G・BLUE〜ブログとは名ばかりのものではありますが...ブログ。〜

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【ここから色々進んでもらえると読みやすいです】【メインメニュー】RK-3のブログとSNSと音楽系のまとめ。

 

 

 

みなさんどーもこんばんは。

Rでございます。

 

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この機会なんでせっかくなんで、まぁなんの機会だよという話ではありますが。当ブログとRにまつわる各コンテンツをまとめるページを作っておこうという事で、現在はこの記事を書いております。

 

…まぁ、簡単に言うとブログのメインメニューみたいなものですね。各コンテンツにわかりやすくアクセス出来るようになっておりますので、読者登録していただいている方も各種SNSをフォローしていただいている方も、是非ブックマークにでも入れて頂ければ幸いです。

各種コンテンツは、下記のlit.linkからもアクセスして頂けます。こちらの方が簡潔にまとまってますね。

 

ちなみに、一応…わたくし、Rという人間のプロフィール的な事としては2020年にNoteに記しましたので、是非そちらをご覧くださいませ。

 

【ブログ】

→いわゆる主戦場。ガンバ大阪京都サンガFCJリーグを中心に、試合のマッチレビューから過去の思い出深い試合・選手・シーズンを振り返る企画、或いは予想の事からスタジアムの紹介まで、色々お楽しみ頂けるコンテンツを揃えています。主はGLAYBOØWYが好きだったりして、ギターもやったりしてるので音楽記事も!

 

【主なコンテンツは下記のリンクからアクセスできます!】

関連

京都サンガFC関連

・Jリーグ関連

日本代表関連

・海外サッカー関連

・ワールドカップ関連

・マッチレビュー集

・スポーツ観戦日記集

・スタジアムガイド&色んなスタジアム特集

・音楽関連

 

そして、このブログの長期連載企画としてロシアワールドカップ観戦記東京オリンピック観戦(予定)日記の2つがあります。

 

 

ロシアワールドカップ観戦記は、その名の通り2018年ロシアW杯で2試合の観戦に行った旅行記です。人生初海外がロシアになってしまうという驚愕の人生ですよ。壮絶なチケット争奪戦から出国準備、ロシアでの純粋な観光やトラブルまで、海外ド音痴の珍道中を是非お楽しみください。

東京オリンピック観戦(予定)日記は、2019年12月に東京五輪のチケットを当てた私が、2019年11月から日記形式で付けていたブログです。本来はオリンピック観戦が終わった暁にゆるい日記として更新する予定でしたが……未曾有の事態に揺れ、オリンピックが開催されるかどうかで揺れる中で、図らずもチケットホルダーの悲哀と葛藤の日々みたいなテーマの日記に仕上がってしまいました。人がやさぐれていく様を含めてお楽しみ頂ければと。

 

【Note】

YouTubeで言うところのいわゆるサブチャンネル的な扱い方をしています。どちらかといえば日記というか、長文Twitterというか、パーソナルな部分というか。むしろメインブログでやってる事よりもブログっぽい事やってます。

 

 

【各種SNS

→各種SNSの紹介です。基本的にはブログの更新情報を取り扱っていますが、特にTwitterでは普段の何気ないツイートから試合の実況、或いはネタツイ的な事まで守備範囲は様々。Instagramでは試合観戦に行った際の写真も多く掲載しています。

また、SNSではありませんが…にほんブログ村にも登録しているので、こちらにも是非。

 

・Twitter(メインのアカウント)

・Twitter(R的スタジアムガイド用のアカウント)

・Instagram

・Facebook

・にほんブログ村

 

YouTube

→試合に行った際にちょいちょい動画を投稿している他、後述しますが…ちょっと音楽を趣味でやったりもしていますので、オリジナル曲や「歌ってみた」「弾いてみた」的な動画なんかも更新しています。また現在は更新頻度が落ちてはいますが、Rのささくれラジオと題したYouTubeラジオも放送しております。

 

 

【音楽活動】

→とりあえず偉そうに「音楽活動」と言ってみました。私、コード弾けないんですよね……。それもあって、無理矢理Tab譜をパワーコードにアレンジしてだましだましやっていた時期があったのですが、じゃあ作った方が早くね?というイカれた結論に達し、現在はTunecoreでアルバムやシングルを配信するようになりました。

これが割とイケる(自画自賛)。各種サブスク、ほぼ大体のサブスクで聴けますので、登録されている方は下記のリンクから是非一度聴いてみてください。

 

 

また、Eggsという無料でお聴き頂けるサイトの方でも上記の楽曲の他、サブスク配信していない曲、カバー曲などを配信していますのでこちらも是非。

 

 

【執筆依頼】

 

実は最近、ちょろちょろと執筆依頼を頂けるケースがありました。当ブログとしては執筆依頼は勿論、当ブログ内でのPR記事的執筆も是非やらせていただきたいと思っております。というかお仕事ください…!

記事の執筆依頼などお仕事のご依頼に関しましては、Twitter(@blueblack_gblue)Instagram(r3_g_blue)へのDM、もしくは[gamba_kyoto@yahoo.co.jp]へのメールでご連絡ください。

 

投げ銭

 

最後になりましたが、ページをスクロールしていただいた先、各ページの下部にサポートフォーム、投げ銭フォームを設置しました。

 

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投げ銭のやり方やお願いとおねだり、詳細は下記から!

 

経済的にはもちろん、お気持ち的にも執筆活動の励みになります……美味しいもの食べさせてください!!

 

 

結局、監督を途中で代えがちなクラブはどこ?Jリーグ歴代監督途中交代率ランキング2024〜Part4・トップ5!1〜5位編〜

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はい、今回も前回に引き続きまして「監督途中交代率ランキング2024」です。

企画概要とイントロダクションは第1回をご覧くださいませ。

 

 

 

今回の連載では途中解任率は「通算のシーズン途中の監督交代回数÷当該クラブのJリーグ在籍シーズン数」で%出していきます(数字が並んだ場合以外は小数第一位まで記載し、以下は四捨五入)。ぶっちゃけ、これで測るのが正しいのかどうかは今ひとつ自分もわかってないので、他に良い数式を思いつく方は訂正版ブログとか書いて読ませてください。

また、全チームを対象にすると…サンプルが少なすぎてランキングクラッシャーみたいな数字を出してくるところが出てくる可能性があるので、今回は一定のサンプル数を有しているチームに限定して集計していきます。という訳で対象は2023年終了時点で10シーズン以上Jリーグに所属しているクラブ、即ち2014年の時点でJ3以上に所属しているクラブとします。わかりやすく言えばJ3オリジナル10までですね。

 

その他、細かいルールはこんな感じです。

 

・J参入前のJFL時代はカウントしない(ただし、J2参入後にJFL降格を喫した2013年の町田に関してはカウントする)

・正式な監督就任ではなく、数試合のみの代行/暫定監督は交代回数に換算しない(例:2022年の神戸は4人が監督を務めたが、そのうちリュイス・プラナグマ監督は暫定監督だったので、監督を務めたのは3人、監督交代は2回として扱う)。ただし、代行/暫定監督がシーズン終了まで監督を務めた場合は交代回数にカウントする(例:1999年鹿島のジーコ、2021年広島の沢田謙太郎など)

Jリーグの全日程を終えた後で退任し、後任監督がその後の天皇杯を指揮したケースはカウントしない(例:1997年G大阪のフリードリッヒ・コンシリア、2012年町田の秋田豊など)

・監督交代は特に辞任の場合、引き抜きや家庭の事情、監督自身の健康問題などやむを得ない事情やクラブ側の意思では無い事例もあるが、それらを加味すると収拾がつかなくなるので、交代理由に関しては考慮せずその他の交代と同じとして扱う。ただし例外として、引き抜きである事をクラブも明確にしていた1995年のアーセン・ベンゲル(名古屋)、2006年のイビチャ・オシム(千葉)、2021年のアンジェ・ポステコグルー(横浜FM)の3人、体調不良による辞任後に一年以内に監督に復帰した2008年の関塚隆(川崎F)、2015年のミロシュ・ルス(横浜FC)の2人、監督契約はしたが来日前に退任する形となった2004年のナドベザ・ペーター(C大阪)の計6人に関してはカウントしない。ただし、報道等を踏まえて「事実上の引き抜き」と認識されているが、クラブとして公式に明言していないものはカウントする(例:2009年神戸のカイオ・ジュニオール)

・2023年シーズン終了時点でのカウントとする。

 

 

 

【前回までのランキング】

6位 ジュビロ磐田

6位 SC相模原

6位 AC長野パルセイロ

6位 FC琉球

10位 横浜FC

11位 FC岐阜

12位 柏レイソル

13位 ガイナーレ鳥取

14位 湘南ベルマーレ

14位 カターレ富山

16位 浦和レッズ

16位 ジェフユナイテッド千葉

18位 清水エスパルス

19位 FC東京

19位 ベガルタ仙台

21位 北海道コンサドーレ札幌

22位 鹿島アントラーズ

22位 名古屋グランパス

24位 アビスパ福岡

25位 川崎フロンターレ

25位 アルビレックス新潟

25位 藤枝MYFC

25位 YSCC横浜

29位 ガンバ大阪

30位 V・ファーレン長崎

31位 愛媛FC

31位 松本山雅FC

33位 横浜F・マリノス

34位 大分トリニータ

35位 ギラヴァンツ北九州

36位 栃木SC

37位 サンフレッチェ広島

38位 ロアッソ熊本

39位 サガン鳥栖

39位 ヴァンフォーレ甲府

41位 徳島ヴォルティス

42位 ブラウブリッツ秋田

42位 いわてグルージャ盛岡

42位 福島ユナイテッドFC

42位 カマタマーレ讃岐

46位 FC町田ゼルビア

46位 水戸ホーリーホック

48位 モンテディオ山形

49位 ザスパ群馬

50位 ファジアーノ岡山

50位 ツエーゲン金沢

 

 

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オリジナルアルバム出してみました!聴いてみてくださいませ。

 

 

 

さぁ、お待たせしました。

いよいようれしはずかしトップ5でございます。おそらくほぼ皆様のイメージ通りの"名門"が5クラブ並ぶのではないでしょうか。

絶対王者か、監督交代の古豪か、それとも新進気鋭の解任ギャンブラーか。監督途中交代率王は誰の手に!!!

 

 

 

第5位

東京ヴェルディ【途中交代率 41.9%(13回/31シーズン)】

・1996年4月、ネルシーニョ→(代行:岸野靖之)→エメルソン・レオン

・1997年6月、加藤久→バウディール・エスピノーザ

・1998年9月、ニカノール川勝良一

・2001年7月、松木安太郎小見幸隆

・2002年4月、小見幸隆ロリ・パウロ・サンドリ

・2003年5月、ロリ・パウロ・サンドリ→(代行:レアンドロ・アウタイル・マシャド)→オズワルド・アルディレス

・2005年7月、オズワルド・アルディレス→(代行:石崎信弘)→バドン

・2009年10月、高木琢也松田岳夫

・2012年9月、川勝良一高橋真一郎

・2014年9月、三浦泰年冨樫剛一

・2019年7月、ギャリー・ジョン・ホワイト→永井秀樹

・2021年9月、永井秀樹堀孝史

・2022年6月、堀孝史城福浩

※歴代最長政権:川勝良一(2010年〜2012年9月)

 

言わずと知れた名門ヴェルディ。コンスタントなペースで監督解任を敢行してトップ5に入ってきました。ヴェルディの場合は歴史を通じて、親会社との云々やクラブとしての経営悪化など、監督としては悩ましい問題が色々な角度で襲い続けていたチームでもあり……。でもこうやってみると、内部昇格だった堀監督はともかく完全外部の城福監督ってやっぱりヴェルディ的には斜め上の人事でしたね。

ただ、意外にもヴェルディは代行監督・暫定監督を除けば一年で2度の監督交代が無かった事が5位に留まってしまった要因でしょうか。

 

 

 

第4位

大宮アルディージャ【途中交代率 44%(11回/25シーズン)】

・2003年10月、菅野将晃清雲栄純

・2007年8月、ロバート→佐久間悟

・2010年4月、張外龍鈴木淳

・2012年5月、鈴木淳→(代行:岡本武行)→ズデンコ・ベルデニック

・2013年8月、ズデンコ・ベルデニック→(代行:岡本武行)→小倉勉

・2014年8月、大熊清渋谷洋樹

・2017年5月、渋谷洋樹→伊藤彰

・2017年11月、伊藤彰→石井正忠

・2021年5月、岩瀬健→(代行:佐々木則夫)→霜田正浩

・2022年5月、霜田正浩相馬直樹

・2023年5月、相馬直樹原崎政人

※歴代最長政権:三浦俊也(2004年〜2006年)

 

J2発足以降に加盟したクラブでは唯一のトップ5入り!それこそJ1時代に「落ちない大宮」なんて言われていた時期には「途中で監督替えて外人獲って最終節待たずに残留フィニッシュ」が黄金パターン、彼らにとっての残留へのJFKでしたから、元々そういう傾向のクラブではあるものの……近年はその凄まじさが更に顕著になっています。こう言ってはなんですが、2021年からの流れはもはや美しいとすら表現できるような状態。それらを全て5月にやってるという点でも芸術点が高いですね。清水エスパルスと共に、近年のこの話題を盛り上げているクラブの一つです。

…で、レッドブルグループが買収するとかなんとかという話がありますが……そうなった時に傾向に変化が起きるかどうか、要注目のクラブです。

 

 

 

第3位

セレッソ大阪【途中交代率 44.8%(13回/29シーズン)】

・1996年5月、パウロ・エミリオ楚輪博

・2001年8月、副島博志ジョアン・カルロス

・2001年11月、ジョアン・カルロス西村昭宏

・2003年10月、西村昭宏塚田雄二

・2004年4月、ムズロビッチ→アルベルト

・2004年7月、アルベルト→小林伸二

・2006年4月、小林伸二塚田雄二

・2007年5月、都並敏史レヴィー・クルピ

・2012年8月、セルジオ・ソアレスレヴィー・クルピ

・2014年6月、ランコ・ポポヴィッチ→マルコ・ペッツァイオリ

・2014年9月、マルコ・ペッツァイオリ→大熊裕司

・2015年11月、パウロ・アウトゥオリ大熊清

・2021年8月、レヴィー・クルピ→小菊昭雄

※歴代最長政権:レヴィー・クルピ(2007年5月〜2011年)

 

ここもお馴染み、監督途中交代の名門ですね。「1年で2度の監督交代」が3回も発生しているのはなかなか驚異的な数字。前任に退任させたはずのクルピ監督を半年で呼び戻したり、2004年に至っては2003年シーズン扱いとなる2004年元日の天皇杯決勝と健康問題で来日前に退任した監督を含めれば6人が監督の座に付く異常事態でした。

2014年の事もあるし、ユン・ジョンファン監督やロティーナ監督の退任時の印象もあって、セレッソは監督途中交代の印象は強いクラブだと思うんですよ。まぁ、実際に3位ですし。ただセレッソの場合、2017年にJ1に復帰して以降は監督途中解任は意外にも前述の2021年の一例のみで、ユン監督にしてもロティーナ監督にしても2年フルでやってからの退任でしたから、現在の小菊監督も含めて近年は少なくとも2シーズンは保証してもらえるクラブになりつつあります。優勝争いからは一歩後退でしょうか。寂しい限りです。

 

 

 

第2位

京都サンガFC【途中交代率 46.4%(13回/28シーズン)】

・1996年6月、オスカー→与那城ジョージ

・1998年6月、ハンス・オフト清水秀彦

・1999年6月、清水秀彦→(代行:木村文治)→加茂周

・2000年6月、加茂周ゲルト・エンゲルス

・2003年6月、ゲルト・エンゲルス→(代行:木村文治)→ピム・ファーベーク

・2003年11月、ピム・ファーベーク木村文治

・2004年6月、西村昭宏柱谷幸一

・2006年10月、柱谷幸一美濃部直彦

・2007年10月、美濃部直彦加藤久

・2010年7月、加藤久秋田豊

・2014年6月、バドゥ→(代行:森下仁志)→川勝良一

・2015年7月、和田昌裕石丸清隆

・2018年5月、布部陽功→ボスコ・ジュロヴスキー

※歴代最長政権:曺貴裁(2021年〜)

 

 

かつての都であった京都。時代を司った天皇は京の都で何代も移り変わっていきましたが、その古都に本拠地を置く我らが京都サンガも人気なんてお構いなしに移り変わっていきます。発足早々オフト、清水秀彦加茂周といった日本サッカー界のレジェンドも容赦なく斬っていくのはなかなかの強者感もありますが(オフトに関しては辞任)。別に途中解任に限らず、このクラブはあまりにも監督人事のリセット癖があるもんで…。ヴェルディセレッソと監督途中交代数は同じですが、Jリーグの在籍シーズンの差で見事準優勝となりました。おめでとうございます。いや違えわ。

ただサンガも、2018年のかの有名な落ちひん騒動以降は極端な低迷自体がなかった事もあり、布部氏以降は中田一三監督も實好礼忠監督もフルシーズンでやり切りました。現在の曺監督は2024年で4シーズン目に突入した事でクラブ史上最長という事に。監督を斬るか、監督に依存する事しか出来ないのかの二択しかなさそうな現状はクラブとして考えていかなければならない部分でしょうが、それでもサンガも多少安定してきた…?

 

 

 

第1位

ヴィッセル神戸【途中交代率 63%(17回/27シーズン)】

・1998年9月、ベニート・フローロ→郡晴巳

・2002年7月、川勝良一松田浩

・2004年9月、イワン・ハシェック→(代行:松山博明)→加藤寛

・2005年4月、松永英機→(代行:パベル・ジェハーク)→エメルソン・レオン

・2005年6月、エメルソン・レオンパベル・ジェハーク

・2006年8月、スチュワート・バクスター松田浩

・2009年6月、カイオ・ジュニオール和田昌裕

・2010年9月、三浦俊也和田昌裕

・2012年5月、和田昌裕西野朗

・2012年11月、西野朗安達亮

・2017年8月、ネルシーニョ吉田孝行

・2018年9月、吉田孝行→(代行:林健太郎)→ファン・マヌエル・リージョ

・2019年4月、ファン・マヌエル・リージョ→吉田孝行

・2019年6月、吉田孝行→トルステン・フィンク

・2020年9月、トルステン・フィンク→(代行:マルコス・ビベス)→三浦淳宏

・2022年3月、三浦淳寛→(代行:リュイス・プラナグマ)→ミゲル・アンヘル・ロティー

・2022年6月、ミゲル・アンヘル・ロティーナ→吉田孝行

※歴代最長政権:川勝良一(1999年〜2002年7月)

 

ありがとうございます。1位です。優勝です。もはや王者の貫禄すら感じます。楽天参入以前はそこまででもないんですけどね。監督の方針に対して楽天主義から一番遠いからこうなるのか、逆に楽天主義すぎてこうなるのか……。なんなら、正式な監督扱いじゃなかったので省きましたけど2006年は実質的に2回やってるとも言えますし。監督途中交代率60%超えはもう2000年代後半から2010年代初頭の日本政府も真っ青のトップ交代。というかヴェルディヴィッセルの2クラブで最長記録持ってる川勝氏よ……。

何よりも驚異的なのが2017年以降ですよね。2017年の吉田監督就任…ネルシーニョ監督から吉田孝行監督に替えて以降、現在の吉田孝行監督に至るまで(ここちょっと日本語がおかしい)、7シーズンで正式就任した監督は吉田監督のように重複を含めて7人いますが、ものの見事に全員が途中就任→途中退任の道を辿っているんですよね。途中から来て途中で去る。そもそも実質的な楽天体制になって以降でシーズン終了のタイミングでチームを去れた監督は4人しかいないどころか、全員が途中就任か途中退任のどちらか経ているんですね。もうここまで来るとこれ自体が風物詩にすら見えてくると。クラブに栄光をもたらした吉田監督の運命やいかに…。

 

 

 

【監督途中交代率ランキング】

1位 ヴィッセル神戸 63%

2位 京都サンガFC 46.4%

3位 セレッソ大阪 44.8%

4位 大宮アルディージャ 44%

5位 東京ヴェルディ 41.9%

6位 ジュビロ磐田 40%

6位 SC相模原 40%

6位 AC長野パルセイロ 40%

6位 FC琉球 40%

10位 横浜FC 34.8%

11位 FC岐阜 31.3%

12位 柏レイソル 31%

13位 ガイナーレ鳥取 30.8%

14位 湘南ベルマーレ 26.7%

14位 カターレ富山 26.7%

16位 浦和レッズ 25.8%

16位 ジェフユナイテッド千葉 25.8%

18位 清水エスパルス 25%

19位 FC東京 24%

19位 ベガルタ仙台 24%

21位 北海道コンサドーレ札幌 23.1%

22位 鹿島アントラーズ 22.3%

22位 名古屋グランパス 22.3%

24位 アビスパ福岡 21.4%

25位 川崎フロンターレ 20%

25位 アルビレックス新潟 20%

25位 藤枝MYFC 20%

25位 YSCC横浜 20%

29位 ガンバ大阪 19.4%

30位 V・ファーレン長崎 18.2%

31位 愛媛FC 16.7%

31位 松本山雅FC 16.7%

33位 横浜F・マリノス 16.1%

34位 大分トリニータ 16%

35位 ギラヴァンツ北九州 14.3%

36位 栃木SC 13.3%

37位 サンフレッチェ広島 12.9%

38位 ロアッソ熊本 12.5%

39位 サガン鳥栖 12%

39位 ヴァンフォーレ甲府 12%

41位 徳島ヴォルティス 10.5%

42位 ブラウブリッツ秋田 10%

42位 いわてグルージャ盛岡 10%

42位 福島ユナイテッドFC 10%

42位 カマタマーレ讃岐 10%

46位 FC町田ゼルビア 8.3%

46位 水戸ホーリーホック 8.3%

48位 モンテディオ山形 8%

49位 ザスパ群馬 5.3%

50位 ファジアーノ岡山 0%

50位 ーゲン金沢 0%

 

→Part1から読む

 

 

ではでは(´∀`)

 

ガンギマリフィールド〜2024明治安田J1リーグ第4節 京都サンガFC vs 横浜F・マリノス マッチレビューと試合考察〜

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おいおい亀岡にキューウェル来てるよ…

 

どーもこんばんは

 

さてさて、本日のマッチレビューは2024明治安田J1リーグ第4節、京都サンガFC vs 横浜F・マリノスの一戦です!

 

 

 

京都サンガFC 30周年企画ブログのまとめページはこちら!随時色々と更新しております。

 

Jリーグをもっと楽しめる(かもしれない)、2024Jリーグ開幕ガイド作りました!是非お使いくださいませ。

 

オリジナルアルバム出してみました!聴いてみてくださいませ。

 

 

 

若き才能が瞬いてどうにか勝点1を掴み取った開幕戦。

その盛り上がりに水を差すほどの単調なリズムの先で敗北を迎えた第2節。

そして強大な敵を前にし、古都のホープが新たなる象徴と化したような初勝利を挙げた第3節。

 

…1勝1分1敗。内容面はそれぞれの感覚、それぞれの評価基準があるとは思いますが、一応のところ3試合を終えた時点での数字はベターなものに落ち着いたんじゃないかとも思います。

J2リーグという概念が生まれた1999年以降、サンガというクラブが一番長くJ1に居続けたのは2008〜2010年の3シーズンでした。そして今、令和のJ1時代は3シーズン目に挑んでいます。つまるところ、このクラブは30周年を迎えた歴史の中でJ1残留を2年連続でしか達成した事がない。今となっては「J2時代が長すぎたから」とも言えますが、元来このクラブはエレベータークラブと称され、その立ち位置は「たまにJ1に来るJ2のクラブ」になっていたように思います。

思えばサンガが昇格した2022年、後にその年のシャーレを掲げるチームと対戦した際、私はブログを「超J1級とも言える相手とどう戦うか」といった主題で書いていました。そのチームもそのチームなりの悩み事は抱えながらも、こうしてACLでベスト4まで辿り着いた。やっぱり彼らは超J1級なのでしょう。それは間違いないです。…じゃあサンガは?サンガはJ2を抜け出し、J1に残るという当面のミッションは達成しました。なんやかんや言えども、このクラブは一つずつ課されたハードルを超える事は出来ている。ルールの中ではサンガはもうJ1のクラブですが、これからは鳥栖や札幌、福岡がその位置を築いたように、世間からのイメージを「J1のクラブ」になるような位置に持っていかないといけない。今季のサンガのテーマはそういう事なんだろうと思っています。J1クラスに向かう旅路の中で、アジアトップクラスを目指すトリコロールにどんな闘いを見せ、そしてどんな結果を抱くのか。毎試合のように試されるものにどのような答えを出すのか。一つ一つが未来への分岐点となってきます。

両チームスタメンです。

 

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サンガは前節川崎戦からはスタメンを2人変更しました。左SBは佐藤響が今季初スタメンを飾り、3トップにはマルコ・トゥーリオが先発復帰。ただし今日はCFではなく左WGとしての起用となっており、川崎戦の後半に結果を出したメンバーとシステムでスタメンを構成した形となりました。ベンチメンバーからは前節スタメンの平賀大空が外れた一方、鈴木冬一と安齋悠人が復帰しています。

水曜日にACLを戦ったばかりのマリノス第2節福岡戦からは4人、直近のACL山東戦からは先発の変更は1人となっています。山東戦で先発したヤン・マテウスは今日はベンチからも外れており、水沼宏太が右WGでスタメン復帰。ACL以降は中盤起用となっている植中朝日も継続してそのポジションで出場しています。

 

 

 

本日の会場は京都府亀岡市サンガスタジアム by KYOCERAです。

 

 

そういえば去年の最終節はこのスタジアムでのマリノス戦でしたね。チケットが発売された時点ではマリノスに優勝決定の可能性があったので、確かマリノスサポですげえ売れた思い出…。今日の試合は京都新聞DAYとして開催され、来場者には京都新聞と30周年を迎えたサンガの歴史を追える文言の刻まれた紫ペーパーが配布されます。

思えばサンガスタジアムが稼働したのは2020年。希望に満ちた新スタ元年でしたが、これまで教科書とフィクションでしか見た事のないようなパンデミックに飲み込まれてしまい、同年3月に予定されていたU-23日本代表戦も中止に追い込まれてしまいました。しかし来週、3月22日、このスタジアムに五輪代表がやってきます。初の男子代表戦、チケット取りましたわ!!

 

 

本日は現地観戦です!

気の狂いそうな90分……スポーツ観戦日記は後日!

 

 

壮絶な試合の幕開けは開始5分でした。エドゥアルドのロングボールに反応したアンデルソン・ロペスには一旦はアピアタウィア久が対応しますが、これを拾った川﨑颯太がマリノスのパスを受けて苦しい状態でアピアタウィアにバックパス。苦しい状態でパスを受けたアピアタウィアもロペスを前にボールをキープできずに奪われてしまうと、そのままゴール前に侵入したロペスは冷静にパスを出し、最後は水沼が流し込んでマリノスいきなり先制。水沼のリーグ戦でのゴールは奇しくも昨年5月のサンガ戦以来という事に。

 

 

そして修羅の時間というものは続くもので……8分、川﨑がボールを持ち運び出したタイミングで、治療の為に一時ピッチ外に出ていた植中がピッチイン。しかしちょうどこのタイミングで川﨑のパスをカットされてしまうと、サンガがマークの修正もままならないタイミングで植中が一気に裏に抜け、エドゥアルドとそれに呼応してロングフィード。ある種「無敵の時間」のような瞬間を利用したマリノスの決定機でしたが、この植中を後ろから追い縋ったアピアタウィアが倒してしまい…PKや失点は免れたものの一発退場。このFKでは何とか失点は回避しましたが、サンガは試合の9割近くを10人で戦う事に。

 

 

 

サンガはこのタイミングでは選手交代を行わず、アンカーの金子大毅をCBに落として麻田将吾と組む形で4バックを維持。3トップもいじらずに中盤は川﨑と松田天馬の2枚を並べる形で対応を試みます。しかしやはり、サンガはどこかのポジションを減らす必要があった中で中盤を減らす選択をした為、いくら運動量が豊富な川﨑や松田でもその全体をカバーできるほどには至らず、ミドルゾーンからエウベル、水沼の両WGが度々サイドのスペースを突破してくる場面が頻発。それでもサンガも守備時は麻田と急造CBとなった金子が焦れずに小刻みなスライドを繰り返しながら対応。マリノスにサンドバッグのように攻められながらも、何とか耐えられている時間が続いていました。

逆にマリノスは攻撃時には相当高いポジションを取り、サンガの中盤が減った事でミドルゾーンにマリノスの選手が一気に押し入った影響から、サンガはそこさえ翻せれば一気にカウンターを仕掛けられるような状況にもなっていきます。そこで退場があれども3トップをそのまま残していた事が行き、原、豊川、トゥーリオの誰かがカウンタードリブルで走る、あとの2人がそれぞれニアとファーに走る連動を徹底。20分には豊川のカウンターから右のトゥーリオに展開し、トゥーリオの折り返しに原が詰める決定機があるなど、マリノスに蹂躙されるような展開ながらも"一発"の可能性は常にマリノスに与えていました。

 

 

 

しかしサンガにとってこの試合は耐えつつオープンな試合に引き摺り込む事でしか活路を見出しようのない展開ではあって、その狙いはチームとしては上手く行ってはいましたが…それは同時にマリノスにもそのスペースを与えることに。33分、左サイドを突破したエウベルのクロスはファーに流れたものの、拾った水沼の冷静な折り返しをロペスが冷静に流し込んでマリノス2点目…。サンガにとってはあまりに重くのしかかる一撃に。

 

 

しかしこの試合が狂気と化したのはここからでした。

サイドは特に相手のWGの守備対応に追われる場面が多かったものの、試合後に福田心之助が「2点目を奪われた時に“やるか、やられるか”の覚悟が決まった」と語ったように、ここからサンガは何かがキマったかのように、或いはHIGHになったかのように、勢いを振り撒くように攻め立てていくようになります。40分には豊川が右サイドに振り、右サイドを駆け上がった福田が中に折り返すと、中央に走り込んでいた佐藤が強烈なシュート。これはクロスバーに弾かれますが、じわじわと試合の流れはイーブンへ。

すると前半アディショナルタイムに差し掛かるタイミングで豊川がミドルゾーンで粘ると、こぼれ球をフォローした原が少々強引ながらもアーリークロス。一度はDFが弾きますが、こぼれ球を拾って一気に抜け出した佐藤がGKポープ・ウィリアムとの1対1を制して1-2!!更に更にその直後、左CKを獲得したサンガは松田のキックをニアで麻田が合わせ、コースが変わったところに原!このヘッドはGKポープに弾かれるも、こぼれ球を川﨑が押し込んで同点!!

 

 

この時点でインターネット上でも話題沸騰になる程の衝撃の同点劇!!

サンガが驚異的な粘りを見せ、なんとかドローに持ち堪えて前半を終えます!!

 

 

後半もサンガはアグレッシブな攻撃を見せ、10人ながら勢いに乗ったサイド攻撃を度々展開。その中でトゥーリオや豊川の動きに佐藤や福田が呼応し、随所で原が効くなど反撃体制は十分に取れていました。しかしサンガも、数的不利の試合で無くても課題として持つアタッキングサードでのクリエイトにはやや乏しく、49分にはデザインされたセットプレーからシュートチャンスを得た場面もあったものの、それ以外ではなかなかシュートまで漕ぎ着けるには至らず。

しかしサンガは後半開始早々、ここまで急造CBながら奮闘を続けていた金子が負傷退場となり、本来はSBである宮本優汰をCBとして起用する事に。するとただでさえ攻撃に気持ちが傾いていた中で52分、マリノスは右サイドでスローインを得ると、浮き玉の細かいパスでポンポンとエリア内に侵入し、最後はまたしてもアンデルソン・ロペス。2-3…。

 

 

ですがこの試合のカオスはまだまだ終わりません。

マリノスは植中を下げて宮市亮を投入し、エウベルをトップ下にした攻撃的な4-2-3-1で臨戦体制。ただでさえ数的不利を抱えるサンガはマリノスが2列目を厚くした事で、2失点を喫してから良い流れに繋がっていたサイドでの破壊力をなかなか出しにくくなっていました。しかしそれでも63分、マリノスのパス回しを原がカットし松田がフォローすると、豊川が少し斜めに走って空けた右サイドのスペースに福田が爆速スプリント!飛び出す以外の選択肢が無かったGKポープが福田を倒して一発退場となり、試合はまさかの両者共に退場者を出す10対10の展開に!

 

 

 

そこからは完全に試合はサンガvsマリノスらしいオープンな展開に、そしてカウンターゲームの様相を呈していきました。ただ、サンガもサイドからアタッキングサード近くまではスピード感で持ち込めるものの、そこから先がなかなか崩せないもどかしい時間が続き…。曺貴裁監督は74分に佐藤を下げて鈴木冬一、83分に豊川と松田を下げて安齋悠人と福岡慎平を投入。

サンガにとって特大の決定機となったのは85分、マリノスのビルドアップにプレスをかけた安齋が上島拓巳からボールを掻っ攫い、ポープの退場による緊急投入でJ1デビューとなったGK白坂楓馬との1対1の局面を迎えますが…シュートは枠の上へ。

 

 

 

アディショナルタイムに得たCKではGKク・ソンユンも攻撃に参加してのパワープレーを敢行。福岡の左CKを相手DFが弾いてファーに流れたボールをトゥーリオが折り返すと、そこに安齋が走り込みましたが……シュートはギリギリのところで上島がブロック。

あまりにも壮絶な90分…その結末はサンガには微笑まず。文字通り死力を尽くした試合は2-3。マリノスが勝利しました。

 

 

 

まず今日の試合に関しては、通常の評価基準で評価するには難しい試合だった…という前提があります。だって試合の9割以上の時間が10人だった訳ですから。途中から10対10になったので数的不利で戦った時間自体は半分ほどではありましたが、10人での設計そのものが基本的にはイレギュラーな訳で。この試合を良く評価するにしても悪く評価するにしても、そこは前提条件として発生している部分です。

ただ、開始10分の…11対11だった時点での守備対応が相当に不味かった事は確かだったと思います。基本的にサンガは個としてもチームとしても、強度という以上に対人守備への強さと積極性を押し出したチームで、それ自体は良い。ただ、そこにあまりにも全振りしようとしている部分があるというか……アタッカーであればともかく、守備でオールオアナッシング的にやってしまうと、それは基本的にはリスクにしかならない。ましてや相手はマリノスですから、個で当たれば個で翻されるリスクはある。例えば昨季の最終節はその争いをミドルゾーンで出来ていたのでまだ良かったですが、今日はビルドアップの拙さもあってその戦いをサンガのディフェンスラインでやらなければならなかった。そういうサンガの元々のスタイルが持つリスクと、ビルドアップ時の拙さが1点目、或いはアピアタウィアの退場の場面に繋がった側面はあるでしょうし、金子の投入でそこが少し改善された事は必ずしも偶然の産物という訳ではないんだろうなと。10人になるまでの流れに不備と不味さがあった事は間違い無いです。

アピアタウィアの退場に関しては…彼の場合は去年に明らかに不必要な一発退場が2つあり、彼のプレーの淡白さが指摘されていた事もあって、今回の一発退場も批判の声が大きいですが、今回に関しては仕方ないとまでは言いませんが、同情の余地はあったかな…と。あそこで手が出た事自体は1点目が自分のロストが要因の一つになった事への焦りもあったでしょうし、あのプレーが開始8分で冒すべきリスクだったのか?という部分は問われるところです。ただあの状況になってしまった以上は、アピアタウィアの選択肢は見逃すか止めるならあれしかない事も事実で、あの場面に至るまでの過程がマリノスの怪我人の復帰絡みというイレギュラーなタイミングでしたし…。ただ、あの場面での川﨑のカットされそうな安易なパス然り、そもそもアピアタウィアも麻田も前述したようなリスキーな守備の立ち位置になっていたのは退場シーンに限った話でも無かった訳で、アピアタウィアのみならずチームとしての問題点が少しのアンラッキーで一気に噴出し、ある種アピアタウィアはその生贄になったような退場劇ではあったのかなと。なので今回の退場は過去の退場劇ほどアピアタウィアを責められるものではないけれど、アピアタウィアを含めた慢性的な守備の考え方は問われるべき場面だったように感じました。

 

 

ただ、10人なってからのチームとしてのリカバリーは素晴らしかった。それは個々の頑張りとしても、もちろんベンチにCBがいなかったという部分はあるでしょうが、10分足らずの場面で交代カードを使わずにカバーしようとした曺監督にしても。前後半を通じて、本職では無いにも関わらずあのマリノスの攻撃陣に対応した金子や宮本の奮闘はもっと評価されるべきものでしたし、あの状況から反撃するにあたって、中盤を松田と川﨑と両SBの押し上げに委ねた上で3トップをそのまま残したというところも大きかった。あれは単に3人が個々で良い働きを見せたというだけでなく、ちゃんとあの3人をセットで残したところの妙味はあったでしょうし…元々サンガはオープンになった状態での戦いを好むようなチームスタイルでやってきた訳ですから、試合をバーリトゥード状態に持ち込むしか無かった試合展開はかえってサンガには好都合だった部分もある。福田の「覚悟が決まった」というコメントも然りですが、劣勢で勝負に出る為の根性と決意と一定の理屈はチームとして持ち合わせていた。そこは大きかったのかなと。それがこの試合の二面性だったように思います。

なんにせよ凄い試合でしたね……チームとしての反省点・問題点は多いですが、純粋によく盛り返したなと。エキサイティングな試合であった事は間違いないです。特に今日が初めてサッカー観戦でした!みたいな人にとっては相当良い印象のあるゲームだったのでは。

 

 

 

【うれしはずかしじゅんいひょうのコーナー】

 

 

明治安田J1リーグ第4節分はガンバ大阪vsジュビロ磐田戦のマッチレビューページに記載しています。

 

 

 

見てるだけで疲れたわ!!

ではでは(´∀`)

 

結局、監督を途中で代えがちなクラブはどこ?Jリーグ歴代監督途中交代率ランキング2024〜Part3・6〜14位編〜

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はい、今回も前回に引き続きまして「監督途中交代率ランキング2024」です。

企画概要とイントロダクションは第1回をご覧くださいませ

 

 

 

今回の連載では途中解任率は「通算のシーズン途中の監督交代回数÷当該クラブのJリーグ在籍シーズン数」で%出していきます(数字が並んだ場合以外は小数第一位まで記載し、以下は四捨五入)。ぶっちゃけ、これで測るのが正しいのかどうかは今ひとつ自分もわかってないので、他に良い数式を思いつく方は訂正版ブログとか書いて読ませてください。

また、全チームを対象にすると…サンプルが少なすぎてランキングクラッシャーみたいな数字を出してくるところが出てくる可能性があるので、今回は一定のサンプル数を有しているチームに限定して集計していきます。という訳で対象は2023年終了時点で10シーズン以上Jリーグに所属しているクラブ、即ち2014年の時点でJ3以上に所属しているクラブとします。わかりやすく言えばJ3オリジナル10までですね。

 

その他、細かいルールはこんな感じです。

 

・J参入前のJFL時代はカウントしない(ただし、J2参入後にJFL降格を喫した2013年の町田に関してはカウントする)

・正式な監督就任ではなく、数試合のみの代行/暫定監督は交代回数に換算しない(例:2022年の神戸は4人が監督を務めたが、そのうちリュイス・プラナグマ監督は暫定監督だったので、監督を務めたのは3人、監督交代は2回として扱う)。ただし、代行/暫定監督がシーズン終了まで監督を務めた場合は交代回数にカウントする(例:1999年鹿島のジーコ、2021年広島の沢田謙太郎など)

Jリーグの全日程を終えた後で退任し、後任監督がその後の天皇杯を指揮したケースはカウントしない(例:1997年G大阪のフリードリッヒ・コンシリア、2012年町田の秋田豊など)

・監督交代は特に辞任の場合、引き抜きや家庭の事情、監督自身の健康問題などやむを得ない事情やクラブ側の意思では無い事例もあるが、それらを加味すると収拾がつかなくなるので、交代理由に関しては考慮せずその他の交代と同じとして扱う。ただし例外として、引き抜きである事をクラブも明確にしていた1995年のアーセン・ベンゲル(名古屋)、2006年のイビチャ・オシム(千葉)、2021年のアンジェ・ポステコグルー(横浜FM)の3人、体調不良による辞任後に一年以内に監督に復帰した2008年の関塚隆(川崎F)、2015年のミロシュ・ルス(横浜FC)の2人、監督契約はしたが来日前に退任する形となった2004年のナドベザ・ペーター(C大阪)の計6人に関してはカウントしない。ただし、報道等を踏まえて「事実上の引き抜き」と認識されているが、クラブとして公式に明言していないものはカウントする(例:2009年神戸のカイオ・ジュニオール)

・2023年シーズン終了時点でのカウントとする。

 

 

 

前回までのランキング】

16位 浦和レッズ

16位 ジェフユナイテッド千葉

18位 清水エスパルス

19位 FC東京

19位 ベガルタ仙台

21位 北海道コンサドーレ札幌

22位 鹿島アントラーズ

22位 名古屋グランパス

24位 アビスパ福岡

25位 川崎フロンターレ

25位 アルビレックス新潟

25位 藤枝MYFC

25位 YSCC横浜

29位 ガンバ大阪

30位 V・ファーレン長崎

31位 愛媛FC

31位 松本山雅FC

33位 横浜F・マリノス

34位 大分トリニータ

35位 ギラヴァンツ北九州

36位 栃木SC

37位 サンフレッチェ広島

38位 ロアッソ熊本

39位 サガン鳥栖

40位 ヴァンフォーレ甲府

41位 徳島ヴォルティス

42位 ブラウブリッツ秋田

42位 いわてグルージャ盛岡

42位 福島ユナイテッドFC

42位 カマタマーレ讃岐

46位 FC町田ゼルビア

46位 水戸ホーリーホック

48位 モンテディオ山形

49位 ザスパ群馬

50位 ファジアーノ岡山

50位 ツエーゲン金沢

 

 

 

Jリーグをもっと楽しめる(かもしれない)、2024Jリーグ開幕ガイド作りました!是非お使いくださいませ。

 

オリジナルアルバム出してみました!聴いてみてくださいませ。

 

 

 

今回は第14位からです。

いよいよ30%超えのチームが登場。お待ちかねのトップ15です!

 

 

 

第14位タイ

湘南ベルマーレ【途中交代率 26.7%(8回/30シーズン)】

・1995年10月、古前田充植木繁晴

・1996年9月、トニーニョ・モウラ→植木繁晴

・1999年5月、上田栄治古前田充

・2003年5月、サミア→山田松市

・2004年7月、山田松市→(代行:望月達也)→上田栄治

・2006年6月、上田栄治菅野将晃

・2019年8月、曺貴裁→(代行:高橋健二)→浮嶋敏

・2021年9月、浮嶋敏→山口智

※歴代最長政権:曺貴裁(2012年〜2019年8月)

 

カターレ富山【途中交代率 26.7%(4回/15シーズン)】

・2010年8月、楚輪博安間貴義

・2015年8月、岸野靖之沢入重雄

・2018年5月、浮氣哲郎安達亮

・2022年9月、石﨑信弘→小田切道治

※歴代最長政権:安間貴義(2010年9月〜2014年)

 

第13位

ガイナーレ鳥取【途中交代率 30.8%(4回/13シーズン)】

・2013年8月、小村徳男前田浩二

・2018年6月、森岡隆三須藤大輔

・2021年5月、髙木理己→金鍾成

・2023年6月、金鍾成→増本浩平

※歴代最長政権:髙木理己(2019年〜2021年5月)

 

第12位

柏レイソル【途中交代率 31%(9回/29シーズン)】

・1995年7月、ゼ・セルジオアントニーニョ

・2001年7月、西野朗スティーブ・ペリマン

・2002年8月、スティーブ・ペリマン→マルコ・アウレリオ

・2004年7月、池谷友良早野宏史

・2009年7月、高橋真一郎→(代行:井原正巳)→ネルシーニョ

・2016年3月、ミルトン・メンデス→下平隆宏

・2018年5月、下平隆宏加藤望

・2018年11月、加藤望岩瀬健

・2023年5月、ネルシーニョ井原正巳

※歴代最長政権:ネルシーニョ(2009年7月〜2014年)

 

第11位

FC岐阜【途中交代率 31.3%(5回/16シーズン)】

・2013年8月、行徳浩二辛島啓珠

・2016年7月、ラモス瑠偉吉田恵

・2019年6月、大木武北野誠

・2020年9月、ゼムノヴィッチ・ズドラヴコ→仲田建二

・2022年5月、三浦俊也横山雄次

※歴代最長政権:松永英機(2007年6月〜2009年)、ラモス瑠偉(2014年〜2016年7月)

 

 

 

こうやって見ると湘南はなかなか豪快なペースですね。1990年代後半と2000年代中頃はもはや怒涛の勢い。ここ最近は曺監督の長期政権があり、その前の反町康治監督時代や現在の山口智監督体制も安定政権だった事で数字は伸び悩んでいますが、監督として湘南の波の乗り方を掴んだ監督が増えてきたのでしょうか。富山は本当に定期的に監督途中交代が発生している印象ですね…。それこそ湘南のように、固め打ちみたく数年の間に立て続けに監督交代が発生するチームが多い中で、富山の場合は逆にレアケースやも。

 

さて、第13位からはいよいよ監督途中交代率が30%を超えてきました。ここからはいよいよ、確率的には3〜4年に一度は監督途中交代が発生する皆様という事になりますね。

鳥取と岐阜はJリーグの中では後発勢力ながらこの数字を叩き出したのは中々。鳥取に関しては、2013年の監督交代は悪い意味で伝説扱いなところありますし…。特にJ3に落ちてからの岐阜は就任初年度の監督が秋まで持たないケースがバババって続いているのはポイントでしょうか。昨シーズン、必ずしも望む位置に付かなかった中で上野優作監督を引っ張った事は勿論内容面の評価も大きかったでしょうが、クラブとしてこの流れを断ち切りたい意識も強かったのかも。

さて、柏レイソル。なんとなく柏は途中交代が頻繁に起こっているイメージですけど、31%で12位は思っていたより少なめ。やはり2010年代以降の大半でネルシーニョ体制が定着していたところは大きかったのでしょう。ただまあ、2010年代でネルシーニョ監督が指揮していなかった4シーズンで5人も監督を登用した事は中々な話ではありますが。

上記のクラブでは柏や鳥取が該当しますが、30%を超えてくると監督解任ギャンブル失敗経験を明確に持つクラブが出てきますね。どちらも解任時代に賛否両論ありましたし…。で、さぁ。いよいよ仁義の有無も分かれる戦いはトップ10突入です!

 

 

 

第10位

横浜FC【途中交代率 34.8%(8回/23シーズン)】

・2001年9月、永井良和→(代行:阪倉裕二)→信藤健二

・2006年3月、足達勇輔高木琢也

・2007年8月、高木琢也ジュリオ・レアル

・2012年3月、岸野靖之山口素弘

・2016年6月、ミロシュ・ルス→(代行:増田功作)→中田仁司

・2017年10月、中田仁司→タヴァレス

・2019年5月、タヴァレス→下平隆宏

・2021年4月、下平隆宏早川知伸

※歴代最長政権:山口素弘(2012年3月〜2014年)

 

第6位タイ

ジュビロ磐田【途中交代率 40%(12回/30シーズン)】

・1997年5月、ルイス・フェリペ・スコラーリ桑原隆

・2000年9月、ハジェヴスキー鈴木政一

・2004年9月、桑原隆→(代行:鈴木政一)→山本昌邦

・2006年9月、山本昌邦アジウソン

・2007年9月、アジウソン内山篤

・2008年8月、内山篤ハンス・オフト

・2013年5月、森下仁志→(代行:長澤徹)→関塚隆

・2014年9月、ペリクレス・シャムスカ名波浩

・2019年6月、名波浩鈴木秀人

・2019年8月、鈴木秀人→(代行:小林稔)→フェルナンド・フベロ

・2020年10月、フェルナンド・フベロ→鈴木政一

・2022年8月、伊藤彰→渋谷洋樹

※歴代最長政権:名波浩(2014年9月〜2019年6月)

 

SC相模原【途中交代率 40%(4回/10シーズン)】

・2015年11月、辛島啓珠松原良香

・2016年8月、薩川了洋安永聡太郎

・2021年6月、三浦文丈高木琢也

・2022年5月、高木琢也薩川了洋

※歴代最長政権:三浦文丈(2019年〜2021年5月)

 

AC長野パルセイロ【途中交代率 40%(4回/10シーズン)】

・2015年8月、美濃部直彦→衛藤元

・2018年6月、浅野哲也阪倉裕二

・2021年10月、横山雄次吉澤英生

・2023年8月、シュタルフ悠紀リヒャルト→髙木理己

※歴代最長政権:横山雄次(2019年〜2021年10月)

 

FC琉球【途中交代率 40%(4回/10シーズン)】

・2021年10月、樋口靖洋喜名哲裕

・2022年6月、喜名哲裕→(代行:倉貫一毅)→ナチョ・フェルナンデス

・2023年5月、倉貫一毅喜名哲裕

・2023年9月、喜名哲裕金鍾成

※歴代最長政権:薩川了洋(2013年〜2015年)、金鍾成(2016年〜2018年)

 

 

 

いよいよトップ10!10位の横浜FCを除けば40%に突入しました!!10位の横浜FCはかつて第2節での監督交代、2006年に至っては開幕戦の後に監督を替えるというリアル「まだ開幕してねえから(震え声)」という伝説的な監督交代を敢行、しかも2つとも大成功させてしまったというなかなか恐ろしいチームですが、トップ10入りを果たしながらも惜しくも40%には届かず…。

6位タイには実に4チームが同点、ジャスト40%で並びました。うち3チームはJ3オリジナル10で監督交代が割りかし頻繁に起こっているチーム…という事になります。長野はまだ、例えば美濃部監督は体調不良が主だった理由だったのでそこまでの印象はないですが、相模原は確かに結構ズバズバ行く印象ですね…。そう考えたら去年はやっぱり、クラブとして戸田和幸監督と一蓮托生くらいの気持ちだったのかも。そしてなんと言ってもFC琉球。彼らのスーパールーキー感は凄いですね…。これまではむしろ3年スパンの安定した監督人事でしたし、樋口監督体制でもそんな雰囲気はあったんですよ。それがどうしたここ2年。いやまあ残留争いとかあったけども。なんなら4つ全部が喜名監督の就任か喜名監督の退任て。これはもう性格の悪いチキンレースの新星としか言いようのない味わい深さです。

そしてジュビロ磐田。言わずと知れたサックスブルーの名門は、黄金時代の終焉した2000年代後半から何かに追われるかのごとく一気に回数を増やしてきました。むしろ30シーズンもやってちょうど40%というのがまた美しい。長期政権だった名波体制を除いたらなかなか凄まじい数字が出そう…。磐田の場合、それこそ名波監督もそうですけど、途中就任した監督が最後は途中退任するケースがべらぼうに多い…。思えば磐田はOB監督を積極的に登用するクラブですし、それ自体の良し悪しはともかく、OB監督を積極登用するクラブには見られがちな傾向でしょうか。

 

 

 

…はい、ここまでが6位までのチームの皆さんです。

次回、いよいよ黄金のトップ5。思い返してください、ここまで名前が出ていない5つのチームを。思い浮かびましたか?大体皆さんの感想は同じだと思います。

 

 

 

「まぁ、うん、大体しっくりくる。」

 

 

 

最終回に続く!!

 

Part1から読む

 

 

逆に清水、初期〜中期はほぼ無いってのがまた。

ではでは(´∀`)