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オトラブルー 〜ガンバ大阪 2023シーズン振り返り総括ブログ〜第4話 もう一つの青

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前話(第3話)こちらから】

 

 

 

 

 

 

オトラブルー 〜 2023シーズン振り返り総括ブログ〜

第4話 もう一つの青

 

第1話 変革の序章(2022.11.11〜2023.2.25)

第2話 ポヤトスと宇佐美と、そしてジレンマ(2023.3.4〜2023.5.20)

第3話 夏に来た春(2023.5.20〜2023.8.26)

第4話 もう一つの青(2023.8.26〜2023.12.16)

 

【過去の シーズン振り返り総括ブログ】

2017年 -嗚呼、混迷のガンバ大阪-

2018年 -奪還-

2019年 -What is "GAMBAISM"

2020年 -喜怒哀楽-

2021年 -さよならシンボル-

2022年 -砂浜のキャンバス-

 

 

 

2024明治安田Jリーグ開幕ガイドこちらから!

 

2023年のJリーグを振り返る記事も色々更新しています。それらの記事はこちらにまとめておりますので是非!

 

オリジナルアルバム出してみました!聴いてみてくださいませ。

 

 

 

「最悪の結末」さえ現実に考えられる可能性として直面した5月。それを超えたガンバは6月に入り、遅すぎる春を夏に迎えた。

今年のガンバの美点として、少なくともトライはしようとし続けたという部分がある。厳密に言えば今季は、昨季や一昨年と違って「トライできる状況にあった」という表現も出来るのだが、いずれにしてもチームとしての微調整は行いながらも、大枠のコンセプトに沿った道のりを今季は歩んできた。夏場のガンバの連勝を「ポゼッションを諦めた」と評する人もいたが、多少配分の調整は行なったにしても、そもそもポヤトス監督は最初からポゼッションスタイルの為のサッカーをしようとはしていなかったし、あくまでも夏の連勝は偶然の産物ではなく、最下位になろうが5月までやり続けていた事がちょっとしたスパイスで実を結んだ瞬間だったと言える。

第15節新潟戦から第24節湘南戦まで、その期間の成績は8勝1分1敗。あの僅かな期間、ガンバはJリーグの中でも最もホットな場所の一つだったとさえ感じたし、現実的に難しい事はわかっていたが、数字の可能性としてACLすら夢見れる位置までやってきた時は衝撃だった。ましてや第23節横浜FM戦の黒星で無敗の季節が終わり、これが実力か単なるブーストかがハッキリする局面になった第24節湘南戦も素晴らしい内容のサッカーで勝利。この勝利は本当に大きいと思っていた。連勝、無敗が続いていたチームのその記録が止まった次の試合で勝つこと…それが意味するものは大きい。

第25節鳥栖戦、ガンバは連勝の集大成かのようなサッカーと攻撃面での崩しを見せた。ビハインドを追う展開にこそなったが、失点はガンバに改善の余地はあったが、攻撃に関しては……あの試合はGK朴一圭にあれほどまでのパフォーマンスをされてしまえば、それ以上にガンバが出来る事はそう多くなかったと思う。それでもラストプレー、山見大登が執念のゴールを決め、実況は「これが今のガンバの勢いなのか!?」と高々に叫ぶ。この得点を取った山見、体を張ったプレーでお膳立てした鈴木武蔵はいずれも途中出場にして、いずれも今季大いに苦しんだ2人。出来上がり始めたフットボールに、第20節京都戦第22節川崎戦のように勝点1を3に、そしてこの日のように勝点0を1に出来てしまう勢い……。サポーターとの諍いに病んだあの日、1勝4分9敗だった数字は3ヶ月後に9勝6分10敗に、いつの間にか順位は11位になる未来は、あの当時であれば都合のいい妄想でさえあったと思う。

目先の目標は一つ超える度に一つ高くなる。まずは一つ勝つ事を目指し、次に降格圏脱出を目指し、下位からの脱出を目指した。今、我々は一桁順位を目標に唱えている。今のチームならきっと………。鳥栖の夜に渦巻いたのは勝点1より大きい希望だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2023年12月3日、18チーム制が始まった年にガンバがシャーレを掲げたあの日から18年、18チーム制で最後のシーズンとなった2023年の最終節は、前節に優勝を決めたヴィッセル神戸をホームに迎える。

その試合が終わり、監督が、主将がマイクの前でシーズンを締める言葉を並べた時、注がれたのはあの夏に見た拍手ではなく、どこまでも低く響くような苛烈なブーイングだった。

 

0-1の敗戦………9勝7分18敗。熱狂の夏が過ぎ、夏の熱波が秋風に変わり始めた頃から、ガンバは一度来た道の2周目を走らされているかのような時期を抜けられないままシーズンを終えた。あの鳥栖戦の劇的なドローはガンバの勢いを繋ぐ勝点1ではなく、閉幕まで続く10戦未勝利の1試合目でしかなかった。

 

 

 

第26節札幌戦、鳥栖戦に見えたはずの勢いに、凄まじい量の冷や水を頭からぶっかけるような試合展開で0-4で敗れた試合はチームのリズムを確実に狂わせていった。それでも第29節FC東京戦の前半までは、必ずしも内容が全くもって悪いゲームとまでは言えなかったが…第27節新潟戦では追いつかれてドロー、第28節浦和戦では宇佐美貴史のFKで先制するも追いつかれ、1-1の状況で相手選手の退場により数的優位を得たにも関わらず、そこから2点を奪われて敗れ去る。

ただ、浦和戦の逆転負けはショッキングな展開ではあったが、その前のルヴァン杯で同じ浦和に喫した完敗よりは内容的に見るものはあった。その流れは第29節FC東京戦でも続いていく。中位が濃厚になった両チーム。その紆余曲折に違いはあれど、現状の立場には近いところがあった両者の対戦は、前半はガンバが良いサッカーをしていた。倉田、宇佐美、食野を3トップに並べたガンバは前半から流動的な攻撃を見せ、倉田のパスに抜け出した宇佐美が決定機を迎えた20分のシーンは左に抜けていった黒川の動きも含めて素晴らしい攻撃だった。だがその後失点を許せば、絵に描いたように崩れていくチームは、まるでいつか来た道のりを繰り返すかのような崩壊に飲み込まれていく。

ガンバTVで倉田秋が語ったところによれば、ちょうど第25節鳥栖戦〜第26節札幌戦くらいのところで、これまでやってきた事をベースにチームとしてもうひと乗せするように新しい要素を足そうとしていたのがこの時期だったという。個人的にこれは、第3話で書いたような当初の配分に少し微調整を加えて躍進を遂げたサッカーに、第2話で書いたような当初ポヤトスが志向していたサッカーの要素を逆輸入的に組み込もうとしたように見えた。中盤での時間の作り方であったり、SBの幅の取り方であったり……。倉田はこの時「選手は頭では理解しているが、まだ身体が追いついていない」という表現をしていた。無論、シーズンの終盤に差し掛かるタイミングで再び「トライ&エラー」の作業に取り掛かれるのは、この段階になって優勝やACL、或いは降格のような、来季に関わる順位の可能性が低くなったチームの特権ではある。だが、結果的にそれは2〜5月に辿った道を再びなぞるような推移とも重なっていた事は否めない。

対ガンバとしての勝ち方も明確になりつつあったのもこの時期だ。後の第30節名古屋戦や第32節福岡戦に代表されるように、相手は引いてブロックを組む事で、ガンバからボールを奪うよりもスペースが出現する可能性をゼロに近付けていく。夏場の連勝時、ガンバは明らかに"リズムとテンポ"があった。それが勢いのなせる技と言ってしまえばそれまでなのかもしれないが、一連の流れの中でスペースを前提にし、ガチガチに戦術を固める訳ではなく余白を少し置いておく事で、小気味良いリズムでスライドパズルを動かすかのようにサッカーをしていた。だが、完成していない絵の空きマスに小石を置かれるとリズムは止まり、そこからガンバは動けない。ゼロのテンポから攻撃を再展開出来るほどはまだこのサッカーはまだ成熟していなかった。そして攻撃仕様に位置だけが高くなったSBとCBと中盤の三角地帯を利用されて攻め込まれ、脆くも失点を重ねていく。ポヤトスが一時期3バックを採用しようとしたのはそこへのケアのような側面もあったと思う。

 

 

 

心の骨が折れるような瞬間というものは個人でも、そして団体でも起こり得るものだ。今季のガンバは我慢してでも一つのスタイルを築こうとしたチームだった訳で、色々な意見はあるが、今季のガンバは全体的にそれを前向きに捉えようとしていたと思う。

だが、掴んだスタイルに手応えを抱きながらも、それが結果に結びつかない日々はかえって、何の手応えもない日々よりもメンタル的な意味での骨は脆くなるのかもしれない。例えばガンバの場合、前期は同じ負けでも第11節C大阪戦を以前とそれ以降では大きな差があった。それ以前は内容点はポジティブな負け、ドローもあったが、C大阪戦での悪くない内容とそれに続くショッキングな敗北は完全にガンバの心の何かを折り、その後の名古屋戦と浦和戦ではそれまでにあった光明さえ失ったような戦いが続いた。終盤戦もそうだ。FC東京戦の前半までは、まだ手応えのある要素は少なからず残っていた。札幌戦はともかく、それは新潟戦でも浦和戦でも。だがFC東京戦の後半から、その後に続くゲームではそれさえも見失ったかのように……。試合単体でも、第32節福岡戦なんかは前半戦の好感触のゲームと、後半開始早々に同点に追いつかれてからの試合の対比はあまりにも深刻で、第33節広島戦に至っては全ての拠り所を失ったかのような奔走を繰り返す。「藤春廣輝を勝利で送り出す」というモチベーションがあった最終節こそ粗を数値化できない気迫で補っていたが、奮闘むなしく結果はこれまでと同じ数字を辿っていた。

 

終わってみれば前期の悪夢よりも長い7連敗。9勝7分18敗。16位。今年は特殊なレギュレーションの下で行われたシーズンだったが、昨季であれば入れ替え戦を戦わねばならない順位だ。好不調の波が激しいチームは「ジェットコースター」とよく揶揄されるが、低いところから上がり、一度の落下で落ちていく…比喩以上に純然たるジェットコースター曲線をガンバは辿った。

盛衰興亡──30周年を迎えたJリーグで、ガンバ大阪というクラブはその二つの局面を常に行き来していた。まるで2023年を含めたクラブとしての長い歴史を投影するかのようなシーズンを辿った結末にブーイングを飾り、ガンバの2023年は幕を閉じた。

 

 

 

神戸戦の後の最終戦セレモニー、ブーイングが覆うスタジアムに立てられたマイクの前で「たくさんのことを変化させて、たくさんのトライをしてきた中で、たくさんのエラーをしてしまった」と宇佐美貴史は語ったが、まさしくその言葉を地で行くシーズンだったと思う。

なんやかんや言えども、選手達は一つの目標、一つのコンセプトに沿う形でシーズンを過ごしていただろうし、紆余曲折しか無いながらも、今年の特例レギュレーションがそれを許した側面はあるにしても、微調整はしながらも大枠の中で戦おうとし続けた事は今年の良かった点だったと思う。一方、あまりにも極端だった好調と不調の落差に苛まれ、理想を追うか現実に縋るかのジレンマは悩みの種を増幅していく。昨年もそうだったが、どこまで貫き、どこに到達すれば断念すべきとするかのラインの価値観は人それぞれに違うものがあっただろう。誰の考えが合っていて、誰の考えが合っていないのか、今進んでいるこの路線は正しいのかどうか……チームに対する「もう一つの顔」が脳裏に生じた事もまた、選手という以前に人間として自然ではあるのだろう。誰もがこのチームで強くなる、このチームでもっと良いサッカーをする…その大前提を元に、今自分達は正しい道にいるのか、自分達は本当に正解のドアを叩いているのだろうかといった疑心暗鬼に包まれる。二つの顔を持ち合わせながら、プレー以上に日々を生きていたように見えた。

 

それは選手やスタッフ、フロントといったガンバ大阪内部に限った話ではない。応援ボイコット騒動に代表されるように、サポートの在り方を巡る論争はチーム内部以上にファンやサポーターを、今年は特に分断したように思う。基本的にみんなガンバ大阪が好きという点では共通したものを持っているはずではあるが、その中で現体制を支持するかどうかだとか、ブーイングをすべきなのか拍手をすべきなのか、批判と称賛の匙加減だとか……。今年はチームとしてのコンセプトがある程度明確化されていた分、SNS上を含めたその論争は、正直なところ悪い意味で活発だったように見えた。批判に留まるならまだしも、提言のつもりで不要論を唱える人だとか、出場機会の乏しい選手を褒める為に誰かを極端に貶めたがる人だとか……。

外部からのストレスもあったと思う。戦術の複雑化が叫ばれる昨今、スペイン人監督が就任したが故か…奇異の目にでも晒されるかのように、空論が好きな人間の持論の机上に望まずして乗せられるような事さえも多かった。それだけならまだしも、スペイン人監督が就任し、その要素を含んだサッカーをしていく中で、日本と日本サッカーを貶めたいだけの人がガンバを道具のように使い出すような人さえ見受けられた。そういう情報は望まずとも受け取る形になり、それがガンバを褒める文面でも貶す文面でも、見るだけで疲弊していく。SNSを見ていると、そういう第三者の声も望まずして浴びながら、ガンバを愛する気持ち、ガンバを応援する意欲を前面に持ちながら、誰もが持ち合わせた「ガンバへの情」と「そのもう一つの顔」を隠そうとしていなかったし、自分も含め、誰も「自分が間違っているかもしれない」とは思わない中でその議論は交差し続け、そこに成績が相まってそれぞれがそれぞれに日に日に病んでいったようにも見えた。

 

ガンバのファンやサポーターは大前提にガンバを愛している。選手やスタッフは個人差はあるにしても、それぞれが何かしらの理由でガンバを選んできた訳で、そこに対する情は誰しもが持つ。だが今年を苛む葛藤はまた別に、ガンバに関わる人間全てに「もう一つの顔」…「もう一つの青」とでも呼ぶべき側面を持つ事を強いたようも思う。裏の顔という訳ではないが、それは決して良いモノでもない。

 

それでもガンバは、そういうもう一つの顔に蝕まれた葛藤を抱きながらも前に進もうとした。過去と印象と現実のギャップから抜け出せないビッグクラブの現状に常に苛まれながらも、逃れられない戦いの海で懸命にもがいた。やり続けた事、一度は疑心暗鬼を確信に変えかけた時期が存在した事……それはポジティブに捉えながら、これからの日々を、これからのシーズンを過ごしていってほしい。今はそれを祈るばかりだ。

 

 

 

2023年12月16日、パナソニックスタジアム吹田。小雨の止んだそのピッチの上では、橋本英郎引退試合が執り行われていた。

本来ならば「ガンバ大阪選抜」となるのがベターではあるが、橋本英郎本人の強い意向によりガンバ選抜ではなく2005年チームの再現という形式でこの試合は行われた。後半開始前、橋本英郎が、遠藤保仁が、宮本恒靖が、シジクレイが、山口智が、フェルナンジーニョ二川孝広大黒将志、そしてアラウージョ……あの日、このクラブにとって最も美しい瞬間を奏でた面々が18年ぶりにピッチに集まり、円陣を成す。彼らが揃う姿が構えたカメラのフレームに収まった時、多分自分は少し泣いていた。その45分間はあまりにも美しく、あまりにも眩く、この上なく幸せな時間だった。何から何までもがあの日の…私がサッカーを見始めて、ガンバ大阪というクラブに魅せられた18年前と同じ姿。あの多幸感に包まれながら眠りに落ちてしまいたかった。帰り道、太陽の塔を眺めた時、オトナ帝国で20世紀博に行った時のひろしってこんな感じだったのかな…とさえ思っていた。自分もどこか、歳をとる感覚を覚えたような気がする。

だが、そんな幸せな時間の跳ね返りはじわじわと押し寄せてきた。大阪モノレールを降りる頃、人並みもまばらになったホームで急に切なさが襲いかかってくる。「強いガンバを取り戻す」……近年何度も聞いたセリフがリフレインするように脳裏に響く。思えばガンバは近年、同じフレーズと同じ期待感と、そして似たような顛末を毎年のように繰り返そ、その度に少し前の栄華が過去である事を突きつけられてきた。橋本英郎引退試合で見た幸せな時間は少し間を置き、ガンバが帰ろうとする場所は結局、あの監督とあのメンバーでしか成しえない奇跡の時代だったという事を突きつけてくる。一気に夢から現実に引き戻される感覚に苛まれていく。それはまるで2005年メンバーの躍動が今のガンバ大阪に過去を過去として受け入れる事を迫るかのように、過去は帰る場所にはならないという抗えない事を他でもない彼らが誇示してきたのかように。遠藤保仁が引退を表明したのはその1ヶ月ほど後だったのだが、あのチームとあの試合に、引退試合の祝祭感を超えた最終回感を感じたのは、自分なりに間違った感覚ではなかったのだろうと消化している。

思えば2021年、旧エンブレムでの最後のシーズンを終えた時、自分のブログを自分で引用する形になるのは如何なものかというところもたるが……私は2021年の総括ブログをこんな言葉で締め括った。

 

「強いガンバを取り戻す」とみんな言うけれど、望めど願えど、あの頃に戻れはしない。歴史は歴史の上に重なり続けて、決して後戻りはしない。これだけ苦しく、苦悩と葛藤しかないようなシーズンを過ごしたのだ。もう過去に囚われる必要なんてない。

2022年、ガンバは片野坂知宏という新たな監督を招き入れ、新たなエンブレムを背負う。かつてチームの象徴以上の存在だった遠藤保仁はもういない。歴史を築いたエンブレムとも別れた。捨てるような過去などないが、過去への未練は断ち切らなければならない時期に来ている。

 

強くなれガンバ大阪

取り戻すのではなく、新たな強い時代を新たなエンブレムと共に築き上げてほしい。未来は決して過去ではない。

さよならシンボル〜ガンバ大阪、2021年シーズン総括ブログ〜第4話 献身

 

そう思っていたからこそ、ガンバ大阪のDVDで公開された、件の応援ボイコットが起こったあの横浜FM戦の後、ロッカールームでポヤトスが語った言葉には胸を打たれるものがあった。

 

 

 

 

「(規模や歴史など) クラブとしてはビッグクラブかもしれない。しかし今、自分たちはそこにいない。だからこそ、自分たちが作り上げる」

 

 

 

2023年……この一年がこれから先も続く長い歴史の中に溶けた時、この一年が長い低迷の一部として消化されるか、産みの苦しみとしてターニングポイントとされる年として扱われるのか、それはこれからのガンバの全てに懸かっている。

 

 

 

オトラブルー 〜ガンバ大阪 2023シーズン振り返り総括ブログ〜、完。

 

 

オトラブルー 〜 2023シーズン振り返り総括ブログ〜

 

第1話 変革の序章(2022.11.11〜2023.2.25)

第2話 ポヤトスと宇佐美と、そしてジレンマ(2023.3.4〜2023.5.20)

第3話 夏に来た春(2023.5.20〜2023.8.26)

第4話 もう一つの青(2023.8.26〜2023.12.16)