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《侍ジャパン優勝!!!》【WBC観戦ガイド】RK-3 2023 ワールド・ベースボール・クラシック観戦ガイド!

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いよいよ3月8日より、6年ぶりの開催となる野球の祭典「2023 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」が開催されます!

 

 

 

という訳で当ページでは侍ジャパン情報は勿論、スケジュールやスタジアム特集、WBCに関する押さえておきたい基礎知識や過去の日本代表の戦いぶりなどをまとめた「WBC観戦ガイド」を作ってみました。

是非ブックマークなりなんなりしていただいてお楽しみくださいませ!

 

 

 

【目次】

①そもそもWBCとは?

②組み合わせと大会スケジュール

③日本代表・侍ジャパンのメンバーとスケジュール&放送日程

④大会の注目ポイント

⑤WBC2023開催スタジアム紹介

⑥過去のWBCでの侍ジャパンの戦いぶり

⑦当ブログの野球関連コンテンツ

⑧RK-3コンテンツ一覧

[Noteコラム]WBCを終えて

 

 

オリジナルアルバム出してみました!聴いてみてくださいませ。

 

 

 

①そもそもWBCとは?

 

文字通り、野球の国別世界一を決める世界大会。メジャーリーグ(MLB)でアメリカ人選手以外で活躍する選手が増え、MLBの世界進出と野球マーケット開拓を目指し、プロ選手が出場する国別対抗世界大会として2006年に第1回が開催された。第2回は3年後となる2009年に行われたが、第2回以降は原則4年に一度、オリンピックの翌年の開催が基本となっている。ただし、今回の第5回大会は新型コロナウィルスの影響もあって、当初より2年遅れの2023年開催となった。歴代優勝国は最多優勝が日本の2回(2006,2009)。1回でドミニカ(2013)とアメリカ(2017)が並んでいる。

MLBとの兼ね合いや国際的や認知度の問題など、まだまだサッカーワールドカップ等と比べると課題の多いWBCだが、第3回以降は野球が盛んではなかった欧州各国も代表チームを組んで大会に参加するようになり、一部地域では予選も開催されるようになった。参加国のみならず、2017年に開催された前回大会ではアメリカ国内でも観客や視聴率などの各種数字が飛躍的に上昇するなど、日本国内の盛り上がりのみならず大会としても成長しつつある。

 

 

 

②組み合わせと大会スケジュール

 

【大会スケジュール】

第1ラウンド(台中・東京):3月8〜13日

第1ラウンド(アメリカ):3月11〜15日

準々決勝(東京):3月15、16日

準々決勝(マイアミ):3月17、18日

準決勝(マイアミ):3月19、20日

決勝(マイアミ):3月21日

 

【グループA(台中ラウンド)】

会場:台中インターコンチネンタル野球場

日程:3月8〜12日

 

1位 キューバ(2勝2敗)

2位 イタリア(2勝2敗)

3位 オランダ(2勝2敗)

4位 パナマ(2勝2敗)

5位 チャイニーズ・タイペイ(2勝2敗)

 

キューバとイタリアが準々決勝進出。

※全チームの勝敗数が並んだ為、失点率により順位が確定。

 

《第1戦(3月8日)》

オランダ4-2キューバ

チャイニーズ・タイペイ5-12パナマ

《第2戦(3月9日)》

オランダ3-1パナマ

キューバ3-6イタリア

《第3戦(3月10日)》

パナマ4-13キューバ

チャイニーズ・タイペイ11-7イタリア

《第4戦(3月11日)》

イタリア0-2パナマ

チャイニーズ・タイペイ9-5オランダ

《第5戦(3月12日)》

キューバ7-1チャイニーズ・タイペイ

イタリア7-1オランダ

 

【グループB(東京ラウンド)】

会場:東京ドーム

日程:3月9〜13日

 

1位 日本(4勝0敗)

2位 オーストラリア(3勝1敗)

3位 韓国(2勝2敗)

4位 チェコ(1勝3敗)

5位 中国(0勝4敗)

 

日本とオーストラリアが準々決勝進出。

 

《第1戦(3月9日)》

韓国7-8オーストラリア

日本8-1中国

《第2戦(3月10日)》

中国5-8チェコ

日本13-4韓国

《第3戦(3月11日)》

オーストラリア12-2中国

日本10-2チェ

《第4戦(3月12日)》

韓国7-3チェコ

オーストラリア1-7日本

《第5戦(3月13日)》

チェコ3-8オーストラリア

中国2-22韓国

 

【グループC(フェニックスラウンド)】

会場:チェイス・フィールド(フェニックス)

日程:3月11〜15日

 

1位 メキシコ(3勝1敗)

2位 アメリカ(3勝1敗)

3位 カナダ(2勝2敗)

4位 コロンビア(1勝3敗)

5位 イギリス(1勝3敗)

 

メキシコとアメリカが準々決勝進出。

 

《第1戦(3月11日)》

メキシコ4-5コロンビア

アメリカ6-2イギリス

《第2戦(3月12日)》

カナダ18-8イギリス

アメリカ5-11メキシコ

《第3戦(3月13日)》

イギリス7-5コロンビア

アメリカ12-1カナダ

《第4戦(3月14日)》

コロンビア0-5カナダ

メキシコ2-1イギリス

《第5戦(3月15日)》

カナダ3-10メキシコ

コロンビア2-3アメリ

 

【グループD(マイアミラウンド)】

会場:ローンデポ・パーク(マイアミ)

日程:3月11〜15日

 

1位 ベネズエラ(4勝0敗)

2位 プエルトリコ(3勝1敗)

3位 ドミニカ(2勝2敗)

4位 イスラエル(1勝3敗)

5位 ニカラグア(0勝4敗)

 

ベネズエラプエルトリコが準々決勝進出。

 

《第1戦(3月11日)》

プエルトリコ9-1ニカラグア

ベネズエラ5-1ドミニカ

《第2戦(3月12日)》

イスラエル3-1ニカラグア

プエルトリコ6-9ベネズエラ

《第3戦(3月13日)》

ニカラグア1-6ドミニカ

プエルトリコ10-0イスラエル

《第4戦(3月14日)》

ベネズエラ4-1ニカラグア

ドミニカ10-0イスラエル

《第5戦(3月15日)》

イスラエル1-5ベネズエラ

ドミニカ2-5プエルトリコ

 

【準々決勝】

3月15日 キューバ(A1位)4-3オーストラリア(B2位)@東京ドーム

3月16日 日本(B1位)9-3イタリア(A2位)@東京ドーム

3月17日 メキシコ(C1位)5-4プエルトリコ(D2位)@ローンデポ・パーク

3月18日 ベネズエラ(D1位)7-9アメリ(C2位)@ローンデポ・パーク

 

【準決勝】

3月19日 キューバ2-14アメリカ@ローンデポ・パーク

3月20日 日本6-5メキシコ@ローンデポ・パーク

 

【決勝】

3月21日 日本3-2アメリカ@ローンデポ・パーク

 

優勝 日本

準優勝 アメリ

ベスト4 メキシコ、キューバ

ベスト8 イタリア、ベネズエラプエルトリコ、オーストラリア

 

 

 

③日本代表・侍ジャパンのメンバーとスケジュール&放送日程

 

【スタッフ】

監督:栗山英樹

ヘッドコーチ:白井一幸

打撃コーチ:吉村禎章

外野守備・走塁コーチ:清水雅治

投手コーチ:吉井理人(千葉ロッテマリーンズ監督)

ブルペン担当コーチ:厚澤和幸(オリックスバファローズコーチ)

内野守備・走塁兼作戦コーチ:城石憲之(東京ヤクルトスワローズ二軍コーチ)

バッテリーコーチ:村田善則(読売ジャイアンツコーチ)

 

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【選手】

《投手》

11 ダルビッシュ有(サンティアゴパドレス)

12 戸郷翔征(読売ジャイアンツ)

13 松井裕樹(東北楽天ゴールデンイーグルス)

14 佐々木朗希(千葉ロッテマリーンズ)

15 大勢(読売ジャイアンツ)

16 大谷翔平(ロサンゼルス・エンゼルス)

17 伊藤大海(北海道日本ハムファイターズ)

18 山本由伸(オリックス・バファローズ)

※20 栗林良吏(広島東洋カープ)

21 今永昇太(横浜DeNAベイスターズ)

22 湯浅京巳(阪神タイガース)

26 宇田川優希(オリックス・バファローズ)

28 高橋宏斗(中日ドラゴンズ)

29 宮城大弥(オリックス・バファローズ)

47 高橋奎二(東京ヤクルトスワローズ)

※63 山崎颯一郎(オリックス・バファローズ)

《捕手》

10 甲斐拓也(福岡ソフトバンクホークス)

24 大城卓三(読売ジャイアンツ)

27 中村悠平(東京ヤクルトスワローズ)

内野手

1 山田哲人(東京ヤクルトスワローズ)

2 源田壮亮(埼玉西武ライオンズ)

3 牧秀悟(横浜DeNAベイスターズ)

5 牧原大成(福岡ソフトバンクホークス)

7 中野拓夢(阪神タイガース)

25 岡本和真(読売ジャイアンツ)

33 山川穂高(埼玉西武ライオンズ)

55 村上宗隆(東京ヤクルトスワローズ)

《外野手》

8 近藤健介(福岡ソフトバンクホークス)

9 周東佑京(福岡ソフトバンクホークス)

23 ラーズ・ヌートバー(セントルイス・カージナルス)

34 吉田正尚(ボストン・レッドソックス

 

※栗林は1次ラウンド終了後に離脱。準々決勝より山﨑が途中参加の形で追加招集となった。

 

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【予備登録投手】

平野佳寿(オリックス・バファローズ)

田中将大(東北楽天ゴールデンイーグルス)

藤井皓哉(福岡ソフトバンクホークス)

岩下大輝(千葉ロッテマリーンズ)

清水昇(東京ヤクルトスワローズ)

山﨑颯一郎(オリックス・バファローズ)

森浦大輔(広島東洋カープ)

種市篤暉(千葉ロッテマリーンズ)

 

【日本代表スケジュール&放送日程】

※( )内は現地時間

侍ジャパンS》

2月25日13:30 vsソフトバンク○8-4@ひなたサンマリンスタジアム宮崎テレビ朝日/ABEMA]

2月26日14:00 vsソフトバンク○4-2@ひなたサンマリンスタジアム宮崎[TBS/Paravi

3月3日19:00 vs中日●2-7@バンテリンドームナゴヤテレビ朝日/ABEMA]

3月4日19:00 vs中日○4-1@バンテリンドームナゴヤAmazon Prime Video]

《公式強化試合》

3月6日18:00 vs阪神○8-1@京セラドーム大阪[ABEMA]

3月7日19:00 vsオリックス○9-0@京セラドーム大阪Amazon Prime Video]

WBC本戦》

第1戦 3月9日19:00 vs中国○8-1@東京ドーム[TBS]

第2戦 3月10日19:00 vs韓国○13-4@東京ドーム[TBS]

第3戦 3月11日19:00 vsチェコ○10-2@東京ドームテレビ朝日

第4戦 3月12日19:00 vsオーストラリア○7-1@東京ドームテレビ朝日

準々決勝 3月16日19:00 vsイタリア○9-3@東京ドーム[※テレビ朝日

準決勝 3月21日8:00 vsメキシコ○6-5(3月20日19:00)@ローンデポ・パーク[※TBS]

決勝 3月22日8:00 vsアメリカ○3-2(3月21日19:00)@ローンデポ・パーク[※テレビ朝日

※日本代表が出場した場合に限る。

 

【中継放送について】

日本代表の試合はTBS及びテレビ朝日系列が全試合生中継を担当。ネットでは、Amazon Prime VideoがWBC本戦の日本代表戦全試合と準決勝・決勝の放送を予定している。

また、準々決勝までの日本代表戦を除くWBC全試合はJ SPORTSで生中継され、日本代表戦及び準決勝以降の試合は後日録画放送が予定されている。

 

 

 

④大会の注目ポイント

 

サッカーW杯に比べればまだまだだとは思いますが、WBCWBCで近年国際的な浸透と地位の向上が結構進み始めていて、前回大会となる2017年大会は大会としての成長を結構感じさせるような盛り上がりを見せたんですね。そういう右肩上がりの状況で6年の時を経て開催される今回は、WBCという大会の未来をも左右する大会になるはずです。

かつて日本ハムを率いた栗山英樹監督率いる日本代表は、何と言っても2021年の東京オリンピックで金メダルを獲得したメンバーを中心に大谷翔平ダルビッシュ有鈴木誠也、ヌートバーといったメジャー組が参戦。そのチームは過去のWBCやオリンピックと比較しても「歴代史上最強」と言っても過言ではないかもしれません。なんといっても今、大谷翔平WBCという舞台に日本代表として挑む構図はストーリーとしてたまりませんし、かつてのイチローWBCでの姿を見てきたダルビッシュがどうチームを引っ張るかにも着目。様々な文脈を含んだ侍ジャパンが王座を奪還出来るかどうかに期待がかかります。

対戦国で言えば、やはり最大の注目は前回王者のアメリカ代表でしょう。かねてよりWBCへの低モチベーションが指摘されていたアメリカですが、今大会はマイク・トラウトを筆頭にポール・ゴールドシュミット、ノーラン・アレナド、ムーキー・ベッツ、カイル・タッカーといったメジャーリーグのスター選手が揃い、少なくとも野手陣はアメリカ代表のWBC史上最強とも言えよう面子が揃いました。その他の国でもドミニカ、ベネズエラプエルトリコといった国はスター集団として乗り込んできますし、韓国やキューバ、オーストラリアらもメジャー組を招集して錚々たる顔触れを揃えています。加えてWBCではやはり、普段は日本のプロ野球でプレーする外国人選手が母国の代表として日本代表に立ちはだかる姿も見どころの一つですね。

そういう背景を含めて、知れば知るほど個々のドラマも含めて奥深い楽しみ方ができる大会になるのではないでしょうか。また、これまでは新しい大会だったWBCですが、既に複数の選手がコメントしているように…ここからは「子供の頃にWBCを見ていた世代」「子供の頃からWBC出場を夢見た世代」がWBCの舞台に立つ時代になります。そういう歴史がWBCにも積み重なってきた…その意味でも今大会は大きな意義とドラマを与えてくれるはずです。

 

 

 

⑤WBC2023開催スタジアム紹介

 

【台湾】

台中インターコンチネンタル野球場(台中)

【日本】

東京ドーム(東京)

アメリカ】

チェイス・フィールド(フェニックス)

ローンデポ・パーク(マイアミ)

 

 

WBC開催スタジアムガイドはこちらから

 

⑥過去のWBCでの侍ジャパンの戦いぶり

 

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第1回大会(2006年)

→優勝

監督:王貞治

 

 

 

記念すべき第1回大会。イチローを始めとした機動力のある選手を活かせる「スモールベースボール」に基づいた人選をしつつ小笠原道大松中信彦といった強打者を置いた打線を王監督は「スピード&ストロング」と称し、松坂大輔上原浩治杉内俊哉藤川球児といった豪華投手陣を球数制限を考慮して3グループに分ける起用法を採用した。

韓国国旗をマウンドに突き刺さされた第1ラウンド韓国戦や、審判問題が取り沙汰された第2ラウンドのアメリカ戦など屈辱的な敗北もいくつかあったが、失点率によりギリギリ進んだ準決勝で韓国にリベンジを果たすと、決勝戦ではキューバとの乱打戦を10-6で制して優勝。日本が映えある、一度しかない"初代王者"の称号を掴み取った。

なお、メジャー組は多くが招集できない状況となった中で、早い段階から意欲を示していたイチローは闘志溢れるプレー・発言・行動を見せて代表チームを引っ張り、クールなイメージが強かったそれまでの印象を覆す働きぶりを見せていた。

 

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第2回大会(2009年)

→優勝

監督:原辰徳

 

 

 

連覇を目指す大会であり、期待外れかつ失意の大会に終わった前年の北京五輪からの再起も問われた大会。監督には巨人でセリーグ連覇を達成した原監督が任命された。前回大会からはイチローや松坂らが継続して参加した他、ダルビッシュ有田中将大涌井秀章といった第1回大会後に台頭した選手達も多く招集。松坂を筆頭に前回大会の一部メンバーがメジャー移籍を果たし、前回大会は断念した城島健司もメンバー入りを果たした事で、メジャー組は2023年大会と並んで日本代表史上最多となる5名が名を連ねた。

イチローが想定外の大スランプに陥る中で、青木宣親中島裕之内川聖一といった選手の奮闘や、投手陣では松坂に加えて岩隈久志杉内俊哉が活躍。準決勝からはダルビッシュが抑えとして起用された。準決勝でアメリカを9-4で下して勝ち上がった決勝戦、9回裏に追いつかれて3-3で迎えた延長10回表…これまでスランプに陥っていたイチローが最後の最後に全てを決めて優勝に導いた伝説の2点タイムリーヒットは、今なお日本スポーツ史屈指の名場面として記憶されている。

ちなみに、2008年の北京五輪までは王ジャパン、星野ジャパンなど「○○(監督の名字)ジャパン」がその都度通称となっていたが、大会前に原監督が原ジャパンとは別の、継続的に使えるフレーズを求めた事をきっかけに現在も使用される「侍ジャパン」が採用され、原監督は優勝後の祝勝会でも「侍」のフレーズを使用している。

 

 

 

第3回大会(2013年)

→ベスト4

監督:山本浩二

 

 

 

当初はWBCを取り巻く諸問題から日本代表の参加自体が危ぶまれたが、最終的には山本浩二監督を代表監督に据えて3連覇を目指す大会となった。この大会では日本代表としては過去唯一、全選手が国内組(NPB所属選手)として構成されており、投手はともかく、野手で前回大会から連続出場となったのが阿部慎之助稲葉篤紀内川聖一の3名とメンバーは大幅に入れ替わっている。なお、唯一第1ラウンドが福岡ドームで開催されている(第2ラウンドは従来通り東京ドーム開催)。

田中将大前田健太など後にメジャー挑戦を果たす球界屈指の投手陣を揃えていたが、第1ラウンドからやや不安定な戦いが続き、第2ラウンド初戦の台湾戦はその最たる例となった。この試合を鳥谷敬の盗塁と井端弘和のタイムリーで劇的逆転勝利を飾って以降は打線が爆発してチームは勢いに乗って準決勝に進んだが、準決勝ではプエルトリコの前に攻撃陣が沈黙。反撃ムードになったところでの走塁ミスも絡んで1-3で敗れ、日本の3連覇の夢はあと2勝のところで潰えた。

 

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第4回大会(2017年)

→ベスト4

監督:小久保裕紀

 

 

 

正確には第3回大会の時には始動しつつあったが、野球日本代表の常設と侍ジャパンの定期的な活動が本格的に開始されて初めてのWBCとなった。実際、これまでの監督はWBC直前に決定していたが、小久保監督は2013年10月に就任し、WBCまでにコンスタントに強化試合を戦っている。メジャー組は青木宣親が唯一参加した。

2015年に行われたプレミア12での敗戦や、上原浩治前田健太田中将大のメジャー組、更には大谷翔平や当時の正捕手だった嶋基宏といった参加が期待された面々が相次いで出場を断念。加えて直前の親善試合でも低調な試合が続き、巷は小久保監督解任論が噴出。それこそサッカーの南アフリカW杯やカタールW杯の前に近いような空気でWBCに突入し、過去の大会と比べると大会前の盛り上がりは希薄と言えた。だがいざ開幕すると、第1・第2ラウンド全勝という優勝した2大会でも成し得なかった快進撃を見せ、連勝を重ねる度に国内の盛り上がりムードも上昇。準決勝では過去の大会より遥かに状態の良かったアメリカに1-2で惜敗して2大会連続の準決勝敗退となったが、試合を経る毎にムードが高まる感覚は国際試合の熱気を感じさせるものだった。

 

 

 

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