功。更にそこからは完全にガンバのゴールショーで、後半9分の段階で浦和に一気に4点差を付ける事に!最終的には細貝に1点を返されましたが、前年から散々煮湯を飲まされてきた浦和を相手にホームで攻撃陣が躍動。この年のスローガンに掲げた「超攻撃」に相応しいサッカーで、文字通り浦和を破壊するほどの試合をここで見せてきました。
この試合、現地行ってましたねぇ…ずぶ濡れになりながら。浦和戦ってやっぱり嫌な記憶ばっかりだったんですよ。いくらゼロックスが4-0勝ちだったと言っても。そんな中でこの圧勝劇でしたからね…本当に気持ちよかったです。
さて、いよいよ準々決勝浦和戦。
なんやかんやでガンバ的に浦和は特別な感情を抱かせる相手ではありますから。9月はリーグ戦を含めて3戦あるので、ここを弾みに2023年をより良きものにしてほしいところです。
your
倉田と遠藤2世とか二川2世とか色々パターンあったわね…
ではでは(´∀`)