最初は行くつもりだったんですけど色々あって行けず…
どーもこんばんは
去年の豊田(名古屋)の思ひ出…
— RK-3 (@blueblack_gblue) 2023年5月6日
今年も最初は行くつもりだったんですけどねぇ…#ガンバ大阪#名古屋グランパス pic.twitter.com/PRpo7wvPNc
さてさて、本日のマッチレビューは明治安田生命J1リーグ第12節、名古屋グランパスvsガンバ大阪の一戦です!
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アーティストの数々の楽曲を聴いてもそれが如実に表れているように「未来」とはいつの時代も聴き触りの良い言葉として扱われますが、実際にはその言葉は希望と絶望の両面を含んでいます。それは今のガンバが直面する二面性そのもので、希望を感じさせる試合内容と目を逸らしたところで追いかけてくる絶望な結果という二つの現実に殴られているような状況は、いつの間にその順位を17位という立場に落としていました。
第11節と第12節はちょうどリーグが1/3を消化するタイミングです。基本的に1/3は試行錯誤が許される期間ではあります。ただ、ここから先はそうばかりも言っていられない瞬間が来る。現体制の継続を望むからこそ、時間を借りる為の担保としての勝点が必要になってくる。選手にしても監督にしても、誰もがそのカウントダウンからは逃れられない運命を背負っています。
かつてガンバで一時代を築いた名将が率いる名古屋は今季好調。堅牢な守備と鋭いカウンターは、ここまでの11試合で多くのチームを刺し、封じ込めて勝点を重ねてきました。かつての恩師にどういう姿はこのクラブは見せるのか。上昇気流が渦巻く豊田スタジアムの潮流にどうやって立ち向かっていくのか。鹿島戦の惨敗、ダービーの屈辱……強烈な痛みの先に待つ戦いはフェード2に突入していきます。
両チームスタメンです。
ガンバは前節C大阪戦から先発を2人変更。今日は宇佐美貴史がベンチスタートとなり、石毛秀樹は第8節京都戦以来となる先発起用となりました。また、今季のリーグ戦全11試合を含む公式戦15試合中14試合にフル出場していた三浦弦太がJ1リーグ戦としては昨年5月以来となるベンチスタートとなっており、福岡将太が第9節横浜FC戦以来となるスタメンに名を連ねました。谷晃生はJ1通算、食野亮太郎はJ3を含めたJ通算で100試合記念となりました。
名古屋は前節神戸戦からメンバーを4人変更。ここまで全試合に先発していた永井謙佑が今季初めてベンチスタートとなり、米本拓司は開幕戦以来、野上結貴は第2節京都戦以来の先発落ちとなっています。長澤和輝が今季初先発となった他、丸山祐市は第3節鳥栖戦以来、和泉竜司は第5節FC東京戦以来の先発で、キャスパー・ユンカーもベンチスタートと連戦を考慮したメンバー構成となりました。
球技専用スタジアムとしては埼玉スタジアム2002に次ぐ日本で2番目の規模を誇るスタジアムです。近年の日本代表戦でも埼スタに次ぎ、ガンバが本拠地とするパナソニックスタジアム吹田と並ぶ準本拠地的な扱いを受けていますね。今季のガンバに名古屋所属歴のある選手は登録されていませんが三浦弦太と髙尾瑠は愛知県出身で、特に髙尾は元々名古屋ユース出身選手です。一昨年は名古屋のダブル、昨季はガンバのダブル。果たして今年は…。
試合前には名古屋OBである杉本恵太氏と田中隼磨氏のトークショーの他、新たなアトラクションとしてトヨタ技術会製作の「PIXIロボット」とのシュート対決も実施。また、前座試合として那須大亮氏率いるYouTuber・インフルエンサーチームのWINNER'S vs 愛知東邦大学サッカー部のスペシャルマッチも開催されます。
開始早々、右からの石毛のフリーキックに飛び込んだ半田陸のシュートがサイドネット。ファーストチャンスはガンバでした。
しかしガンバはスタンスとしてはいつも通りビルドアップからの前進を心掛けていたものの、名古屋の幅としての深みがある守備陣形の前に敵陣には入れるものの攻めあぐねてしまい、逆に中盤でボールを狩られるとそこから手早くサイドに運ばれる難しい展開を強いられていきます。
8分にはマテウスのセットプレーから酒井宣福のヘッド、12分には森下龍矢のパスから和泉が立て続けに危ない場面を作られるなど試合展開としては名古屋が彼らのプラン通りのゲームの進め方が出来ており、ガンバとしてはボールを持ち出して前進するところまでは出来ても全体的には名古屋を追わざるを得ない展開になっていました。
27分には再びセットプレーから中谷進之介。更に37分には右サイドを抜け出した森下龍矢のライナー性のサイドチェンジを和泉にダイレクトで合わせられるも、これもなんとか枠外。ガンバはなかなかミドルゾーンから抜け出せない時間が長く、守備はなんとか集中力を高く保てていたものの、名古屋のブロックとプレスを前に打開の糸口を探り探り戦う形で0-0のまま前半を終えます。
名古屋は後半から内田宅哉を下げて永井を投入。和泉を左WBに下ろしてカウンターのキーマンを送り込みます。前半は閉じたブロックを前に進みにくくなっていたガンバでしたが、後半は試合の流れが若干オープンになったことでそのスペースを狙いながらガンバも攻撃機会を作れるようになっていきました。59分には一気に前進しながら半田が持ち込むと自ら切り込んでシュート。しかしこれは僅かに枠の左に。
名古屋は57分、酒井と長澤を下げてユンカーと米本を投入。いつものレギュラーに近い構成にシフトしたのに対し、ガンバは61分に食野を下げて髙尾を送り込むと、アラーノを左WGにスライドさせた上で半田を右WGに上げて縦への意識を強める形に変えてきました。
しかし67分、前線に残っていた藤井陽也が永井のパスをペナルティエリアの右で受けてグラウンダーに折り返すとユンカーが詰め、ゴール前の混戦を最後は稲垣祥が押し込んで名古屋先制…。
直後にガンバは石毛とダワンを下げて宇佐美と山本理仁を投入し、ジェバリのところも鈴木武蔵と交代。83分にはアラーノを下げて山見大登も送り込みます。高い位置でボールは持てるものの、スペースのない名古屋の守備網に攻め急ぐけどスピードを上げられない袋小路につままれたガンバは、パスコースを探す上で生じたズレをことごとく名古屋に叩かれるようにカウンターを喰らう始末で…。
アディショナルタイムになるとガンバも多少リズムは掴みました。しかしネタ・ラヴィのミドルシュート、そのCKからの山見のシュートは、ようやく枠に行ったかと思えば今度はランゲラックの前に阻まれ…。
混迷に殴られたような結末は0-1。ガンバ、屈辱の3連敗です。
セレッソ戦のような勿体無い負け…ではなかったです。ガンバの良し悪し以前に完全に力負けでしたし、ガンバはあれ以上名古屋を貫きようがなかった。もうそれが全てでした。
◯◯がダメだったと言えるほどのステージにも立たないほど、現状の名古屋との差は大きかったです。長谷川健太の手によって整備された牙城を前に、ガンバは漂うことしか出来なかった。終盤こそどうにかシュートまで結びつける場面は増えましたけど……何かを翻すほどのパワーにもアイデアにも欠けていたのが現実だったと思います。なので、これまでの試合は結構いっぱい書くこともありましたけど、今日は正直ここで長々と書けるほどの材料もあんまりなかったのかなと…。ただただ、裏番組の埼玉スタジアムの歓喜と見比べるとあまりにも皮肉でした。
はぁ…
ではでは