2021明治安田生命J1リーグ全20チーム戦力診断Part5〜徳島、福岡、鳥栖、大分編〜

気がつけば中国移籍の恐怖が再燃してるの…。

 

どーもこんばんは

 

 

さてさて、J1全20チーム戦力診断2021です今回も。

 

企画概要に関してはPart1をご覧下さい。

 

今年の戦力診断もいよいよ最終回。今年は史上初めて全地域からJ1クラブが出てるみたいですね!今回は徳島、福岡、鳥栖、大分です!

 

 

 

徳島ヴォルティス

 

監督:ダニエル・ポヤトス(新任)

J2リーグ:優勝(勝点84、25勝9分8敗、67得点33失点得失点差+34)

天皇杯:ベスト4 

胸スポンサー:大塚製薬(医薬品)

ホームスタジアム:鳴門・大塚スポーツパークポカリスエットスタジアム(徳島県鳴門市)

 

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主な移籍情報

入団

DF 鈴木大誠←琉球(復帰)

MF 藤田譲瑠チマ←東京V

FW 西野太陽←京都橘高校

FW 鈴木輪太郎イブラヒーム←日大藤沢高校

FW 宮代大聖←川崎(レンタル)

 

退団

MF 清武功暉琉球

MF 島尾八徳→山口

MF 榎本大輝→名古屋(復帰)

MF 梶川諒太→東京V(レンタル)

FW 押谷祐樹→藤枝

 

※入国制限により合流の目処が立っていない新外国人選手

DF カカ←クルゼイロEC

MF クリスティアン・パトッキオ←スタッド・ブレスト

 

予想フォーメーション

→4-2-3-1

 

リカルド・ロドリゲス監督体制では3-4-2-1を使っていた時期もあったが、昨季の終盤はもっぱら4-2-3-1が主体。ポヤトス監督の来日後に状況が変わる可能性もあるが、現時点では4-2-3-1の継続に落ち着きそう。

 

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GK★★☆☆☆

 

J1経験のあるGKが2014年の昇格時に守護神を務めた長谷川徹のみなのはやや気がかり。とはいえ、徳島の場合はGKに求められるタスクはビルドアップ面でも多いので、上福元直人を筆頭にその辺りに慣れたGKがいるのは戦術的に重要。

 

DF★★★☆☆

 

ブラジル国内のみならず、他のJ1クラブやアメリカ・MLS、或いは欧州へ移籍する可能性もあったカカの争奪戦を制したのはお見事。合流がいつになるのかはわからないが、フィット次第では1人で勝点を積み上げるレベルの可能性もある。その他にもポゼッション戦術がしっかり浸透したDFが多く揃う中、ドゥシャンとジエゴの昨季は不完全燃焼に終わった助っ人の奮起も求められる。

 

MF★★★☆☆

 

監督は代わったが、チームは前任者のスタイルを基本方針として引き継ぐ事を前提に後任人事を選定している。それを踏まえればMFの役割と重要度は変わらず高い。移籍が噂された渡井理己も残留し、藤田は争奪戦を制して獲得。東京Vでも徹底したポゼッションサッカーの下でプレーしていたので、フィットも比較的スムーズにいきそう。後はパトッキオがどうなるか。

 

FW★★☆☆☆

 

鹿島への復帰や清水への移籍が噂された垣田裕暉を残留させ、レギュラーを垣田に奪われる形にはなったが、短い出場時間での河田篤秀の得点率も良い数字だった。西谷和希と杉森考起が両WGのレギュラーになる事が予想されるが、ここにもう一人食い込んできたら強みになる。

 

総合★★☆☆☆

 

チームとしてのポテンシャルは高いと思います。J2で培ったベースのチームの完成度の高さは高い評価を受けて然るべきものですし、カカやパトッキオがここにバチっとハマってくればポテンシャルが花開く速度も速くなるでしょう。

ただ、やっぱりポヤトス監督の合流が遅れたのは大きな痛手で、出遅れになる事は否めません。徳島に非がある話ではないので批判は出来ないですが事実として…。難しいのは、仮に監督不在でそれなりに上手く回ったら回ったで、新監督が合流した時にまた新たなズレが生じる可能性もある。4チーム降格する事を考えると、徳島の苦悩は少し尾を引くような気もします。ここ数年の戦いを見て好感を持っているチームではあるので頑張って欲しいですが…。

 

 

 

アビスパ福岡

 

監督:長谷部茂利(2年目)

J2リーグ:準優勝(勝点84、25勝9分8敗、51得点29失点得失点差+22)

胸スポンサー:福岡地所(不動産業)

ホームスタジアム:ベスト電器スタジアム(福岡県福岡市)

 

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主な移籍情報

入団

DF 志知孝明←横浜FC

DF 宮大樹←鳥栖

DF 奈良竜樹←鹿島(レンタル)

FW 渡大生←大分

FW ブルーノ・メンデス←D・マルドナド(レンタル)

 

退団

GK セランテス→テネリフェ

DF 上島拓巳→柏(復帰)

MF 増山朝陽→神戸(復帰)

FW 木戸皓貴→山形(復帰)

FW 遠野大弥→川崎(復帰)

 

※入国制限により合流の目処が立っていない新外国人選手

MF ジョルディ・クルークス←ローダJC

MF カウエ←ベレネンセス

 

予想フォーメーション

→4-4-2

 

長谷部監督一年目の昨季はオーソドックスの4-4-2をベースにソリッドなサッカーを披露。FWの人材的にも、昨季以上にサイドからの攻撃パターン構築に力を入れていきたい。

 

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GK★★☆☆☆

 

福岡の1番の不安ポイントといえばここかもしれません。やっぱりセランテス退団は痛い。昨季所属したGK4人は全員リーグ戦で1試合は出場したが、負傷離脱時にチームの連勝に大きく貢献した村上昌謙が守護神に据えられそう。レンタルで獲得した永石拓海(←C大阪)がどこまで割って入れるか。

 

DF★★★★☆

 

DFラインの支柱にまで育った上島はレンタルバックとなったが志知、宮、奈良とJ1から優秀なタレントを補強し、スウェーデン代表経験を持つエミル・サロモンソンも完全移籍に切り替えた。その結果、DFラインは各ポジションに計算が立つ選手が2人ずついる状態に。

 

MF★★☆☆☆

 

杉本太郎(←松本)、吉岡雅和(←長崎)、クルークス、カウエとサイドアタッカーを積極的に獲得。増山や福満隆貴(→千葉)、ボランチだが松本泰志(→C大阪)など痛手も小さくは無かったが、今年はFWにターゲットになり得る選手が多いので、補強にはそこを活かす意味合いも強そう。

 

FW★★★☆☆

 

遠野の川崎復帰は大ダメージだが、増山にしても上島にしてもこればっかりは抗いようがない部分がある。だが大分から渡、福岡から金森現在志を獲得したのみならず、2年続けてC大阪の上位進出大きく貢献したメンデスを獲得。ファンマ・デルガドとの2トップはなかなかの迫力を持ちそう。山岸祐也や城後寿などタレントは揃う。

 

総合★★★☆☆

 

元々昨季がレンタル組を中心とした補強で選手層を拡張していったところがあるので、最初から上島や遠野などの選手は活躍すればするほど慰留が難しくなる状態でした。チームとして痛みは負ったものの、それでもその中で敢行した積極補強はなかなか見所があり、ソリッドなサッカーは良い感じに成立しそうなスカッドになったのではないでしょうか。

残留争いに巻き込まれる事は避けられませんが、残留も決してミッション・イン・ポッシブルではないと思います。

 

 

 

サガン鳥栖

 

監督:金明輝(3年目)

J1リーグ:13位(勝点36、7勝15分12敗、37得点43失点得失点差-6)

ルヴァン杯:グループステージ敗退

胸スポンサー:木村情報技術(IT企業)

ホームスタジアム:駅前不動産スタジアム(佐賀県鳥栖市)

 

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主な移籍情報

入団

DF ファン・ソッコ←清水

MF 酒井宜福←大宮

MF 島川俊郎←大分

MF 仙頭啓矢←京都

FW 山下敬大←千葉

 

退団

DF 森下龍矢→名古屋

MF 高橋秀人横浜FC

MF 原川力C大阪

MF 原輝綺→清水

FW チアゴ・アウベス→G大阪

 

※入国制限により合流の目処が立っていない新外国人選手

FW チコ・オフォエドゥ←マッカビ・テルアビブ

FW イスマイル・ドゥンガ←FKヴラズニア

 

予想フォーメーション

→4-4-2

 

昨季も開幕戦など数試合で採用した4-1-2-3をオプションとして持ちつつも、ベースとなるのはオーソドックスな4-4-2になる。2列目には推進力のあるタレントが多くいるので、この辺りの選手の持ち味を上手く活かしていきたい。

 

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GK★★★☆☆

 

高丘陽平と実質的なトレードの形で昨年10月から入団した朴一圭のパフォーマンスは実に圧倒的だった。そのプレースタイルにより最後尾から前への意識を推進し、守備面でもスーパーセーブを連続。朴の好守で拾った勝点も少なくない。第2GKとして守田達弥が控えているのも強み。

 

DF★★★☆☆

 

森下が名古屋に移籍したサイドバックは中野伸哉、大畑歩夢、飯野七聖(←群馬)といった若い選手辺りが有力候補になってくるが、そういった意味でCBをエドゥアルドとファン・ソッコでがっちり固定出来そうなのは強み。やっぱりファン・ソッコの獲得はユーティリティ的な意味でも大きかった。

 

MF★★★☆☆

 

近年の育成路線が実を結んで樋口雄太や松岡大起、本田風智が押しも押されぬ主力に成長。攻撃の中心だった原川の穴は新加入の島川を中心にどう埋めるのかしっかり考えていく必要があるが、仙頭の獲得で再び仙頭&小屋松知哉の京都橘コンビが実現したのはサンガファンとして嬉しいところもある(退団したのはショックだけど)

 

FW★★☆☆☆

 

昨季は林大地が9得点を挙げてブレイク。石井快征も存在感を残し、千葉で好調を維持した山下を補強。潜在能力のアタッカーもちらほらちるのでその辺りの台頭にも期待したいのと、現段階で未知の部分が多い外国人FWの2人がどうなるかが注目。

 

総合★★★☆☆

 

元々高卒・大卒のチームの発掘や抜擢には定評がありましたが、ユースへの投資拡大の成果が近年は濃く出てきた印象です。今年も財政状況の悪化に伴い、原川や森下、原など流出のダメージは発生しましたが、限られた予算の中で上手く選手獲得は出来たんじゃないかと。

昨季は多くの若手がデビューし、かつ存在感を残したりスカッドに定着したりもしました。アグレッシブなサッカーは見ていて面白いものがあったので、今年も難しいシーズンになるでしょうが期待したいです。

 

 

 

大分トリニータ

 

監督:片野坂知宏(6年目)

J1リーグ:11位(勝点43、11勝10分13敗、36得点45失点得失点差-9)

ルヴァン杯:グループステージ敗退

胸スポンサー:ダイハツ九州(輸送用機器)

ホームスタジアム:昭和電工ドーム(大分県大分市)

 

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主な移籍情報

入団

DF 上夷克典←京都

DF 坂圭佑←湘南

MF 下田北斗←川崎

FW 渡邊新太←新潟

FW 長沢駿←仙台

 

退団

GK ムン・キョンゴン→大邱FC

DF 岩田智輝→横浜FM

DF 鈴木義宜→清水

MF 田中達也→浦和

FW 知念慶→川崎(復帰)

 

※入国制限により合流の目処が立っていない新外国人選手

DF エンリケトレヴィザン←エストリル・プライア(レンタル)

MF ペレイラ←A・ゴイアニエンセ(レンタル)

 

予想フォーメーション

→3-4-2-1

 

片野坂監督体制も6年目。ずっと維持していた3-4-2-1システムをいじる理由は無い。3バックのレギュラー候補として期待される移籍組の坂と上夷は前所属チームでも3バックで戦っていた。

 

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GK★★★☆☆

 

今季から主将を務める高木駿は健在で、その高木から一時期レギュラーを奪ったムン・キョンゴンは退団したものの、岡山の正GKとして40試合に出場したポープ・ウィリアムが復帰。ポープが高木に本格的に争いを挑めるくらい成長していれば、安定感は格段に増す。

 

DF★★☆☆☆

 

岩田と鈴木をWで失った事は致命傷に近いほどのダメージと言わざるを得ない。岩田に関しては2019年の時点でクラブも覚悟していたところがあると思うが、片野坂体制でずっと3バックの中央を担った鈴木の流出はチーム戦術を根幹から揺るがしかねない。坂と上夷の獲得は迅速かつ的確だったが、ここの問題は片野坂体制最大の難局か。

 

MF★★★☆☆

 

チーム得点王の田中が浦和へ移籍。もちろん痛手は大きいが、2019年の藤本憲明(神戸)やオナイウ阿道(横浜FM)とは異なり、2020年の大分は明確なポイントゲッターを設けていた訳では無いので比較的影響は小さく済む可能性も。ボランチ島川俊郎(→鳥栖)が退団したが、川崎で優勝にも貢献した下田はそれを補って余りある存在。北九州の躍進にも貢献した福森健太はWB起用が予想される。

 

FW★★★☆☆

 

絶対的な存在こそいないが、クオリティが高く個性豊かな選手は複数おり、組み合わせのバリエーションは多彩である。知念や三平和司(→甲府)、渡大生(→福岡)はチームを去ったが、新たに仙台で気を吐いた長沢と新潟で結果を出した渡邊を補強。1トップも2シャドーも多彩な顔触れが揃う。

 

総合★★★☆☆

 

活躍すればするほど引き抜きのリスクが高まるのは規模の小さなクラブの宿命とも言うべきものではあります。それにしても今季は、昨年はオナイウくらいで回避した主力流出の波が一気に来てしまった感覚です。チーム得点王+3バックの中でも固定されていた2人が一気に抜けるとは…。

新たに獲得した外国人選手も含めて、その穴を早急に埋める事が残留への第一条件ですが、場合によってはこれまでとは異なるやり方も求められてくるかもしれません。いずれにしても、片野坂監督にとっても大分にとっても、今年が一つの正念場になってくるでしょう。

 

 

 

これにて補強診断全完了です!

一応、総合値だけ結果をまとめていきましょう。★のところをクリックしてもらえれば、該当ページに飛びます。

 

北海道コンサドーレ札幌★★★☆☆

ベガルタ仙台★★☆☆☆

鹿島アントラーズ★★★★☆

浦和レッズ★★★★☆

柏レイソル★★★★☆

FC東京★★★★☆

川崎フロンターレ★★★★★

横浜F・マリノス★★★★★

横浜FC★★★☆☆

湘南ベルマーレ★★☆☆☆

清水エスパルス★★★★☆

名古屋グランパス★★★★★

ガンバ大阪★★★★★

セレッソ大阪★★★★☆

ヴィッセル神戸★★★★☆

サンフレッチェ広島★★★★☆

徳島ヴォルティス★★☆☆☆

アビスパ福岡★★★☆☆

サガン鳥栖★★★☆☆

大分トリニータ★★★☆☆

 

 

もう今週開幕かよ!

ではでは(´∀`)