RK-3はきだめスタジオブログ

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独断と偏見によるガンバ大阪 部門別ベストゴール2023!

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年末ですね。

 

どーもこんばんは

 

さて、Jリーグ30周年となる2023年もいよいよ年の瀬。みなさん、今年はどのような一年だったでしょうか。

私めは…初めてB'zのライブに行けたり、マンチェスター・シティバイエルン・ミュンヘンの試合を観れたりで、プライベート面は楽しかったです。Jリーグ?しんどかったわ全体的に。

 

 

…さ、という訳で今回は、2023年ベストゴール大賞】をお届けしていきます!

ガンバにとってはまるで絶不調の2シーズンと絶好調の1シーズンを過ごしたような、一人3ステージ制でもやってたかなような良い変貌と悪い変貌を行き来した今シーズン。ただその中でも夏場の連勝時には良いサッカーを展開し、ピッチで表現出来ていましたから、エキサイティングなゴールシーンは不振を嘆く近年の中では多かったように思います。

そんな中で、各部門別のベストゴールを独断と偏見で決めていこうやないか、と。せっかくクリスマスですのでね。これから更新する鬱めいたシーズン総括よりも景気良い企画をやりたいじゃないですか、やっぱり。

 

 

 

…とは言っても、ベストゴールって一概には決められないんですよね。ゴールそのものの凄さで決めるべきか、そのゴールの重要性などその一点が持つ意味の大きさで決めるべきか……それはベストゴールを決める時の永遠のテーマでしょう。

という訳で今年も例年同様、部門別に分けて考えていきます。部門としては以下の6部門!

 

①ゴラッソ大賞

②エロいゴール大賞

③ベストアシスト大賞

④美しい流れ大賞

⑤番外編:GKスーパーセーブ大賞

⑥劇的ゴール大賞

 

 

 

さぁ、今年を彩る珠玉のゴールの数々を振り返っていきましょう!

 

2023年のJリーグを振り返る記事も色々更新しています。それらの記事はこちらにまとめておりますので是非!

 

Jリーグ30周年記念特集こちらから!

 

オリジナルアルバム出してみました!聴いてみてくださいませ。

 

 

 

①ゴラッソ大賞

・純粋に「おおおおお」と言わせるスーパーゴールを選出。

 

2位 第7節 G大阪2-0川崎(2-0)、50分のファン・アラーノのゴール

3位 第21節 G大阪2-0(3-1)、46分の食野亮太郎のゴール

4位 第28節 G大阪1-0浦和(1-3)、17分の宇佐美貴史のゴール

5位 第15節 G大阪1-0鹿島(2-1)、15分の黒川圭介のゴール

 

印象的だったのは食野ですね。前半戦はなかなか出場機会に恵まれない時期が長かったものの、後半戦にレギュラーになって以降は3位の柏戦以外にも第23節横浜FM戦や第27節新潟戦のように、時間はかかりましたが「見たかった食野」が戻ってきたように思います。これまではガンバのゴラッソメーカーといえば倉田秋でしたが、新たなるゴラッソメーカーとして君臨してほしいですね。

 

1位 第8節 京都サンガFC1-1ガンバ大阪(2-1)

37分、石毛秀樹のゴール

2023年4月15日16:00@サンガスタジアム by Kyocera

 

 

美しさと豪快さの共存した完璧なゴールでした。ショートバウンドが転がってきた時って、もうエグいシュートになるかとんでもないクソシュートになるかの二択だと思いますし、だからこそ技術力とミート力が試される場面です。そこに石毛のような選手が脚を振るとこうも綺麗な弾道を描くか…と。全てのサッカー少年が一度は打ってみたいと思うようなシュートですね。唯一残念なところがあるとしたら…本来なら月間ベストゴールを間違いなく獲れるだけのゴールだったのに、渡邊凌磨の年間ベストゴールがこの月に生まれてしまったところでしょうか…。

そういえば去年この企画やった時もゴラッソ大賞ってアウェイの京都戦でしたね。しかも同じ4月で。なんでしょう、ガンバにとってサンガスタジアムはスーパーゴールの出る場所なんでしょうか。

 

 

 

②エロいゴール大賞

・派手なゴラッソというよりも、唸るような技術的なエロさが詰まったゴールを選出。

 

2位 第13節 浦和0-1G大阪(3-1)、23分のイッサム・ジェバリのゴール

3位 第6節 湘南4-1G大阪(4-1)、63分のイッサム・ジェバリのゴール

4位 第11節 G大阪1-1C大阪(1-2)、56分のダワンのゴール

5位 第1節 1-1G大阪(2-2)、49分の宇佐美貴史のゴール

 

この後の1位にも通ずるんですけど、このランキングだと4位のダワンもそうですが…文字通りゴールにパスするようなインサイドで流し込むシュート、私大好きなんですわ。ああ、エロい!って思っちゃうという。4位のダワンはそれまでの流れもありますが、振り抜きたくなるところをスッと流し込んでいく。これはたまらないですね。

ジェバリが2位と3位に入っていますが、ジェバリの場合はフィジカルというよりも体の使い方が抜群に巧みでした。特に3位の湘南戦のゴールはそれがよく出ていたなと。

 

1位 第9節 ガンバ大阪1-0横浜FC(1-1)

13分、宇佐美貴史のゴール

2023年4月23日16:00@パナソニックスタジアム吹田

 

 

上で書いたような思考を踏まえて、今年一番「あぁ、エロい!」と思ったのはこのゴールでした。左からのパスを…この距離ならインステップで振り抜く方がベターではあるんですけど、もうルートがしっかり見えていたんでしょうね。針の穴を、それもファーに通すようなシュート。「シュートはゴールへのパス」という言葉をまさしく示したような。もうたまらない。エロい。好きです。

それとTwitterにもちらっと書いたんですけど…

 

 

2018年の開幕戦で見た遠藤保仁のゴールとめちゃくちゃ被って見えたんですよね。その背中には7番。それがまあなんとも…。

そしてこのゴールは、アラーノの折り返しに対するジェバリのスルーも実にエロい。4位のダワンのゴールもそうなんですよね。ジェバリのスルーはほんとR-18です。

 

 

 

③ベストアシスト大賞

・ゴールを演出した美しいアシスト、見事なアシストを選出。

 

2位 第23節 横浜FM1-1G大阪(2-1)、44分の山本悠樹のアシスト(得点者:食野亮太郎)

3位 第4節 G大阪1-1広島(1-2)、70分の福田湧矢のアシスト(得点者:宇佐美貴史)

4位 第20節 G大阪1-0京都(1-0)、72分の山本悠樹のアシスト(得点者:福田湧矢)

5位 第16節 福岡0-2G大阪(1-2)、32分のダワンのアシスト(得点者:三浦弦太)

 

山本が2つ入りました。2位はむしろ、パスに至るまでの持っていき方が巧みでした。4位に入れたクロスボールは、いわゆる「ニアのジェバリが触ってもファーの福田が触ってもゴールになる」というような絶妙なクロスボール。持っている能力の高さが伺えるゴールでしたね。

3位の福田のロングスルーパスも見事でした。あのパスも人生で一度は出してみたい。5位のダワンも凄かったですね。あの跳躍力で、しかもあのジャンプした状態でヘッドであそこまで正確な位置に落とせるかと。ダワンここにありのヘッドでしたね。

 

1位 ガンバ大阪1-0湘南ベルマーレ(2-1)

37分、イッサム・ジェバリのアシスト(得点者:ファン・アラーノ)

2023年8月19日19:00@パナソニックスタジアム吹田

 

 

個人的に今季のトップ5は個人的に横一線で、この5つはどれも1〜5位まで可能性があったんですが……この試合中のゴールはちょうど目の前で見ていた事もあって、それこそエロいゴール大賞にも共通して言える嗜好でジェバリのポストプレーを選びました。

シュートを打っても全然正しい選択なんですよ。なんなら、この時のガンバはめちゃくちゃ攻めてるのに相手GKのファインセーブもあって点が取れない…という状況だったので、選手が若干ハイになるような形になっていっても不思議ではない。そこでこのワンタッチパスよ……唸りましたね。エロいゴール大賞で挙げた、宇佐美とダワンのゴールに繋がるアシストとしては記録されない絶妙スルーも多かったので、そこにも経緯を評して今年のベストアシストはジェバリという事で。

 

 

 

④美しい流れ大賞

・アシストに留まらず、フィニッシュに至るまでの流れが美しかったゴールを選出。

 

2位 第5節 G大阪2-2札幌(2-2)、61分のファン・アラーノのゴール

3位 第11節 G大阪1-1C大阪(1-2)、56分のダワンのゴール

4位 第24節 G大阪1-0湘南(2-1)、37分のファン・アラーノのゴール

5位 第15節 新潟1-3G大阪(1-3)、56分の黒川圭介のゴール

 

近年のガンバってどうしてもパトリックの理不尽であったり、或いは宇佐美の個人技や時折飛び出すゴラッソ頼ったゴールが多かったと思うんですけど、今年はやはり好調だった夏頃を中心に綺麗な流れからのゴールは順位や得点数の割に多かったと思います。そこは一つ、ポヤトス体制で目指そうとしているものが表現できていない訳ではないという根拠になるのでは。2〜4位はいずれもそういうゴールですし。

5位に関しては黒川のゴールに繋がる石毛のパスをアシスト部門で入れようかと思いますが、ここは倉田と黒川の連動も巧みだったのでこちらに入れました。

 

1位 第5節 ガンバ大阪1-2(2-2)北海道コンサドーレ札幌

59分、石毛秀樹のゴール

2023年3月19日15:00@パナソニックスタジアム吹田

 

 

以前のブログでも書きましたが…

 

 

ポヤトス監督は「あくまでポゼッションは手段」ということを強調していますが、要するにそれはサッカーにおいて最も大事な事を「効果的なスペースを作る・見つける・使う」の連鎖だと捉えており、ポゼッションを高めればその状況を生み出しやすくなるよね、という考えになります。この石毛のゴールと2位で挙げたアラーノのゴールは同じ試合の3分間の間に生まれたゴールですが、まさしくこの「スペースを作る・見つける・使う」の連鎖が体現されたゴールでした。

ネタ・ラヴィを基点に、降りてきた鈴木武蔵と入れ替わるように駆け上がるインテリオール。そこにサイドの選手がスペースを突いて中に入れる。テンポもリズムも最高に気持ち良いパスワークでした。

 

 

 

⑤番外賞:GKスーパーセーブ大賞

・谷晃生の復帰により、J史上稀に見るGK争いが勃発した今年のガンバのGK事情。結果としては開幕当初は谷が正GKを務めたものの、5月の連敗時に東口が守護神の座を取り戻す格好に。最終節では石川慧も奮闘しました。今年は様々な事が求められる中でそれぞれの葛藤もあったでしょうが、やはりGKの見所はシュートを如何に止めるか。そんなセーブを5つ選んでみました。

 

2位 第22節 川崎3-3G大阪(3-4)、78分の山根視来のシュートを弾いた東口順昭

3位 第14節 G大阪0-2横浜FM(0-2)、90+2分の東口順昭の連続セーブ

4位 ルヴァン第6節 C大阪0-1G大阪(0-1)、57分の加藤陸次樹のヘッドを弾き出す谷晃生

5位 第32節 G大阪1-1福岡(1-2)、80分の山岸祐也のPKを止める東口順昭

 

セーブの難しさで言えばおそらく3位のマリノス戦の連続セーブの方が難しいと思うんですけど、結果に対する影響という意味で川崎戦で山根のシュートを止めた場面は大きかったです。71分、75分の連続失点で2点差を追い付かれた直後で、ここで逆転されていたらもう立ち直れなかったですし、流れはいつ4点目をやられてもおかしくなかった。それを1本のセーブでその流れを切ったという。

 

1位 第15節 アルビレックス新潟1-3ガンバ大阪(1-3)

62分、三戸舜介のミドルを防いだ東口順昭

2023年5月28日14:00@デンカビッグスワンスタジアム

 

 

やっぱりGKの場合、ベストゴールとは違って…スーパーセーブが多ければ多いほどチームとしては褒められた状況ではないという宿命があるじゃないですか。それだけにそのセーブがその試合の結果に及ぼした意味が大きくなると思うんです。それを踏まえて新潟戦のセーブを選びました。

まずこの試合のガンバは5連敗中かつ7戦未勝利という中で、三戸が放ったシュートはめちゃくちゃ不規則な弾道でショートバウンドした上にスピンもかかっていた。しかし、東口の真骨頂は一度止めた直後にもう一度止めに行けるところだと思っているだけに、弾いた後の対応…まさしく東口の真髄が詰まったようなセーブでしたし、この試合の勝利がなければガンバはJ1にいなかったかもしれない訳で。勝点を取れるGKの動きでしたね。

 

 

 

⑥劇的ゴール大賞

・言わずもがな、ドラマチックな劇的ゴールやそのゴールの重みが強かったゴールを選出。

 

2位 第25節 鳥栖1-1G大阪(1-1)、90+6分の山見大登のゴール

3位 ルヴァン第2節 G大阪1-1C大阪(1-1)、90+1分の食野亮太郎のゴール

4位 第15節 新潟0-1G大阪(1-3)、2分の倉田秋

5位 第24節 G大阪2-0湘南(2-1)、61分の宇佐美貴史のゴール

 

基本的に今季のガンバは調子が良かった時は特に「前半に取れるだけ取れ!」みたいなところがあったので、いわゆる劇的弾は少なめ。しかし山見の同点ゴールは記念のガンバの中でも屈指の劇的ゴールの一つでしたね。正直もう終わったと思ったところを、最後に蹴り込んだロングボールで鈴木武蔵が競り勝った。そこに山見が走った。苦しい今季を過ごした2人の意地で点を取り切ったという要素も含めてドラマティックでした。

4位の倉田、5位の宇佐美に関しては時間帯的には劇的という時間ではないんですけど(倉田に至っては2分だし)、そこはガンバのレジェンドかつ、今季は出場機会に悩まされる事もあった彼ら本人のストーリー性を含めて、ですね。

 

1位 第22節 川崎フロンターレ3-4ガンバ大阪(3-4)

90+6分、ダワンのゴール

2023年8月6日19:00@等々力陸上競技場

 

 

まあもうこれしかないでしょう。これしかない。感動しましたし、吠えました。なにせ、対戦相手はこれまで辛酸を嘗めさせるどころかおにぎりにして口に突っ込んでくるような想いばかり強いてきた川崎ですよ。山本然り、特に2020年からいるような選手はその気持ちが一層強いはずで。この試合そのもの、そういう過去の文脈。今季のJ1でも最も劇的な試合の一つなのでは。

そして何より、このCKを獲得するに至る過程ですよね。

 

 

藤春廣輝という男がきっかけとなって獲得した最後のCK。あの暑さで、足を攣る選手も続出する中でけろっと90分走り切り、そして土壇場の猛スプリントからチャンスに繋げる……漫画なら最終回でも美しいほどの試合でした。感動した。まぁ、本当にその後のシーズン推移はスラムダンク的になりましたが…。

 

 

クリスマスプレゼントに補強をはよ

ではでは(´∀`)