げっ、もう11月かよ…
どーもこんばんは
まあ、日本シリーズやってる訳だしなぁ…。
広島東洋カープと福岡ソフトバンクホークスのまさかの引き分けスタートで始まった日本シリーズは昨日(10/31)の試合を終えた時点でソフトバンクの2勝1敗1分。今日の試合でソフトバンクが勝てば王手。カープは第7戦までに、本拠地マツダスタジアムで優勝を決める為には今日の試合は勝利が絶対条件です。
今日は福岡ヤフオクドームにて18:30キックオフ。先発はソフトバンクが千賀滉大、カープが大瀬良大地となりました。中継はテレビ朝日とBSです。
話が逸れました。
さてさて、湘南ベルマーレのルヴァン杯優勝、鹿島アントラーズのACL決勝進出などで盛り上がる日本サッカーですが、アジアカップを2ヶ月後に控える日本代表に激震が走りました。
長友佑都、負傷。
中島翔哉、南野拓実、堂安律を筆頭にロシアW杯に出場していないメンバーの台頭でアジアカップのレギュラー争いは熾烈なものになっていましたが、その中でもまあレギュラー確定だろうと多くの人が考えていた選手のうちの1人が長友佑都です。
今シーズンは多くの日本人選手が苦しい戦いを余儀なくされている中、長友は昨シーズン途中から加入したトルコのガラタサライで不動のレギュラーとしてフル稼働。
しかし先日チャンピオンズリーグの第3戦、シャルケ04との試合で相手のクロスが鳩尾に直撃した事により負傷交代。後日、肺気胸と診断されて手術を受けた事がクラブから発表されています。
まず肺気胸とはなんぞやと言うと、肺に穴が空くなどして空気が漏れ、その空気が胸腔にたまっている状態の事で、ざっくり言うと肺が小さくなっている状態という事です。日本では嵐の相葉雅紀さんが2度肺気胸で入院したり、ナインティナインの矢部浩之さんが肺気胸でサッカーファンにはお馴染みの「やべっちFC」を休んだりした事で話題になりました。
で、手術を受けた長友選手の全治やらがどうなのかと言うと、とりあえず入院は3〜4日ほどで済むとの事。ただ退院や完治が=即実戦復帰OK!とはならないのがアスリートの難しいところで、復帰時期の目安はクラブからは正式に発表されておらず、日本代表森保一監督は先日代表戦が行われる豊田スタジアムの所在する愛知県庁を表敬訪問した際に「ドクターからはアジア杯は駄目だと聞いているが、ハッキリとは…。いつからできるというのは聞いていない」とコメントしました。
確定しているのは11月16日のベネズエラ戦(大分)、11月20日のキルギス戦(豊田)には出られないという事。とはいえ、左サイドバックは長友欠場となった時に誰を出すべきか…というところで一瞬答えに詰まるほど長友以外の人材が悩ましいポジションとなっています。
となるとこの2試合のポイントとして、アジアカップに出られない可能性が浮上した長友の代役探し、というテーマが挙げられる事になりました。
そもそも現在32歳の長友はカタールW杯の時には36歳です。本人はカタールW杯を目指していますし、もちろん36歳でも今のパフォーマンスなら呼んで当然と言える選手ですが、長友の後任探しというのは遅かれ早かれ探さないといけない…というかここ10年の長友が圧倒的過ぎたが為に後回しにしていた感もある問題で、どこかしらのタイミングでどの道直面する問題だったとも言えます。
そこで今回は、11月の代表戦、またアジアカップ以降のカタールW杯などに向けてに於いても代表で試して欲しい左サイドバックをカテゴリー別に分けて色々列挙してみます。お付き合いください。
①森保ジャパン招集組
候補選手
まず真っ先に候補に挙がるのは既に森保ジャパンに選ばれているこの2人です。両者ともJリーグでも優勝争いを演じるチームを支えていますし、アジアカップのような大会ではCBも熟せるユーティリティ性を持つ点も魅力。特に佐々木は森保監督のサッカーを理解する一人という点もあり、森保ジャパンで戦った3試合全てに招集されています。
ただ両者ともこのまま代表のレギュラー…というには少し不安で、車屋については10月に負傷を負っているので、そもそも11月の日本代表戦に間に合わない可能性もあるので安泰とは言えないでしょう。
②元代表組勢
候補選手
とりあえずここ数年で日本代表に選ばれて出場した3選手をチョイスしました。11月末に30歳になる藤春を含めて全員が30歳以上の3人なので世代交代というポイントには合致しませんが、「長友が欠場する場合のアジアカップ限定」という意味では検討するのも良いかもしれません。
何だかんだ言いつつも、太田のプレースキックはセットプレーのキッカーが不足している今の日本には魅力的ですし、宇賀神と藤春もリーグ戦で好調をキープ。特に怪我から復帰して以降の藤春は守備面もかなり改善されている印象で、ガンバ怒涛の6連勝には間違いなく藤春の貢献は大きいです。
太田は海外移籍の失敗とFC東京のチーム自体の後半戦の急激な不調が、宇賀神と藤春はそれぞれ国際試合での失態がネガティブイメージですが、長友欠場の緊急事態に瀕した際には復帰を考えても良いんじゃないかと思います。
③国際Aマッチ未出場選手
候補選手
松原后(清水エスパルス)
去年までの出来なら吉田豊(サガン鳥栖)、夏の出来が続けば金井貢史(名古屋グランパス)なんかも面白いかな、と思いましたがJリーグから代表未経験組を推薦するとすれば今はこの2人でしょうか。
両者とも終盤戦に連れて好調になってきたチームの主軸として君臨していて、山中は超攻撃的サッカーを掲げるチームに於いて欠かせない戦力となっていて、ポゼッションへの貢献やクロスやミドルシュートなどキックの質も良いですから今の代表チームへの適性もあると思いますし、松原のフィジカルなど良い意味で日本人らしくないサイドバック像は順調に育てば左の酒井宏樹的な存在になり得る可能性も秘めています。アジアカップに招集するかどうかは別としても、早いうちに代表で試しておくべき存在ではないでしょうか。
④東京五輪世代
候補選手
杉岡大暉(湘南ベルマーレ)
今すぐに11月、アジアカップに招集しろまで言うつもりはありませんが、先日のルヴァン杯決勝でも決勝ゴールを記録して湘南の優勝に貢献した杉岡は遅くとも2019年が終わるまでには試しておくべき存在だと思います。
11月シリーズでは長友が欠場する事も考慮すれば、将来性も含めてとりあえず試してみるのは全然アリだと思いますし、少なくとも東京五輪世代のメンバーの中では現在最もA代表に近い存在なのは間違いないでしょう。
アジアカップ以降の話をすれば初瀬亮(ガンバ大阪)とかも呼ばれて欲しいですけどね……キック制度は確かに良いから…一応東京五輪世代A代表一番乗りだし…。
⑤コンバート
候補選手
冨安健洋(シントトロイデンVV)
新しく選手を招集する事と別に考えられるのがコンバートです。10月の代表戦では吉田麻也(サウサンプトン)、三浦弦太(ガンバ大阪)、槙野智章、冨安健洋の4人が招集されましたが、ウルグアイ戦を見た感じ吉田の次にCBとしての序列が高そうなのは三浦である事、加えて植田直通(サークル・ブルッヘ)が控えており、さらに昌子源(鹿島アントラーズ)も復帰した事を考えると槙野か冨安を左サイドバックに回す事も選択肢としてあるのではないでしょうか。
槙野はアルベルト・ザッケローニ体制やヴァイッド・ハリルホジッチ体制、そして2017年には浦和でもちょこちょこ左SBで出場する事もありましたし、冨安も先日のリーグ戦でSBを経験。冨安はかつて「将来像はダニエウ・アウベス」と目された事もあり、両利きという長所もあるので試してみるのは悪くないかもしれません。
遠藤航もサイドバックを熟せる選手ですが、遠藤の場合はボランチのレギュラーとして使いたいと思うのでコンバートは無さそうです。
⑥交渉
候補選手
色々な選手を挙げてはみたものの、今の日本代表の左サイドバックで長友の次に計算が出来る選手は間違いなく酒井高徳です。ですが当の酒井はロシアW杯終了後に代表引退を表明。
日本代表の最近のサイドバック事情は長友佑都、内田篤人、酒井宏樹らが居た為に酒井高徳は余り目立ちませんでしたが、左右こなせる優秀なサイドバックとして酒井高徳がリストに入ってる事には大きな意味があり、内田が負傷離脱した前回のアジアカップのようにやや負傷がちな長友や内田が負傷しても大きな戦力ダウンにならなかったのは酒井高徳の存在が大きいのは明白です。
本人もコメントしていた通り代表引退の決断は簡単に下せたものではないでしょうから、こればっかりは最後は本人の意思が優先されるべきですが、長友欠場が決まった場合はレギュラーを前提にアジアカップ限定で復帰を要請してみるのは悪い選択肢ではないと思います。
と、まあこんな感じで並べてみました。
時の流れは早いですね。もう再来月にはアジアカップなんだもん。
もちろんサイドバック以外にも、誰が選ばれる事になるのか注目です。
もう寒い、ガチ寒い…。
ではでは(´∀`)